北岳
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- GPS
- 09:40
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,756m
- 下り
- 1,909m
コースタイム
-12:30北岳小屋付近-13:00八本歯のコル-14:00二俣-16:00広河原
天候 | 晴れ 山頂付近ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
運行時間は始発5:10。最終が17:00。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 |
写真
感想
今夏は、八ヶ岳・富士山・南アルプスを計画していました。
先の2つは達成し、ついに南アルプスへ。
甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳なども迷いましたが、
まずはやっぱり日本第二の高所を目指すことにしました。
朝のうちは晴れていましたが、麓に着く頃には山頂にガス。
絶景を期待していましたけど、仕方ないですね。
登山者も多く、皆が各々のペースで抜きつ抜かれつ登っていました。
私は基本マイペースで、休憩を最小限に。
シャリバテ防止にベビースターを食べながら。
疲労はほとんどありませんでしたが、
やっぱり空気の薄さのせいでしょうか。息が上がってきました。
勾配がきついというのも理由でしょうね。
その辺りは、富士山と同じような感じでした。
一歩一歩をゆっくりと、深呼吸しながら。
八本歯のコルからは、山頂が全く見えませんでした。
先の様子も分からずにただ登りました。
風もそこそこ強く、時々身を屈めながら、岩を乗り越えていきます。
前も下も真っ白の中、どうにか山頂に到着。
達成感を満たしてくれたのは、山頂の標識だけ。
それでも、心行くまで北岳の空気を味わいました。
裾野から山頂付近まで、至る所に高山植物が花をつけていました。
花の名前が分かると、もっと楽しいでしょうね。
下山の際、思いっきり勘違いしてしまいました。
「肩の小屋」と「北岳小屋」を……。
北岳小屋に向かって、風の強い稜線をどんどん進んでいきます。
それが、涼しくて気持ちよかったんですね。
そして、視界が全く利かなかったことが、南北を間違えた最大の原因。
何も考えずに進んでいくと、ふと気がつきました。
「標高がほとんど変わっていない…」
ここで初めて、GPSの地図を確認しました。
北岳小屋方向からは、広河原へ帰ることは絶望的。
間ノ岳を目指しているわけでもないですし。
非常食などはあるものの、基本的に日帰り装備。
戻るしかありません。
幸い、トラバースで八本歯のコルまで戻れることには
すぐに気がつきました。
予定の白根御池はキャンセル。次回のお楽しみですね。
最終のバスが17:00ですから、少し急ぎます。
通り過ぎた何人かの方々に、声を掛けられました。
「この時間なら大丈夫ですよ」と言って下さいました。
八本歯のコルに戻ったのが、13:00前。
それでも何となく落ち着かず、写真を撮る心の余裕もありませんでした。
落ち着いてきたのは、ガスを抜けた頃でした。
道迷いの原因としては、ガスは大きいと思いました。
これが山の怖さだと痛感。とても良い経験になりました。
ガスの中でこそ地図が重要だと、再認識です。
それから思い込みの怖さ。
空気が薄く疲労の分だけ、判断力も劣るということでしょうか。
今となっては笑い話ですが、こういうこともあるんですね。
さすがに登ってきた道ですから、全く問題なく下山できました。
眺望は楽しめなかったものの、物凄く貴重な体験が出来ました。
そしてまたいつか、北岳に挑戦したいですね。
この体験はむしろ、次回へ繋ぐステップになった気がしています。
私も経験があります。
展望がないと、つい思いこんでしまいます。
次回はきっと360°の展望が迎えてくれるでしょう。
隣の小太郎山もいいですよ!
その時は本当に焦りました
生きた心地がしなかったですね。
rideMさんは日頃から多くの山に登られてますね
羨ましいです
小太郎山、良さそうですね!
私の体力だと日帰りは無理かもしれませんが、
北岳なら一泊してもいいかな~?と思いました。
とりあえず気長に、再挑戦を考えてみます
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