幌尻岳へ 紅葉全開!100リーチ
- GPS
- 47:33
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 2,589m
- 下り
- 2,576m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 4:37
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 10:16
天候 | 3日間とも晴れ時々曇り、ガスの中 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(2018年よりインターネット予約を開始予定とのこと) http://toyonuka.chu.jp/?p=58 ●北海道エリアの登山届はオンラインでの届け出ができます。 http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/chiiki/sangaku/sangaku-top.html <駐車場> とよぬか山荘にスペースあり。尚、車中泊は不可。 <トイレ> とよぬか山荘、シャトルバス終点、幌尻山荘、それぞれにあり。 (とよぬか山荘のトイレはシャワートイレで奇麗ですが、他の2ヶ所はトイレットペーパー持参で) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●第2ゲート〜取水口 7.5kmの林道歩きがひたすら続きますが、登り一辺倒ではなく、緩やかながら結構アップダウンがあります。 ●取水口〜幌尻山荘 はじめは沢沿いの道ですが、ヘツリ個所もあり慎重に! 滑り落ちると沢にダイブです。 渡渉開始地点には「渡渉注意」看板があり、ここで沢靴に履き替えます。 あとは幌尻山荘まで15〜20回ほどの渡渉が続きますが、渡渉地点を間違えると股下まで来るのでご注意を! 最初の渡渉で腰まで来たら諦めたほうが賢明です。 ●幌尻山荘〜幌尻岳 命の水まではひたすらの登りが続き、森林限界までさらに急登が続きます。 森林限界から山頂までは楽しい稜線歩きですが、一部ヤセ尾根があります。 ●幌尻岳〜幌尻岳の肩 道は明瞭ですが、地図上より実際は長く感じます。 |
その他周辺情報 | ・とよぬか山荘まで40分ほどのところにある「平取温泉ゆから」に前泊しました。 こちらでは日帰り温泉も利用でき、1人 420円です。帰りも利用しました。 http://www.biratori-onsen.com/ ・とよぬか山荘から20分ほどのところにある「じゃんけんぽん」は人気店で、 「ステーキ丼 1,680円」はガーリックライスで美味しかったです。 https://tabelog.com/hokkaido/A0108/A010804/1022575/ |
写真
感想
長年の課題であった幌尻岳へ!
今年やっと実現することになりました。
当初は天候に左右されない新冠ルートで計画していたのですが、
往復37kmの林道歩きを重装備で歩ける精神的持久力に不安を感じ、
渡渉ができない場合に新冠ルートを歩くことにしました。
いざ北海道に向かうときに台風18号の動きが気になりましたが、
幌尻登山の3日間は何とか天気が持ちそうだったため、予定通り平取より入山。
シャトルバスから降りると、まずは林道歩きからスタート。
長い林道歩きが取水口で終了し登山道に変わるといよいよ渡渉開始です。
このためにわざわざ沢シューズを購入したので、使用できホッとしました。
渡渉始めは少し緊張しましたが、慣れてくるとそれほど冷たさも感じず、
幌尻山荘までは長く感じませんでした。
山荘に到着するとまずはビールを冷やし、乾杯。
管理人さんに聞くと、この日の宿泊者数は16人、翌日は21人とのこと。
また戸蔦別岳周回コースについて尋ねると、ここ最近は歩いた人の情報がないよう。
人が入っていないとクマが出没するのではないか、とちょっと不安になります。
翌2日目は宿泊者で幌尻に向かう人は我々を含めて4名。
連休の中日なのに少ない。他の方々は皆下山でした。
山荘から続く急登を90分ほど登ると、樹林帯から「グルグル・・・」と唸り声が!
ヤツが近くに潜んでいるようです。
以前NHKの「にっぽん百名山・幌尻岳」で放映したクマの唸り声を聞いた地点と近いです。
たぶんこのあたりが棲み処となっているのでしょう。
もう一度唸り声を聞き、一気に緊張した我々は笛を鳴らしながら命の水まで前進しました。
水場の先の岩場の急登をしのぎ森林限界を超えると見通しも良くなり、一安心です。
ここから山頂まで北カールの素晴らしい紅葉を左に見ながら草紅葉の稜線歩きで、
今回の山行で最も楽しい時間です。
途中で先行の山頂より戻ってきた2名とすれ違い、念願の99座目の山頂に到着。
着いたときは誰もおらず、我々で山頂を独占。
今まで見えなかった東カールの見事な黄葉を眼下に見ながら満足感に浸りました。
このあとは戸蔦別岳へ向かうかなのですが、先ほどの「唸り声」と
戸蔦別岳方面の雲が全く取れないため、意気消沈。
誰か他に向かう人もいないので、幌尻の肩まで向かい、来た道を戻ることにしました。
幌尻岳の肩ははじめ目の前に見えるピークだと勘違いし、楽勝と思いましたが、
実際はさらに下った先にありました。
でも足を延ばした甲斐あり、七ツ沼カールの見事な紅葉を目の当たりにし、
戸蔦別岳は結局見えなかったことは残念でしたが、素晴らしい紅葉を楽しめ、
大満足です。
あとは来た道を戻り、再び幌尻の山頂に立ちましたが、先着が3名。
1人は新冠コースから単独で登ってこられ、この日ポロシリ山荘に泊まっていたのは
3名だったとのこと。
もう1人はとよぬか山荘から日帰りで登ってこられたソロの方。
なんとシャトルバスを使わず、帰りもとよぬか山荘まで自らの足で戻り、
そのまま利尻まで自らの足で向かうとのこと。
あの陽希さんを手本にしているようです。すごい!
後の1人はチャリで北海道を回っている方。
この後は十勝岳に向かうのだそうです。
帰路は途中の北カール展望地点で紅葉を満喫休憩し、
唸り声を聞いた地点では再び笛を鳴らし、
無事山荘に戻ることができました。
最終日は再び渡渉からスタートし、帰りは長く感じる林道歩きも無事終了すると、
我々の10分ほど後に到着したパーティーから、
「林道歩きの途中で目の前を1頭のヒグマが横断した。」と・・・
林道歩きは油断していましたが、この山域はどこでも当たり前のように出没するのですね。
だからか、登山口によくある「熊出没注意!」の看板がこちらにはありませんでした。
<追記>
この翌日に大雪山系に入山のため層雲峡に移動しましたが、
台風18号の影響で断念。
今年の紅葉は当たり年との情報があったのに残念。
次回の楽しみとしました。
Akanekoさま♪奥さま♪
幌尻岳100リーチがんばつて下さい。奥まったお山しかし見事な紅葉
美しい別世界、苦労の甲斐ありましたね。熊の気配や 雰囲気は
怖いですね。気を付けて登ってね。
ほんとお疲れ様でした。
minnieさん、こんばんは。
コメありがとうございます。
幌尻岳は様々な意味で百名山難関ベスト3に入る山なので、
ラストにしたくありませんでした。
関東からだと移動が飛行機になり早々予約しなければならないので、
天候は時の運でしたね
台風が来る前に登れたのはラッキーでした。
沢も増水すると通行止めになるので、帰りも不安でしたが、
何とか渡ることができ、良かったです。
何より紅葉がドンピシャなのが最高でした。
熊の気配というか出てきそう感は常にありましたね。
特に小屋の情報でも「命の水」周辺は棲み処になっているようです
99座目登頂おめでとうございます。 お天気にも恵まれる強運で何よりです。
様々なハードルを越えての踏破とご察しします。100座目はパートナー様
ともども無事貫徹されることを祈念いたします。熊 に遭遇しないことを
願い、ファイナル飯豊を堪能してきてくださいませ。
baianさん、最も高いハードルだった幌尻岳を登ってきました。
天候も運がありますが、渡渉もでき良かったです
(我々が下りた翌日から数日シャトルバスもストップし、
入山できなかったようです。)
ラストの飯豊山も気力・体力が必要ですが、
できるなら往復でなく、縦走したいですね
熊ももちろんですが、それ以上に厄介なのはアブ・ブヨ類なので、
それらを避ける時期になりそうです。
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