白山へ再び訪れる
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- GPS
- 32:25
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,228m
- 下り
- 2,655m
コースタイム
5:35 別当出合・出発(砂防新道にて)
6:15 中飯場
7:20 甚之助避難小屋
8:50 黒ボコ岩
9:20 室堂センター(小休止)9:55
10:25 御前峰
12:00 大汝峰
12:45 室堂センター
14:40 南竜ヶ馬場
2日目
7:00 南竜ヶ馬場
7:55 油坂の頭
9:30 別山
10:45 チブリ尾根避難小屋(昼食)11:40
14:00 市ノ瀬ビジターセンター・下山終了
天候 | 24日・晴れ(朝冷え込む) 25日・晴れ時々曇り(山頂はガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この時期交通規制のため、マイカーは市ノ瀬止り。 バスにて別当出合まで移動。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【別当出合〜黒ボコ岩〜室堂】・砂防新道にて 整備された道で歩きやすく、 途中には、水場のあるトイレの完備された「中飯場」「甚之助避難小屋」があります。 【室堂〜御前峰〜お池めぐり〜室堂】 室堂から御前峰までは整備された登山道で、 段差の少ないひざに優しい階段が続きます。 御前峰からお池めぐりコースへは、 急坂なガレ場を下るので注意が必要です。 大汝峰へは急坂な岩場を通過しなければならず、 こちらも注意が必要です。 お池めぐりコースは分岐が多く、各登山コースからの合流点でもあるので コース表示案内板は注視してください。 【室堂〜南竜ヶ馬場】・展望歩道にて しっかりとした道で歩きやすく、眺望良いコースです。 道迷いの心配はほとんどありません。 【南竜ヶ馬場〜油坂〜御舎利山・別山】 しっかりとした道で、 こちらも道迷いの心配は少ないです。 うわさ通り、油坂の急登はキツイです。 油坂の頭から別山までは所々、 やせ尾根(崩落箇所アリ)を通過するので注意が必要です。 【御舎利山・別山〜チブリ尾根避難小屋】 御舎利山から小屋までは、 浮石の多い段差のある岩場を下りやや危険です。 【チブリ尾根避難小屋〜市ノ瀬ビジターセンター】 道迷いの心配は少なく安心です。 水場付近になるとぬかるんだ所が多くなり、 滑りやすくなるので注意が必要です。 |
写真
感想
8月に一泊二日の計画で小5の息子と白山へ雨の中、決行しました。
御前峰でのガス景色、お池めぐりの散策断念、何することも出来ないテント内での時間・・・。
当然の結果で撃沈。
数日後息子に言いました。「9〜10月中にもう一回白山へ行くでぇ〜」・・・。
息子は唖然としてました。
父親の意欲だけ空回りしてるようです。
そんなこんなで息子の気持ちは無視して、
9月24〜25日のテント泊の二日予定で最近冷え込んできた不安を抱きながら、
息子と再度白山登山してきました。
9月24日・【1日目】
市ノ瀬ビジターセンターに深夜1時ごろ到着。
連休ということもあり前日からの登山者の車含め、
駐車場はいっぱい。
なかなか止める場所が見つかりませんでした。 さすが人気ある山です。
自宅出発直後から眠りについた息子を起こし、
決して大阪では見ることの出来ない夜空の無数の星を二人で眺めました。
「うゎ〜、めっちゃキレイやん」・・・ホント単調な息子の言葉。
「そやけど、半端な寒さとちゃうなぁ〜」・・・山奥の放射冷却は本物です。
5時発のバス移動→到着した別当出合はまだ薄暗く、
やや明るくなるまでの時間潰し。
ここで携帯電話を車中に忘れてることに気づくが、
山中で電波は?で役立たずと決め込んで気にもしませんでした。
・・・しかしこれが後から、少し残念なことにつながってしまいます。
とにかく寒い・・・。
出発直後のつり橋を渡るときは、霜が凍ってるのか床が少しすべる状態でした。
このあとドンドン高度を上げると、太陽の日差しが遠く山々の斜面を照らし始めます。
日の当たる尾根、谷の暗がりとくっきりとした稜線のシルエットが美しく、
何度も足を止め眺めました。
「そう、これが見たかったんや!」 ・・・。
正直、テント重装備の辛さも感じませんでした。
ほどなく「南竜ヶ馬場」との分岐にさしかかり、
今回はそのまま黒ボコ岩経由で室堂へ。
途中流れる水で濡れた道を歩くと、先客の方の歩かれた石上が凍っており、危うく転ぶところでした。
朝の冷え込みがどんだけだったのか想像できます。
黒ボコ岩手前の急登はちょっとキツかったですが、
弥陀ヶ原での気持ち良い快適な木道歩きの後、なんとか室堂到着。
室堂センター受付の方からの情報で、
前日少し雪が降り、風が強く冷え込んだこと。
今朝の気温が氷点下3.1℃まで下がったなど・・・。
ひょっ、氷点下!!エライこっちゃ、今日のテン泊大丈夫かいな・・・。
横で息子は不安顔。
軽めの食事後、今回ガスってなさそうな御前峰山頂目指して軽快に登ります。
山頂での眺望は雲もほとんどなく視界良好で、
剣岳〜槍・穂高、御嶽山、恵那山、荒島岳など遠くの山々が良く見え景色を楽しむことができました。
ここで息子が剣ヶ峰方向へ何かを投げようとしてます。
2回ほど投げて戻ってくると
父「小石なんか投げたらアカンで!」と注意。
息子「石ちゃうでぇ、僕の抜けた歯やねん」・・・。
おかぁさんに仕込まれたようで、
小袋に入れズボンポケットに忍ばしてたようです。
子供に何させるんやろ・・・呆。
長い時間頂上に居ましたが、この後「お池めぐりコース」へ。
なだらかな道が続くためか、息子の体力も回復し途中虫取りに熱中する始末。
やれやれ・・・。
室堂まで戻り「展望歩道」にてテント場の南竜ヶ馬場へ向かいます。
前回の雨の中の「展望歩道」歩きは長く感じましたが、
天候良い日だと不思議とそう感じません。
南竜ヶ馬場山荘でテント泊の受け付けを済ませ、夜から朝にかけての寒さ対策用に
毛布5枚を貸し出してもらいました。
息子のシェラフは寒さに対応してますが、自分のは夏用シェラフなので死ぬのはイヤです。
9月25日・【2日目】
朝4時半起床。
あたりはまだまだ暗がりでしたが、
他のテント泊されてる方々が起き始め何やらごそごそ身支度してる様子。
空には満天の星がまだ輝いており、カメラ撮影をと思い電源入れるが動かず。
あまりの寒さでバッテリーが機能を果たさなくなったようでした。
買って間もない新品カメラが不甲斐ないですなぁ〜。
初日かなり撮影したので、もともと残量は減ってたんですが・・・。
暖めてやると復帰はするもやはり残量は少なく、ここからエコ撮影することに。
朝食、片付けやらで何とか7時にテント場を出発し、別山目指して2日目がスタートしました。
途中の油坂はうわさ通りの急登で少々キツかったですが、
油坂の頭から見る別山への稜線の眺めはすばらしく、
このときガスってない山頂からの絶景を期待しました。
尾根歩きの途中、「甚之助避難小屋」やこの後立ち寄る「チブリ尾根避難小屋」を遠くに見ながら・・・、
しかしこのとき別山はガスったり晴れたりを繰り返してました。
御舎利山と別山の分岐点に到着したときは360度ガス景色で、
期待はずれで残念でした。
ここまで良い条件で山歩きが堪能できたし、充分でしょう。
さぁ気を取り直して、後はひたすら下って歩き続けるだけです。
途中のブナ林は木々が壮大ですばらしく、
自然の豊かさを大きく感じさせられました。
この時点でカメラのバッテリー残量も底をつき、
携帯電話も車中に忘れたので撮影出来ず状態で市ノ瀬ビジターセンターに到着しました。
市ノ瀬まで2.4kmという案内板から到着するまでの道中は、
今までにない距離を感じ疲労もピークで結構辛かったんですが、
息子と楽しくまた寒い2日間を共有できた喜びを感じながら歩けた2.4kmでした。
また次回、別山からの絶景も是非眺めたいです。
utaotoさんに引き続きリベンジ成功おめでとうございます。
連休辺りから急に下界でも涼しくなってきたので、
2000m超ではなおさらでしたでしょう
お子様も大展望にきっと満足されてるのでは
metsさん、リベンジ成功を祝っていただき、
ありがとうございます。
utaotoさんに続いて快晴山歩き成し遂げれ、今回本当にラッキーでした。
特に別山は山頂到着以外、終始最高の姿を見せてくれてました。
山頂での展望は、次の機会に置いときます。
大阪でも数日前から急に気温が低下してきたので正直、
出発直前まで躊躇してました。
寒くて寝れない朝を迎えるのは避けたいですよね。
息子は充分、楽しんでくれたと思ってます。
何度も「すっげぇ〜!」「ごっついなぁ〜!」を連呼し、
終始笑顔が絶えませんでした
metsさんも是非、白山へ足を運んでください。
ホントに物凄く感情移入してレコ拝見しました
大汝まで登られたのですね
やっぱり白山、どの写真見ても最高です
別山は惜しかったですね
我が家が登った日はあからさまにガスの日でしたが、popoi11さんはもう少しで展望望めそうだったのに・・・
また次の機会に、是非リベンジしましょうね
「物凄く感情移入してレコ拝見しました」
まとまらない長感想記録で恥ずかしいですわ。
でもいちばん共感してもらえるのは、やっぱりutaotoさんです。
同じ時期、境遇になり、残した課題まで一緒になった白山登山でした。
頑張ってくれた息子でしたが、道中言われてしまいました。
「これでしばらく山行くの、休もうなぁ〜」
「うん」と言うハズないですよね。
また次回、白山を満喫&リベンジしましょう!
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