へなちょこな自分を再認識した北岳〜間ノ岳テント縦走


- GPS
- 33:15
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,708m
- 下り
- 3,380m
コースタイム
奈良田6:30→バス→7:20広河原
広河原7:20-7:30北岳登山口7:40-9:25二俣9:45-ヘロヘロで休み休み-12:25八本歯のコル12:45-花を撮りながら-14:15北岳山荘
北岳山荘18:30-19:20北岳山頂19:40-三脚立て撮影しながら-20:30北岳山荘
2日目
北岳山荘4:35-5:15中白根山5:30-6:25間ノ岳7:25-8:10農鳥小屋8:30-9:20西農鳥岳9:40-10:20農鳥岳10:50-11:20大門沢降下点11:35-12:50大門沢合流点13:00-13:30大門沢小屋14:10-15:05八丁坂終了15:15-15:50林道合流15:55-16:35奈良田
天候 | 1日目 晴ときどき雲(一時雨) 2日目 晴ときどき雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
52号に入ると何もないので注意。 奈良田までに交互通行の場所があり、信号がかなり長いところがあります。 駐車場はお盆の割に(?)朝一は普通に停めれました。無料です。 昼間はどうなっていたか分かりませんが‥。 バス時刻 http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_6.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
北岳付近は整備され特に危険箇所はありませんでした。 大門沢は渡渉や木橋、吊橋など多く、注意が必要です。 大門沢下降点から奈良田はとにかく長いっす‥ 同じルートなら2泊した方がゆっくり楽しめて良いかと(汗) 温泉は「湯島の湯」 源泉かけ流し500円。とても気持ちよかったです。 人が多いと湯船が狭いので大変ですが、また行きたい! http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/H-KANKO/yujimanoyu/index.html |
写真
感想
昨年のお盆は赤石→悪沢でした。ということで今年もお盆は南アルプス。
南アルプスの百名山で唯一登っていない間ノ岳を踏破する広河原→間ノ岳→奈良田ルートへ。
バスの時間に追われたくないので、奈良田発にしました。
仕事後2時間仮眠した後、なんやらかんやらして0時過ぎ自宅を出発。
買出しをしながら、5時半に奈良田着。駐車場は登山バスを待つ方がすでに‥
しかし眠かったので30分仮眠。起きて準備しているとバスが来ました。
バスは3台でしたが、全員座れておりました。バスの中でも睡魔に襲われ、うとうと。
二年ぶり?の広河原。最初は御池→肩の小屋で行こうかと思いましたが、
バットレスを見たくて4年前と同様、八重歯のコルを目指します。
しかしテント重い!!水場もあるのに最初から4L背負ったのも失敗。
八重歯のコルに着いた頃には、息がすぐに切れるし荷物重いし眠いし。
肝心のバットレスもガスって見えないし。あとは惰性だけ。
北岳に行く気は失せ、北岳山荘へ。しかし下りはなぜか元気になる私。
お花畑で花を撮影&鑑賞しまくりました。北岳山荘は既に張りたかった東側はほぼいっぱい。
不人気な(?)乾燥室のそばにテントを張っていると、雨が・・急いで張って、荷物をぶち込みます。
その後も雨は降ったり止んだり。北岳は登ってるし諦めるか、と負のオーラに包まれます。
お腹がすいたのでご飯を作って待っている間に1時間も寝てしまいました(汗)
起きて少々冷めたドライカレーを食べてまた寝る。気づくと6時。
夕暮れは期待できないだろうと思いつつ、テントを出るとやっぱり厳しそう。
テント場は更に混んでおりましたが、石が多いこの場所は隣のテントと微妙な距離があり、
ボイラー(?)の音以外は何も聞こえず、静かな場所でした。
小屋の方は一人布団一枚と書いてあったので、それほどの混雑ではないのかも?
テント周りを歩いてるうちに、微妙にガスっていましたが、夕暮れ撮影がてら
北岳行っておこうと雨具とツェルト、非常食を詰め込み、三脚を持って出発。
さすがにこんな時間に歩いてる人は居ません。
北側の方に雷雲があるようで近づく傾向があればすぐに引き返そうと登っていくと、
太陽の光がなくなるギリギリに北岳登頂!さすがに誰も居ません。
お昼のヘロヘロぶりはどこへやら。撮影に走り周ります。
稲光が気になるので、適当に下山。伊那の夜景も見えたので撮影したり、星空を撮影したり。
しかし岩場で三脚立てていたら不安定な場所だったためか、三脚もろとも転落!
5mくらいで止まりましたが、肝を冷やしました。幸いカバーが割れただけでカメラは無事。
拾うために登山ルートを外したため、元のルートに戻るのも暗がりで苦労しました。
この一件で萎え、おとなしく山荘へ。
ビール飲んで、持ってきた焼酎飲みながらPSPやって(こんなもん持ってくるから重くなる)、
ちょっと星空撮って23時半頃就寝。疲れた。
二日目。珍しく3:30のアラームで素直に目覚め、朝ごはん食べながら撤収準備。
テントがびっしょびしょで撤収に時間がかかり、5時前に出発。
中白根でご来光と思いましたが残念ながら途中で夜明け。しかし綺麗です。
間ノ岳へ。やはり足が重く、なかなか歩みが進みませんでしたが、南アルプスの百名山は踏破完了。
山頂は人でごった返しておりましたが、なんとかカップラーメン証明写真(?)を撮り、
南アルプスの稜線を見ながらラーメンを食します。
赤石・悪沢・塩見から中央アルプス〜恵那山〜北アルプス〜八ヶ岳〜富士山まではっきりで最高です。
が、東の方は富士山以外ガスってきてこの後ほどんと見えなくなりました。
いよいよ農鳥に下ります。農鳥からの登り返しにえらいゲンナリします‥
やっぱり下りは元気でほどなく農鳥小屋。
軽食か何か食べたかったですが無かったのでクラッカー(クッキー)を購入。
箱と中身が気圧の影響でパンパンになっており笑えました。
有名な農鳥のおとっつぁんは日向ぼっこをしておりました。
農鳥の登りへ。西農鳥は碑が見当たらず、よく分かりません。適当な岩場のてっぺんで休憩。
先を見ると農鳥まで更なる激しいアップダウンが見え萎え萎え。
小休止を何回か取り、農鳥到着。もう動きたくない。岩場で大休止。
東側は完全にガスってるのに日差しがキツイ。
しかし仙塩尾根がたまらなくそそります。いつか行きたいな。
いよいよここからは下るのみ!
余裕があったら行こうと思っていた広河原岳はもちろんスルー(笑)
大門沢下降点から下はガスの中。
下りは今までのペースと打って変わりそれなりにスイスイ。
今回の山行で初めて先行者の方に道を譲っていただく場面が出てきました。
よく分からないうちに2550m地点。ちょっと小休止。
更に進むと沢の音が聞こえ、ちょっと進むと大門沢。水浴びをして水分補給して生き返りました。
その後20-30分ほどで大門沢小屋。パスタを食べ、水分補給して最後の長丁場へ挑みます。
下山で会った方の半数以上が小屋に泊まられるようでした。
まぁそれはその後納得したのですが‥大門沢小屋から先もとにかく長い!
沢を渡渉したり、木橋を渡ったり‥登山道というか小川を歩いたり、巻き道でアップダウンもあり。
水の量も多くて滑りやすい場所もあり、注意が必要です。
休憩しようと思った場所がちょうど八丁坂終点でした。沢の水を頭から浴び、再び復活。
ここからは吊橋を3つ渡り、ようやく林道へ。でも、ここからも長いのです!!
今まで山道を歩いていたので気になりませんでしたが舗装路に出ると足の裏が痛い。
長い、長い‥やっと橋が見え、バス停が。待ってる人も居ましたが、奈良田へ進みます。
やっと駐車場が見えたときは安堵。ズボンまでびっしょびしょですぐに着替えました。
即車に乗って温泉へ。奈良田はそそられる看板がなく、このまま温泉ないんじゃ‥
と不安になった頃、湯島の湯の看板に惹かれて入泉。とてもいい湯でした!
ステッキでできた豆と、ザックでズレた肩が痛かった‥ザックは調整が必要かもです。
満足度は高かったですが、大門沢の辛さは昨年のお盆の悪沢〜椹島の下り以上だと思いました。
北岳山荘から奈良田まで約20kmってとこでしょうか。下りが殆どでも、テント背負って歩くのはこれが限界。
登りはしんどいのが当たり前ですが、なぜ登りと下りでこうも差がでるんでしょうか‥
そして今日は腕も足も、そして腹筋まで筋肉痛‥
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