雪煙に巻かれた十石山
- GPS
- 07:38
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,182m
- 下り
- 1,180m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 7:38
天候 | 晴れ-山頂部は雪雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1500m以上から踏み抜きが多くスノーシューやワカン、スキーがおすすめ。 |
写真
感想
今冬の雪の少なさで、八ヶ岳さえ雪がない状態。
昨年購入したスノーシューのデビューはなかなか決まらず、乗鞍と考えたけどまだ冬型の天気で頂上は荒れる事が予想されるし。北アに行く度胸もないし。
ん〜、ならば夏山に行った乗鞍の横の十石山辺りなら冬山初心者の僕でも行けそうと考えた。
朝の天気はまずまず。☀
駐車場に到着するや、来るか迷っていた上司が丁度スタートする所だった。心許ない二人より冬山経験豊富な上司が来てくれてほんとラッキーだった。
ところが登山用意を始めた途端登山靴がない事に気づき、間抜け感丸出し状態。
何しに来たのって。(--;
ここでラッキーだったのか連れのランニングシューズがゴアテックスだったのでこれで行ってみるかってことに。しかしスパッツも靴に入れていたのでもちろんなく、ここでもラッキーなことに部長が予備のスパッツが有り、それを貸りてなんとかスタートできた。
1500m付近までツボ足状態。抜ける所も幾か所もあり、抜けた所にはまった拍子に水筒が下まで滑り落ちたりして取りに戻りすでにへばり気味。
先頭を行く二人に付いて行くが途中からつま先が冷えてきた。
まぁ、ゴアテックスだから雪で冷えているんだろうと思い込むようにしていた。
そんなに冬山は甘くない。案の定、靴の中はびしょ濡れ。森林限界までは風も無かったので何とか指を動かしつつ登ったが、それを超えると風の影響で靴が冷やされ凍傷寸前だったが避難小屋で何とか難を逃れた。
かなりの時間を取らせてしまって、結局頂上に着く頃には吹雪いて、何も見えなくなってしまっていた。
濡れた足と靴はどうしようもなかったが、そこで替えの靴下を連れが持っていて貸してもらい、防水ソックスも部長に借り、本当に様々でした。
小屋の中は−5°だったけど風をしのげて暖かいラーメンを食べてなんとか復活。
しかし小屋から出た途端ホワイトアウト。ここでも部長のGPSに助けてもらい、きっと二人だったら危険な状態だった。
本当に雪山は怖い。いくら夏山初心者向けの山と言っても冬は別格。
もともと登山靴を忘れてランニングシューズで登ろうなんて甘い考えだったのが間違っていた。
無事に凍傷にもならず下山出来た事、上司と連れに感謝して、身の丈に合った登山を心掛けようと思いました。
4年前の冬に登った十石山、会社の仲間がそこに行くと聞いていたので、自分も行こうかと6時前に家を出発、7時半には駐車場に到着した。
先行した彼らを追って出発したそのとき、なんと自分より1時間早く出発したW君とS君の車が滑り込んできた。ならば一緒にと出発した。
ところが問題発生、W君が靴を忘れたため、S君のゴアのトレランシューズと自分のヨビのゲーター、それにネオプレーンのソックスも追加して出発した。
果たして山頂までいけるかな、無理だったら下ろうと思っていた。
1500mの林道標識まではトレースがあったが、そこからの急登からは消えていた。
沈まないよう尾根づたいを登って行ったが、半分くらいのところで踏み抜きがきついためスノーシューに換装した。
時間的に雪面がしまっていたせいで快調に登る事ができた。
湯ノ沢平でほっと一息をつきながら進み、第二の急登部分にとりついた。
ここからは新雪が邪魔をして、スノーシューといえども苦戦した。
ここでの登りはじわじわと体力を消耗していく。きついと感じた。
W君も苦戦、何度も休憩を入れて登った。
2300mほどになると眺望が開けて、穂高、前穂、霞沢が見える、山々が元気づけてくれた。ところがずっと晴れていた山頂部に雪雲がかかってきた。
みるみるうちに青空が消えて、強風に雪があおられ、なんとか登った山頂部はほとんど眺望がなくなっていた。
前回は小屋で休憩していると天候が回復したので、小屋に飛び込んで昼食にした。
小屋に入る際、戸を覆っていたビニールシーの中に雪が固まっていて重く開けられないので雪をかきだし入った。
しかし小屋の中は冷凍庫だった。
それでも風がないのはありがたく、快適に昼食時間を過ごした。
W君も靴下を替え、足先に暖をとって幸せそうだった。
しかし天候は回復せずますます悪化してきた。
下りは山頂部はホワイトアウトの状態で危うく別の尾根に下るところだった。
しかし下るにつれ風雪が弱まり、日が差してくるようになってようやくほっとすることができた。途中ソロで登ってきた女性に挨拶してからは、余裕ができて雪に戯れながら下って来た。
いつもはソロの山行ばかりだが、今日のような状態だったら山頂まで行ったかなと思った。思った以上にきつい山行だったが、深い山の奥まで入って隔絶した感じがなんとも良かったかな。
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