筑波山神社から筑波山ピストン歩荷トレ
- GPS
- 03:03
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 674m
- 下り
- 674m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はないが、標高差が500m以上あり、 短距離でもかなりきついトレーニングとなった。 歩荷重量約25kg。 途中で重荷を背負った自衛隊員らしき集団とすれ違ったが、 彼らはこの山でトレランのような歩荷トレをしてるようだ。 |
写真
感想
筑波山は確かに日本百名山に名を連ねる著名な山だけれど、
(百名山では最も標高が低い)
ぼくの中では観光地という印象が非常に強く、
そういうとこにはあまり足が寄らないぼくの特性上、
これまでは一度も訪れたことがなかった。
しかし市川に引っ越して比較的近くなったということと、
付近で山中での歩荷トレーニングができるところが
他に見当たらなかったので、
消去法的に筑波山に行くことにしたのだ。
とはいえ、先週、同様に筑波山に登った友人によれば、
なかなか登り応えがあり、
写真で見る限りだが風景も美しいということで、
トレーニングという概念に囚われずに
楽しめればと思いながら出発。
混み合った国道6号、16号を経て柏ICから常磐道に乗る。
土浦北ICで高速を降りてそこから約1時間で筑波山神社へ。
ケーブルカーがあったが、もちろんそんなものには目もくれず、
登山道へ取り付く。
ザックの中身は2リットルのペットボトルが9本と、
荷物の重心を安定させるための
テントやらシュラフやらの登山道具がいくつかで、
歩荷量は約25kg。前回の公園トレよりも約7kg減。
登り始めるや否や、歩荷量を減らしてよかったと痛感。
筑波山神社の標高約310mから山頂の877mまでの急登である。
きつくないわけがない。
山中での歩荷トレーニングそのものが約2年ぶりだったので、
これは実に堪えた。
それに加え、元来、この肉体が非常にスロウスタートであり、
関節や筋肉を温めるのに時間がかかるので、
最初の1時間くらいは息も絶え絶えという状態だった。
登山道を往くひとびとはまばらで、
せいぜい10分にひとりかふたりくらいしか行き交わなかった。
まあロープウェイを使えば僅か8分で展望台まで達するのだから、
わざわざ体力を使って登るのは不経済だと考えるのが
一般的なのかもしれない。
行程の中盤、迷彩服を着た自衛隊員と思われる集団が
山頂からすごいスピードで駆け下りてきた。
彼らもどうやらトレーニングらしい。
巨大なアタックザックを背負ったぼくの姿を見かけると、
非常に好意的な態度で話しかけてくれた。
このような場所でこういうひとたちを見かけると、正直心強い。
登りの3分の2くらいまで達してようやく本調子になり、
安定したペースで展望台へ。
休憩時間を含め、登山口からほぼ2時間。
コースタイムが90分だったので、こんなところだろう。
展望台は完全な観光地で、
犬を散歩させているひとがいれば、ロープウェイを使い、
サンダル1丁引っ掛けて登ってきたひともいれば、
ハイキング風の装備できたひともいたが、
ぼくのようにトレーニングのために重装備をした人間はおらず、
かなり浮き上がった様相だった。
先ほどの自衛隊員たちが恋しくなった。
荷物を背負ったまま男体山へ。
往復25分程度で、すぐに戻ってきた。
それから休憩もそこそこに女体山へ。
こちらが筑波嶺(つくばね)の主峰である。
平日ということもあってか、山頂にはあまりひとがいない。
晴れてはいたが薄雲が全体を覆い、景色はあまりよくない。
20分ほどでその場を後にした。
山頂から降り始めるとすぐに爪先が痛くなってきた。
登山靴が12年選手で革がかなり固くなってきているということと、
ぼくの足の爪先が親指よりも人差し指のほうが
1cm近くも長いという特性上、
これまでにも時折爪先を痛めていたが、
今回は爪のケアを怠っていたため、
爪がはがれそうなくらいの激痛が走った。
下り坂では特に爪先と膝に大きな負担がかかるので、
かねがね気をつけていたのだが、
ブランクはこういうところにも現れていたらしい。
ちょっと情けない気持ちになりながら、
なるべく爪先に負担をかけないように降りていった。
女体山から1時間少々で下山。
爪先をかばいながらの下山だったせいか、
背中から腰、太腿、ふくらはぎとガタガタ。
すぐ近くの筑波山温泉でひとっ風呂浴びて汗を流し、
筋肉をマッサージしてから帰宅。
それにしても、筑波山、悪くないところだった。
ところどころに奇岩があり、見る者の目を愉しませてくれたし、
杉とブナの林の中をトボトボと歩くと、
ヒグラシやらの蝉しぐれがぼくに降りかかり、
風情があることこの上ない。
今回はトレーニングだったためにあまり余裕がなかったが、
次はハイキングで登りに行きたいと思った。
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