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Yamareco

記録ID: 138059
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山稜線 〜紅葉にはまだ早く

2011年09月25日(日) ~ 2011年09月26日(月)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
26:45
距離
14.8km
登り
1,233m
下り
1,238m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

25日:室堂12:30 - 13:05雷鳥平
26日:雷鳥平6:05 - 7:35一ノ越 - 8:35雄山 - 9:05大汝山 - 10:00真砂岳 - 10:50別山南峰 - 11:00北峰 - 11:45剱御前小屋12:05 - 13:05雷鳥平(撤収)14:10 - 15:10室堂
天候 25日:曇り
26日:曇り のち 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・扇沢市営駐車場(無料)
・立山・黒部アルペンルート 扇沢-室堂往復 8,800円
 10kgまたは50L以上の荷物には別料金がかかる。(扇沢-室堂 610円)
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:雷鳥平野営場の管理室に提出
■道の状況:
(雷鳥平〜一ノ越)全体に緩やかな登り。後半の沢を渡る近辺で古いマークが残っていて迷った。
(一ノ越〜雄山)岩ゴロの急登。特に危険はないが慎重に。
(雄山〜富士ノ折立)岩が多くやや狭いトラバースがあるので慎重に。
(富士ノ折立〜別山)富士ノ折立から急下降した後はなだらかな稜線の歩行。最後の別山への登り返しはかなり急できつい。
(別山〜別山乗越)二、三の小さなピークを越えるが特に危険はない。
(別山乗越〜雷鳥平)急な雷鳥坂を下る。滑らないよう足元に注意。
■日帰り入浴:大町に「薬師の湯」ほか日帰り施設あり。
 
【1日目】アルペンルートで室堂へ
2011年10月01日 11:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
10/1 11:08
【1日目】アルペンルートで室堂へ
室堂に着くが、天気はドンヨリの上、紅葉も全然…
2011年10月01日 11:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
10/1 11:08
室堂に着くが、天気はドンヨリの上、紅葉も全然…
雷鳥平のテント場はそこそこの入り  割と便利な場所を確保
2011年10月01日 11:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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10/1 11:08
雷鳥平のテント場はそこそこの入り  割と便利な場所を確保
夕方まで天気は回復せず
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
夕方まで天気は回復せず
【2日目】稜線は見えているが高雲って日は差さず
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
【2日目】稜線は見えているが高雲って日は差さず
浄土川を渡って右へ行く
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
浄土川を渡って右へ行く
上方の一ノ越へ向かって緩やかに登って行く
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
上方の一ノ越へ向かって緩やかに登って行く
途中で道を外し、室堂からの道にかなり下の方で合流してしまう
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
途中で道を外し、室堂からの道にかなり下の方で合流してしまう
一ノ越山荘裏から槍や笠ヶ岳が見えている
その真ん中には水晶岳
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
一ノ越山荘裏から槍や笠ヶ岳が見えている
その真ん中には水晶岳
雄山を見上げる すぐそこのように見えるが、まだ頂上は見えてない
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
雄山を見上げる すぐそこのように見えるが、まだ頂上は見えてない
四ノ越のやや下方 頂上の休憩所が見えてくる
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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四ノ越のやや下方 頂上の休憩所が見えてくる
四ノ越から南を振り返ると、龍王岳越しに五色ヶ原、さらにその向こうに薬師岳
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
四ノ越から南を振り返ると、龍王岳越しに五色ヶ原、さらにその向こうに薬師岳
西には室堂全体を見下ろせ、大日三山の奥に薄らとだが富山平野や能登半島、富山湾まで見通せる
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:07
西には室堂全体を見下ろせ、大日三山の奥に薄らとだが富山平野や能登半島、富山湾まで見通せる
雄山頂上
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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雄山頂上
今回は3,003mの祈祷所へは寄らず、大汝山へ
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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今回は3,003mの祈祷所へは寄らず、大汝山へ
これから歩く稜線の向こうに剱が頭を出している
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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これから歩く稜線の向こうに剱が頭を出している
大汝山 今回の最高地点
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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大汝山 今回の最高地点
白馬から鹿島槍までの後立山連峰の山々が並ぶ
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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白馬から鹿島槍までの後立山連峰の山々が並ぶ
富士ノ折立 ここも頂上に登らずに通過する
2011年10月01日 11:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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富士ノ折立 ここも頂上に登らずに通過する
内蔵助カールと雪渓 18mm(27mm相当)のレンズだと半分しか写らない
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/1 11:08
内蔵助カールと雪渓 18mm(27mm相当)のレンズだと半分しか写らない
8mmだとカール全体が入る
手前の石とレンズの距離は20cmもない
ファインダーを覗きながらもっと寄ろうとすると足を踏み外す危険がある
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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8mmだとカール全体が入る
手前の石とレンズの距離は20cmもない
ファインダーを覗きながらもっと寄ろうとすると足を踏み外す危険がある
真砂岳頂上
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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真砂岳頂上
別山へ続く稜線の道
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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別山へ続く稜線の道
真砂沢を覗きこむ この下方、剱沢との合流点に真砂沢ロッジがある
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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真砂沢を覗きこむ この下方、剱沢との合流点に真砂沢ロッジがある
別山南峰
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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別山南峰
南峰からの剱岳 左下方に剱沢小屋と剣山荘の赤い屋根が見える
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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南峰からの剱岳 左下方に剱沢小屋と剣山荘の赤い屋根が見える
北峰へ向かう
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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北峰へ向かう
北峰からの剱 別山沢の尾根が真下に見えるようになる
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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北峰からの剱 別山沢の尾根が真下に見えるようになる
剱御前小屋裏のピークから雷鳥平、室堂、天狗平まで見下ろす
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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剱御前小屋裏のピークから雷鳥平、室堂、天狗平まで見下ろす
雷鳥平へ戻って来た
2011年10月01日 11:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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雷鳥平へ戻って来た
テントを撤収
2011年10月01日 11:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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テントを撤収
室堂まで200mの標高差を登り返して行く
2011年10月01日 11:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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室堂まで200mの標高差を登り返して行く
雷鳥坂の方を振り返ると青空が見えてきた
2011年10月01日 11:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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雷鳥坂の方を振り返ると青空が見えてきた
みくりが池まで来ると雄山の方まで晴れてきてがっかり
2011年10月01日 11:08撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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みくりが池まで来ると雄山の方まで晴れてきてがっかり
青空に映える奥大日岳
2011年10月01日 11:09撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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青空に映える奥大日岳

感想

立山の紅葉がそろそろ始まったという情報を耳にして、撮影と未だ達成していない立山稜線の縦走を目的に雷鳥平に二天泊の予定で出かける。

一日目は午後から雨の予報なので、その前にテントを設営できるように12時過ぎに室堂に到着。
テントを張り終えて1時間もすると小雨になった。
肝心の紅葉は見たところさっぱり。山肌は茶黄色っぽくなっているが、殆どは葉が枯れたもので色付いている訳ではない。

それでも次の日晴れれば何か題材を探せるかも知れないと、天気に期待して就寝。
テントの中の気温は7℃まで下がり、寒さで何度か目が覚める。

翌日、夜明け前には少し星が見えていたが、明るくなってみると空一面に高曇りで日が差さない。
がっかりしたが、気を取り直して稜線一周に出かける。
2年前に立山三山と大日山系の縦走を企てた時に、浄土山から雄山へ登り返すところで稜線の雨と強風のために断念している。

その時に辿った一ノ越から雷鳥平へのショートカットを逆に使い、先ず一ノ越へ。
途中の涸れ沢を渡るところで道を誤り、室堂からの登山道の途中に出てしまいかなり時間をロス。
高雲ってはいるが、一ノ越の小屋の裏手からは槍や笠ヶ岳がくっきり見えている。

雄山への登りに取りかかるが終始岩だらけの急登で、小刻みに息を整えながら進む。
四ノ越辺りで一息付いていると、前後して登っていた人が南方を振り返って山座同定を始めた。
一緒に見ていると、先月歩いた雲ノ平への道や裏銀座の山々が槍の尖峰の手前に続いている。
富士山は確認できなかったが、八ヶ岳や浅間山なども薄らと望めるほど視程は良い。

さらに雄山の頂上からは鹿島槍、五竜を始めとする後立山の山々も間近に見える。
しかし日が差さないので稜線は気温が低く、少し風が吹くと手や顔が凍りつきそうに寒い。
ここからは別山乗越まで開いている小屋がないので、天候の変化によってはエスケープも念頭に置いて歩を進める。

雄山から大汝までは室堂側のやや狭い岩場をトラバースする。雪が着くとかなり危険な箇所のように思える。
雄山では祈願所をパスしたので、大汝山の頂上で今年初めての3,000m越え。
大汝の休憩所は既に閉っていた。
ここで剱岳がようやく両肩を見せ始める。

富士ノ折立も頂上はパスして、真砂岳へ向かって急坂を下る。
鞍部からは内蔵助カールが下りていて日本最古と言われる雪渓が下方に小さく見える。
ここで最近入手した8-16mmの超広角を初めて使ってみた。
16mmでは半分しか入らないカールも、8mmではほぼ全体が写る。
横幅以上に上下方向の拡大感が大きく、ファインダーだけを覗いて撮影に夢中になると崖から落ちてしまいそうだ。

真砂岳を過ぎ、別山へ向かう途中の鞍部で空腹感が強くなったのでパンを1個齧る。
ここから別山へ登る標高差150mあまりの急登が今回一番きつかった。
やっとの思いで登り切った別山南峰からは剱岳が真正面に迫る。
さらに最高点の北峰へ行ってみる。こちらの方がもっと剱に近いが、相変わらず陽の光はなく好条件の撮影はできなかった。

この辺りで予定を変更してこの日のうちに撤収することを決める。天候は夕方回復する兆しだが、紅葉がからきしなので諦めることにする。

剱御前小屋で軽い昼食を摂り、そそくさと雷鳥坂を下ってテントに戻り1時間ほどで撤収して室堂へ登り返す。
その途中でだんだん青空が出てきた。別山の方から徐々に大汝や雄山の方まで日が当ってくるのが見える。

残念だがしようがない。また来ることになるかな、と後ろ髪を引かれながら出発直前のバスに飛び乗った。


※その後、10月1日現在の情報では立山の紅葉はほぼ見頃になったとのこと。

 

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