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Yamareco

記録ID: 133450
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍

2011年09月10日(土) ~ 2011年09月11日(日)
 - 拍手
GPS
31:55
距離
25.2km
登り
2,689m
下り
2,681m

コースタイム

9/10 5:30扇沢〜8:40種池山荘8:55〜9:50爺ヶ岳南峰〜11:50冷池山荘キャンプ場12:50〜14:30鹿島槍南峰15:00〜16:00冷池山荘キャンプ場(泊)
9/11 4:30冷池山荘キャンプ場〜5:15布引岳6:00〜6:45鹿島槍南峰7:00〜8:00冷池山荘キャンプ場9:00〜11:00種池山荘〜13:25扇沢
天候 10日 曇り時々晴れ
11日 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柏原新道の入り口付近に何箇所かに分かれて数十台の駐車スペースがありますが、トイレはありません。少し上の扇沢の駐車場に止めた方が無難かもしれません。
コース状況/
危険箇所等
危険な箇所は特にありません。柏原新道の入り口に登山ポストあり。
帰りは大町温泉の薬師の湯に入りました。600円
朝、駐車場から。いきなりモルゲンロート
2011年09月10日 05:34撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 5:34
朝、駐車場から。いきなりモルゲンロート
扇沢と針ノ木岳
2011年09月10日 06:29撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 6:29
扇沢と針ノ木岳
雲を追い越します。岩小屋沢岳と鳴沢岳でしょうか。
2011年09月10日 08:37撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 8:37
雲を追い越します。岩小屋沢岳と鳴沢岳でしょうか。
種池山荘まで登ると立山連峰が姿を現しました。
2011年09月10日 08:37撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 8:37
種池山荘まで登ると立山連峰が姿を現しました。
ナナカマドの実が色づき秋の気配。
2011年09月10日 08:55撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 8:55
ナナカマドの実が色づき秋の気配。
一面のチングルマ
2011年09月10日 08:58撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 8:58
一面のチングルマ
爺ヶ岳
2011年09月10日 09:10撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 9:10
爺ヶ岳
種池山荘と剱
2011年09月10日 09:57撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 9:57
種池山荘と剱
鹿島槍は南峰だけ姿を見せます。美しくも悩ましい雲。
2011年09月10日 09:57撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 9:57
鹿島槍は南峰だけ姿を見せます。美しくも悩ましい雲。
ミヤマダイコンの紅葉が始まってます。
2011年09月10日 10:35撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 10:35
ミヤマダイコンの紅葉が始まってます。
こちらはウラシマツツジかな。見事な紅葉です。
2011年09月10日 10:48撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 10:48
こちらはウラシマツツジかな。見事な紅葉です。
この季節の主役、トウヤクリンドウ。開いている花は少しだけでした。
2011年09月10日 13:40撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 13:40
この季節の主役、トウヤクリンドウ。開いている花は少しだけでした。
鹿島槍。尾根の東はいつものように雲が湧いています。
2011年09月10日 13:52撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 13:52
鹿島槍。尾根の東はいつものように雲が湧いています。
山頂から。スモークをたいているよう。この日はとうとう北峰は姿を見せませんでした。
2011年09月10日 14:35撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 14:35
山頂から。スモークをたいているよう。この日はとうとう北峰は姿を見せませんでした。
ブロッケン。今年は良く見られます。
2011年09月10日 15:47撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 15:47
ブロッケン。今年は良く見られます。
オヤマリンドウ
2011年09月10日 15:54撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/10 15:54
オヤマリンドウ
テン場から。ドラマチックな雲海。
2011年09月10日 17:23撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 17:23
テン場から。ドラマチックな雲海。
少しだけ夕焼けに染まる。
2011年09月10日 17:49撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 17:49
少しだけ夕焼けに染まる。
中秋の名月が登ってきました。
2011年09月10日 18:01撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 18:01
中秋の名月が登ってきました。
夕闇が迫ります。
2011年09月10日 18:17撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 18:17
夕闇が迫ります。
剱のシルエット
2011年09月10日 18:30撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/10 18:30
剱のシルエット
明け方オリオン座が昇ってました。
2011年09月11日 04:16撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 4:16
明け方オリオン座が昇ってました。
なんて色合いでしょう。
2011年09月11日 05:07撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 5:07
なんて色合いでしょう。
刻々と色が変わります
2011年09月11日 05:17撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 5:17
刻々と色が変わります
冷池のテン場は滝雲の下に。登って来て良かった。
2011年09月11日 05:25撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 5:25
冷池のテン場は滝雲の下に。登って来て良かった。
剱のモルゲンロート。
2011年09月11日 05:33撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 5:33
剱のモルゲンロート。
鹿島槍。今日は両耳出しています。
2011年09月11日 05:39撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 5:39
鹿島槍。今日は両耳出しています。
雲海からのご来光。
2011年09月11日 05:46撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 5:46
雲海からのご来光。
ああ。
2011年09月11日 05:47撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 5:47
ああ。
鹿島の山肌も素敵な色に染まっています。
2011年09月11日 06:01撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 6:01
鹿島の山肌も素敵な色に染まっています。
昨日に続き2回目の登頂。尾根筋が隔てる光と影。
2011年09月11日 06:44撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/11 6:44
昨日に続き2回目の登頂。尾根筋が隔てる光と影。
2011年09月11日 06:44撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/11 6:44
2011年09月11日 06:46撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/11 6:46
白馬に続く峰々
2011年09月11日 06:47撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/11 6:47
白馬に続く峰々
雲が美し過ぎます
2011年09月11日 06:54撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 6:54
雲が美し過ぎます
雷鳥の子供です。雛と言うには育ちすぎかな。
2011年09月11日 07:14撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 7:14
雷鳥の子供です。雛と言うには育ちすぎかな。
お母さん、お立ち台に立ってくれました。
2011年09月11日 07:16撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 7:16
お母さん、お立ち台に立ってくれました。
トウヤクリンドウ。自発光しているようです。
2011年09月11日 07:20撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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9/11 7:20
トウヤクリンドウ。自発光しているようです。
テン場に戻り朝ごはん。こんな眺めの良いテン場はそうそう無いでしょう。
2011年09月11日 08:23撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/11 8:23
テン場に戻り朝ごはん。こんな眺めの良いテン場はそうそう無いでしょう。
種池からの下山は曇りの中、眺望が無くなり辛いばかりでした。ゴゼンタチバナ。
2011年09月11日 12:02撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
9/11 12:02
種池からの下山は曇りの中、眺望が無くなり辛いばかりでした。ゴゼンタチバナ。

感想

雨やら台風やら仕事やらで1月も間が空いてしまいました。リハビリを兼ねて比較的コースの楽そうな鹿島槍を扇沢から往復することにしました。朝5時過ぎ、扇沢から見上げる尾根は朝日に赤く染まり素敵な山行を予感させます。

柏原新道はとても整備が行き届いた歩きやすい道です。最初の急登を過ぎると適度に緩急の着いた道を針の木岳〜岩小屋沢岳を望みながら登って行きます。なだらかな坂道が長く続いた後に再び急坂になり、少し喘ぎながら登ると、間もなく開けた場所に出て種池山荘に着きます。ここまで登ると剱が姿を現し、この辺りが後立山と呼ばれる由縁を実感できます。

種池山荘から爺ヶ岳にかけては眺望をさえぎる物の無い尾根道を歩きます。信濃側の谷からは絶え間なく雲が登っては消え、南アルプスや八ヶ岳、遠くは富士山が時折姿を現すものの、鹿島槍は半分が雲の中に隠れたままでした。爺ヶ岳は南峰・中峰・北峰の3つのピークがありますが、北峰はパスして冷乗越までハイマツ帯の中を大きく下ります。早くもウラシマツツジが紅葉し始めていて秋の気配が漂っていました。再び登り返し、足に疲れを感じた頃に冷池山荘に辿りつきました。

ここで、キャンプの手続きを済ませ、テントを張ろうとしたところ、キャンプ場まで8分と書かれた看板が・・。急な坂道をもうひと頑張りすると、そこはまさに立山連峰の展望台。噂にたがわぬ絶景のテン場が現れました。トイレは小屋まで戻らなければならず、非常に不便でしたが何しろこの眺望には代えられません。

テントを張って一休みした後、荷物を軽くして鹿島槍に登りましたが、雲が出たり晴れたりするものの、立山方面のみの眺望が得られるのみで結局最後まで鹿島槍の北峰は姿を見せずじまいでした。再び冷池のテン場に戻ると雲海が沈みはじめ、光条が射してスペクタクルな光景が見られました。食後、トイレがてらに散歩をすると、漸く鹿島槍の双耳峰が揃って姿を現しました。夕日こそは見られませんでしたが、茜の空に浮かぶ剱のシルエットも印象的でした。


あくる日は3時半ごろ、あたりの気配で目が覚め、星の写真を撮ったりしながら身支度をしていたら、思ったよりも時間を食ってしまいスタートが遅れてしまいました。防寒具と軽食だけザックに詰め、4時半に出発し、布引岳までご来光との競争でした。途中東側の開けている場所がほとんどなく、かなり焦りましたが、ヒーヒー言いながらも、なんとかご来光前に山頂に着くことが出来ました。空は、何とも言えない複雑なグラディエーションの素晴らしい色に染っていました。

気温は暖かく、じっとしていても薄手のフリースで全く寒さを感じないぐらいでした。冷え込みが不十分なせいか雲海が厚く、雲の中からのご来光でしたが、雲が美しく光り、それはそれは素晴らしい光景でした。後ろを振り返ると、剱の山頂が赤々と燃えています。左手には鹿島槍が、今日は双耳を露わにしてオレンジ色に光っています。登ってきた道は滝雲に覆われ、テン場は雲の中。苦労して登ってほんとに良かった。

暫く雲と山とを堪能したあと、鹿島槍に向かい、2度目の山頂。この日は白馬方面も良く見ることが出来ました。山頂から少し下りたところでは雷鳥の親子に出会えました。わざわざ岩のお立ち台の上に登り、ポーズを取ってくれました。もてなしの心を感じました。

テントに戻り、遅い朝ごはんを食べた後、爺ヶ岳を経由して種池山荘へ。
この後は景色が隠れてしまい、ただただ辛くて長い下り坂にへろへろになって扇沢にたどり着きました。



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