三成山 一等三角点
- GPS
- 03:49
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 482m
- 下り
- 466m
コースタイム
帰り(下り)は尾根線から下の道まで荒れた林道があったのでかなり曲がりくねってはいましたが不安なく歩いていくことができました。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
国土地理院の地図にある登山道は本当に道があるのかどうか怪しいような道です。杉林の斜面などで道を見失います。荒れた林道跡が尾根線まで続いているのでそちらを歩く手もありますが、距離は長くなります。 |
その他周辺情報 | 浜坂は漁港ですので、海産物の店もあります。道の駅浜坂には肉屋が出店していて、但馬牛のメニューもあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
ウインドブレーカー
日よけ帽子
靴
サブザック(15L)
トレッキングポール
折り畳み椅子
昼食(レトルトカレー+ご飯+ソーセージ)
コッヘル
バーナー
割り箸
スプーン
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶500mL+水900mL)
地図(コース図)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
目薬
メンタム軟膏
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感想
三角点というのは名前の通り、正確な地図を作るために日本中を三角形に区切ったその頂点だと認識しているが、正解だろうか?一等三角点というのはだいたい45km程度離れたところに三角形が描けるように日本中に配置されているらしい。私の住む鳥取市にも「高聾山」というところに一等三角点があるので、そこを中心に一辺45kmの正三角形を敷き詰めると六角形ができ、6つの頂点(一等三角点)に囲まれていることになる。ただし、北は日本海になるので、実際は5つだ。地理的条件があるので、みんな正三角形というわけにはいかないが、地図を見ると実際程よく離れた位置に5つの一等三角点が配置されている。私はそのうち4つには既に踏破していて、最後の一つが今回のターゲット「三成山(みなるやま)」だ。鳥取市から東へ45kmも離れるのでお隣の兵庫県になる。県境の氷ノ山や扇ノ山以外で兵庫県の山へ足を踏み入れるのはこれが初めてだ。
そんな構想は以前から持っていたものの、実際に三成山に登ることを決定したのは当日の朝9時ぐらいだった。それからコースを確認したり、地図をプリントしたり、スマホGPSにマーカーを登録したり、昼食の具材集めをしたりしていたら、家を出たのは10時半を過ぎていた。国道9号線を東へ進み、湯村温泉の手前で、浜坂方面(北)へ通じる県道へ入り、登山口となる「後山ふれあいセンター」を目指した。
この三成山は特に登山道やハイキングコースが整備されているわけではないただの山のようだが、一等三角点があるので、登っている人もそれなりにいるようで、このヤマレコでも登山記録を見つけることができる。その中に「KUYSさんの標識」の記述を目にしていたが、「後山ふれあいセンター」から登山口を探していると、小さなプレートを発見、KUYSさんの標識だ。これで安心して頂上を目指せる。ところが、少し歩いて杉林の中に入ると、道が良くわからない。誰かが歩いたような跡がかすかにあるような、けれどもケモノ道かもしれない、そんな場所になった。スマホGPSを頼りに国土地理院地図の黒い線のルートに乗るように移動する。しかし暫くして現在位置を確認すると、また線からずれている。そんなことを繰り返しながら道だか何だかよくわからないところを歩いたりよじ登ったりして何とか尾根線にたどり着いた。そこから先は、頂上を目指して一番高いところを歩いて行けた。
山頂に近付いたときに、コンクリートのオブジェが目に入った。「天測点 地理調査書」のプレートがはめ込まれている。日本地図製作初期の遺物らしい。そして、その近くに一等三角点を発見。頂上を記す標識も立てられていた。眺望は良くないが、ここで昼食とした。家の冷蔵庫にあった冷ごはんと、買い置きして合ったレトルトカレー、そして途中のスーパーで買ったあらびきソーセージ、この三つをミックスしたカレー雑炊で腹を満たした。
帰りは別ルートにしようと、入ってきたのと反対側の道を進んだ。しばらく歩くと林道らしき道に当たった。あとはこの林道を歩いて下の道まで下りて行った。林道と言ってもかなり荒れていて、倒木はあるし背丈以上ある草が茂っていて道かどうかよくわからないとこともある、けれども慎重に歩けば一度整地された場所はわかる。茂みも延々と続くわけではなく、また見通しの良い道になる。行きがけの道だか何だかわからないところを突き進んだことを思えばずいぶん楽ちんなルートだ。単純に三角点を見たいだけならば、地図に載っている黒い線の上ではなく、ジグザグしたこの旧林道を歩くのが良い。やっぱ、先人に倣って行きに林道、帰りにKUYSさんの標識を頼りに地図のルートを歩くべきだったなと思った。眺望の良いところもほとんどなく、三角点好きぐらいしか登らない山かもしれないが、そんな山にも愛着を持って標識を掲げてくれる人があることに感謝だ。私は標識を設置するほどのことはできないが、この山行記録が次にこの山を登ろうとする人の参考に少しでもなれば幸いだ。
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