怖いもの見たさで天神山西尾根を登ってみた

2017年10月01日(日) [日帰り]

• GPS: 09:49
• 距離: 12.7km
• 登り: 1,634m
• 下り: 1,623m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:39
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:49

7:10 浦山大日堂BS
7:21 7:21 鳥首峠登山口
7:38 7:39 冠岩
9:51 9:51 天神山
11:04 11:04 横倉林道起点
11:07 12:03 山中集落跡（昼食含む）
14:43 14:56 大持山の肩
15:04 15:04 大持山
16:07 16:07 焼山
16:59 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

浦山大日堂BS.に駐車。

コース状況／危険箇所等

■天神山西尾根
岩登り前半は丁度良い難度で楽しく登れた。後半はルーファイミスで尾根側面を登る事になってしまい、高度感も手伝ってかなり怖い思いをした。
この尾根を下るにはロープが必要だが、そもそも下りはお勧め出来ない。登りでも行き詰った時の為にロープ持参の事。自分は今回忘れて来てしまい、無理にでも登り切るしかなかった。

■天神山東尾根
北へ派生する尾根の分岐まで、植林と自然林の間を下るので分かり易い。その後は植林内を歩くが、マーキングもあるし踏み跡も比較的はっきりしている。だが終盤で踏み跡を見失い、どこで分岐したのか分からないまま山中方向の尾根に入っていた。

■横倉沢左岸尾根
山中集落跡からだとかなりの急登になる。尾根筋は藪が煩いので、少し外して登った方が楽。植林内に枝打ちした時のと思われる細い踏み跡が網目に付いているので、これを適当に拾いながら九十九折に登ると良い。

写真

9/3 11:52

大持山南尾根から見た天神山西尾根。ヤバそうな岩肌が目を引く。何故だか登ってみたくなった。

10/1 7:41

冠岩の倒壊した家にこんなのが。あの洗濯機、高度成長期育ちの自分には懐かしく感じる。

10/1 7:45

ここはいずれまたの機会に。

10/1 7:46

なにこれ怖い。

10/1 7:52

この前は全く気付かなかった分岐。どんなルートで大持山へ行くんだろ。と思ったら、ビギさんが既に歩いてた。

10/1 7:58

峠道で小文沢に着く。ここから三又まで沢をちょっと詰める。

10/1 8:18

三又をちょっと登った所に古い東電ポールが立っていた。なるほど、さっきの分岐はここへ通じてるのか。

10/1 8:19

そして巡視路が目的の尾根を越えて奥へと続いている。P1059西尾根の鉄塔まで。

10/1 8:20

自分はこの尾根を登る。酷いブレ写真だが直ぐ上に岩場。

10/1 8:35

暫く登って行くと、出たー、垂直壁。あの人なら直登しそうだが、自分は右のガレ場を登って垂直部分を避ける。

10/1 8:39

ちょっと登ってここから尾根取り付き。

10/1 8:56

暫く登って、尾根上が難しそうだったんで側面に逃れた所（振り返り）。写真じゃ分からないが、高度感がハンパ無く背中がぞわぞわする。

10/1 9:09

漸く緩んで来た。大きい岩も無くなり普通の急登尾根。

10/1 9:09

反対を見るとすぐ先で切れ落ちている。下りは止めといた方が無難。

10/1 9:13

達成感も手伝い、眺めは最高よ。

10/1 9:18

最後にちょこっと岩場が在るが、もう傾斜も緩んでるし何てことない。

10/1 9:24

ここで本当に岩尾根の終了。土尾根に変わる。

10/1 9:30

意外にすっきり尾根。この辺までは頻繫に人が来てそう。

10/1 9:51

この測量ポールの所が天神山。東へ下る。

10/1 9:59

860mの辺りまで自然林と植林の境界を行く。

10/1 10:16

ここで分岐。どちらにもマーキングが在るが、右へ。

10/1 10:41

踏み跡は無くなってしまったが、沢の合流点辺りを目指して進む。

10/1 10:44

左から水音が聞こえる。近いな。

10/1 10:57

やや右寄りに下って沢に出た。道路への登り返しが楽なんで。

10/1 11:00

道路に上がると入間川起点のすぐ近くだった。

10/1 11:06

山中集落跡を散策する。

10/1 11:08

こんなのや

10/1 11:09

こんなのに

10/1 11:10

こんなのや

10/1 11:15

こんなのも

10/1 12:03

色々残ってるねえ。さて、昼飯も食ったし出発するか。

10/1 12:19

尾根筋は藪が煩い。

10/1 12:33

前武川岳辺りか？

10/1 12:57

やっと緩んで来たが、脚がもう限界。今にも攣りそう。岩に座って休む。

10/1 14:43

休み休み歩いて、何とか大持山の肩に辿り着いた。

10/1 15:03

ここからトラバースして西尾根へ。

10/1 15:45

計画ではここからP749の尾根で下る予定だったけど、そんな余裕は無くなった。

10/1 16:07

前回は巻いてしまった焼山ゲト。

10/1 16:12

やっと鉄塔。曇ってしまったので、既に薄暗い。

10/1 16:39

潰れ小屋が在ったら出口は近い。

撮影機器：

α5100 ILCE-5100 SONY

感想

yasuhiro

前回、大持山南尾根から見た岩尾根が印象深かった。家に帰り地形図に照らし合わせると、天神山の西に位置する尾根と分かった。その時はふーん、この界隈にもあんな尾根が在ったんだって感じで、それ以上の事は特に考えなかった。だが徐々に登ってみたい欲求が高まり、遂に登る決心をする。

岩登り部分は100mにも満たないが、登るほどに高度感が強く圧力を掛けて来る。背中がざわつき体が拒否反応を示す。だが戻るより登り切った方が安全だ。ホールドは豊富なので、敵は高所恐怖症だけだった。眺めの良い尾根に乗り上げた時は、ほっとしたのと同時に心地良い達成感に満たされた。

山中へ下って登り返したのは、尾根への興味よりトレーニング目的の比重が大きい。歩き易い時期になったので、そろそろ本格始動しなきゃね。トータルで1400m強の登り下りになる。これ位こなせなきゃ奥地は不安なので。だがいきなりは無理があった様だ。地元では時間を作ってちょくちょく歩いていたのだが、山はやはり全然違う。脚攣り一歩手前の状態でヘロヘロになってしまった。次はどうする？俺。安全な山域でのトレーニングはルート造りが難しいなあ。