草もみじの尾瀬ヶ原から至仏山へ


- GPS
- 08:49
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 902m
- 下り
- 905m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:49
天候 | 快晴(朝6時位は雲多め無風 朝9時位からどんどん青空、強風に) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
※5:45時点では半分くらいの駐車率でまだまだ空きはありました 尾瀬戸倉より鳩待峠へ乗り合いタクシーを利用(片道980円) ※バスは1便が4:40 2便が6:30発ですが、タクシーで5:55に出発出来ました |
コース状況/ 危険箇所等 |
・鳩待峠〜山の鼻 木道で整備されているが、木道が崩壊している箇所がいくつかある。また、ツキノワグマ生息地域で頻繁に姿が目撃されている。注意看板多数。 山の鼻は山小屋多数で賑やか。トイレも利用出来る。 ・尾瀬ヶ原(山の鼻〜竜宮十字路〜ヨッピ吊橋〜牛首分岐〜山の鼻) 全道木道で整備され傾斜も無い。竜宮小屋でトイレも利用出来る。 ヨッピ吊橋への道は木道整備中。 ・山の鼻〜至仏山山頂 山頂までひたすら真っ直ぐ登る登り専用路。 中盤からある蛇紋岩はツルツルでかなり滑り易いので濡れていると苦戦する。 (滑り易い区間2箇所ほど鎖が設置されている) ・至仏山〜小至仏山〜オヤマ沢田代〜鳩待峠 オヤマ沢田代迄はアップダウンが大きく蛇紋岩の滑り易い箇所も多いが、360度の大パノラマで気持ち良い道。 オヤマ沢田代手前の下りから木道へと変わる。 田代を過ぎると樹林下の道となるが木々の間に周辺の山々が見え楽しい |
その他周辺情報 | 花の駅・片品 花咲の湯(650円 午後9時まで) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
|
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備考 | 冬用のズボンとジャケットでちょうど良かったです |
感想
尾瀬ヶ原の草紅葉が真っ盛り、且つ今週末は好天との事なのでこれは行くしかない!と土曜早朝3時半から車を走らせた。
朝5時45分に尾瀬戸倉第一駐車場に到着すると車の入りは半分ほど。
一年前、7時過ぎに到着した時は既に満車だった事を考えると、この位の時間が分かれ目なのだろうか。
準備を整えバス・タクシーの券を買うとちょうど出発しそうなタクシーが1台あり、待たずに出発できた。
今回のコースタイムは8時間55分。最終バスの時間もあるのであまり余裕はなかったのだが、次のバスの時間より35分も早く出れたので大分精神的にも楽になった。ラッキー。
鳩待峠に到着してトイレ等を済まし6時半に登山開始。
今日は尾瀬ヶ原を周回した後、山の鼻から至仏山へ登る計画だ。
■鳩待峠〜山の鼻
鳩待峠から山の鼻までは大した起伏も無く、木道が整備されている為難所も無い。
木漏れ日や小川のせせらぎの中を気持ちよく歩ける。
しかし山の鼻周辺はツキノワグマ生息域の為、注意看板や熊に聞かせる鐘などが設置されていて少し怖い。人気が無いときは歩きたくない区間だ。
(熊が一番出現するのは8月末あたりまでらしいが、ガイドさんの話ではまだまだ出現する率は高いそうだ)
山の鼻へ近づくと小屋が見え始める。立ち並ぶ何件もの山小屋やテント場の沢山のテント、多くの登山者に驚く。
大自然の中でここだけ街のようだ。トイレを済ませて尾瀬ヶ原へ向かう
■尾瀬ヶ原(山の鼻〜竜宮十字路〜ヨッピ吊橋〜牛首分岐〜山の鼻)
遂に憧れの尾瀬へ!
鳩待峠から至仏山、燧ケ岳から尾瀬沼、と近所に来たことはあったが、尾瀬ヶ原をちゃんと歩くのは初めて。
薄い雲に覆われ中々実力を発揮しない太陽にやきもきしながらも、何処までも続く湿原、池塘に映る青空、常に自分の前と後ろにいる至仏山と燧ケ岳にテンションは上がりニヤケながら木道を歩く。
朝9時くらいから雲は流れどんどん青空になり景色も鮮やかになっていく。
途中の小川や池塘も澄み切って鏡のようだ。
そのかわりに風も強くなり、今日冬装備の上下を着てきた自分の判断を褒め讃える。
晴れてなかったらヤバイ風の冷たさだ。
木道は常に人で溢れ賑わっていて、皆がこの晴天を待ちわびていたのが分かる。
次第に燧ケ岳が近づいてきた頃に竜宮十字路に到着。ベンチがある為かなりの数の人が休憩していた。
久しぶりの晴れ間に物資を山小屋に運ぶヘリも大忙しで何往復もしてゆく。
至仏山が控えているため休憩無しでここまで来たが、竜宮小屋に立ち寄りしばし休憩。
その後ヨッピ吊橋方面へ進む。
ヨッピ吊橋から牛首分岐へと折り返す。
この道上にはフォロワーおすすめの池塘や逆さ燧のスポットが。
満足いくまで撮影し山の鼻へ帰還。
風はますます強くなるが快晴は続き、近づいてくる至仏山の山頂を眺めながら歩いた。
■山の鼻より至仏山
山の鼻から至仏山への登山道は荒れ果てた植生の回復の為、登り専用に指定されている。
その所為で前に鳩待峠から至仏山に登った時は歩けなかった道だ。
地図によるとひたすら真っ直ぐの一本道の登りが3時間続く筈。
まだ時間は10:30。ほぼ計画通りの進捗だ。
暫くは樹林下の道を進むが程なく「ここが森林限界」の案内板があり、そこから青空と紅葉の鮮やかなコントラストがいきなり広がり驚く。
木の階段などで整備されているが、雨が降ったわけでもないのに何故か常に水がちょろちょろ流れる水浸しの道を登る。
森林限界を超えてから高度を上げるごとにどんどん眺望が広がっていく。
眼下に広がる燧ケ岳と尾瀬の湿原の絶景を眺めながら登っていくと、滑りやすいことで有名な蛇紋岩のエリアに。
途中鎖が設置されている場所が何箇所かあるが、冗談抜きにツルツルの岩肌なので素直に鎖に頼ろう。
何度か休憩のベンチも設置されているのでのんびり登るのも良いだろう。
最後の山頂手前の木の階段付近からは燧ケ岳だけでなく、周辺の山々も一望で、まさにビクトリーロード。会津駒ケ岳、平ヶ岳、越後駒ケ岳が確認できた。
山頂には12:40頃到着。既に人で溢れており休憩する場所を探すのも一苦労。
山頂からは更に巻機山、朝日岳、苗場山、武尊山、赤城山、日光白根山、男体山と、360度ぐるりと見渡せる。
新潟や栃木の山があまりにも近くて不思議な感じだ。
昼飯の為漸くちゃんとした休憩だ。ここで50分ほど休憩を取る。
■小至仏山〜鳩待峠
13:30前に下山開始。
下山のコースタイムは2時間ほどなのでもうバスの最終の心配はしなくて良いので気楽に歩く。
ここからは一度経験済みのコースなのと、クライマックスはもう終えたという安心感でなんとも気合が入らない。
小至仏山までの道のりは30分ほどだが、谷川方面も日光も全てが見渡せる絶景で、快晴の今日は最高の山行といえるのになぁ…
小至仏山を過ぎた後もオヤマ沢田代や皇海山・武尊山・尾瀬ヶ原などを木々の隙間から覗く見所の多い道が続く。
水場を過ぎてから前を歩いていた片品村の山岳救助ボランティアの方と雑談しながら降りていたらかなり早く鳩待峠に着いてしまった。
色々地元の話が聞けるのは楽しいもの。話が盛り上がったのもあり、なんと車で駐車場に送ってくれると言う。なんともありがたい話だ。
そのおかげで16時には駐車場に戻ってくることができた。
片品村は日光白根山・武尊山・尾瀬(至仏山)の三つの山域を有するという。
ボランティアの方お勧めの武尊山もいつか行ってみたいものだ。
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