記録ID: 1375776
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
日光白根山(湯元〜前白根山〜奥白根山)
2018年02月03日(土) ~
2018年02月04日(日)
nao
その他3人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,363m
コースタイム
■2/3(土)
前日、新宿に集合しレンタカーで出発。
はにわさんが早めに到着して先に手続きしてくれたため、かなりスピーディーに出発できた。
2時間であっという間に日光。近い!
当初は市営駐車場などで前泊予定だったが、偵察がてら立ち寄った日光口PAが快適そうだったので、日光口PAで前泊。
案の定、他の山岳会のテントも2張あった。
交通量が少ないため、静かで安眠できた。
6:30起床。
日光口PAから市営上鉢石駐車場までは十数分。
土日とあってかガラガラ。夏は日光東照宮が近いから混みそうだが、冬は穴場。
いろは坂の運転自信なければ、日光市内まで自家用車できて、あとはバスで行けばよい。
最寄りもバス停までも徒歩3分ほど。三大奇橋の神橋の近く。
バスに揺られて1時間ちょっとで日光湯元温泉。
みんな平日の仕事疲れかバスの中ではすやすや。
どりさんは、ここ最近、ずっと終電で帰宅だという。
なのに、テント泊雪山とはさすが元気ですな!
湯元温泉スキー場からリフトを2本乗り継ぎ、ゲレンデトップへ。
リフトを降りる際、はにわさんこける。
見ていると、他の客も結構な頻度でこけている・・・。
リフト降りてすぐ目の前から尾根に取りつく。
最初は脛あたりのラッセル。交代で進む。
トップと最後尾では全然違う!最後尾、めっちゃ楽!
結構なハイペースで外山鞍部へ到着。
数日前のトレースがあるものの、ほとんど風で掻き消されているため、プチラッセル。
14時過ぎ、前白根山到着。
目の前にどーんと奥白根山がそびえる。雪がたんまりかぶっていて白い。
去年は悪天で登れなかったので、今回こそはお天気が登頂を約束してくれていると思うと、登るのが楽しみだ。
当初、バリエーションの東稜を登ろうかと予定していたため、東稜を観察。
顕著な尾根でわかりやすいが、1週間前の記録を見る限りだと、取り付きまでもラッセルで時間かかっており、雪の状態もよくなったようで、初心者・初級者同士のこのパーティーでは時間がかかる上、万が一何かあっても救助をすぐに呼びにいけるようなところではないため、安全をとって正解だったなと思う。
前白根山から避難小屋までは稜線上に分岐点があるため、迷わない。
ただ、下る際、初めてだとルートがわかりずらい。
よく見ると赤テープがあるので、見落とさないようにする。
特に注意を払っていないと、そのまま真っすぐ下っていき、急斜面に出るなり、五色沼の方へ行ってしまうだろう。
案の定、先頭を行っていたどりさんが、真っすぐ下ろうとしていたため、左にトラバース気味に行ってください〜と声かけ。
誰のトレースのないもふもふふかふかの雪で時々、ずぼっとはまる。
避難小屋へは一番乗り。
誰もいなかったので、翌日の出発のことやら夜の宴会を快適に過ごすために、小屋を利用することにする。
その後、ソロの男性とともしび山岳会の10人パーティも来た。
思った以上に入山者がおり、明日はラッセル楽だな。
今日は、うちらがトレースつけてきたから、明日はともしびにラッセルしてもらおうと思うのであった。
夜は、小屋でのんびり宴会。
ロープとスリング、ビナでランタンをいい感じの位置にぶらさげ、宴会用の机と椅子も配置し、もはやマイホーム状態。
あゆみんのザックでかいな、食担やったことなさそうだからお任せしてみようと思い任せたが、案の定、食材いっぱい準備してくれての結果であった。
豚肉、手作り餃子いっぱいのチゲをいただき、温まる。
食後は、私の方で準備したチョコフォンデュ。
ミルク買い忘れたので、ウィスキーとワインでのばして、マシュマロ、コンビニ調達のベリーミックス、バナナをいただく。
チョコがいい感じに大人の味になった。
そして、やはりバナナは不動の人気。あっという間になくなった。
みんな喜んでくれて何より。
しかし、小屋到着後、足が痛くなって仕方なかった。
年始の八ヶ岳で軽い凍傷になった足の指が未だ治っていなかったが、汗がよくなかったのか、冷えてズキズキ痛む。
どりさんが、湯たんぽつくっていたので、靴下を予備のに履き替えた上で、お借りしてあてておいたら大分よくなった。
■2/4(日)
4:30起床。
何だかんだでみんなで行くと、出発まで2時間かかる。
支度を整えると、ちょうどともしびもソロの人も出発。
ぞろぞろと山頂を目指す。
わかんをつけようかとおもったが、ともしびが通った後ならわかんいらんやろってことで、最初からアイゼンをつけていく。
まさか、ここでこんなに痛むと思わなかったが、登っている最中に手の指がちぎれそうなくらいに痛くなる。
痛くて仕方ないので、途中で、一番下につけていたファイントラックのペラいグローブを一枚脱ぎ、オーバーもミトンに替えた。
いつもなら、この組み合わせて痛まないのだが、ちょっときつかったのもあり、凍傷で血流が悪くなっているおかげか痛んだのかもしれない。
組み合わせを替えたら楽になった。
凍傷って一度なると簡単に治らないんだなぁと痛感・・・。
森林限界を超えると急斜面。息が切れそうになる、
途中でともしびを抜き、ラッセル交代。
どりさん、あゆみんは元気だ。喜んでラッセルしている。
そのまま直登しようとしていたが、上部は岩場のため、左にちょっとトラバースするように伝える。
トラバースすると、ちょうど、案内の看板のところにでた。
山頂付近は思ったよりも広く、地形が複雑。
どりさん曰く、月面みたいだねとのこと。確かに。
ちょっとした岩場を越えると山頂。
快晴のおかげで360度の大展望。
東には男体山と中禅寺湖。
富士山も見えている!
北西方面の眺めがとてもよく、燧ヶ岳、至仏山などがよく見えた。
燧ヶ岳は双耳峰がはっきりしており、至仏山はその反対側に真っ白に雪化粧しており、一見してすぐわかる。
しばし景色を堪能。
ここであゆみんが何かごそごそと取り出したと思ったらチーズスフレケーキ。
しかも、HAPPY BIRTHDAYとろうそくがついている!
事前にIさんから今日があゆみんの誕生日とは聞いていたが、まさか山頂でセルフでやろうとは!
みんなびっくりしてしまったが、お祝い。
下山は避難小屋まではシリセードで遊びながら下山。
避難小屋からも朝にすぐに撤収できるようにしておいたので、時間かからずに準備して、スピーディーに下山できた。
奥日光高原ホテルで汗を流し、東武日光駅前のケーキ屋でチーズケーキを買って、改めてあゆみんの誕生日を祝い、帰京。
前日、新宿に集合しレンタカーで出発。
はにわさんが早めに到着して先に手続きしてくれたため、かなりスピーディーに出発できた。
2時間であっという間に日光。近い!
当初は市営駐車場などで前泊予定だったが、偵察がてら立ち寄った日光口PAが快適そうだったので、日光口PAで前泊。
案の定、他の山岳会のテントも2張あった。
交通量が少ないため、静かで安眠できた。
6:30起床。
日光口PAから市営上鉢石駐車場までは十数分。
土日とあってかガラガラ。夏は日光東照宮が近いから混みそうだが、冬は穴場。
いろは坂の運転自信なければ、日光市内まで自家用車できて、あとはバスで行けばよい。
最寄りもバス停までも徒歩3分ほど。三大奇橋の神橋の近く。
バスに揺られて1時間ちょっとで日光湯元温泉。
みんな平日の仕事疲れかバスの中ではすやすや。
どりさんは、ここ最近、ずっと終電で帰宅だという。
なのに、テント泊雪山とはさすが元気ですな!
湯元温泉スキー場からリフトを2本乗り継ぎ、ゲレンデトップへ。
リフトを降りる際、はにわさんこける。
見ていると、他の客も結構な頻度でこけている・・・。
リフト降りてすぐ目の前から尾根に取りつく。
最初は脛あたりのラッセル。交代で進む。
トップと最後尾では全然違う!最後尾、めっちゃ楽!
結構なハイペースで外山鞍部へ到着。
数日前のトレースがあるものの、ほとんど風で掻き消されているため、プチラッセル。
14時過ぎ、前白根山到着。
目の前にどーんと奥白根山がそびえる。雪がたんまりかぶっていて白い。
去年は悪天で登れなかったので、今回こそはお天気が登頂を約束してくれていると思うと、登るのが楽しみだ。
当初、バリエーションの東稜を登ろうかと予定していたため、東稜を観察。
顕著な尾根でわかりやすいが、1週間前の記録を見る限りだと、取り付きまでもラッセルで時間かかっており、雪の状態もよくなったようで、初心者・初級者同士のこのパーティーでは時間がかかる上、万が一何かあっても救助をすぐに呼びにいけるようなところではないため、安全をとって正解だったなと思う。
前白根山から避難小屋までは稜線上に分岐点があるため、迷わない。
ただ、下る際、初めてだとルートがわかりずらい。
よく見ると赤テープがあるので、見落とさないようにする。
特に注意を払っていないと、そのまま真っすぐ下っていき、急斜面に出るなり、五色沼の方へ行ってしまうだろう。
案の定、先頭を行っていたどりさんが、真っすぐ下ろうとしていたため、左にトラバース気味に行ってください〜と声かけ。
誰のトレースのないもふもふふかふかの雪で時々、ずぼっとはまる。
避難小屋へは一番乗り。
誰もいなかったので、翌日の出発のことやら夜の宴会を快適に過ごすために、小屋を利用することにする。
その後、ソロの男性とともしび山岳会の10人パーティも来た。
思った以上に入山者がおり、明日はラッセル楽だな。
今日は、うちらがトレースつけてきたから、明日はともしびにラッセルしてもらおうと思うのであった。
夜は、小屋でのんびり宴会。
ロープとスリング、ビナでランタンをいい感じの位置にぶらさげ、宴会用の机と椅子も配置し、もはやマイホーム状態。
あゆみんのザックでかいな、食担やったことなさそうだからお任せしてみようと思い任せたが、案の定、食材いっぱい準備してくれての結果であった。
豚肉、手作り餃子いっぱいのチゲをいただき、温まる。
食後は、私の方で準備したチョコフォンデュ。
ミルク買い忘れたので、ウィスキーとワインでのばして、マシュマロ、コンビニ調達のベリーミックス、バナナをいただく。
チョコがいい感じに大人の味になった。
そして、やはりバナナは不動の人気。あっという間になくなった。
みんな喜んでくれて何より。
しかし、小屋到着後、足が痛くなって仕方なかった。
年始の八ヶ岳で軽い凍傷になった足の指が未だ治っていなかったが、汗がよくなかったのか、冷えてズキズキ痛む。
どりさんが、湯たんぽつくっていたので、靴下を予備のに履き替えた上で、お借りしてあてておいたら大分よくなった。
■2/4(日)
4:30起床。
何だかんだでみんなで行くと、出発まで2時間かかる。
支度を整えると、ちょうどともしびもソロの人も出発。
ぞろぞろと山頂を目指す。
わかんをつけようかとおもったが、ともしびが通った後ならわかんいらんやろってことで、最初からアイゼンをつけていく。
まさか、ここでこんなに痛むと思わなかったが、登っている最中に手の指がちぎれそうなくらいに痛くなる。
痛くて仕方ないので、途中で、一番下につけていたファイントラックのペラいグローブを一枚脱ぎ、オーバーもミトンに替えた。
いつもなら、この組み合わせて痛まないのだが、ちょっときつかったのもあり、凍傷で血流が悪くなっているおかげか痛んだのかもしれない。
組み合わせを替えたら楽になった。
凍傷って一度なると簡単に治らないんだなぁと痛感・・・。
森林限界を超えると急斜面。息が切れそうになる、
途中でともしびを抜き、ラッセル交代。
どりさん、あゆみんは元気だ。喜んでラッセルしている。
そのまま直登しようとしていたが、上部は岩場のため、左にちょっとトラバースするように伝える。
トラバースすると、ちょうど、案内の看板のところにでた。
山頂付近は思ったよりも広く、地形が複雑。
どりさん曰く、月面みたいだねとのこと。確かに。
ちょっとした岩場を越えると山頂。
快晴のおかげで360度の大展望。
東には男体山と中禅寺湖。
富士山も見えている!
北西方面の眺めがとてもよく、燧ヶ岳、至仏山などがよく見えた。
燧ヶ岳は双耳峰がはっきりしており、至仏山はその反対側に真っ白に雪化粧しており、一見してすぐわかる。
しばし景色を堪能。
ここであゆみんが何かごそごそと取り出したと思ったらチーズスフレケーキ。
しかも、HAPPY BIRTHDAYとろうそくがついている!
事前にIさんから今日があゆみんの誕生日とは聞いていたが、まさか山頂でセルフでやろうとは!
みんなびっくりしてしまったが、お祝い。
下山は避難小屋まではシリセードで遊びながら下山。
避難小屋からも朝にすぐに撤収できるようにしておいたので、時間かからずに準備して、スピーディーに下山できた。
奥日光高原ホテルで汗を流し、東武日光駅前のケーキ屋でチーズケーキを買って、改めてあゆみんの誕生日を祝い、帰京。
天候 | 2/3 晴れ 2/4 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
日光市営上鉢石駐車場〜湯元温泉 バス ■日光市営上鉢石駐車場 駐車料:無料 最寄りバス停:神橋バス停(駐車場から徒歩4分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■日光湯元温泉スキー場所〜外山 尾根取り付きは脛くらいのラッセル。 ところどころ踏み抜きあり。 ■外山〜前白根山〜五色沼避難小屋 前白根山までは数日前のトレースが薄くある。 前白根山付近は風が強いため、天候不良の際、要注意。 前白根山から避難小屋までは基本的にはトレースはないものと思った方がよい。 風が強い場所のため、一日でトレースはリセットされる。 また、小屋までの下りはルートがわかりづらいが、ところどころに赤テープがあるので、見落とさず行けば迷うことはない。 ■五色沼避難小屋〜奥白根山 森林限界を越えると幅広の急斜面のため、雪の状況によっては転滑落注意。 滑ると一気に下まで行きます。 トラバースして登ると雪崩を誘発しやすいため、基本的には直登。 山頂周辺の地形は複雑なのもあり、下山時に悪天候の場合は要注意。 コンパスで下る方角をきちんと確認し、南の白錫尾根に入り込まないように。 |
その他周辺情報 | ■日帰り温泉 ・奥日光高原ホテル ¥1,000 ・奥日光小西ホテル ¥1,000 今回は奥日光高原ホテルを利用。 内装もきれいでアニメティもそろってます。 化粧水、乳液あり。 日本で4番目に濃い白い濁り湯だそうな。 去年、単独できたときはお隣の奥日光小西ホテルを利用しましたが、こちらの方が広くて雰囲気よくていいです。 |
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この記録に関連する登山ルート
ハイキング
日光・那須・筑波 [日帰り]
日光白根山周回(湯元〜外山鞍部〜前白根山〜避難小屋〜奥白根山〜弥陀ヶ池〜五色沼〜五色山〜国境平〜湯元)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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