日帰りの限界…初冬の双六岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,361m
コースタイム
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 13:25
これから日毎に雪は増え状況は全く変わって来るはずなので、道の状況などはあまり宛にならないと思います。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません。 双六稜線は視界が悪い時は注意です。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉に沢山あります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
アイゼン
ピッケル
|
---|---|
共同装備 |
無し
|
備考 | ピッケル持って行ったけど使いませんでした。 |
感想
前夜、新穂高無理駐車場につき23時頃就寝。2時に起きてゆっくり準備し、3時に出発する予定が朝起きたら5時…寝坊したー!慌てて準備し、5:30過ぎにスタート。スタートから遅れた為、今日はピークは無理かなぁなんてこの時は思っておりましたが…。スタートから快晴。否が応でもテンションが上がります。秩父沢の橋は外されていましたが、水量も特に問題なし。順調順調と思っていたら…イタドリヶ原手前で道を間違え、沢沿いを上がってしまうありえない道間違い…。間違いに気付き道を修正するべく、藪を漕ぎ30分位タイムロスしてしまいました。寝坊に加え手痛いミスですが…イタドリヶ原に戻り気を取り直して高度を上げます。めちゃくちゃ親切な道表示があるのに何で間違えたんだろう…。と時間を取り戻すかの如く先を急ぎ鏡平へ。ここで、槍と穂高とのご対面。この日は絶好の快晴。鏡池が凍っていた為、水面に槍穂が映るという事はなかったけどすげー綺麗。ここで冬靴に履き替え、アイゼン履いて先を進みます。タイムロスがあったとは言え、ここまでは良いペースで来れてたのでこのままイケるんじゃない?という甘い考えで進みます。弓折分岐までは割と歩きやすかったし、とにかくこの日は槍穂高をずっと眺めながら歩く事が出来た貴重な日でした。弓折乗越からは積雪量も段々多くなり、花見平まで来ると地図には雪田と書かれている通り、膝上までズボズボとハマる箇所も出て来ます。双六小屋手前辺りから積雪で足を取られ、小屋が見えるが中々進まない状態で、やっと小屋に辿り着くとそこは風の通り道。今まで穏やかだったけど風ビュービューで急に寒くなります。鷲羽を目の前に着替えを整えいざ出発。時刻は11時過ぎ。コースタイム通りだったら12時には着くかなぁという想定も、直ぐに打ち砕かれました。小屋から上は積雪が更に増し、中々前に進めません。稜線分岐まで40分位かかり、CTの倍の時間を費やす事に。で、この先も今まで無雪期に双六来た事はあったけど、巻道コースでしか行った事がないので、稜線へ出る夏道がよく分からない状況。適当に尾根を上がってヒーヒー言いながら何とか稜線へ。稜線出ると直ぐに現れた笠ヶ岳が印象的でした。稜線に出てもだだっ広く、本当に広い雪原と言う感じなので適当に双六頂上方面に向かいます。なだらかだけど足を取られ中々前に進みません。ピークは見えてるんだけど後ちょっとが中々遠い。いつ帰ろうかなぁなんてずっと思いながら進んでいたら、ようやく山頂の標識がちょっと見えて来ました。ここまで来たら行くかぁと最後の登りを上がりようやく山頂へ。ここで、黒部五郎や薬師岳、水晶岳など黒部の山深い真っ白な山波が姿を現わします。ちょっと感動。しかし、時間も時間だし風強くて寒いしで長居は出来ません。時刻は13時前。ヘッデン下山を覚悟し下山開始。双六小屋までまた適当に稜線を歩き適当に尾根を下ります。途中で一瞬雷鳥が飛び立って行く姿が。カメラに収められなかったけど、真っ白な冬毛に生え変わっていました。
程なくして小屋に辿り着き、もう一度装備を整えて進みます。今日の核心はこの双六小屋から弓折乗越までの登り返しでした。既にヘロヘロ状態での登り返しで、残り少ないライフは限りなく0に近付いていきました。何とか弓折乗越まで戻ります。この時既に時刻は15:30。良い具合に槍が夕陽に照らされます。ここからチェーンスパイクに履き替え後は降り一辺倒なのでとにかく降ります。鏡平までは割と直ぐに下れましたがここからが長い。シシドウヶ原に降る頃には日没間近。往路で道迷いをした苦い記憶があるので慎重に道をよく見ながら下ります。それにしても、分かりやすい道表示に何でさっき間違えたんだろう⁇と言う位印はあります。秩父沢に着く頃にヘッデン付けて、後もう少しという思いで下ります。林道に入る頃には辺りは真っ暗。わさび平小屋でこの日初めて人に会い挨拶を交わしました。小屋の人なのか、山菜採りなのか…キャンプ場にはテントが。後は林道歩きなのでヘロヘロになりながら駐車場に戻る事が出来ました。何とか日帰りピストン出来たけど、日帰りでの双六は二度と行かないなと(笑)何とか歩けたので、この体力を維持していきたいなとは思いました。多分、日帰り山行としては今まで一番歩いたんじゃないかなー。日が昇り暮れるまで、あっという間に感じた山行でした。
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