やっとの北鎌尾根
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- GPS
- 104:52
- 距離
- 40.8km
- 登り
- 3,131m
- 下り
- 3,526m
コースタイム
- 山行
- 12:46
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 13:46
- 山行
- 11:04
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 11:53
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | 平湯の森 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
ハ−ネス
カラビナ
シュリンゲ
エイトカン
ATC
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
ザイル20M
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
テント
|
感想
やっとの念願の北鎌尾根、3年前雨で断念、2年前雨で断念、昨年は膝の半月板損傷、北鎌どころか山も諦めるはめになるのかと、一時は落ち込みましたがここは病院の先生を信じ思い切って手術、1年1ヶ月が経ち念願の尾根を歩く事ができました。
9/7上高地では土砂降り、動くのはやめてまったりとビジターセンターで鑑賞しながら待機、翌9/8未明小雨の中出発です。水俣乗越に着いたころにはもう晴天、ここまで稼いだ高度を一気に600m下り天上沢へ、下って河原の手前が唯一雪渓です。傾斜は緩いですが念のため慎重に。河原の途中で左手を見上げれば槍様の勇姿が、テンション上昇。
北鎌沢出合いからは試練の右俣の登り返し、水は多く沢登り、ひたすら沢本流を登り水が切れるところで水3Lを汲みましたが再び流れがでてきたので重い水を捨てました。最後であろう流れで水汲みをして草地にかわってきましたがどうも左加減に向かっており右加減へ修正、しかし上部で右へ寄りすぎてもP7からの沢のクライマーホイホイに捕まるらしい、おかげで見ることはできませんでした。
草、木を掴み、やっとこさ北鎌コルへたどりつきましたが師匠にはかなり離され今夜の幕営地を探してもらってました。後で考えてみるとここが一番体力を消耗したようにに思います。
幕営地は2人には丁度の広さの快適地へ、アーベンロートの大天井眺めながらバーボンとアルファー米わかめご飯が胃に染みました。そして今夜は満月、鑑賞する間もなくぐっすり寝つきました。
9/9早朝抜けるような青空ん中、いよいよ本番、ダケカンバ、ハイマツ、草を掴みながら一途に登り、P8、天狗の腰掛け?あたりでようやく展望が、絶好の幕営地でもあります。表・裏銀座、針ノ木、蓮華、立山、剣が見えてきました、こうなるとテンションが上がってきます、が、JAMさんは絶えず離れてしまいます。
まず独標が目標、もうこれからは岩稜、戻ることはできません。掴んだ岩は剥がれてくると思いながら掴むと、案の定剥がれてきて、剥がれなければラッキー、怖がらずに済みます。
こんなとこがずーと続いて独標トラバース道、切れるかもしれないロープが括ってあります。そして多分逆コの字ハング、JAMさんの指示通り隙間を無理に通るより一段下の足場を通れば難なく抜けれました。
独標ピークは上がらず巻き巻きで独標裏にでればドーンと槍様、こんな姿はここからしか見れない(当たり前)この距離この角度一番かっこいい姿です。年賀状はこれに決まり。
P13、P14、P15とにかく岩、岩、ひたすらに巻いて、上がって、息も上がってきます、相変わらずJAMさんには離されます。徐々に大きな黒いガレになってくると安定していて登りやすくなってきました、大槍もどんどん大きく近くなってきてここが北鎌平という事で一本。
ここまで来るとトレースに目が慣れてきてルートがわかってくるように思えるけどやっぱ過信は禁物、じっくり周りを眺めながらgpsと地図で確認、gpsと言えば今回スマホのアプリも併用してみました、これが見やすく便利、重宝しました、予備電池は必需です。まっ、一番の重宝はjamさんのルートファインディング力ですね。
なんだかんだいよいよ大槍の基部、必ず見たかった「穂先は近い気を抜かず頑張れ」のプレートを過ぎ、念のために20Mのザイルを出してもらいました。
核心らしいチムニーは女性が先に落石しながらよじ登って行きましたが、われわれは隣りの壁を登攀、もうワンピッチでハラハラの核心を完登のつもりでしたがあっけなく祠の裏へ、Jam師匠との撮影、尾根を振り返り感慨に浸り、槍平まで一気に下り幕営待てず、祝盃!
翌朝、来年はどこ行く、赤木沢など竿持参でどう? と話しながら新穂から平湯の森で締めとなりました。
**ヤマレコへ初の投稿です。
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