阿蘇・俵山ー地蔵峠 南外輪山セブンピークス プチ・スルーハイク
- GPS
- 03:35
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 796m
- 下り
- 412m
コースタイム
天候 | 午前中 曇 12時から雨が落ちてきた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に登山道は整備されているが、一ノ峰分岐からの道は、ガレ場になっていてガスが出たら迷いやすい。外輪山内側は、崖になっていて危険 下山後の温泉は、素晴らしい温泉が多数、食事もどの店もおいしい |
写真
感想
3連休の最後がOFFになったので、阿蘇外輪山を歩くことにする。
もし2日休めたら、岩戸神社の滝の横を登り、そのまま外輪壁を歩き、「UL第3弾 プチスルーハイク」として水5L持って、ツエルトを担ぎ、清水峠か高森峠まで1泊で歩こう、と思っていたが、それは後日に延期。
今回は、通称「セブンピークス」と呼ばれるアップダウンの外輪壁を歩く、というもの。
以前「トレーニングがある程度仕上がってきたら、3時間あればスリーピークス、5時間あれば、セブンピークスをトレーニングコースとする。」という壮大な構想があったが、未だにトレーニングは全く進まず、もちろん構想自体も全く着手できていない(涙)。
実際、俵山峠から地蔵峠までこのコースの部分部分は歩いているが、通して歩いてはいないし、こちらからの歩きのデータすらない。
という訳で「プチ・スルーハイク」と命名し、午後からの雨におびえながらのスタート。
本当はもっと早く出発したかったが、そこは諸事情がありまして…。麓の湧水を3.5L、実際ツエルトとシュラフカバー類を除き、食料は多めでULの練習でもある。
俵山峠は風が強く今にも降り出しそうな雲行き、風車は唸りを上げて回っている。車は5台程度でこんな日でも歩こうというハイカーがいる人気のルート。
前回の山行で知力・体力の低下を痛感し、自転車通勤を始めた。問題は、通勤の出発時刻が異常に早い時間帯となるが、今のところ、雨以外の日は頑張っている。その成果が表れたのか、俵山まで標準時間は1時間30分、飛ばせば1時間、この1時間がきつい。頂上まで3段の坂があるが、最初の坂を飛ばすと2段目の坂がきつく最後はヨレヨレ…、がいつものパターン。でも今日は、飛ばさなくても普通に1時間、ヨレヨレでもない、この「ふつう」という言葉の響きがいい。
そして、今回は、「行動食を食べず、脂肪燃焼モードで歩く。」としたが、護王峠を過ぎて登りになった付近で、完全にシャリバテ状態で動けない。
やはり少しずつでも糖分を取らないとバーンアウト。
メープルシロップを補給。これは、以前「山頂でホットケーキ」という企画でメープルシロップを用意したが、チタンクッカーで惨敗し、残ったメープルシロップだけが行動食として好評で以前使っていた。固形蜂蜜より後味がよい。即効性が高く、一気にパワーが出る。雨が降る前に現着したいが、まあ、休憩してオニギリも食べることにする。「今日のオニギリは、食べた時感謝するよ!」と言われて受け取ったが、めちゃくちゃうまい、新米とパリパリの海苔、紀州の梅の酸味がまたGOOD!
しっかり元気が出て、7ピークスと呼ばれるアップダウンを繰り返す。
無線を入れると「冠ヶ岳分岐付近」との返事「それは、行き、それとも帰り?」もし、行きなら、急げばギリギリ合流できる。帰りなら、相当待たせることになり、この天気では寒いかな…。結局、帰りとのことで、こちらも途中のコースタイムのデータを持っていないので「ゆっくり森のレストラン休憩所まで歩いてね。」と連絡し、さらに先を急ぐ。以前逆コースで歩いて交信した時は、ロケが悪くあまり交信できなかった記憶があるが、今回は意外と交信できた。携帯は、ほとんどアンテナが出ていない。こんな時ONにしていると、携帯は受信しようと電力を相当使い約2時間で即バッテリー切れになる。バッテリー確保のため電源OFFの状態で歩く。
ハイキングモードの時なら、ゆっくり話しながら楽しんで歩くが、こちらが完全にトレーニングモードに変化しているので「ゼエイ、ゼエイ」と息が荒く話す気力もない。業務連絡の交信で位置確認と予定変更のみの連絡。
「雲の動き」からすると11時半から危ないので、30分程度雨に降られることになる。「急げ!」とさらにアップダウンの道を急ぐ。
「もう寒いから、車に移動する。」との連絡が入る。その方がいい、もう雨が降るのは時間の問題だし、おいしいコーヒータイムは、別の場所でもいい。雲が切れてロケがあるなら、地蔵峠付近に行けばいい。
やっと冠ヶ岳分岐に到着。ここまではアップダウンの道だったが、これから先は信じられないくらいのフラットな自然林の道。さらにスピードアップ、走るようにして、やっと雨が降る前に終点に到着。車の横で登山靴を脱いでいたら、本格的にパラパラと降り出した。よかった…。着いてから、最後のオニギリを1個食べる。おいしい!
今回の山行を振り返ると、半日ずっと薄曇でとても涼しく、稜線上はいつも心地よい東風に吹かれ、夏の終わりと秋の初めの草花が迎えてくれた。特にこの時期のマツムシソウは、本当にきれいだ。
それにしても急いでしまうと、足にくる。まだまだトレーニング不足、というか、「トレーニングをしているのか?」 と思うほど帰宅直後は、深刻な脹脛の凝りようだった。
2,3日後に出るよりは、まあ、いいか。これが「トレーニングの唯一の成果」、かな…。
コメント
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テンポのいいレコ楽しく拝見しました。
俵山は、必ず行きます。はい!
この三連休は色々計画し悪天候で失脚もしましたが、最終日、私にとってのヤマレコ両雄のレコが揃い踏み、とっても嬉しいく思っとります
今週末は、天気を読むのが難しかったですね
私の場合、天気に関係なく最後の日が休みになって、ホントラッキーでした。
万年山キャンプ、あのフラットな山頂でキャンプができるんですね
トレーニング山行お疲れ様です。
最初に地図の縮尺を広域にして場所を確認しましたが、あまり馴染みのない地域だったので地形図でも確認しました。
阿蘇外輪山と聞いて大観峰の近くと思いましたが、あらためて阿蘇の大きさが分かりました。
それにしてもトレーニング頑張っていますね。
素晴らしいです。
MATSUさん、こんばんは
大観峰を知っているのは、地元か九州人位ですが、もっとマイナーな根子岳もご存知でしたから、「さすが 」の一言です。
阿蘇の北外輪山は、北の大観峰も含め車道が通っているため、観光にはいいのですが、歩く人はあまりいません。一方で、南外輪山は、峠を横切る道はあっても、その他は、自然林に囲まれ非常にいい場所です。
トレールランナーが1日で走るコースを2日で歩こうと思っています その点だけがちょっと納得がいかないのですが…
昔、熊本にいるときに高森の南側のどっかの峠から自然歩道を歩いたことがあります 。
前日の南阿蘇観光の時に南外輪山を見ながら、これって俵山からぐるっと縦走できるんだろうな〜って見てました 。
南阿蘇を見ながらの山行ってそそられます 。
縦走考えてみようかな・・・。
それにしても皆さん無線持たれているのですね 。
高森の南側、車で峠まで行かれたのなら清水峠、歩いてなら駒返峠かもしれません。この間は九州自然歩道に指定されています。そして高千穂野(たかじょうや)に登られたのかもしれませんね。
でも、高森の南には、マイナーな長谷峠、崩土(くわんど)峠、中坂峠など歩いていてどの峠かわからないような峠があります。
こんな廃道化した峠道を見ると「藪こぎして麓まで歩きたいな。」と一瞬思いますが、途中で糞づまったたら、峠まで登り返さなければならないことを思うと、心にブレーキがかかって何とか思い留まっています
私の場合、無線は携帯程度の利用ですが、113さんは、とんでもない使い方をされているので、びっくりしました。現在地をグーグルマップで誰でも確認できるのは、意外と楽しめます
なんせ昔は計画とか立てずに気の向くまま家族であるいてました。
峠まで車で行きましたので、清水峠ですね。しっかりした自然遊歩道だったと記憶してます 。
113さんの装備写真見ました 。
その内、迷彩服着た海兵隊みたいになるんじゃなかろうか・・・ 。
清水峠だったんですね 道の途中に清水寺というお寺があって、その境内にある大きな梨の木の花は有名です。(が、何回か行ったことはあるんですが、わずかにタイミングがずれて、自分では花を見たことはありません。 )
もし、縦走される時は、ここの湧水で給水されたら、と思います。他は、麓まで下るしか方法はありません。季節によっては、高千穂野の西側に1か所だけ、縦走路に沢がありましたが、「いつも流れている。」という感じではありませんでした。
chengfuさんの足なら、立野から高森峠まで1日で十分かもしれませんね
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