絶景! 唐松岳日帰り 〜八方尾根ルート・単独〜
- GPS
- 05:26
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 970m
- 下り
- 963m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
リフトの営業時間等はhttp://www.hakuba-happo.or.jp/sightseeing/alpineline/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
八方池山荘から八方池までは自然散策路となっており、大きな石を敷いてあったり木道が整備されていますので歩きやすいです。但し表面が滑らかな石が多いので濡れているときは滑りやすくなりますので注意が必要です。 鎖場は2箇所ありますが短いです。総じて整備されている道なので初心者でも安心して歩くことができます。登山ポストは八方駅内にあります。同じ駅内には登山靴や登山用品が売られていますので、万が一忘れ物があっても安心できます。 また、駅前には足湯があります。近くに日帰り温泉は沢山ありますのでそちらも利用できます。 |
写真
感想
7:00 八方駅(標高773m)到着。ゴンドラリフトの営業時間が8:00からだったので早く着きすぎました。乗り場前には足湯があり、いいお湯が入っていました。さすがに出発前なので入る気はおきませんでしたが、帰りに時間があったら足を入れてみたいと思います。7時40分くらいになると、自然とチケット売り場前に行列が出来始めましたので並びます。なかなか売り場が開きません。7時55分少し前にようやく売り場のシャッターが開きました。八方池山荘までの往復で2,600円でした。待っていた人の中には「たか!」と言っている人もいましたが、八方池山荘までの標高差約1,060mをたった20分で結んでくれますのでその労力を考えれば安いものです。
8:00 チケットを購入して乗り場に並びます。ここではジャスト8時に運行開始となりました。平日でも40人以上の行列が出来ていましたので、もう少し早めに乗れたらいいなあと思いました。(この時期休日は7:30〜運行開始)
8:25 2回の乗換えを経て、八方池山荘(第一ケルン)に到着しました。既に標高1,830mです。リフト乗車中は冷たく感じた風ですが、歩き始めると心地よいです。冷え込みは強かったようですが、雲ひとつ無い快晴のおかげでぐんぐん気温は上がっているようで寒くはありません。ここから八方池までの道のりは八方尾根自然研究路として大き目の石を埋め込んだり、木道が整備されています。石の大きさはまちまちなので歩きやすい人もいればそうでないと感じる人もいるかもしれません。また、表面がつるつるの石が多いので濡れていると滑り易いので気を付けたほうがいいかもしれません。歩き始めてしばらくすると、リフトに乗っていた多くの人たちは居なくなってしまいました。高山植物がたくさん見られる場所ですが、さすがにこの時期にほとんど花はありませんでした。
8:40 第二ケルンまであと少しと手前では木道の修繕工事が行われています。上り下り2本の木道のうち片方が付け替えられていますので一方通行です。幸い対向する人もいませんのでスムースに通過できましたが、これからの紅葉のシーズンは渋滞するかもしれません。この木道の脇では植生回復が行われています。ハイシーズンですとかなりの人がここを通りますので木道を降りて歩く人も多かったのでしょう。一度植生が失われると回復するには長い年月が必要となります。気をつけて歩きましょう。
8:50 第二ケルン(標高2,005m)で人だかりできています。話を聞いているとドラマの撮影のようです。特に興味は無いのですぐに通り過ぎてしまいましたが来年放映の二時間ドラマとのことでした。俳優らしき人がサングラスとマラソンのような格好をして走っていたようです。ちなみにここにはトイレがあります。
9:05 八方池(標高2,060m)に到着しました。池を見たかったのですがコースを間違えて第三ケルン(標高2,080m)方面に進んでしまいましたので池は見えますが池の周囲へは行けません。戻るのもなんなので八方池は帰りに寄ることにしました。八方池を過ぎると登山道となります。ここで不思議なのは八方池までは蛇紋岩帯には背の低い低木群落や草本からなる草本郡落が続いていましたが、八方池を過ぎるとダケカンバ群落となります。簡単に言うと標高の高さが逆転した植生となっています。(普通は標高が高くなるとだんだん木が少なくなります)ここからしばらくは木々の間を通過します。
9:43 木々の間から雪渓が見えてきました。吹く風も冷たく感じます。扇雪渓(標高約2,330m)と看板が出ていました。残念ながら扇雪渓は立ち入り禁止ですので見るだけです。時間があればここでゆっくり休憩すると気持ちいいのですが先を急ぎます。ここから唐松岳頂上山荘まで1.4kmの表示があります。雪渓を過ぎてしばらくするとハイマツ帯となります。木々が低くなりますので眺めが良くなります。
10:15 尾根伝いに登っていきますので右手には白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)が連なって見えています。
10:30 標高2,600m近くなると鎖場や木の橋がありました。バランスを崩したら真っ逆さまですので気をつけて登っていきます。
10:40 唐松岳と五竜岳の分岐に到着。すぐ右手が唐松岳頂上山荘(標高2,620m)です。尾根上ですので目の前には立山連峰、剱岳が間近に見えます。唐松岳頂上山荘の前を通って唐松岳山頂を目指します。コースタイムは20分ですが、足取りが重くなっていますがうまく登れば11時には登頂できそうです。山荘から少しは下りとなります。
10:59 突然黄色の標柱が見えました。山頂(標高2,695.8m)に到着したようです。唐松岳山頂は眺めがいいと聞いていたのですが、今日は快晴ですのでその言葉に偽りは無く、最高の景色を眺めることが出来ました。南は、間近に五竜岳、その右手遠方には槍ヶ岳、東は、立山連峰、剱岳、北は天狗の頭と白馬鑓ヶ岳、東は、手前には飯縄山、戸隠山、高妻山が見え、その後方には四阿山(根子岳)、浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプスまで見通せました。単独の山ガールさんも登ってきました。昨夜東京から長野市に来て一泊、長野市からバスで来たそうです。八方池で帰るつもりだったが、あまりに天気がいいので唐松岳山頂まで来たそうです。今日は下山して高速バスで帰るそうですがすごい行動力です。山頂に本日2番目に到着した若い男の人は富山から来て日帰りの予定だそうですが、明日も休みを取っているのでどうするか迷っていました。
11:39 山頂も徐々に混んできたので下山することにしました。
11:51 唐松岳頂上山荘へ。売店でピンバッジを買う。おねえさんに最後の1個といわれたピンバッジを購入。
11:52 唐松岳頂上山荘出発。足は相変わらず重いですが、下りなので転ばない程度に早足で進みます。少しおくれて山頂を下り始めた青年には唐松岳頂上山荘で抜かれてしまったようで、既にどこにも姿は見えません。日が高くなってきたので登りとは少し違った感じがします。下を見ながらの下山になりますので、高度を感じます。
12:41 ダケカンバ群落に戻ってきました。朝に比べて空の青さは幾分白っぽくなってしまいましたが、木々の色は逆にくっきりしてきました。
13:00 八方池まであと少しのところで、石積みの建物跡(標高約2,140m付近)がありました。何の建物だろう?ネットで検索しましたが何の情報も出てきませんでした。何か知っている方いらっしゃったら教えてください。
13:15 八方池(標高2,060m)に到着しました。池に写る白馬三山を写真に撮りました。他の登山客、観光客もみな次々にシャッターを切っています。ニコンの大きな望遠レンズを持っていた若い男性がしゃがんで撮影をしていました。話しかけてみるとプロカメラマンで、足を骨折していたのですが、あまりの天気の良さに急遽ここまで上がってきたそうです。(白馬在住らしい)恐るべし、プロ根性。
13:27 八方ケルン(標高2,035m)到着。ケルン脇のナナカマドの赤い実が山に映えます。
13:47 八方池山荘(標高1,830m)が近くなってきました。白馬三山も良く見えます。
13:54 リフト乗り場まで戻ってきました。ソフトを食べながら下りリフトに乗ります。
14:02 リフトを降りると黒菱平(標高1,680m)です。湿原の向こうに白馬三山が見えました。すぐに次のリフトに乗ります。
14:09 兎平(標高1,400m)に到着、次はゴンドラに乗ります。
14:10 ゴンドラで八方駅に向かいます。
14:21 十分少々で八方駅(標高773m)に到着しました。足湯に浸かりたかったのですが若い女性4人に占領されていて入れませんでした。もう足は浸かっていなかったので少し待てばよかったのですが、早く帰りたかったのでそのまま岐路へつきました。
思ったより早く下山できました。前に行った燕岳より標高差、距離ともに少ないので足への負担も少なかったです。紅葉シーズン前でしたので登山者も少なく、マイペースで歩くことができました。天気も最高で、登ってよかったです。
ブログにも載せてありますので良かったらご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/blackbird1137jp/folder/983238.html
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