富○山
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- GPS
- 13:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,521m
- 下り
- 1,540m
コースタイム
長野(21:30)==某所駐車場(24:30)
8月11日(木)
某所駐車場(6:05)+++登山口(6:50/7:00)-六○目(7:40)-七○目(8:50)-八○目(10:35)-本八○目(12:15)-八合○勺(12:50)-山頂(14:35/15:55)-登山口(19:45/20:00)
+++某所駐車場(20:50)==石○温泉(22:00〜
12日(金)
温泉(〜09:30)==長野(13:00)==某所==自宅(16:30)
天候 | 11日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
観光地。 富○山も年々きれいになっている様子。八合○勺の小屋だけは臭かったが、他は全く臭くない。 |
写真
感想
某社総務部の私と同じ(かそれ以上に)重度のPチ○コ依存症のコテコテのドク男が、余りにも負けすぎて嫌になったらしく、富○山へ行って御祓いしてもらって身を清めたいなどと言い出したのがコトの発端。
私個人としては夏の富○山には絶対に行きたくなく、山へ行きたいと言うのなら他を激しく薦めたのですが、富○山以外は頑として譲らない。それどころか、山頂で泊まるか夜間登山でご来光を見てぇ、などとも言い出す始末。悪名高きフ○ヤマのこ○たねぇ山小屋へ泊まったり、激混みの夜間登山なんぞ冗談じゃぬぇからね。
もはやどうやっても富○山行きは免れそうもなく、日帰りする事だけは何とか合意に漕ぎ付ける。
ちなみにこのドク男氏は私の4つほど先輩で、運動は全くしておらず、まともな運動は25年振りとの事。30数年前の小学生の頃に家族で富士○山頂到達経験あるらしいのですが、他の山経験は一切なし。
Pチ○コ依存症のドク男ですが、本人に言わせると、Pチ○コは日課で、別に依存している訳ではないらしい。しかしながら保険、個人年金、財形など毎月13万円は貯蓄にまわしており、抜け目はない。
長野県W田村出身 42歳 独身。略せば東○卒。かなり頭は良いらしい。
愛車はアルファロメオ147GTA V6 3.2。
他の趣味は競馬など。
かくして夏休み前に有給休暇を一日使用して11日の前夜泊の日帰りの決行となりました。
仕事を終えて日韓戦のフットボールなど観戦してから長野を出発。諏訪湖SAで夕食し、まったりして0時過ぎに一宮御坂を下りるよう時間調整、御坂みちに前を行く車はなくて快適でした。
当日の富○山はマイカー規制中のため五○目までは入れず、麓の富○北麓○車場に停めてバスかタクシーで行かねばならない。駐車場への再入場(料金再発生)の可能性を考慮し、念のため富○浅○神社で車中泊。寒いぐらいに涼しく、蒸し暑くて寝れない心配も杞憂におわる。
1時間半ほど寝てから、すき屋で朝定食べて6時前には駐車場へIN。
すると今日は5時半から30分間隔でバスを出しているなどと言われて朝からブチ切れですよ。ネットでの事前確認では始発は7時20分。そのつもりで計画をたててあったのによ。
まぁ嬉しい誤算ではありますね。早く動いてくれるならその方が良い。
急いで準備して6時5分発の第二便に乗って五○目へ。杖(旗の付いた1500円タイプ)など購入して7時に出発。
同行者のドク男サンは快調な様子でスイスイ歩いて行きますが、私は歩き始めから足腰がまだ完治手前で見る見る遅れを取り、どうなる事かと思いました。六○目から見上げる富○山に満足してしまい、もうここで止めて帰ろうと懇願してみますが、絶好調らしいドク男サンに強引に連行され仕方なく登り始める。
富○山なんぞ夏に行くモンじゃぬぇと言いつつ、私の富○山は11回目となる。11回と言うのは私の槍ヶ岳の登頂回数と同じ。一番好きな穂高岳でも、奥穂に限定すれば11回まではたぶん登っていない。それって長野在住のハイカーとして問題ですね。
まぁ富○山のうち約8割は富士○山競走で、さらにその内の何回かはエントリーしているにも関わらず、大会には出場せずにギャラリーにまわっていますがね。私はヘタレだからな、11回全て山頂へ到達した訳ではない。高山病になってゲ○吐いた事もある。あれは31年前の小学3年の時だった(その写真は後日公開します)。
それでも全盛期は馬返し(0合目)からでも3時間はかからず、ギャラリーにまわった時でも五○目から山頂までどんなにゆっくり歩いても3時間以上はかかった事はなかった。
まぁそんな事はどうでも良いとして、八合目に入る頃には修羅場の様相を呈してきました。最初は調子の良かったドク男サンもとっくに限界を超えてしまったようで、何度も休憩しながらとなります。山小屋はもちろん、その途中でも何度も休憩っすよ。イップクしながらね。
と言っても喫煙者のマナーは心得ている。小屋のベンチでは吸わなかったし、ドク男サンにも山では人の居ない風下で吸う事でご理解頂いていました。もちろんドク男さんも私も日常でも携帯灰皿は所持しています。まぁ富○山程度の山小屋の従業員なぞタバコ吸いながら仕事していますがね。悪名高きこの山の小屋の意識などその程度。何やったって客が大挙押し寄せてくるから。それでも近年はマシになった。
本八○目のフ○ヤマ小屋までで、既に5時間を越えている。もちろん限界も。運動には縁がないドク男のおっさん同士、ここまで良く頑張りましたよ。ここで下山コースへ行こうと激しく直訴するも却下される。ドク男サンは酸欠気味にもなったようで少し頭痛もあったようです。ボロボロの満身創痍にも関わらず、心はまだ折れていない様子。すげぇ根性と底力ですね。
その先はつづら折りのコーナー毎に休憩を挟んでの牛歩戦術。八○五勺の富○吉田登山道最後の山小屋で焼印を押してもらい、焼印完全制覇に王手。あとは山頂を残すのみとなる。さすがはドク男サン、全ての焼印なんて初めて見ましたよ。
本八○目から山頂まで途中で昼寝したりして2時間以上かかりました。私もかなり厳しい状況で、たとえ単独で登ったとしても、今回と同じような時間がかかったでしょう。いや単独だったら間違いなく六○目で昼寝してやめている。
そして山頂(正確には何とか神社)へ。天気はずっと晴れており、富○山特有の中腹に雲が出ている天候で、上部は常にどぴーかん。日焼けがひどく、真っ赤と言うより真っ黒です。日焼けに馴れている私も首の後ろが痛くなるほどです。
記念撮影やら山頂小屋でメシなど食って、最後の印を押してもらって神社にお参り。ドク男サンは念願達成、何を祈ったのか?まぁ大体の所は察しがつきますね。我々のような狂気の世界に生きるドク男の願いなど単純すぎるほど単純ですから。
火口付近でまったり休憩。どのくらい膨らむかと持ってきたカールをいじってみたり、お昼寝などして16時前に下山開始となります。
目標は19時の下山バスでしたが、そう計画通りには行かない。
ドク男サンにはショートスパッツをつけてもらいました。かなり有効のようでした。しかし、右ひざを痛め、かばった左ひざをも痛めて満身創痍のドク男さんのペースは上がらない。登りと同じように何度も休憩しつつ、ゆっくり下って行きました。この下り、何度下っても嫌ですね。スパッツを着けないスニーカーの私も砂まみれです。防寒具や雨具なんぞ必要ぬぇと持って来てぬぇ、いつでも短パン半そで野郎の私にはちょっと寒かったかな。それはペースがゆっくりだった事もありますが。ただし、ドク男サン用に防寒具は持っていました。
歩け歩け、心をこめて歩くのじゃ!満身創痍のドク男さんを何とか励ましつつ下ってきましたが、どうやら日没までに下山できそうになく、途中でヘッデンを確認したらザックに入ってぬぇ。アカンね、前夜の車中泊で出したままクルマに置き忘れてしまった様なのです。六○目手前で完全に日没となってしまった。まぁ大した問題でもぬぇけどさ。我々五時から男の夜行性種族にとっては。ドク男にとっちゃ一歩どころか十歩くれぇ間違えてはじめてちょっとヤバイかなくれぇに感じる程度だし。比較的早めに車道へ出れる佐藤小屋経由の安全策も考えましたが、登り返しが長くなるのが嫌で通常コースを取りました。
念のため足元が不安な箇所はカメラのライトを使用。そんな中、登ってくる登山者も多かった。中には登山口はどこですか?などと聞いて来るにーちゃんも居ましたよ。まぁ私と同じような初心者ですね。
そして19時45分に五○目へ下山しました。下りは約4時間かかりましたね。ドク男さんは頑張って歩きましたが、最後はドキドキものでしたよ。あとどのくらいなんだよ?などと半切れ状態。ドク男サンがブチ切れたらおっかないからね。
20時のバスに乗って北○駐車場へ戻りました。
温泉はいつもの河口湖温泉のつもりが、道路(御坂から下りて来て河口湖の手前辺り)がバイパスされてしまったようで何処かわからぬぇんです。
こうなったら○和温泉にでも行こうと、石○温泉でまったりして泊まって翌日に帰りました。
帰路中はさんざんなじられましたよ。どうして六○目や本八○目でもっと強く下山を説得しなかったんだ!とかね。
ちなみに馬返しから山頂まで3時間、あるいは五○目から二時間と言うのは私のようなハイカーでもそれほど厳しくなく歩けます。富士登山競走へ出場するようなハイカーなら普通に歩けるタイム。それより楽な黒戸尾根や早月尾根など3時間もあれば楽勝と一緒。
だが、それで富○登山競走を完走出来るとは限らない。富士○山競走が、我々のようなハイカーにとって厳しいのは、馬返しまでのロードにある。約11キロの灼熱の激坂ロードを全力で走ってきて、間髪入れずに山へ入ると丸っきり勝手が違ってくるのです。
ざわ・・
ざわ・・・
ドク男サン、もう二度と山なんか登らねぇとの事でありました。
富○山は山ではなく観光地、富○山へ登る事は山登りではない。富○山に山の魅力はほとんどなく、ただ疲れて金を消費するだけ。多くの人が訪れるのはご来光だとか日本一の高さだとか、見てくれの美しさ、家族の思い出作りなどが動機になっているだけである。ただし、雪の時期やトレーニングに行くなら別。
行く前、行った後も何度もクチ酸っぱくなるくらい力説していました。
他の山ならその100倍は山の楽しさを味わえると説いてもいましたが、富○山で山の地獄のみを味わってしまったドク男サン、もう山へは行かないでしょうね。
他の山なら、例え天気が良くなくても山の魅力は少しは伝えられますが、富○山だけは私には不可能です。
なお、当記録は私がヤマレコで初めてピークハントと分類した記録です。
(同行者が記録アップの場合はPHとなっているモノもある)
お疲れ様でした。
まずまずの天気だった様ですね。
夏の富士は下りの砂埃が無ければ良いのですが
マスクかけての山は敬遠しちゃいます。
少し雪のある時期が良いですね。
石○温泉のレポの方が面白そう。
shigeさん、こんばんは。
おかげさまで何とか富○山へ登ってこれました。かなりヘロヘロ状態になりましたが。
写真では雲がありますが、実は天気は良すぎるくらいに良く、頭の上は常に快晴で日焼けが酷いです。
○和温泉っすか?
ざわ・・
ざわ・・・
一杯飲んでメシ食って寝ただけです
こんにちわ。私もまだ登ってないのですが、隊長いわく100座目にいくとのことです。何やら大変そうな感じですね…
何十年後になるかわからないので体を鍛えておかなくては…です
maron93さん、こんばんは。
お忙しいにも関わらず、いつもコメントありがとうございます
来るべきmaron93さんの百名山完登時のお祝いへの馳せ参じに備え、私としても体を鍛えておかなくては、と思っております。
富○山はきれいな山であって欲しいですね。
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