針ノ木岳・スバリ岳・赤沢岳・鳴沢岳・岩小屋沢岳(扇沢起点の周回ルートはきつかった!)
- GPS
- 11:57
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,168m
- 下り
- 2,173m
コースタイム
5:18 扇沢登山口
5:53 大沢小屋
8:05-08 針ノ木峠(針ノ木小屋)
8:54-9:05 針ノ木岳
9:45-51 スバリ岳
11:12-26 赤沢岳
12:01 鳴沢岳
12:31-40 新越乗越(新越山荘)
13:07 無名ピーク
13:19-22 岩小屋沢岳
14:32-39 種池(種池山荘)
17:04 柏原新道登山口駐車場
天候 | 晴れ後ガス、雨、雷も |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回は、柏原新道登山口に駐車しました。 なお、柏原新道登山口駐車スペースは何ヵ所かに分かれていますが、路上にはみ出て駐車している車があるとのことで、柏原新道などの維持管理に尽力、種池山荘・冷池山荘・新越山荘を経営している柏原さんらから注意喚起がされています。 この道路は立山黒部アルペンルートへの道であり大型観光バスも多く通ります。はみ出し駐車は非常に危険です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道、扇沢の登山口とも登山指導所が開設されています。 帰りの温泉は、大町温泉郷で日帰り温泉が楽しめます。 扇沢から大沢小屋への正規ルートは利用せず、沢を巻くルートを利用しました。 道標どおり行くと正規ルートとなります。 針ノ木雪渓はだいぶやせて来ており大きなシュルンドがルート上にあるので注意が必要です。 今回はアイゼンは使用しませんでしたが雪渓の下りはアイゼンを装着した方が良いと思われます。 なお、白馬大雪渓に比べれば落石の危険は、はるかに少ない様です。 雪渓以外は一部やせ尾根もありますが、特に危険な場所はないと思われます。 *写真をアップした花の名前には自信がありません。 |
写真
感想
今回のルートは、昨年の夏の針ノ木・蓮華、爺・鹿島槍を登った時、11月と今年GWの積雪期の爺に登った時、その稜線の全景を遠くに見て、天候が良ければ絶好の立山・剱などの大展望が期待でき、いつかは行きたいと想いが募っていたルートです。
本当はテントを背負って稜線で1泊したいルートですが、ルート中間の新越乗越(山荘)周辺は幕営禁止、針ノ木峠と種池にはテント場がありますが、このルートだと少し中途半端な距離なので、思い切って日帰り山行となりました。
前日の土曜に行くことにしていましたが、体調不良により取りやめ翌日にしました。
なお、youtaroさんが昨年10月に同じルートを日帰りで、treeaappleさんも今年7月末に日帰りで登って、kintakunteさんも7月に1泊(蓮華岳付)で登っており、その山行記録を参考にさせてもらいました。
早朝なら自分の住んでいる長野市街から1時間程度で扇沢に到着します。
今回も1時間で柏原新道登山口に到着。
駐車スペースは結構埋まっていて、あと3、4台ってところでした。
扇沢の駐車場も結構埋まっていますが、数十台分の空きスペースはあるようです。
この時期、柏原新道、扇沢の登山口とも登山指導所が開設されています。
扇沢の指導所(1名)に山行計画書を提出。
途中正規のルートを外れ、林道経由の沢沿いルートを進み大沢小屋手前で正規ルートに合流します。
このルートは、一部笹などに覆われております。
大沢小屋では、歯磨きをしている女性2人から大沢小屋で聞いた針ノ木雪渓の様子を聞きました。
「雪渓は左側がいい様です。」
針ノ木雪渓はだいぶやせてきており、大きなシュルンドもルート上にあり注意が必要です。
登りではアイゼンの必要性は感じません。
それにしても白馬大雪渓と比べると圧倒的に人は少ないです。
雪渓を登っていると、後ろからもの凄いペースで登る男性が。
あっと云う間に追い抜かれました。
休んでいるところに追いついて、立ち話を
「この花は何か知ってますか?」
「知りません。」
「これはキヌガサソウなんですよ。」
この話をきっかけに、お互いの今日のルートを披露すると、男性は針ノ木・スバリ出来れば赤沢岳そして蓮華の往復を扇沢に戻るとのことでしたが、周回ルートを紹介すると、じゃそのルートを行きましょう。
この男性は、山梨県北杜市のAさん、自分より10歳年上の方、ちょっと厚めの一般的なランニングシューズ(トレラン用ではありません。)とトレランザックのいでたちです。
いろいろ試行錯誤の結果、日帰りならこれで十分とのことで、なるべく身軽に山を歩くのが信条でカメラも持参しないとのこと。
学生時代は陸上部短距離系の選手だったとのことで、社会人になってからはマラソンも2回サブスリーを記録している。
山は10年ほど前から始めているとのことですが、百名山は7割、百高山は9割方登っており、山梨百名山も残すところ5つほどとのことです。と云っても完登にはこだわっていないとのこと。
兎に角、山に関して博学で、高山植物については、これな何?って聞くと即座に名前が出て由来なども聞くことができました。
Aさんとは、雪渓上部から一緒に歩きましたが、柏原新道の下りで雨が降って来て、Aさんは脱兎の如く駆け下って行きました。
針ノ木峠ではほとんど休憩せず、針ノ木岳を目指します。
「クーッ、クーッ」と雷鳥の鳴き声が。
すぐ近くに雷鳥が親子で遊んでます。
しばらく歩くと、夫婦連れから「雷鳥がいますよ。」、ちょっと遠いですがやはり親子の雷鳥でした。
これから縦走する尾根が一瞬雲の間から顔を出します。
おーっ、やっぱり長大だ。休憩は最小限にしないと明るい内に戻れないなあ。
針ノ木岳からの展望は雲が多くちょっと残念ですが、黒部湖や立山が時々顔を出してくれました。
針ノ木岳からスバリ岳へのルートは、いろいろなお花が見ごろです。
展望がイマイチなので、花の写真を撮りまくります。
Aさんも「このお花畑は素晴らしい。」って。
岩小屋沢岳では、宮崎・鹿児島県から来られた20人ぐらいのツアーの方にお会いしました。
展望は利かないのに、北アルプスの縦走を心から満喫している様子で皆さんとてもいい顔をしてました。
新越乗越から種池への途中14時前から雷鳴が、最初は南方向からそのうち北側からも。
雷光は確認できませんが、やはり緊張します。
急いで種池へ。
種池山荘前のテーブルで美味そうに生ビールを飲んでいるパーティを見ながら下山です。
柏原新道の中ごろで雨が降り始め、カッパを着ます。
Aさんは、レスキューシートをカッパ替わりにし下山を急ぎます。
膝が笑い、とてもAさんについて行けません。このままお別れとなりました。
16時ごろ、ピカッと雷光がすぐに雷鳴が響きわたりましたが、この落雷を境に一気に蒸し暑くなり好天に。
Aさんには、ヤマレコのことをお話ししたので、この記録を見てもらっているかな。
花の名前を教えてもらいまましたが、なかなか覚えられません。
針ノ木山荘、針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、新越山荘、岩小屋沢岳そして種池山荘への稜線は天候が良ければ絶好の稜線歩きが楽しめますが、思いのほか長いルートでした。
年齢的には今年行かないとこのルートの日帰りは無理だろうと思っていましたが、なんとか明るい内に扇沢へ戻って来られました。
youtaroさん親子とは針ノ木とスバリの間ですれ違っている様ですね。
私もこのルートは展望がある日に是非歩いてみたいですね。
kusmmkさん、こんばんは。
周回コースお疲れ様でした。
3枚目の花はシナノナデシコですね。
昨年、大沢小屋付近まで捜しに行って結局見れず、今年こそ見たいなと思っている花です。
天気はそれほどではなかったようですが、楽しまれた様子で何よりです。
ボクもこのコース+鹿島槍往復の予定で日帰りした事がありましたが、雷雨にあって種池で下りました。
また晩秋とかですとコースの全てを一人で貸し切れる事もあります。
kusmmkさん
youtaroさんと同じコースを逆からですね、、
私も歩きたいです。
12時間ですか、、雪渓がちょっと心配、、って、
その前に時間ができるかどうか、、。
Y-chan
kusmmkさん、こんばんは。
なんと、MATSUさんのコメントの通り針ノ木岳とスバリ岳
の間ですれ違ったようです
う〜ん、気がつかなくて残念!
針ノ木岳とスバリ岳の鞍部から少し針ノ木岳へ登った
所で、二人連れの方に道を譲っていただいた記憶が
あります。このお二方だとすると、レコに登場する
Aさんが先頭で、後に続くkusmmkさんの姿をきちんと
見ていませんでした。次回に期待です
あの稜線はガスで視界がないと長いですよね。。。
近い日に同じ山塊を歩いていましたね!
それにしてもyoutaroさんとすれ違っていたとはすごい偶然です
雪渓は日に日に状況が変わっていきますから注意が必要ですね
それと雷鳥の雛、かわいいですね すぐ逃げてしまうので遠い写真しかとれないのですが私に邪念があるのを察するんでしょうかね
この稜線からの黒部湖、憧れます
天気のいい日に登りたいです
MATSUさん、こんばんは。
コメントのとおり、針ノ木の下りでyoutaroさん親子との遭遇していたようです。
ヤマレコユーザーのkusmmkですとの名札を付けることもちょっと出来ないので、またの機会に期待です
countryboyさん、こんばんは。
花の名前教えて頂き感謝です。
山の名前はすぐ覚えられますが、花の名前は昨年一生懸命覚えましたが丸1年経ってほとんど忘れてました
他の花についてもご存知でしたら是非教えてくださいね
Y-cahnさん、こんばんは。
youtaroさん親子は逆ルートを9時間そこそこで歩いているようですが、12時間掛かりました。
休憩もほとんど取っていなかったのに
まっ、マイペースで楽しみましょう
今回、展望はガスでイマイチでしたが、秋空のもとこのルートが歩くことが出来たら素晴らしいでしょうね
youtaroさん、こんばんは。
コメントのとおり、針ノ木岳の下りで、Aさんが先頭の2人組みです。
お二人の記憶はありますが、まさかyoutaroさん親子と遭遇するとは…
山では結構声掛けをさせていただきますが、今回は残念またの機会よろしくお願いしますね
それにしてもいいペースですね。
そして、早朝は結構展望が利いたんですね
shira-gaさん、こんばんは。
ドM北アルプス北部縦走の一部をかじりました。
でも自分にとって十分M系の山行でした
Mのレベルは人それぞれなので、ソフトMって感じかな
針ノ木雪渓は昨年より細く痩せてましたね。
雷鳥さんには、いつも心(邪念を持った)を癒されます
栂海新道、テント担いで行きたいよ〜
kusさんコンバンワです。
体調不良で一日延ばされたとの事で正解でしたね。
ともあれ、無事に下山されて何よりでした。このコースを一日で回れるのは体力勝負ですね。私は針ノ木峠までで足がつって大変でしたよ。
山での出会い(すれ違いも含め)はまたおつなモノで、次回の楽しみが増えましたね。また、沢山の花や雷鳥に出合えたのも本当に良かったですね。 これだから山は奥が深くやめられませんね。
kintakunteさん、こんばんは。
単独だと、他の人に結構声を掛けられたり掛けたりが自然と出来ます。
今回も素敵な出会いが出来、感謝です
今回のルートは念願でしたが、限界を感じることが出来ました
お疲れさまでした。
天気のいい日にまた行かないと。反時計回りに。
剣に正面から近づいていく興奮は忘れられないなぁ。是非是非。
種池テン場泊まりなら初日に爺山頂も狙えるはずです。
osanpoさん、こんばんは。
正に、天気の良い時逆ルートを行きたいですね
爺は4回程登っているので、爺往復は省いて最小ルート日帰りがいいかな
種池からテントを担いで、あのルートを行くのは結構きつい様な…
kusmmkさん こんにちは
展望はもう一つのようでしたが、花もきれいで雷鳥にも会えたり良かったですね。
私も数年前にこのルートを辿りましたが、このときは天気が良くてラッキーでした。今度は反時計回りを試して見たいと思っています。でも体力的に無理かも。
kusmmkさん
行かれた山のタイトルを見た時、
youtaroさんと遭遇?と思いましたが・・・
帰ってきてレコ見て「あれ?」ですよね
どちらから周っても良いルートですね。
雷鳥、お花、やっぱり北アは良いです。
kusmmkさん こんにちは
いいコースですね〜
実は去年から師匠(youtaroさん)のヤマレコで
目を付けているコースです 笑
あと密かに後立山と先日行った裏銀座を繋げたくて
こちら周辺のいろいろなコースを画策中です
北アルプスなのにチャラチャラした感じではなく
燻銀な感じ?で素敵なコースと思ったのは間違いでしょうか?
あ、チャラチャラも好きです
次は師匠とお話できると良いですね!
そこに自分がいるともっと良いのになぁ 笑
kusmmkさん こんにちは
鹿島槍ケ岳へ登った時に稜線を眺めて、行ってみたいな〜と
思いましたが、標高グラフを見て「こりゃだめだ」と
思っちゃいました。
山では、登山者との出会いもあり、色々勉強になったり、
楽しいですね。
展望はあまり見られなくても、可愛い と
可愛いライチョウ親子(ヒナがめっちゃ可愛いですね)
羨ましいです。
豪雨にならなくて良かったですね。
naochanさん、こんばんは。
針ノ木峠から種池までの行程は長くヘトヘトになりました。
今回は展望がダメだったので、気圧が安定する秋に逆ルートを歩けたらと思ってますが、日も短くなるので5時出発じゃ無理ですね。
3時前には柏原新道に取り付かないと日帰り周回は無理かな。
体力があればの話ですが
kankotoさん、こんばんは。
youtaroさん親子と遭遇していたと、全く気が付きませんでした。
またの機会に期待です。
針ノ木・種池間は、時期を少しずらせば静かな山歩きが出来そうです
to4さん、こんばんは。
そうですね。
昨年、youtaroの記録を見ていつか行きたいと思っていたルートです。
確かにチャラチャラって感じじゃないかも
立山・剱の展望を満喫しながら歩きたいですね。
いつか、youtaroさん、to4さんにお会いできること楽しみにしてます
sumikoさん、こんばんは。
山梨のAさん、雷鳥親子、youtaroさん親子と遭遇(認識できず残念)、いろいろありました。
sumikoさん、manabuさんのコンビなら、このルート問題ないと思いますよ
お花畑も堪能できます
まだ夏山シーズン真っ盛り、お互いいい山歩きをしましょう
kusmmkさん、こんばんは。
美しい稜線といいお花の数といい雷鳥、岩場とお楽しみてんこ盛りの素晴らしいコースですね。
とくにスバリ岳の秀麗な姿はほれぼれしますね。
私もいつかこのコースを歩いてみたいと思いました。
ご一緒した登山者の方とも楽しく登山されたようで、とても良い山行ですね。
Araさん、おはようございます。
マイカー利用の山行では、ピストンか周回ルートが便利なので今回のルートはなかなかいいです
ちょっとルートは長いですが
夏山もいいですが、初秋天候が安定するころご検討ください
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