稲村ガ崎から源氏山公園へ
- GPS
- 02:52
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 175m
- 下り
- 157m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
初詣を兼ねて鎌倉周辺の山を家内と歩いてみました。
以下はその山行記録です。
鎌倉は三方を山に囲まれ、残りの一方は海に面しており、守りに適した土地だと言われている。北側の尾根筋は、別名「鎌倉アルプス」とも呼ばれている有名な天園コースで、よく歩いたものだ。東側の尾根筋には、衣張山や披露山などがあり、一昨年と昨年にかけて、歩き回っている。最後の西側は、北鎌倉から源氏山まで足を延ばしたことはあるが、海岸まで歩いたことはない。ということで、この機会に西側の尾根筋を歩いてみることにした。
鎌倉に着くと、寒さをこらえきれずに、すぐに駅前のマクドナルドへ入る。今朝はよく冷え込んでいる。暖かい店内でホッとする。マクドナルドで腹ごしらえを済ませると、人通りも少ない小町通りへ向かう。カラスたちだけが賑やかに豪勢な食事を啄ばんでいる。鶴ヶ岡八幡宮で初詣を済ませると、隅に置かれた無人のおみくじ台が目に留まる。せっかくなので、200円の鳩みくじを引いてみた。もう、そんな大層な幸せを願う歳でもないので、末吉と書かれた薄い紙片と鳩の小さなお守りをありがたく頂戴する。
鎌倉駅に戻り、地下通路を経て江の電側へ回り、時代を感じる車両に乗り込む。目的地は稲村ヶ崎だ。駅を降りると、すぐに海岸を目指す。鎌倉の最西端の守りは何といっても稲村ヶ崎だ。新田義貞の剣を投じた話は有名だが、実際に眺めてみると、 確かに崖が浜辺に突き出ていた。ちょうど、満潮時で、これでは軍勢は通ることができない。まさに天然の要害なのだが、今は岬の崖だけを残して内側に国道が横切り、防衛ラインを無惨にも引き裂いている。あいにく、富士山は見えないが、岬の崖上に作られた公園からの眺めは良い。江ノ島が相模湾に突き出た風景が実に良い構図になっている。
本来なら、この稲村ガ崎から極楽寺まで尾根筋を歩きたいのだが、道はないようだ。仕方がないので、さらに西側の尾根筋へ向かう。十一人塚を過ぎ、江ノ電の踏み切りを超え、日蓮聖人袈裟懸けの松の横の坂道を登る。坂道沿いの民家を抜けると、尾根筋の静かな林道が待っていた。海岸から聞こえるモーターの音に混じり、鳥たちが思い思いに合唱している。峠らしき十字路で、尾根を降りる。月影地蔵の横を通り、稲村ガ崎小学校まで道を戻る。地図で見ると、土産物屋が並ぶ真っ直ぐな参道かと思っていたが、普通の民家が並ぶ住宅地だった。距離にして600mほどの、ほぼ一直線の道を歩くと、ようやく登り坂。登りきれば、小さな公園があり、見晴らしがよい。
公園から階段を下ると、大仏坂切通だ。トンネルの上を横切れば、源氏山へ続く遊歩道が延びている。道幅もあり、よく踏み固められている。とても、歩きやすい快適な尾根道だ。木々が適度に生え、外界をうまく遮ってくれている。鎌倉の山々が続き、ときどき海が見え、まれに市街が見える。木の枝を伝って、リスが飛び回っていた。タブレットを動画モードにしても、追いきれない。撮影はやむなく、あきらめる。元気の良いリスだ。あまりにも快適な道に、アップダウンが続いても、どんどん距離を稼いでいける。
ふと、気づくと、民家が現れ、車も通れる道となっていた。いったい、どこまでが源氏山公園なのか分からないが、適度に区切られた公園や広場が続く。今まで、人は少なかったが、この周辺では、お年寄りやおばさんたちのハイカーが実に多い。みんな、集団行動が好きなんだなあと感心する。やり過ごすために、自動販売機で温かい飲み物を買い求める。ベンチに座り、家内はお汁粉、私はコーンスープで、体を温める。人もまばらになったところで、鎌倉駅への下山路を目指した。
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