薬師岳 黒部五郎岳
- GPS
- 57:30
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 3,280m
- 下り
- 3,553m
コースタイム
2日目 テント場5:40-薬師岳7:15-テント場8:30-北ノ俣岳11:30-黒部五郎岳14:40-黒部五郎小舎17:00
3日目黒部五郎小舎6:00-三俣蓮華岳8:00-双六小屋10:30-鏡平山荘13:00-わさび平小屋17:00-新穂高温泉18:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全ルート 登山道は明確になっており迷うところはありません。 登山届けは太郎平小屋で提出しました。 地図には折立に水場があると書かれていますが実際には飲める水はありません。煮沸しないと飲めないそうで、みんな登山口にある自動販売機でペットボトルの水を買い込んでいました。 |
写真
感想
本当は南アルプス南部を縦走する予定でしたが、台風15号の影響で南アルプスの登山道がぐちゃぐちゃになっているのを知り、急遽北アルプスの薬師岳、黒部五郎岳ルートに変更。(出発当日22日の夜、江坂の焼き鳥屋でルート決定)早速ザックを取りに帰って大阪駅で急行「きたぐに」に飛び乗りました。列車はほぼ満席。自由席は4人向かい合わせの席のため狭くてほとんど眠れませんでした。
23日午前4時50分、少し遅れてに富山駅に到着、駅前で6時10分発折立行きのバスに乗りました。この日は連休のためかバスが2台準備されており予約なしでもなんとか乗ることができました。
そして8時10分折立に到着。水場はありませんがコカコーラの自動販売機が1台。ペットボトル「いろはす」を2本買っていざ出発。
しばらく急登が続きますが、3時間ほどでなだらかな稜線に出ると左側に薬師岳が迎えてくれます。
12時に太郎平小屋に到着。ここは小屋からテント場までかなり距離があるためビールを買ってテント場へ向かいます。テント場には水場やきれいなトイレが設置されていて快適です。(普通テント場の設備はあまり良くないことが多いのですが。)まだ時間が早かったため空身で薬師岳へ登ってみることにしました。しかし薬師平付近から急に雲行きが怪しくなり、薬師岳山荘に着く頃には横殴りの雪が降ってきました。何とかがんばって避難小屋跡まで登りましたがここで撤退。ところがなんと言うことでしょう。薬師岳山荘まで下山すると一気に晴れてきて薬師岳頂上や周囲の山まで見渡せるようになりました。こんな急激な天候の変化があるんですね。でももう登り返す力はなく翌日再チャレンジすることに。
24日朝5時半に薬師岳に向けて出発。2回目なのでサクサク登ります。そして7時過ぎには頂上到着。雲一つない快晴だったため北には雄山、剱、東には赤牛、水晶、鷲羽、南には御嶽山、乗鞍そして槍と最高の景色を楽しめました。やっぱり目指す山は午前中に登るべきですね。
景色を堪能した後テント場へ戻り、テントを撤収して太郎山経由で二つ目の百名山、黒部五郎岳へ向かいます。黒部五郎岳の手前、中俣乗越まではのんびりとした稜線歩きですが、乗越からは一気に急登が始まります。無理しないでゆっくり登り、黒部五郎岳の肩にザックを置いて空身で頂上へ。ここからの眺望はまた圧巻です。槍ヶ岳は薬師岳から見る姿とはずいぶん違って、岩肌のごつごつした生々しさが手に取るように見えます。笠ヶ岳もずいぶん近づいてきました。その代わり薬師岳が遠い向こうに。名残惜しいですが頂上を後にし、カールの下を通って黒部五郎小舎に向かいます。
この小屋も最近建て直したらしく快適そうです。しかし入り口の暖かいストーブの誘惑に負けずテント場へ。ここのテント場は小屋と近いのでトイレや水の心配はありません。目の前に笠ヶ岳がドーンと偉そうに座っています。
25日は6時に出発し三俣蓮華岳へ。小屋の裏から一気に急登を登りますがモルゲンロートに輝く黒部五郎岳を楽しみながら登るとあっという間に稜線に出て2時間ほどで三俣蓮華岳に到着。目の前には鷲羽岳と雲ノ平、その間を流れ落ちる黒部川源流が見えます。双六岳は5年くらい前に登ったので今回はパス。巻道を通って双六小屋へ向かいました。
10時過ぎに双六小屋に到着。この小屋に着くと「今回の山行も終わりだな」って感じで寂しくなります。
後は一気に小池新道を下り、わさび平小屋でトマトとキュウリをかじって少し暗くなって新穂高温泉に到着しました。
今回は焼鳥屋で急に決めた計画でしたが、その割にはなかなか満足のいく登山でした。
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