念願の谷川岳〜平標山縦走。6時間誰にも会わず
- GPS
- 26:28
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,613m
- 下り
- 2,311m
コースタイム
08:30 自宅発
12:00 越後湯沢発水上行き乗車
12:26 土合着
13:00 西黒尾根登山口
14:50 ラクダのコル
16:15 肩の小屋着
26日
04:00 朝食前にオキノ耳まで空身ピストン
05:40 小屋発
08:10 万太郎山
11:40 仙ノ倉山
12:40 平標山
13:40 松手山
14:35 平標山登山口
天候 | 25日曇〜雷雨 26日晴〜雷雨〜晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
肩の小屋のご主人のアドバイス通り、大障子の頭を過ぎてから途端に道が悪くなります。 踏み跡は明瞭なのですが、夏草がその上を覆い被さり所々薮漕ぎチックな感じを強いられます。 痩せ尾根を進む部分や鎖場など、注意を要する箇所はありますが、道迷いの心配はほぼ無いと感じました。 |
写真
感想
子供を保育園に送っていく都合上、出発がやたら遅い時間に。
そういう前提で行ける山域を色々物色した結果、肩の小屋に泊まって縦走するこのコースを選択しました。
できれば、平標山登山口まで行って車をデポしたかったのですが、予想通りバスの時間に間に合わず。
仕方なしで越後湯沢駅に車をデポ。この時点で新幹線で良かったことに気がつくが、時既に遅し。
12時発の水上行きに乗り、土合へ。
当初巌剛新道経由を予定していた所、ちょうど西黒尾根の入口で出会った指導センターの
方と思われる方のアドバイスにより、西黒尾根経由へと変更。
土合駅を降りた頃にちょうど降り出した雨は、有り難いことに西黒尾根の森林限界を超えたあたりで上がります。
天神平を左手に眺めながら高度を稼ぎますが、程なく暗雲立ちこめ遠くより雷鳴轟くようになり、ザンゲ岩の
手前に至っては至近距離で響く始末。さすがにその中を突っ切って進む勇気も無く暫し丸くなって雷雲をやり過ごす・・・。
10分ぐらいで雷雲通過。ただ、その後も結構な土砂降り。
全身ずぶ濡れに近い感じになりますが、雨に逢った時間が短かったため、靴の中まではセーフ。
それでも、到着して程なく雨は上がり雲も晴れ日没直前に明日歩むことになる稜線を一望することができました。
そんなお天気(&天気予報)だったので、肩の小屋の宿泊客は私一人。当初もう一組程予約は有った要ですが、
キャンセルされたとのことで、静かで優雅な初☆山小屋泊(正確には大人になってから初)を堪能させて頂きました。
翌朝、4時前に起きて頂上を目指す。空身でカメラとヘッデンのみ。なのでGPSログはありません。
この時間、まだ雲が厚くご来光こそ拝めなかったものの、雄大な朝焼けは拝む。
朝食取って、散らかした荷物を再度パッキングし、ご主人と多少会話を交わしていざ出発。
昨晩までは、悪天候を突いて稜線を縦走する自信がなく、当初の予定通りとするか進路変更かを迷っていたのですが、
晴れ上がった空を見て迷わず縦走に決定。
オジカ沢ノ頭〜小障子〜大障子までは快調にコースタイムを上回るペースで進みます。日が昇るにつれ益々視界良好。
夢にまで思い描いた光景が果てしなく続く夢の時間。向こうからも後ろからも誰も来ない。そんな時間がなんと6時間も
続きました。
仙ノ倉山を目前にしたあたりから少し雲とガスが増えだす。なんとか耐えて仙ノ倉山頂上で、山小屋弁当の昼食。
食べ切った所でとうとう本降り&再び雷雨。
雨具に身を包み、山頂を辞して平標へと向け下り初めてすぐに、今日初めての登山者とすれ違いました。
それでも時折雷鳴響く土砂降りの中、淡々と平標山に向けて歩みを進めます。
この、仙ノ倉山〜平標山間のなだらかな稜線と木道のトレイルも期待していたルートだったのですが、
この天気のお陰で、全く視界が利きません。残念。
平標山頂上に着いたあたりで漸く雨も上がる。でも視界激悪。
ここで仙ノ倉山〜平標山間の所要時間がコースタイムとほぼ同じであることに気がつく。仙ノ倉までは
トータルで-1時間だったのに、だいぶ足に来てるみたいだ。
最後は松手山を経由してゴールの登山口を目指す。松手山着もコースタイム通り。
ここからちょっと気合いを入れてラストスパート。鉄塔までは20分。そこからも30分少々でゴール。
ハイドレーションの中身も最後で使い果たした。
長い長い山行で、途中に度も雷雨にたたられ縮む思いもしたけど、しかし延々と連なる一人っきりの稜線
歩きは何物にも代え難い経験でした。
yonetchさん こんばんは。
不安定な天気がちょっと残念でしたね。
私も平標山登山口に車をデポするまったく同じコースを計画中でした。
このコースは車の回収を土合側でするか、平標側でするか悩むところですが、私はスピードに自信がないのでバスの時間が気にならない平標側と考えています。
肩の小屋から西に延びる万太郎山への稜線は、私の大好きな景色のひとつでして私にとってもこのコースは念願のコースですね
yonetchさんのレコ参考にさせていただきます。
nikoさん、はじめましてどーも。
私もバスと電車の時間と散々にらめっこしました。
問題なのはやはり越後湯沢から土合に抜ける電車の本数が極めて少ないことですね。
私の場合、一日目に取れる行動時間が短かったので、土合側発は外せませんでしたが、それでも土合に車をデポすると、
次の日の回収に難儀すると思い、一見無駄が多いように見えるスケジュール
でしたが、これが制限の多い中でのベストだったと思います。
どこまでも遥かに続く、青空に映え渡る緑の稜線は何物にも代え難かったです。
エスケープのない覚悟の要るルートですが、それに見合うだけのものは得られると思いますよ。
レポお待ちしてます
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