表銀座縦走 燕岳〜大天井岳〜常念岳
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,028m
- 下り
- 2,159m
コースタイム
9/26 6:25燕山荘-8:30大天荘-8:40大天井岳-11:20常念小屋(昼食)12:40-13:46常念岳14:15-15:00常念小屋(泊)
9/27 7:50常念小屋-8:20胸突八丁-9:35烏帽子沢-11:00一ノ沢登山口11:30-(タクシー)-12:00しゃくなげ荘駐車場
天候 | 25日 晴のち曇り 26日 曇り 27日 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
しゃくなげ荘〜中房温泉登山口 : バス(1200円) 一の沢登山口〜しゃくなげ荘 : タクシー(4400円) ※タクシーは、常念小屋で手配してもらう(電話代100円) または、常念小屋付近では携帯電話が通じるので自分で予約する |
コース状況/ 危険箇所等 |
【中房温泉〜燕山荘】:特に危険箇所なし。連休最終日のため下山者多数あり。すれ違いのため何度も止まる必要がありました。 【燕山荘〜大天荘】:特に危険箇所なし。気持ちの良い稜線歩きができます。 【大天荘〜常念小屋】:猿の群に出会いました。特に近寄って来たりはしませんでした。 【常念小屋〜常念岳山頂】:特に危険箇所なし。ただし、浮き石もあるので、下りは特に注意が必要。 【常念小屋〜一の沢登山口】:木の根が多く露出していたり、水が出ている箇所はいくつかあるが、慎重に歩けば問題なし。雨が降っているとだいぶ歩きにくいことが予想される道。 【下山後の温泉】 しゃくなげ荘隣の健康温泉館(中房温泉からの引湯)大人400円 【下山後の食事】 駐車場すぐ近くの「Vif穂高」に隣接してある「味彩館」11:30〜16:30(ラストオーダー)は、地元の食材をふんだんに使ったリーズナブルな食事が食べられます。 【下山後のおみやげ】 「Vif穂高」でリンゴとブドウをGET 堀金にある「珈琲工房おみの」で、特別おいしい珈琲豆をGET |
写真
感想
◎1日目
合戦小屋まではお天気も良く比較的スイスイと登れた。
ベンチごとに少量の水分補給をしながら写真を撮る余裕もあった。
合戦小屋から上は、雲が出て寒くなってくる。
また空気が薄くなったこともあってか、息が上がりやすくなり少し登っては息を整えるというのをくり返しスピードが下がる。
寒いしお腹も空いて、バテ気味になってきた。
燕山荘が見えてきて、ちょっと元気になる。
12時が近くなったので、短い鎖場を登った低木の間で昼食休憩にした。
どうやら、この休憩の間に身体を冷やしてしまった様子。
昼食後歩き出すと左太腿が痙攣を起こしてしまった!!
「あいたたた〜」とマッサージしていたら、ちょうど並んで歩いていたご夫婦が『痙攣止めの漢方薬をあげるよ』とツムラのお薬を分けてくださった。
おかげで、痙攣もおさまりゆっくりながらも予定より20分遅れで燕山荘に到着。
この日、睡眠不足と、CW-Xに薄いショートパンツという夏山スタイルで登ってしまったのは大失敗!!
保温は大切だと改めて実感。
燕山荘に荷物を置き、地図と雨具をアタックザックに入れて燕岳山頂ピストン。
曇ってスッキリしない空だったが、雨にも降られず面白い岩の造形を楽しむことができた♪
◎2日目
前日の反省をいかし、保温タイツの上に長ズボンを履いて更に山スカートで腰回りを保護。
上半身はタートルネックのヒートテックにファイントラックのミドルレイヤーを重ね、その上にレインウエアを着て出発。
朝方も気温は0度を下回らなかったようだが、10時頃まで足下には霜柱が立っていた。
燕岳から常念岳に向かう稜線は、時折強い風が吹き帽子が飛ばされそうになった。
でも道はなだらかだし、快晴ではないけれど景色はまぁまぁ。
保温効果もあってかスタスタと歩けた。
途中のんびり風景をながめたり、写真を撮ったりしても、コースタイムより1時間近く早く常念小屋に到着。
常念小屋の前にはベンチと机のセットがいくつか置かれていたので利用させてもらって、昼食にした。
コンロを使って暖かいリゾットを作り、食後には珈琲。
山の上で飲む珈琲は格別♪
その後、荷物を常念小屋に置き、アタックザックで常念岳山頂へ向かう。
ここはかなりの急騰をジグザグに登る道で、足下はゴロゴロした岩やザレた砂利。
ほぼ空身にも関わらずコースタイム1時間と書いてあるところ1時間10分かかった。
自分はどうも、2000mより高い所での登りが苦手のよう。。。
春のBCスキーのときも登るのは苦手。
酸素が薄いところでも動けるようになるには、どんなトレーニングしたらいいのでしょうか???
◎3日目
この日は下山だけの予定なので、朝はのんびりと快晴の風景を楽しむ。
槍ヶ岳や北穂高、涸沢岳が真っ青な空の中とてもキレイに見えた。安曇野側は、朝のうち雲海で、これまた素晴らしい景色。
名残惜しく、小屋周辺で写真をとったりしていると、突然小型のヘリが近づいてきて常念小屋の前にある開けた場所に降り荷物と人の上げ下ろしをして、またサッと飛び立って行った。
その素早さにはビックリ!!
ヘリは、山岳地帯での救命活動や小屋での快適な宿泊を支えてくださっている大きな力だなぁと改めて実感。
8時頃下山を開始。かなりの急勾配に驚きつつ、転倒しないよう慎重に進む。
紅葉にはまだ早く、今はナナカマドの赤い実が目を楽しませてくれた。
沢が見えてくるころには、パタゴニアのキャプリーン1とTシャツで暑いくらいの気温。登ってくる方々は半袖Tシャツだった。
◎まとめ
3日間を通して学んだことは、服装(レイヤリング)の大切さ。これからもっと研究して、快適で安全な登山を楽しみたい。
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