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Yamareco

記録ID: 1363943
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

雪煙に巻かれた十石山

2018年01月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:38
距離
10.7km
登り
1,182m
下り
1,180m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:32
休憩
2:06
合計
7:38
7:45
12
スタート地点
7:57
8:04
9
9:26
9:27
43
10:10
10:26
34
2000m地点
11:00
11:00
30
11:30
11:45
27
2340m地点
12:12
12:13
3
12:16
13:20
10
13:30
13:40
16
2400m地点
13:56
13:56
40
14:36
14:36
26
15:09
15:13
10
15:23
ゴール地点
天候 晴れ-山頂部は雪雲
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白骨温泉林道手前駐車場 駐車スペースはわずか
コース状況/
危険箇所等
1500m以上から踏み抜きが多くスノーシューやワカン、スキーがおすすめ。
いったん出発しましたが、この後S君のジムニーが来たので一緒に出発しました。
2018年01月20日 07:33撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 7:33
いったん出発しましたが、この後S君のジムニーが来たので一緒に出発しました。
気温は-7℃、雪がしまっていますのでチェーンスパイクで行きます。
2018年01月20日 08:05撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 8:05
気温は-7℃、雪がしまっていますのでチェーンスパイクで行きます。
1500m林道標識から一気に尾根に登って行きます。
2018年01月20日 08:25撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 8:25
1500m林道標識から一気に尾根に登って行きます。
だんだん踏み抜きが多くなってきました。
2018年01月20日 08:58撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 8:58
だんだん踏み抜きが多くなってきました。
スノーシューに履き替えて登ります。
2018年01月20日 09:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 9:12
スノーシューに履き替えて登ります。
なかなかの急登
2018年01月20日 09:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 9:12
なかなかの急登
やっと湯ノ沢平に出ました。
2018年01月20日 09:18撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
1/20 9:18
やっと湯ノ沢平に出ました。
大シラビソの広い高原を進みます。リボンが少なく何度も方角を確認。
2018年01月20日 09:24撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 9:24
大シラビソの広い高原を進みます。リボンが少なく何度も方角を確認。
40分ほどのんびり広い森林のなかを歩いていよいよ急登
この辺から積雪が増えてきてトレースはなくなっていました。
2018年01月20日 10:14撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 10:14
40分ほどのんびり広い森林のなかを歩いていよいよ急登
この辺から積雪が増えてきてトレースはなくなっていました。
途中の2000m地点で遠く八ヶ岳が望めました。
2018年01月20日 10:14撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 10:14
途中の2000m地点で遠く八ヶ岳が望めました。
緩斜面になってさらさらした新雪に変わりました。
2018年01月20日 10:58撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 10:58
緩斜面になってさらさらした新雪に変わりました。
雪が軽くて助かりましたが、深い雪です。
2018年01月20日 11:03撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 11:03
雪が軽くて助かりましたが、深い雪です。
右手に穂高、前穂、霞沢が見えてきました。
2018年01月20日 11:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
1/20 11:12
右手に穂高、前穂、霞沢が見えてきました。
途中小さなモンスターが出現
2018年01月20日 11:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/20 11:13
途中小さなモンスターが出現
だいぶ山々が見えてきています。
2018年01月20日 11:27撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/20 11:27
だいぶ山々が見えてきています。
山頂部には雪煙がたっています
2018年01月20日 11:27撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/20 11:27
山頂部には雪煙がたっています
山頂まであと少し
2018年01月20日 11:53撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/20 11:53
山頂まであと少し
山頂到着、雪雲が垂れ込めて強風が吹き荒れていました。
結構時間がかかりました。で
2018年01月20日 12:14撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 12:14
山頂到着、雪雲が垂れ込めて強風が吹き荒れていました。
結構時間がかかりました。で
北側には小屋が見えています。
2018年01月20日 12:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
1/20 12:12
北側には小屋が見えています。
西側には焼岳、笠岳は今回も雪雲のなか・・・・残念
2018年01月20日 12:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 12:12
西側には焼岳、笠岳は今回も雪雲のなか・・・・残念
乗鞍岳方面もだめですね
2018年01月20日 12:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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乗鞍岳方面もだめですね
2018年01月20日 12:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 12:13
S君
2018年01月20日 12:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/20 12:13
S君
W君は強風のなか
2018年01月20日 12:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/20 12:13
W君は強風のなか
しかし寒い
2018年01月20日 12:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1/20 12:13
しかし寒い
小屋に逃げ込みましょう。
小屋も冷凍庫でしたが、強風が避けられて天国のようでした。
のんびりしてから下りました。
2018年01月20日 12:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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1/20 12:13
小屋に逃げ込みましょう。
小屋も冷凍庫でしたが、強風が避けられて天国のようでした。
のんびりしてから下りました。
下るにつれ天気は良くなり、冬の北アルプスはこんなもん、深雪に足を取られ足腰はぐったりでした。
2018年01月20日 15:22撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
1/20 15:22
下るにつれ天気は良くなり、冬の北アルプスはこんなもん、深雪に足を取られ足腰はぐったりでした。

感想

今冬の雪の少なさで、八ヶ岳さえ雪がない状態。
昨年購入したスノーシューのデビューはなかなか決まらず、乗鞍と考えたけどまだ冬型の天気で頂上は荒れる事が予想されるし。北アに行く度胸もないし。
ん〜、ならば夏山に行った乗鞍の横の十石山辺りなら冬山初心者の僕でも行けそうと考えた。
朝の天気はまずまず。☀
駐車場に到着するや、来るか迷っていた上司が丁度スタートする所だった。心許ない二人より冬山経験豊富な上司が来てくれてほんとラッキーだった。
ところが登山用意を始めた途端登山靴がない事に気づき、間抜け感丸出し状態。
何しに来たのって。(--;
ここでラッキーだったのか連れのランニングシューズがゴアテックスだったのでこれで行ってみるかってことに。しかしスパッツも靴に入れていたのでもちろんなく、ここでもラッキーなことに部長が予備のスパッツが有り、それを貸りてなんとかスタートできた。
1500m付近までツボ足状態。抜ける所も幾か所もあり、抜けた所にはまった拍子に水筒が下まで滑り落ちたりして取りに戻りすでにへばり気味。
先頭を行く二人に付いて行くが途中からつま先が冷えてきた。
まぁ、ゴアテックスだから雪で冷えているんだろうと思い込むようにしていた。
そんなに冬山は甘くない。案の定、靴の中はびしょ濡れ。森林限界までは風も無かったので何とか指を動かしつつ登ったが、それを超えると風の影響で靴が冷やされ凍傷寸前だったが避難小屋で何とか難を逃れた。
かなりの時間を取らせてしまって、結局頂上に着く頃には吹雪いて、何も見えなくなってしまっていた。
濡れた足と靴はどうしようもなかったが、そこで替えの靴下を連れが持っていて貸してもらい、防水ソックスも部長に借り、本当に様々でした。
小屋の中は−5°だったけど風をしのげて暖かいラーメンを食べてなんとか復活。
しかし小屋から出た途端ホワイトアウト。ここでも部長のGPSに助けてもらい、きっと二人だったら危険な状態だった。
本当に雪山は怖い。いくら夏山初心者向けの山と言っても冬は別格。
もともと登山靴を忘れてランニングシューズで登ろうなんて甘い考えだったのが間違っていた。
無事に凍傷にもならず下山出来た事、上司と連れに感謝して、身の丈に合った登山を心掛けようと思いました。

4年前の冬に登った十石山、会社の仲間がそこに行くと聞いていたので、自分も行こうかと6時前に家を出発、7時半には駐車場に到着した。
先行した彼らを追って出発したそのとき、なんと自分より1時間早く出発したW君とS君の車が滑り込んできた。ならば一緒にと出発した。
ところが問題発生、W君が靴を忘れたため、S君のゴアのトレランシューズと自分のヨビのゲーター、それにネオプレーンのソックスも追加して出発した。
果たして山頂までいけるかな、無理だったら下ろうと思っていた。

1500mの林道標識まではトレースがあったが、そこからの急登からは消えていた。
沈まないよう尾根づたいを登って行ったが、半分くらいのところで踏み抜きがきついためスノーシューに換装した。
時間的に雪面がしまっていたせいで快調に登る事ができた。

湯ノ沢平でほっと一息をつきながら進み、第二の急登部分にとりついた。
ここからは新雪が邪魔をして、スノーシューといえども苦戦した。
ここでの登りはじわじわと体力を消耗していく。きついと感じた。
W君も苦戦、何度も休憩を入れて登った。

2300mほどになると眺望が開けて、穂高、前穂、霞沢が見える、山々が元気づけてくれた。ところがずっと晴れていた山頂部に雪雲がかかってきた。
みるみるうちに青空が消えて、強風に雪があおられ、なんとか登った山頂部はほとんど眺望がなくなっていた。
前回は小屋で休憩していると天候が回復したので、小屋に飛び込んで昼食にした。
小屋に入る際、戸を覆っていたビニールシーの中に雪が固まっていて重く開けられないので雪をかきだし入った。

しかし小屋の中は冷凍庫だった。
それでも風がないのはありがたく、快適に昼食時間を過ごした。
W君も靴下を替え、足先に暖をとって幸せそうだった。
しかし天候は回復せずますます悪化してきた。

下りは山頂部はホワイトアウトの状態で危うく別の尾根に下るところだった。
しかし下るにつれ風雪が弱まり、日が差してくるようになってようやくほっとすることができた。途中ソロで登ってきた女性に挨拶してからは、余裕ができて雪に戯れながら下って来た。

いつもはソロの山行ばかりだが、今日のような状態だったら山頂まで行ったかなと思った。思った以上にきつい山行だったが、深い山の奥まで入って隔絶した感じがなんとも良かったかな。

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