甲武信ヶ岳【今年もワカンの似合う奥秩父の名峰へ】
- GPS
- 08:56
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,720m
- 下り
- 1,720m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:56
天候 | ガスのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
▽道の駅みとみ ・勝沼ICから35kmほど。前泊しましたが、2/10(土)の20時過ぎで既に積もっていました。翌朝までに3cmの積雪。ノーマルタイヤは不可です ・道の駅は12/1〜3/2まで休業(トイレ、自販機は営業)のため、静かに過ごせます。翌朝5時時点で計4台のみでした ▽西沢渓谷駐車場(無料) ・先行された2名はこちらに停めたようです ・入口の上り坂が凍結すると脱出不可能と聞きますので、この時期は道の駅をオススメします。徒歩5分ですし |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況(2018年2月11日現在) ※この時期、状況は一日で一変します。以下は参考程度でお願いします ▽道の駅みとみ⇆徳ちゃん新道登山口 ・車道・林道歩きです ▽徳ちゃん新道登山口⇆近丸新道分岐 ・急登が大きく3つあります。朝方の登りは特に何もつけませんでしたが、氷の上に薄く雪が着いており、大転倒しました。チェーンスパイクか軽アイゼンが有効です(下りはチェーンスパイク着けました) ・1460mの尾根に乗れば、暫くは快適な稜線歩きとなります ・近丸新道分岐の手前は、短いですが岩場のヤセ尾根があります。アイゼン等を付けている場合は引っ掛けないよう注意 ・帰路は土が露出している箇所多数。小川になっている所も。明日(2/12)は山頂でマイナス24℃の予報が出ていますので、かなり厳しいコースになることが予想されます ▽近丸新道分岐→木賊山→甲武信小屋 ・2000m付近から、雪山っぽくなってきます ・2300m付近でワカンを着けました ・木賊山の先、甲武信ヶ岳の展望が開ける箇所は強風であることが多いです。樹林帯で装備を整えましょう ・甲武信小屋は冬季閉鎖中です。冬季小屋もありませんので、テント以外は破風山避難小屋の利用となります ▽甲武信小屋⇆甲武信ヶ岳 ・意外と疲れる登りです ・山頂手前の岩場に出る前に、風対策をしましょう ▽甲武信小屋→破風山分岐→戸渡尾根分岐 ・3連休の真ん中でトレース痕はあり快適に歩けましたが、降雪後のノートレースの場合はかなり辛いラッセルとなる箇所です ☆登山ポスト 西沢渓谷ゲートにあり |
その他周辺情報 | ☆登山後の温泉 ♨はやぶさ温泉 ・ここら辺の山域に来た時はここと決めています ・ph9.95の強アルカリ泉が驚くほど掛け流されています ・シャワーもカランも温泉です http://hayabusaonsen.net/facilities.html ☆飲食店等 ▽笹一酒造 ・ここら辺に来た時の定番となりました。予想以上にしっかりとした造りの日本酒がたくさんあり、試飲も豊富 ・本日はバスツアー観光客でごった返していました。ツアー会社と提携しているのでしょうが、あまり行き過ぎると酒の品質にも影響しそうで、、、 http://www.sasaichi.co.jp |
写真
感想
昨年の同日(2/11)に登り、かなり厳しい山行となった甲武信ヶ岳。今年も同じ日に登ってみることにしました。
久々の車中泊前泊は道の駅みとみにて。
笹子トンネルの先から降り始めた雪が予想以上に強く、20時過ぎに到着するも、既に道路は1cmほどの積雪。
翌朝5時起床時には3cmほどとなっており、これは山の上は相当積もったのでは?という、楽しみ半分、昨年の辛いラッセルの苦い思い出による憂鬱な気持ち半分、どちらかというと雪山の楽しみはトレースを付けることなので、楽しみが勝り、真っ暗な道の駅を意気揚々とスタート。
ところが、西沢渓谷駐車場には先行者がおり、既に歩き始めている模様。
少し残念な気分になるも、ラッセル泥棒の魅力もチラホラと脳裏をよぎる。
我ながら軟弱登山者だなぁ、と。
しかし、近丸新道登山口を過ぎ、徳ちゃん新道登山口手前のヌク沢に到着すると、先行2名のトレースはそちらに消えて行く!
私のような一般登山者が、上級者のトレースを嫌だ、嬉しいと騒いでいたのが恥ずかしくなってきました。
ともあれ、本日も昨年同様、厳しいノートレースの山行が始まってしまったのです。
本日は気温がとても高く、近丸新道分岐の先まではズタズタの腐れ雪。
汗ダクで、長袖シャツ一枚でも十分なくらいでした。
近丸新道分岐を過ぎ、2000m付近からはようやく雪山っぽくなってきて、木賊山直下まで来ると見事な霧氷が青空に映えていました。
ノートレースの厳しい山行を覚悟していましたが、3連休の中日ということもあるのでしょうか、本日分のトレースは無いものの、昨日までのトレース痕はバッチリで、特にワカンを着けるまでも無いコースでした(いちおう甲武信ヶ岳に敬意を払い着けましたが)。
山頂で暫し展望を楽しみ、甲武信小屋前で大休止し、昨年一番苦しめられた木賊山の巻道を快適に歩き、ゆっくりと下山の途に。
天気も良かったせいか、3連休の中日だったせいか、昨年と比べかなり踏み跡明瞭の快適な山行となりましたが、やはり奥秩父の名峰は今回も素晴らしい姿で迎え入れてくれました。
今回で8度目の登頂となりましたが、これからも冬季を中心に足を運ぶことでしょう。
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