劔岳定着合宿
- GPS
- 200:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,401m
- 下り
- 2,137m
コースタイム
期間:8/1-8/10
メンバー:CL長谷川、太田、高椋
目的:アルパインルートの登攀、バリエーションルートの縦走。
対象:源次郎尾根、Cフェース剣稜会ルート、八峰上半〜北方稜線縦走
コースタイム:
8月2日 (晴れ)
太田、高椋、泉、本田、野尻入山日
10:20 室堂発
13:05 剱沢BC着
長谷川
アルパインB隊と中大ルート、剣稜会ルート登攀
8月3日 (晴れ)
雪上訓練日
6:00 行動開始
6:10 剱沢BC上部にて雪上訓練開始:アイゼン歩行
7:00 井熊滑落の報を受ける
9:10 剱沢BC
10:25 長次郎谷出合
10:35 付近にて雪上訓練開始:滑落停止
12:50 雪上訓練終了
14:05 帰営
8月4日 (晴れ)
雪上訓練日
5:40 行動開始
6:00 剱沢BC上部にて雪上訓練開始:緊急搬送(ツェルト)
8:40 雪上訓練:滑落停止、確保・ビレイ技術
12:50 雪上訓練:アイゼン歩行
14:15 帰営
8月5日 (晴れ)
源次郎尾根
4:00 剱沢BC
5:10 源次郎尾根取り付き
8:30 喫
9:30 曲
10:30 剱岳山頂
14:15 剱沢BC
8月6日 (曇りのち雨)
剣稜会登攀日
4:20 剱沢BC
5:10 長次郎沢出合
6:30 熊の岩
7:50 Cフェース取付(以下先行パーティーの登攀待ち時間含む)
0820 1P
0930 2P
1025 3P
1045 4P
1105 5P
1140 懸垂
1200 懸垂
1305 長次郎沢出合
1430 剱沢BC
8月7日 (晴れのち雨)
移動日
剱沢→真砂沢
8月8日 (大雨)
停滞日
8月9日 (雨のち曇り)
八峰に出かけるも、天候両不良のため引き返し後、三ノ沢偵察後、BC移動
8月10日 (晴れのちガス)
八峰縦走日
3:30 剱沢BC
4:30 長次郎沢出合
5:15 后↓困離灰
9:50 剱岳頂上
13:00 剱沢BC着
13:30 剱沢BC発
14:15 別山乗越
15:30 室堂
夏機}岳定着合宿アルパインB隊
期間:7/29-8/6
メンバー:CL井熊、平林、川村
目的:バリエーションルートの縦走、アルパインルートの登攀。
実施内容:源次郎尾根、八峰妻Aフェース魚津高、中大ルート、Cフェース剣稜会ルート
コースタイム:
7月29日 (曇りのち雨)
移動日
10:35室堂
11:10雷鳥平
13:10劔御前小屋
14:00劔沢BC
7月30日 (曇り)
雪上訓練兼偵察日
5:30 起床 5:30
6:30 出発 6:30
7:40 平蔵谷出合 7:40
7:50 長次郎谷出合 7:50
8:30 機Ν競灰觴茲衂佞 8:30
9:20-10:30 熊の岩
11:45 長次郎谷出合
12:35 平蔵谷出合
14:00 劔沢BC
7月31日 (曇り)
源次郎尾根
3:00 起床
4:00 出発
5:00 源次郎尾根取り付き
9:00 I峰(fix 2p)
10:10 曲(懸垂1p)
11:30 劔本峰
14:00劔沢BC
8月1日 (雨)
8:20 起床
9:50 出発
10:40 長次郎谷出合
11:00 機Ν競灰觴茲衂佞
13:00 劔沢BC
8月2日 (晴れ)
八峰フェース登攀日
3:00 起床
4:00 出発
6:00 Aフェース取り付き
井熊平林/魚津高3p、長谷川川村/中大 4p
9:00 登攀終了
Aフェースの頭から懸垂2p
10:00 后Ν困離灰
Cフェース剣稜会
井熊/平林、長谷川/川村 5p
14:20 終了点
Cフェースの頭から懸垂2p
15:00 后Ν困離灰
17:00 劔沢BC
8月3日 (晴れ)
南壁外出日
3:00 起床
4:00 出発
6:00 平蔵のコル
6:20 事故発生
7:00 下山開始
9:30 劔沢BC
8月4日 (晴れ)
雪上訓練日
5:00 起床
7:00-9:00 ツェルト搬送訓練
14:00 ピッケルストップ、スタンディングアックスビレイ
15:00 劔沢BC
8月5日 (晴れ)
3:00 起床
4:00 出発
6:00-7:30 剱岳
9:30 劔沢BC
8月6日 (雨のち曇り)
2:00 起床
3:30 出発
5:30 室堂
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
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アクセス |
新宿(夜行バス)富山駅→富山電鉄(電車、リフト、バス)室堂 室堂(同上)新宿 |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
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写真
感想
・プランニング不足
→今回状況としてはDフェースき取り付近、長次郎谷右股、機Ν兇離灰襪寮齋名況が非常に悪く、予定していた富山大ルートとチンネ左稜線、機Ν兇離灰襪らの八峰下半縦走は実質的に登攀不可であった。また、合宿後半に台風が襲来したこともあり、予定していた日程の大部分を消化できなかった。原因としては雪渓状況や悪天などにより予定のルートに取り付けない部分の代替プランがなく、本来獲得すべきだった成果を別プランで完遂する想定がなされていなかったことも一因である。また、その想定がなかったために、合宿後半における行程はほとんどが現地での判断となり、行き当たりばったりの計画になってしまったことも否めない。
最低限獲得すべき成果を隊の中で共有し、計画段階から柔軟な思考をもって考えたほうがよい。
また、雪渓の多寡による難易度の変化が想定しきれておらず、最悪の状態であった機Ν兇離灰襪覆匹紡个垢觴体鷲床舛聾獣呂蚤腓く変わった。この種の対象は年ごとによって状況が大きく変わるので、実力評価にあたっては例年通りの状況に対する評価だけではなく、隊の不測の事態への対応力を含めて考えたほうがよい。
今回剱岳という対象を通して、部全体で成果を上げることが目的だったが、いろんなものに手を広げすぎたせいで肝心のアルパインが中途半端になってしまった部分もあると感じている。今回の内容を、悪天率が高い剱岳ですべて消化するにはもっと日数が必要で、厳選されたメンバーでなくてはいけなかったのではないかとも思う。晴天の日に雪上訓練を行わざるえなかったこと、2年生の育成に主眼を置きすぎて戦力を分散させてしまい、結果として両隊とも大した成果を上げることができなかった。日数が十分以上にとれないのであれば、アルパインならアルパインに、全員で楽しむならそっちの方向に重点をおいて計画したほうが結果的に充実したものになるのかもしれない。とは言え、1年生の育成という面では雪上訓練と縦走(岡田隊)に十分な時間を割くことができ、A隊のほうのバリ縦走の計画はほとんどやりきることができたので、太田高椋にとってはいい経験になったのではないかというのが私見である。
劔を登れたことは楽しかったが、また実力をつけて再登したい。
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