富士山【須走】<2日間睡眠ゼロ&日帰り登山>
- GPS
- 09:54
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,791m
コースタイム
天候 | 晴れ時々くもり⇒ガス⇒晴れ⇒ガス(標高によって変化します) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所はありません。 高山病を防ぐために1時間ほど五合目で高度順応を。 |
写真
感想
28日に巻機山から帰宅したのが午後4時前だったと思う。
そして帰ってすぐに着ていたものを即洗濯〜。
山服は速乾性があるから2時間もあれば乾くし。
実は連チャンで次は富士山に登るのだ。
前日の巻機山往復で結構ヘトヘトなんですけどね〜。
でもまだ今年富士山に登ってないし、
早く登らないと夏が終わっちゃうしーっ!!!!!!
台風も近付いていてお天気が心配だけれど、
もう決めてしまったからには登らねば。
レンタカー48時間分借りてますから。。。ε- (´ー`*) フッ
お風呂で汗を流したり、ごはん食べたり、準備して
出発まで少しでも寝ようとベッドで横になるのだけど
いつものごとく全然眠れない。
眠いのに眠れなーい。
もぉぉぉぉぉ〜っ!ヾ(。`Д´。)ノ
なんでこんなに神経質なんだかーーーーーーっ!!!
自分がとっても憎らしい。
そして眠れないまま、出発の時刻を迎える。
大丈夫か? わたし。。。
2日続けて寝ないまま富士山に登れるのか???
なんだかひどい高山病になりそうで、、、すごく怖い。。。
゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆
不安なまま自宅を出たのが29日の1時半ぐらい。
今回はそれほどお金もかからないので往復高速を利用。
実は7月に富士登山を予定していたのだけど、天気が悪くて延期。
お盆明けにも予定を立てたのだけど、またしても天気のせいで延期。
そしてやっと漕ぎつけたのが29日月曜日。
28日の17時にマイカー規制がとけるのを狙ってアタックは月曜日に設定した。
今年は須走ルート。
このルートは去年の7月にも1泊2日でアタックしたのだけど、
2日目の悪天候により止むなく本八合目(標高3,400m)で断念。
あとたった標高300ちょっとだったのに。。。無念過ぎる敗退でした。。。
そしてそのリベンジで翌8月に富士宮ルートで日帰り弾丸アタックをして
やっと剣ヶ峰まで登ることができた。
須走でもう一度リベンジしたい。。。
そういう思いを1年温めてきたので、どうしても天気の悪くない日に登りたい。
そして今年はお鉢巡りをぜひぜひしたいのだ。
(実は富士のお鉢はまだ未経験〜。)
゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。
午前2時頃、御殿場ICを下りて富士あざみラインに向かう。
2日間寝ていないせいか、頭の回転が鈍いのがわかる。
案の定、途中で道を間違えてしまい、
東富士五湖道路(有料)にもう少しで入ってしまうところだった。。。
やばぃやばぃ。。。
これに乗ってどこに行こうとしていたんだ? わたしは。。。
道を修正して、富士あざみラインの入口までくると、
「駐車場満車」という大きな看板が目に入る。
うげ。。。マジ? 出遅れた。。。
去年の富士宮は全然余裕で止められたのにな。。。
須走はやっぱり人気高いのかな。
とにかくいつどこで路肩駐車になるかドキドキしながら車を走らせる。
結局止めたのは、駐車場からほど近い路肩。
まだそれほど路駐している車もなくラッキーでした。
駐車して1時間、標高に慣れるために車内で休みます。
そういえば昨日も2,000m近くの山に登ったんだよなぁ。。。
高度順応もうすっかりできてたりしてwww
3時半、準備を済ませて登山口に向かう。
さすが標高2,000m。少し肌寒い。
そしてやっぱり星空がすごい。
五合目山小屋前でトイレを拝借。
200円也。
午前4時。
須走登山口よりスタート。
ヘッドランプの明かりだけを頼りに歩く。
まだ夜明け前なので真っ暗でかなり怖いwww
富士宮ルートの時は樹林帯が無かったので平気だったけれど、
ここ須走ルートは樹林帯からのスタートなので暗いと木々が薄気味悪いのだwww
撮影しても真っ暗で何も映らないので、しばし歩くことに専念する。
2日間も寝ていないとやっぱり堪えます。。。
しかも足も疲れていて重い。
いつもよりペース遅め。
しばらく暗い闇の中を歩いていましたが、
だんだんと空が白んでくるのがわかります。
曇っていたから御来光は諦めていたのですが、
しっかりと朝日は昇って来てくれました。
御来光を見るとやっぱり感動します。
思わず手も合わせたりして。。。
朝日を見ながら登っていると、いつのまにか新六合目。
休憩せずにそのまま登ります。
日が昇るとあっという間に青い空になりました。
思ったよりずっとお天気がいい。
天気いいけど、テンション低いぞ。。。
こんな状態で山頂まで辿りつけるのかなぁ。。。と弱気。
新六合目。
山頂に雲がかかってきました。
6時半過ぎるとついにガスに包まれる。
でも涼しくて気持ちいいかも。
7時前に七合目大陽館。
ああそうか、ここはもう3,000超えてるのか。。。
この辺りからなぜか私は調子が上がってくる。↑↑↑
寝てないのに???wwwwwwww
私ってそんなにタフだった???
逆に旦那さまのペースが遅れてくる。
15分ごとの水分補給と呼吸に気をつけながら登ります。
七合目過ぎたところで、、、目の前に死体が。。。
死んではいませんw
爆睡しているだろうお2人。。。
こんなところでも眠れる人がとてもうらやましい。。。
私も早く下山してぐっすり眠りたい。。。
左手には砂走りで下山する人が小さく見える。
去年も見た。
私たちは風雨の中走って帰った道。
今回は。。。降りませんように。
そして本七合目。
遅れている旦那さまを待つ間だけ休憩。
昨日も遅くまで家で仕事していたので相当しんどいのだろう。
顔色も悪い。
って、私も負けずに顔色悪〜いっ。。。
それにしても去年に比べて私は全然足取りは軽い。
空気の薄さもそんなに感じない。
やはり昨日2,000まで登ったおかげ??
江戸屋八合目。
なんだか晴れてきたような。。。
青い空が広がってきました。
八合目は下山する人との合流点で大混雑。
みんなゾロゾロ大勢で歩いている。
そして去年泊まった本八合目の江戸屋さん。
懐かしい。
去年は4時間でここまで来れた。
今回は30分以上オーバーしてる。
遅れている旦那さまを待つ。
待ちながら考える。
決して遅いタイムではないけれど、旦那さまの体調が心配。
無理してこのまま先登らせてもいいのだろうか?
やはり2日続けての、しかもほとんど寝ないままの登山はかなり身体に負担がかかる。
ここからなら砂走りで下山することもできるし。。。
遅れて登ってきた旦那さまに訊いてみる。
「大丈夫? 登れそう?ここから下山もできるよ?
思ったんだけど、このままだと今回はお鉢巡りはやめた方がいいと思う。ここから先がもっとキツイし。」
少し不服気味だった旦那さま。
だけど今回は自分でもしんどいってわかってるはず。
「とりあえず、須走の山頂まで行ってから決めよう。」と私。
それで合意。
もしかしたら劇的に回復しちゃうかもしれないし?
さー、ここが一年前のリベンジスタート地点。
私のテンションは最高潮 !
2日寝ていないのになぜ????wwwww
(寝ていないからハイなのかも。。。)
お天気はすごくいい。
去年のようなことはない。
そして八合五勺の御来光館。
残すは九合目。
足取りも重くない。
息もそれほど苦しくない。
寝不足にもかかわらず元気。
私だけ不思議と元気。。。
そういえばこの辺りで、さっき本七合目付近で死んだように道端で寝ていた人たちが復活して元気に登っていたっけ。。。
やっぱり寝るってことは大事。。。
そして九合目。
ここには山小屋は無し。
あとは山頂へと伸びる登山道、400m。
しばし旦那さまを待つ。
しんどそうに登ってくる旦那さま。
もうすぐだよ。
姿を見届けて山頂へ向けて登り続ける。
あと少し。
顔色悪い人多し。。。(苦笑)
みんな仲間。。。
最後の鳥居をくぐれば久須志神社。
つまり須走ルートの山頂。
最後の鳥居まで来て、旦那さまが登ってくるのを待つことにする。
10分ほどして旦那さまが登ってきた。
よく頑張った〜っ!
神社でお参りを済ませて、休憩。
東京屋さんの隣の軒下でゆっくりしました。
時間的にはまだ余裕はあるけれど、
旦那さまの今の体力ではもう限界だと判断して、
お鉢巡りは中止して下山することにする。
また来ればいいし。
また来年も来るし。
須走ルートのいいところは、下山時、土質がやわらかくて足に負担のかからないところ。
それにしても、私はどうして元気なんでしょう?
2日も眠らないまま、しかも前日も登山で。。。
自分でもよく登れたと感心というか、、、不気味。。。。wwww
七合目あたりから本格的に砂走りで一気に下る。
あのぉ、真ん中歩かれるととっても邪魔なんですけど。。。(汗)
歩いて下りるなら、端によってくださいな。。。(苦笑)
そんなことも言えないので、歩いている人たちを避けて砂走りする。
このときの皆さん、ほとんど砂走りしてないんですよね。
地道に歩いて下りてる。
だから私がザクザクザク・・・と走って下りていくと、
「すげ〜っ。。。」とか言われて。。。
みんな、、、砂走りしたいからこのルートで下りてるんじゃないの???
ってか、お疲れでそれどころじゃないのかな?
それとも転ぶのが怖いのかな?
でも地道に歩いて下りる方が時間長くかかっちゃって余計に疲れると思うんだけど。。。
去年の夏、須走&御殿場ルートで二度も砂走りした私は砂走りが楽しくてたまらない。
一気に砂走りで駆け下りてしまう。
旦那さまはかなりお疲れだし、足の調子もよくないようで
去年ほど砂走りを楽しむ余裕はなかったみたいだ。
登りと同じように旦那さまが下ってくるのを待つ。
やっぱりお鉢巡り中止にして良かった。。。
一気に砂走りしたあと、途中からルートが去年と違うことに気づく。
なんだか軽く砂走りできそうな感じの道がまだまだ続く。
土がやわらかいので、足に負担がなくて嬉しい。
でも私はとうとう睡魔に襲われる。
あくびが頻繁に出て、頭も痛くなってきた。
‘ついに’というか‘やっと’wwww
また旦那さまが途中で足元がよろけて倒れてしまったので、
私のシングルストックを出して、Wストック代わりにして下山してもらうことにする。
フラフラの2人は励まし合いながら下山する。
お腹も空いたしなぁ。。。
早く駐車場に帰りたい。。。
そして13時44分無事下山。
よく頑張りました。
お疲れさまでした。
車に戻ってすぐさま横浜に向けて帰る。
お腹が空いていたので足利SAで遅いお昼ごはんを食べる。
お腹一杯。。。
美味しかったです。
この後睡魔に襲われたので途中のPAで20分ほど仮眠しました。
2日ぶりの睡眠。。。たった20分だったけれどやっとぐっすり眠ることができました。
あ〜、眠れるってなんて幸せなんだ。。。
体力度 ★★★★☆
危険度 ☆☆☆☆☆
整備度 ★★★★★
眺望度 ★★★★★
山スカ度 ★★★★☆
虫集り度 ☆☆☆☆☆
※上記は、2011年8月29日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
今年の夏は天候が不安定で富士登山も延期続き。
ようやく日程を組んだけれど、2日続けて連チャン登山という過酷な条件での山行だった。
残念ながらお鉢巡りはできなかったけれど、また来年それを目標に登ればいいと思う。
※睡眠はしっかりとって登山しましょう。
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