トヨニ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,142m
- 下り
- 1,137m
コースタイム
天候 | ☁のち☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス | レンタカー |
写真
感想
日高山脈を縦走したくて、とゆうよりテント泊でのピリカヌプリ狙いでやってきた。
天馬街道に来たものの、登山口がトンネルのどこなのかいまいちよくわかってない。
到着した広い駐車場には予想に反し車が一台もない。確か野塚岳の登山口も兼ねてるはず、しかも土曜日の好天予報なのに??時間も遅いのに???
自分を信じることができず、トンネルの向こうに行ったり、大樹側に戻ったり右往左往、やはりここしかないと登りにかかる。沢にかかっているスノーブリッジはもうすぐなくなりそうな気配。取り付きの斜面がやけにきつそうなので左の沢沿いに行くが、沢も先で口を開けてそうな感じに見える。右の斜面にとりつき尾根に乗ろうとするが、かなりの急斜面。
ジグを切り進むが、中古のスノーシューが使い勝手が悪く登りにくい。去年の初冬に十六の沢林道の渡渉で愛用のMSRのライトニングアッセントが壊れたので、たまたま吉祥寺で見つけた中古のモンベルのスノーポンで挑んだのだが、ハイキング用らしく、全くもってイケてない(;´д`)
笹をつかみ、無理からよじ登り尾根に乗っかるが、早くも疲弊してしまう。
冬山テン泊装備での山行は、よく考えたら2011年2月のリーダーコースの雪訓以来だったような。ザックの重量にもやられていた(^_^;)
登っては休み、休んでは登りを繰り返し、結構な急登を青息吐息で登っていく。
2時間以上経過した頃、予想通り、左からのトレースが突如現れた。
後でスタートしたはずの2人組の方が、沢を登りつめてから尾根に乗ったようだった。
トレースについていくが、重みでトレース以上に沈む沈む(;´д`)
なんとか稜線につき、直前に会った単独の方としばらく一緒に行くが、遅れがちなので先に行ってもらう。
とにかく雪にもぐるし、足元も不安定、疲労からノロノロ登山となり、ピリカヌプリはおろかトヨニ岳にすら到着する自信がなくなってきた。ぶっちゃけもう帰りたい。苦痛…(;´д`)
ストレスに耐えれず、ザックとスノーポンをデポすることに。これで、ピリカヌプリを諦めたことにもなるが、トヨニ岳すら届かないのではお話にならない(>_<)
ところが、デポすると、体のなんと軽いこと!アイゼンもよく効きスピードが段違いに上がり、先行者もだんだん大きく見えるようになってきた。
さらに曇天模様の空も明るくなり、気分も高揚。危ないらしいナイフリッジも知らない間に越えたらしく、トヨニ岳も目前のポコで二人組に追い付くことができた。
わずかで山頂に到着。単独の方はここで帰るとのこと。少々不安を感じつつも北峰に一人向かう。
ピリカヌプリも向こうに見えている(^.^)
身軽なので特に危険とゆうこともなく、北峰到着。三角点の辺りは地面が露出し、テントもはれる場所が充分にある。
ここまで頑張れたら明日は今日よりさらに好天予報なのでピリカヌプリにいけたなぁ…と思ったけど、あの足回りではきっとここには来れなかったはずと納得し、下山にかかる。
南日高の山並みが重なって見えるが、どれがどれかはこの時は全くわからなかった。(翌日の縦走で写真を見直すとわかるようになった)
稜線からの下降点まで来ればあとは激下りのみ。
滑るスノーポンは踏ん張りが効かず下りでも全くイケてない。 木々が薄いところではシリセードを使ってテンポよく降りた。もはや早く温泉に行くことしか頭になかった。
足の疲労もMAXになりかけたころ、駐車場に到着。
二人組の方に「上で泊まらなかったんだ?」と言われ、よく考えたら野塚方面に向かう手もあったかと思ったけど、どれが野塚かオムシャかわかってない状況では宿泊地も?だったし、何よりも今日はお風呂に入りたかった(^_^;)
足元の装備の失敗で誰より早く撤退しかけたけど、トヨニ岳まで行けたし、ピリカヌプリのペース配分もなんとなくわかった。実践上でのいろんな反省点も見つかり、前向きに考えれば大変充実した山行だったのかも。
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