記録ID: 133934
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳
2011年09月12日(月) ~
2011年09月13日(火)
- GPS
- 29:45
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,244m
- 下り
- 2,246m
コースタイム
[9/12]
5:00 猿倉駐車場
6:20 白馬尻
8:40 葱平
小雪渓は無かった
10:35 白馬岳頂上宿舎
12:50 白馬岳山頂
9月13日
4:00 風強し
7:00 下山開始
8:30 大雪渓上部
9:40 白馬尻
9:00 白馬鑓ヶ岳
10:45 猿倉駐車場
5:00 猿倉駐車場
6:20 白馬尻
8:40 葱平
小雪渓は無かった
10:35 白馬岳頂上宿舎
12:50 白馬岳山頂
9月13日
4:00 風強し
7:00 下山開始
8:30 大雪渓上部
9:40 白馬尻
9:00 白馬鑓ヶ岳
10:45 猿倉駐車場
天候 | 12日 晴れ 13日 ガス後晴れ(下界) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
9/12 出発時はまだ薄暗く、ヘッ電を付けて歩く。10分位で林道に出て明るくなってきた。 天気が良くなってきた。山頂方面の稜線が見えてきた。 マップには白馬尻まで1:00とあるが、1:20位かかった。先が思いやられる。白馬尻から大雪渓の登り口はみえない。右に目をやると白馬沢の向こうに小蓮華山が見える。 大雪渓は大分小さくなって「中雪渓」と化していた。暫く右岸の巻道を登り、いよいよアイゼンを付け雪渓に取り付く。ここに妙に親切なオヤジがいて、俺のカメラで写真を撮ってくれるという。最初は遠慮したが、自分はもう下りるだけで苦にはならないから、是非どうかという。それならということで撮っていただいた。 雪渓はそれほどの斜度は無く、気を付けて登ればアイゼンは不要な感じだった。自分は6本アイゼンを使ったので快適に赤ペンキには構わず自分の好きなように登ることができた。二人組みのパーティーと雪渓終了地点で少し話をした。明日の午前は少し天候が悪化するそうだ。 この後葱平(ネギカッピラ)までは急騰が続き、かつ左岸からの落石の危険もあるとのことで、一気に登る。下りの登山者に数多く会うようになった。 何年か前に杓子岳の岩が大崩落して大きな事故があったので、とにかく避難小屋の下まで行って安心できた。 流石にこの季節お花畑の花は終わっていてシャッターチャンスは無く、その分ピッチが上がった。頂上宿舎に着いてみると、開業は11時からとのことでまだテント場の受け付けもしてくれない。仕方ないので、まず一回目の昼食としてビールで乾杯しおにぎりだ。ここでは缶ビールの自販機があり、35缶のドライがなんと550円! テント場の受付をすると、いやなことを言われた。「白馬鑓ヶ岳―鑓温泉―猿倉は今年500回以上事故が発生しています、特に鑓温泉から下は登山経験不足者による転倒、落石が多いです」「それでは鑓ヶ岳から鑓温泉までは事故は少ないのですね?」「いいえ、鑓ヶ岳からの落石が5分に1回位あって、事故が多いです。」「くれぐれも気を付けて行ってください。」 事故というと第3者が救助したことになる、それが今年500回以上ということは毎日2回以上発生していることになる。少し大袈裟かもしれないが、それ程事故が多いということか。 テン場に行ってみると、テントは一幕のみであった。左手(東側)の端に設営した。これが単なる偶然だがいい場所だった。天気は相変わらず晴れで暑いし痛い。 実際設営を始めて気がついたのだが、いままでテントの固定は石にテントの紐を結ぶと思っていたが、実際4隅の張綱以外は短いのでこれができない。それで紐にペグを通し、そのペグに石を乗せた。少し甘かったせいか、翌朝の風でペグが動きカチカチ鳴ってうるさかった。 設営が終わると暫く横になっていたい気分だったが、天気のいいうちにとりあえず白馬岳に行かねば。途中山頂直下の白馬山荘を通ると冷えた生ビールがある・・・ 天気は案の定ガスってきた。山頂ではほとんど視界が利かなかった。この状態で新潟県境のある三国境までいくか、生ビールにするか。天気予報は午後から明日午前中やや崩れる。 ・・・やっぱり生ビールか。 白馬山荘のレストランはまるで下界の様な立派なレストランだった。客は一人いただけでオイラが二人目。杓子岳、鑓ヶ岳方面の見える窓に陣取って景色を楽しみながらの生ビールは格別。残念ながら鑓ヶ岳はガスの中で見ることができなかった。(結局頂上宿舎脇で撮った時が唯一の姿だった。) この後テン場の近くで水場を見つけた。テン泊受付時の説明ではトイレの隣のポリタンクだったが、さすがに気が引け、別の水場を探していた。結局宿舎の十数メートル下にあった。この水で作ったスポーツドリンク(粉末から)は我が家の水道水のよりずっとおいしかった。 まだ時間はたっぷりあるので丸山まで散歩した。 9/13 朝方から風が強くなってきた。ときどきカチカチという音は、自分のテントの固定用にペグを抑えている石が、ゆるいので風が吹くたびに鳴りだしている。4時頃、予定では起床する時間だが、近くの若者のテントの一角が風で飛んだとのことで騒動になった。暫くすると別の一幕も。 昨日の受付時の話では今年は鑓ヶ岳からの下りルートは落石が多く事故が非常に多い、そしてこの風。当然風が強ければ落石の確率は一挙に上がる。せっかくここまで来たのに・・・ とりあえず食事をしてもう少し待とう。6時頃、ヘリコプターの音が聞こえ出す。事故でなければよいが。2回目に来た時ガスが晴れ、ヘリを確認できた。よかった、荷物を運んでいるだけた。 とにかくまだ風は強い。危険を冒して予定を決行するのはやはり少し危険だ。山は逃げない、またいつでも来れる。白馬岳山頂に行ってもガスっていそうなので、この際一気に下山だ。 葱平を過ぎると登りの登山者とすれ違うようになる。 結構上の状況を聞かれて、話す機会が多い。 (スーパー爺とスーパー孫娘の話は一昨日の日記) 白馬尻に着いてみると客は誰もいない。ゆっくり顔を洗ったり、寛いでいると、三々五々客が集まってきた。 駐車場に着いてみるとやはり車が結構停まっている、ざっと30台以上。流石に人気の山だけある。 |
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