平日早朝のJR高尾駅。中央本線の6:42松本行きに乗り、甲斐大和へ。車内の席はほぼ埋まっており、登山姿の方が結構いる。いい天気になりそうだ。
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平日早朝のJR高尾駅。中央本線の6:42松本行きに乗り、甲斐大和へ。車内の席はほぼ埋まっており、登山姿の方が結構いる。いい天気になりそうだ。
7:38、甲斐大和駅。ホームから皆速足で駅前のバス亭へ急ぐ。平日の甲斐大和から上日川峠行きのバスは午前中に2本のみで混雑が常との事前情報。気温は12℃ほどでダウンやフリースを急いで羽織る人達が目に付く。
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7:38、甲斐大和駅。ホームから皆速足で駅前のバス亭へ急ぐ。平日の甲斐大和から上日川峠行きのバスは午前中に2本のみで混雑が常との事前情報。気温は12℃ほどでダウンやフリースを急いで羽織る人達が目に付く。
マイクロバスは補助席も使えない程の混雑。運転手さんが「もっと詰めていただけませんか」と何度も声を上げる。乗客の熱気で窓も曇って何も見えない。自分はなんとか座れたが、タイヤの上の席になってしまいザックを抱く体勢がやや辛い。
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マイクロバスは補助席も使えない程の混雑。運転手さんが「もっと詰めていただけませんか」と何度も声を上げる。乗客の熱気で窓も曇って何も見えない。自分はなんとか座れたが、タイヤの上の席になってしまいザックを抱く体勢がやや辛い。
9:00過ぎ、なんとか上日川峠に着。登山ガイドやネットの情報ではバスで40分と記載されていることが多いが、55分は乗った。酔いそうだった。このあたりはもう紅葉が真っ盛りみたいだ。
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9:00過ぎ、なんとか上日川峠に着。登山ガイドやネットの情報ではバスで40分と記載されていることが多いが、55分は乗った。酔いそうだった。このあたりはもう紅葉が真っ盛りみたいだ。
雲ひとつない絶好の登山日和。こんなのは初めてかもしれない。駐車場もほぼ満車である。
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雲ひとつない絶好の登山日和。こんなのは初めてかもしれない。駐車場もほぼ満車である。
ロッヂ長兵衛のベンチを借りて準備。トイレ・水場あり。ちょうどおじさんのいる場所に登山届けを出す箱がある。
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ロッヂ長兵衛のベンチを借りて準備。トイレ・水場あり。ちょうどおじさんのいる場所に登山届けを出す箱がある。
では行きましょう。まずは福ちゃん荘まで25分とのこと。
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では行きましょう。まずは福ちゃん荘まで25分とのこと。
ブナとミズナラの樹林帯。登りとも言えないようななだらかな道が続く。気温は甲斐大和駅前とほぼ同じの12〜3℃というところでやや肌寒い。
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ブナとミズナラの樹林帯。登りとも言えないようななだらかな道が続く。気温は甲斐大和駅前とほぼ同じの12〜3℃というところでやや肌寒い。
登山道のすぐ隣を並行して走る道。山小屋の人が荷揚げする車道だろう。あちらを歩いても着く所は同じだし、景色もほとんど変わりはない。雨上がりなどは向こうでもいいだろう。
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登山道のすぐ隣を並行して走る道。山小屋の人が荷揚げする車道だろう。あちらを歩いても着く所は同じだし、景色もほとんど変わりはない。雨上がりなどは向こうでもいいだろう。
福ちゃん荘に着。
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福ちゃん荘に着。
うわ〜。夏だったらこの冷やしトマトを絶対買っていただろう。覚えとこう。
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うわ〜。夏だったらこの冷やしトマトを絶対買っていただろう。覚えとこう。
福ちゃん荘からは直に山頂を目指す唐松尾根と大菩薩峠へ分岐する。天気がいい内に登ってしまいたいので、自分は時計周りのコースを選択した。
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福ちゃん荘からは直に山頂を目指す唐松尾根と大菩薩峠へ分岐する。天気がいい内に登ってしまいたいので、自分は時計周りのコースを選択した。
まずは日当たりの良いなだらかな登りが続く。ここまでずっとこんな感じだ。すでに標高は1700mを超えている。
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まずは日当たりの良いなだらかな登りが続く。ここまでずっとこんな感じだ。すでに標高は1700mを超えている。
唐松尾根中盤の軽い岩場。斜度も上がり、やっと山らしくなってきた。汗はたまに滲む程度。なるほど、秋山というのはこんなものか。
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唐松尾根中盤の軽い岩場。斜度も上がり、やっと山らしくなってきた。汗はたまに滲む程度。なるほど、秋山というのはこんなものか。
福ちゃん荘から30分登っただけでこの絶景。手前に見えるのは上日川ダムのようだ。その向こうにそびえるのが三つ峠から釈迦ヶ岳に連なる峰か。ここ最近の登山の敵を取るような好天に恵まれ、夢中でシャッターを切る。
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福ちゃん荘から30分登っただけでこの絶景。手前に見えるのは上日川ダムのようだ。その向こうにそびえるのが三つ峠から釈迦ヶ岳に連なる峰か。ここ最近の登山の敵を取るような好天に恵まれ、夢中でシャッターを切る。
唐松尾根の後半は急登が続くが、後ろを振り返ればずっとこの展望が続く。しかも当然ながら登るにつれて徐々に見晴らしが良くなるので、別にさっきそれほど頑張って撮影しなくとも良かった(笑)
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唐松尾根の後半は急登が続くが、後ろを振り返ればずっとこの展望が続く。しかも当然ながら登るにつれて徐々に見晴らしが良くなるので、別にさっきそれほど頑張って撮影しなくとも良かった(笑)
11:15、大菩薩峠からの合流点である雷岩に到着。唐松尾根は大した登りではなかった。前日に十分な睡眠を取れたこともあり、体調は万全。
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11:15、大菩薩峠からの合流点である雷岩に到着。唐松尾根は大した登りではなかった。前日に十分な睡眠を取れたこともあり、体調は万全。
相変わらずの好展望で、ここが大菩薩嶺登山一番の絶景ポイントらしい。日差しが非常に強く、気温はなんと20℃を超えている。雷岩の上で計ったので照り返しもあるんだろうが、完全に夏日である。風もなし。「2000mの山の上の気温は地上マイナス12℃」というのはなんだったのか…。
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相変わらずの好展望で、ここが大菩薩嶺登山一番の絶景ポイントらしい。日差しが非常に強く、気温はなんと20℃を超えている。雷岩の上で計ったので照り返しもあるんだろうが、完全に夏日である。風もなし。「2000mの山の上の気温は地上マイナス12℃」というのはなんだったのか…。
昼食の前にここから山頂を往復してくる。所要時間は片道10分ほど。標識の字がほとんど消えてしまっているが、左は「大菩薩嶺」右は「大菩薩峠」と書いてある。
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昼食の前にここから山頂を往復してくる。所要時間は片道10分ほど。標識の字がほとんど消えてしまっているが、左は「大菩薩嶺」右は「大菩薩峠」と書いてある。
山頂までの静かな道。日陰に入った途端に体感温度がぐっと下がり、2000mの標高を思い出す。好天だが、これはこれで難儀な気候だな…。
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山頂までの静かな道。日陰に入った途端に体感温度がぐっと下がり、2000mの標高を思い出す。好天だが、これはこれで難儀な気候だな…。
大菩薩嶺山頂(2057m)着。木々に囲まれた小さな広場で展望もなく、人影は少ない。西側に丸川峠を経由して大菩薩嶺登山道に至る道が続いている。上日川峠まで車道が通る前は、主にこちらから4時間ほどかけて登っていたようだ。
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大菩薩嶺山頂(2057m)着。木々に囲まれた小さな広場で展望もなく、人影は少ない。西側に丸川峠を経由して大菩薩嶺登山道に至る道が続いている。上日川峠まで車道が通る前は、主にこちらから4時間ほどかけて登っていたようだ。
では稲荷講員としてのお勤めを。簡素ではありますが、2000mの頂で大神さまの御恩頼を仰ぎ奉り畏み奉り祈り奉ります。
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では稲荷講員としてのお勤めを。簡素ではありますが、2000mの頂で大神さまの御恩頼を仰ぎ奉り畏み奉り祈り奉ります。
雷岩まで戻ってきた。時刻は丁度正午で登山客がどんどん登ってくる。お弁当を広げる人達で賑やかな雰囲気だ。自分も腰を下ろす。
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雷岩まで戻ってきた。時刻は丁度正午で登山客がどんどん登ってくる。お弁当を広げる人達で賑やかな雰囲気だ。自分も腰を下ろす。
富士山から右に目を向けると甲府盆地が一望できる。甲斐の国は本当に山に囲まれているね。その向こうに見えるのは南アルプスの山々。
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富士山から右に目を向けると甲府盆地が一望できる。甲斐の国は本当に山に囲まれているね。その向こうに見えるのは南アルプスの山々。
秋山ということで初カップラーメンを楽しみにしてきたのだが、この気温では到底食べる気にならない…。お湯は捨てた。仕方ないので行動食をつまみに展望をのんびり楽しむ。帰りのバスまでにはたっぷり余裕がある。
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秋山ということで初カップラーメンを楽しみにしてきたのだが、この気温では到底食べる気にならない…。お湯は捨てた。仕方ないので行動食をつまみに展望をのんびり楽しむ。帰りのバスまでにはたっぷり余裕がある。
12:40。雷岩を後にして尾根伝いに大菩薩峠へ。ここもなだらかな道だ。2000mの稜線歩きはすばらしい。こんな景色があったんだな。
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12:40。雷岩を後にして尾根伝いに大菩薩峠へ。ここもなだらかな道だ。2000mの稜線歩きはすばらしい。こんな景色があったんだな。
岩場があるが、特に手を使うほどのものでもない。楽な道だ。
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岩場があるが、特に手を使うほどのものでもない。楽な道だ。
時計周りのルートは常に右前方に富士山を眺めながら稜線を下る。逆周りのルートは唐松尾根で正面に富士山を望みながら下ることができるよ。
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時計周りのルートは常に右前方に富士山を眺めながら稜線を下る。逆周りのルートは唐松尾根で正面に富士山を望みながら下ることができるよ。
賽の河原に到着。嘘のような青空には翳る気配も見られない。ここには避難小屋があるようだ。また、地図によるとここから休業した富士見山荘に直結する旧道があるらしい。
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賽の河原に到着。嘘のような青空には翳る気配も見られない。ここには避難小屋があるようだ。また、地図によるとここから休業した富士見山荘に直結する旧道があるらしい。
賽の河原からひと登りして親不知の頂に。ここも相変わらずの展望。賑やかな保護者同伴の小学校低学年のグループがシャボン玉を吹いていた。
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賽の河原からひと登りして親不知の頂に。ここも相変わらずの展望。賑やかな保護者同伴の小学校低学年のグループがシャボン玉を吹いていた。
大菩薩峠と介山荘を見下ろす岩場。ここもすばらしい景色だ。雲のある景色も見てみたいという贅沢な気持ちが出てきた。
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大菩薩峠と介山荘を見下ろす岩場。ここもすばらしい景色だ。雲のある景色も見てみたいという贅沢な気持ちが出てきた。
大菩薩峠に到着。
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大菩薩峠に到着。
登山客で賑わう介山荘は土産物が充実している。冷たい缶コーヒーを購入。うまかった。
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登山客で賑わう介山荘は土産物が充実している。冷たい缶コーヒーを購入。うまかった。
こんなきれいな100名山ピンズがあるらしい。これも購入。壮年の男性が写ったモノクロ写真を山小屋の従業員に見せて、場所がわかるかと聞いていた女性がいた。女性の亡父だが、どこの山で撮影したものだかわからないという。
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こんなきれいな100名山ピンズがあるらしい。これも購入。壮年の男性が写ったモノクロ写真を山小屋の従業員に見せて、場所がわかるかと聞いていた女性がいた。女性の亡父だが、どこの山で撮影したものだかわからないという。
一休みし、山小屋の裏手を回って上日川峠へ戻る。トイレは小学生の子供達で占拠されていた。ここから石丸峠へ下ってバスを待つという手もあるが、そうすると上日川峠からの客で席はいっぱいになりそうなのが悩ましい。
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一休みし、山小屋の裏手を回って上日川峠へ戻る。トイレは小学生の子供達で占拠されていた。ここから石丸峠へ下ってバスを待つという手もあるが、そうすると上日川峠からの客で席はいっぱいになりそうなのが悩ましい。
紅葉が美しい樹林帯を下る。ここも非常になだらかだ。この周遊コースは総じてこんな感じであり、高尾山デビューが訪れても無理なく登れると思う。筑波山や大山の方が険しかった。
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紅葉が美しい樹林帯を下る。ここも非常になだらかだ。この周遊コースは総じてこんな感じであり、高尾山デビューが訪れても無理なく登れると思う。筑波山や大山の方が険しかった。
紅葉はちょうど今の時期(10月下旬)がシーズンのようだ。少し傾いた日に照らされて暖かい色をしている。
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紅葉はちょうど今の時期(10月下旬)がシーズンのようだ。少し傾いた日に照らされて暖かい色をしている。
休業した富士見山荘の辺りで今日初めての沢を見る。
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休業した富士見山荘の辺りで今日初めての沢を見る。
唐松尾根への分岐である福ちゃん荘に到着。山頂からここまで急な下りはほとんどなく、いつも感じていた膝の痛みや違和感も皆無。本当に楽なコースだ。
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唐松尾根への分岐である福ちゃん荘に到着。山頂からここまで急な下りはほとんどなく、いつも感じていた膝の痛みや違和感も皆無。本当に楽なコースだ。
帰りは車道を歩いてみる。
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帰りは車道を歩いてみる。
14:50、上日川峠に帰着。本当にすばらしい1日だった。むしろこれほど晴れると現実感がないね。
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14:50、上日川峠に帰着。本当にすばらしい1日だった。むしろこれほど晴れると現実感がないね。
バスまではまだ1時間ある。こうして山でのんびり過ごすのも贅沢な時間だ。このあたりは朝と変わらず12〜3℃で肌寒い。
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バスまではまだ1時間ある。こうして山でのんびり過ごすのも贅沢な時間だ。このあたりは朝と変わらず12〜3℃で肌寒い。
またたっぷり50分山道を揺られ、酔いそうになりながら甲斐大和駅に到着。上と下の気温差のせいか、それとも酔いのせいか頭痛がする。
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またたっぷり50分山道を揺られ、酔いそうになりながら甲斐大和駅に到着。上と下の気温差のせいか、それとも酔いのせいか頭痛がする。
高尾駅で食事して帰ります。お疲れさまでした。
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高尾駅で食事して帰ります。お疲れさまでした。
おまけ
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おまけ
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