白馬鑓温泉で朝日見た事ある人〜 『は〜い!』猿倉‐鑓温泉‐白馬鑓ヶ岳‐大雪渓
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- GPS
- 33:00
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,082m
- 下り
- 2,085m
コースタイム
24日 7:10鑓温泉‐9:50白馬鑓ヶ岳‐11:25白馬村営小屋近くの小ピーク(昼飯)12:00‐(大雪渓経由)‐15:00白馬尻小屋15:30-16:30猿倉
天候 | 23日、曇りのち雨のち晴れ 24日、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1.猿倉から鑓温泉へのルートは比較的人が少ないので熊鈴を持って行った方が良いと思います。 2.鑓温泉のテント場は、ペグが刺さりにくく石で固定。石に巻きつけたりする為にロープは長めを持って行きましょう。石が決して多くないので注意。遅く着くと 十分にテント固定できない恐れも…。 3.鑓温泉上部の鎖場は事故多発地帯です!決して難ルートではないのですが油断大敵。 4.大雪渓は下りで使用しましたが、雪渓にクレバスがある為、大部分が迂回ルート。落石がありそうな不安定な砂場等を歩きます…。もう秋の大雪渓はいいかな。 |
写真
感想
今年の目標であった「白馬鑓温泉に入る」をようやく達成することが出来ました。
おまけに晴天の中の稜線歩きも経験でき、おなか一杯の山行となりましたが
いくつか反省点もあった訳で…
22日夜、パッキングを懸命にやるが、やはり時間がかかり、出発は夜12時となって
しまった。猿倉に着いたのが4時過ぎ。本来は現地で4時間程度は
寝ておきたかったな。パッキングは事前にしましょう…。
今回のベースウェイトは8.9kg、総重量11.8kg
もっとお金を掛ければ軽くできるのですが、今回は我慢。
今回の山行で非常に気になったのは、ザックが体に合っていないのではないか?
という点。肩、腰骨の一部が妙に痛くなってきます。上手く過重が分散できて
いないと思います。流石に1.1万円で買ったミレー「オデッセイ45」では
価格なりの性能なのかなぁ。
快適登山にはザックもかなり重要ですね。(グレゴリーやオスプレーイーサーで10キロ強を
背負って山行してみたい!)
愚痴はこれくらいにして(後でもまた愚痴りますw)
朝方に到着した猿倉には続々と車が入って来ます。流石3連休。
7時位には満車に近くなっていましたが、帰りに確認した所、
路肩駐車の車を見なかったが、駐車場は本当に足りたのでしょうか?
仮眠後、眠い体を起こし、重い荷物を担ぐ。猿倉7時過ぎ出発。
登山届を記入後、指導員さんからアドバイス。
「昨日、稜線で雪が降りました。朝夕の行動は寒さが厳しいので慎重に」
「鑓温泉上部の鎖場で事故が多発していますので気をつけて」
林道歩きを何分かすると、すぐに鑓温泉への分岐が。ほとんどの人が
鑓温泉でなく、大雪渓コースの方へ行く中、結構心細い。熊鈴持ってくるのを
忘れてしまった。周りに誰もいない時は、鈴の代わりに音楽をかけて歩きました。
気温は12度でかなり快適。標高を上げていくと10度を切りました。薄曇りで
日差しも無い為、汗が出過ぎることも無く、快調に進みました。
途中の沢には雪渓が。恥ずかしながら今シーズン初めての雪渓。
テンションあがります。
台風通過直後でしたが、途中の杓子沢などに架けられた橋も
無事でなによりでした。通過ルートが少しずれていたら、日本アルプスの
登山道に甚大な被害が出ていたかもしれませんね。
途中5分休憩を2回したくらいでようやく鑓温泉が見えて来ました!
温泉下部にはまだ花が咲いていました。
そして有名?な、かけ流しの滝?が。凄い湯量なんですね!この贅沢な
湯量に魅かれ遥々やって来たんです。猿倉から総時間が3時間10分。
アミノ酸効果?こまめな栄養補給(イオンのライトミール)のお陰か疲れは
あまりない感じでした。
待望の鑓温泉に入浴!硫黄臭と豊富な湯量がたまりません。風呂からはすぐ近くの
小向山、遠くには飯綱山?でしょうか。
1時間近く満喫した後、テントにて昼寝をしていると、あ・雨が・・・。
雨は夕方には一旦上がり、晩飯を食べているとまた雨が・・・。
しかも急に冷え込んで来ます。気温は5度。もう山は冬ですね〜。
雨も降っていることだしテントでごろごろしていると、そのまままた
寝てしまいました。
「ビュ‐‐‐‐‐」という風の音で目を覚ました次の瞬間、
テントのフレームがグニャリと曲がりました。
「飛ばされる!」と思いフレームを押さえしばらくすると風は
納まりました(半分寝ぼけていたのでどのくらいの時間、風が吹いていたのか
いまいち曖昧です。)
張り綱は岩でペグをおさえただけの為、緩んでいたので直そうとしたのですが、
ライトの電池ケースのロック部を夕方に破損させてしまった為、ケースを片手で
押さえながらでないと使用できない始末・・・。スペアで小さくてもよいので
ライトは必須ですね(反省)
それに張り綱の固定の仕方も初心者丸出しでした。せめて張り綱で大きめの岩を
巻いて固定すべきでしたし(張り綱が短すぎてできず)、ペグもアルミの貧弱な、
堅い地面に打てないペグだけでなく、頑丈なペグも何本か持っていくべきであったと
おもいました。(鑓温泉のテント場は地面に岩場が多いようです)
話は戻り、テントの張り綱を直していると、なにやら周りが慌ただしいです。
なんと、自分の上の段のテントが下のテントを直撃し、下のテントの人の
ポールが折れてしまったようです!
上の段の人も風に対する対策が不十分だった模様。先ほどのフレームがグニャリと
曲がる衝撃は風ではなく、テントが降ってくる衝撃だったのです!
この頃、夜8時、気温は2,3度まで下がって来ていてライトダウンを着ていても
雨と風(強風ではないものの)で震えが来る位でした。
シュラフに入っていても冷えるのでエマージェンシーブランケット(ダイソー100円)でシュラフを
包むとようやく暖かくなり眠りにつけました。
深夜にまた起きましたが、雨風は止んでおり、満点の星空を望むことができ、
明日の天気に期待を持って眠りにつきました。
翌朝5時前に自然と目が覚めました。気温は0度、凍結してますw
山の上の方は雪が降ったようで、日陰には雪が残っていました。
空は明るくなってきました。急いで温泉にGOです。湯船からは雲海が
広がる景色が見渡せます。ちょっと雲は多めでしたが、念願の
『日の出in鑓温泉』を達成!!
もうあとはマッタリして白馬鑓ヶ岳に登って下山するだけ、と思って
いましたが、人は欲深いもので、天気の良さから白馬岳方面へ行き、
大雪渓から下る事としました。
テントのお隣さんと10月の北岳での再会を約束?しつつ、出発。
温泉上部の鎖場を慎重に超えた後の白馬鑓ヶ岳の姿が、これまた素晴らしい!
素晴らしい景色に元気が出た為ぐんぐん山頂まで登って行く事ができました。
高度をあげて行くと南アルプスに八ヶ岳に富士山まで!山頂付近からは
北アルプスどーーーーん!
おー、あれが、お初にお目にかかる剣岳か(当初、槍と勘違いw)立山もこんなに
近くにみえるのですねぇ。遠ーくに槍ヶ岳が見えます。去年は向こうから
こっちをみていたんだなぁ、などと思いにふけっていました。
やっぱり天気の良い山って最高ですね!
白馬鑓ヶ岳から白馬岳にかけての稜線歩きは絶景の中を歩けたので
素晴らしかったですが、アップダウンがキツイですね!緩やかな稜線を
勝手に想像してました。
今回杓子岳と白馬岳には時間と体力面から登るのは回避したのですが
(これは正解でした)白馬3山を1日で登るのは厳しいですねぇ、中には
1日で猿倉から周回してしまう猛者もいるようですが…本当に凄い。
村営白馬山荘から大雪渓方面から下って行ったのですが、
道のりが長い長い…疲れから、下りなのに足取りが重く、なかなか大雪渓にも
たどり着きません。登りは大変だろうなぁ・・・。
楽しみだった大雪渓に到着、ですが、クレバスが多く、すぐに雪渓脇のガレ場に
迂回させられました…楽しくない。大雪渓は秋には来ちゃ駄目だ、と痛感。
淡々と歩きようやく白馬尻小屋まで到着、30分の大休憩後、
猿倉へ、16時頃、猿倉に無事到着することが出来ました。
今回の山行は、ハプニングもありましたが、絶景に温泉に稜線歩きに
満足いく山行でした。あ〜、行って良かった!!
次はどこかで紅葉も満喫したいなっ!
satoru-ktさん、今晩は!
記録読ませてもらいました。いいですね!夜明けの鑓温泉
しかし、そんな贅沢、きっと神様に叱られるかもね・・・・!
matukura64さん、コメントありがとうございます。
本当に贅沢な時間でした。
必ず、また行きたいと考えてます。
次は、真夜中の星空のもと、温泉に入りたいです。
いまさらのコメントになってしまいましたが、お疲れさまでした。
色々とハプニングありで大変そうでしたが、鑓温泉からの日の出は素晴らしいですね
テントが降ってきてポールが折れる・・・
恐ろしいですね!
強風で飛ばされることってやっぱりあるのですね。
自分が寝てるから大丈夫なのかと思ってましたが・・。
私の張り綱もかなり短いので交換しなくては。
ちなみに、私のザックはグレゴリー(DEVA)で、重量は10kg強です
それでも体力がないので、歩いているうちに、重い〜〜となってきますが、背負い心地は他のザックに比べてピカイチだと思います。
どこかが痛くなるということはないですよ。
ザックだけで2kg超というのが難点ですが・・・。
おぉ、mizuhoさんは、ロールスロイスですか!(笑)
10キロ強を担ぐんですかぁ、私と変わらないですね!
俺もグレゴリー欲しいんですけどねぇ。予算的に
私はオスプレーかなぁ。
ザックの重さは、テント泊用なら重くても
快適性が増すなら問題ないと、最近
分かって来ました!
早く欲しいなぁ‥
テントが飛んだ件ですが、今回は
無人状態の時に飛んだようですよ。
でも真冬だと、人が入っていても
飛ばされたっていう事故が
ありますね。
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