蒜山2座縦走
- GPS
- 05:35
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 813m
- 下り
- 834m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・上蒜山登山口、中蒜山登山口に無料駐車場有 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・道の状況-上蒜山、中蒜山山頂からの岩稜の急傾斜の道はは濡れていると滑り易い。その他は問題なし。 |
その他周辺情報 | ・温泉-蒜山道の駅 |
写真
感想
昨日から雨が降り続き、高速道路を走行中も強い雨がフロントガラスを打ち続ける。天気予報を信じて蒜山に向かう。9時過ぎに上蒜山の麓に着くころには雨も上がる。
上蒜山登山口の駐車場は上蒜山スキー場近くにある。
上蒜山スキー場は、施設の老朽化などに伴い2016年春で52年間の歴史に幕を下ろしたとのことです。上蒜山の登山口は少し判り難い。
草木に覆われた登山口の案内板があり、スキー場駐車場から車道を200メートルほど歩いたところに、登山口に向かう砂利道がある。
過去には賑わっていたこの周辺、昔の面影は残っているが時代の流れに逆らえず寂れています。ここから蒜山高原に拡がる牧草地を20分ほど歩きます。牧草地と杉林の境界線が上蒜山登山口です。
登山口から尾根までトンネルのような暗い杉林の急坂が続く。
突然、視界が開け明るくなる。尾根に取り付いたようだ。
緩やかな尾根道は明るく、低木の自然林から笹尾根に変化してゆく。
笹尾根にはリンドウ、アキノキリンソウ、アザミ、マツムシソウやヤマラッキョウの花々が彩を添え、秋の到来を告げている。
標高1100mに広い平坦地が拡がる。八合目、槍ケ峰です。
晴天ならば最高の展望台、西方に大山の荒々しい東壁、眼下には美しい蒜山高原が見られるのですが今日は視界が悪く残念です。
暫く休憩していると突然、覆われていたガスが流れて消えて青空が拡がります。雲海の奥に大山の荒々しい稜線が現れ、ちょっと感動します。
暫く青空を見ながら笹尾根を登り、最後の急坂を登り切ると上蒜山山頂です。
樹林に覆われた狭い空間が山頂です。上蒜山山頂の標識もなく拍子抜けの感じです。近くの三角点はパスして昼食を取る。
上蒜山山頂から中蒜山の縦走路を進みます。
一旦、標高差250mほど下ります。雨に濡れたガレ場の急坂は滑り易く、慎重な歩みになります。登山道の周辺は紅葉が始まり、広葉樹の葉が少しずつ色付き始めています。
視界が開け笹尾根に変わると上蒜山と中蒜山の稜線のコルです。
中蒜山の山頂は雲に覆われていますが、中蒜山に連なる笹尾根と緩やかな稜線が見えます。緩やかな笹尾根を登り返し、最後の急坂を登り切ると中蒜山避難小屋が現れます。
中蒜山の山頂に着きました。
山頂は広く、木製のベンチが設置され大きな中蒜山山頂の標柱が建っています。
上蒜山より中蒜山の方が登山者も多く、良く整備されています。
標高は正確には1,123mのはずですが1,122mと記されている。「いい夫婦」の語呂合わせとかで、毎年11月22日に「いい夫婦登山」なるイベントを実施しているそうです。山頂で暫らく休憩、記念撮影をとる。依然として空は雲に覆われ眺望は期待できません。
山頂を後にして下山を開始、中蒜山登山口に向かいます。
この下山道は大変、変化に富んでいます。
最初の下蒜山分岐までは緩やかな笹尾根でリンドウなど沢山の花が咲いています。
分岐を塩釜冷泉方向に急坂を下る。八合目まではガレ場、土が濡れて滑り易い。続く三合目までは根っ子道が続き歩きにくい。
そして水の音が聞こえると沢に出会う。慎重に数回渡渉を繰り返し明るいブナ林を歩くと視界が開け、一合目の標示板が見えてくる。
明るい牧草地を抜け暫く歩くと、塩釜冷泉のある中蒜山登山口に到着する。
中蒜山登山口にある塩釜冷泉は蒜山三座の真中、中蒜山の裾の谷間から湧き出る天然水。湧水量は毎秒300リットル、水温は年中11度前後と冷たいことからも冷泉という名の意味がよくわかります。昭和60年には日本名水百選(環境省)に認定されました。
中蒜山登山口の周辺にはキャンプ場、レストラン、宿泊施設などがあり蒜山高原観光の一大拠点になっています。中蒜山が蒜山三座の中心となり、大勢の観光客や登山者で賑わっていました。
天候には少し恵まれませんでしたが蒜山二座を縦走し、無事山行が終わった事を感謝したい。ありがとうございました。
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