八ヶ岳 天狗岳西尾根【強風・低温・ラッセル!】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 770m
- 下り
- 760m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 8:07
森林限界を超えるとラッセルからは解放され、今度は広い岩稜帯を強い西風との闘いが始まった。目出帽を着用していたものの、マイナス15℃以下の低温と20m超の強風に目の視界が狭くなり、慌てて目の周辺の筋肉をミニカイロで温めマッサージ(血流を促し)をして難を逃れた。13時57分山頂着。山頂は視界ゼロ、強風に身体が煽られる状態、滞在時間1分?で早々に下山を開始した。視界が良くない状態で特徴のない岩稜帯は、どこも同じように見えて不安もあったが、自らの登りのアイゼン痕跡を一つひとつ確認しながら無事に樹林帯にたどり着くことが出来た。途中、サーモスの紅茶と行動食でエネルギーを補充して下山を急ぎ、夕暮れ迫る16時25分に唐沢鉱泉に到着した。
天候 | 曇り時々雪(西風強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■駐車場 唐沢鉱泉の登山者駐車場を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山届 唐沢鉱泉玄関にポスト有り ★当初、横岳・杣添尾根を登る予定で前夜「道の駅・南清里」で仮眠したが、翌朝も強風と小雪が収まらず、杣添尾根の場合、森林限界を超えてからの稜線上の行動時間を考慮して、グレード的にも易しい天狗岳西尾根へと行先を変更した。 |
写真
感想
【根石岳遭難事故について】
私が西尾根から西天狗岳に登った27日、大阪の夫婦が東天狗岳若しくは根石岳付近で動きか取れず救助要請をしていました。西天狗岳から東天狗岳や根石岳は、距離にして数百mの至近の位置にあります。マイナス15℃以下の気温と20m超の強風下では、遭難者の体感温度はマイナス30℃以下になっていたと思われます。現段階では、遭難の経緯等の報道もなく詳細は不明ですが、他人事とは言え最悪の結果となってしまい、とても残念でなりません。合掌
★以下、NHKニュース報道より
八ヶ岳連峰で2人が死亡 遭難した大阪の夫婦か 12月27日 18時45分
長野県の八ヶ岳連峰で登山をしていた大阪の夫婦が、雪や強風の影響で身動きができなくなったとして、警察に救助を求めていましたが、28日午後、登山ルート付近で男女2人が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。警察は夫婦の可能性があるとみて確認を進めています。
長野県の八ヶ岳連峰で登山をしていた大阪・貝塚市のいずれも48歳の夫婦が、雪と強風のために動けなくなったと、27日夕方、宿泊予定の宿を通じて警察に連絡がありました。
夫婦は、きのうは長野県茅野市の登山口から八ヶ岳連峰の東天狗岳を経由して南牧村の本沢温泉に向かう予定だったということです。
その後、夫婦とは連絡が取れなくなり、警察は遭難したとみてけさから救助に向かっていました。そして、28日午後1時ごろ、八ヶ岳連峰にある標高2600メートルの根石岳付近で男女2人が倒れているのが見つかり、死亡しました。
警察は服装などから夫婦の可能性があるとみて確認を進めています。
気象台によりますと、長野県内は、きのう標高の高い山では強い風や雪だったとみられるということです。
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