郡界尾根・西編(鋸山〜安房高山) 〜チーバくん凱旋!?〜

2018年02月23日(金) ~ 2018年02月24日(土)

• GPS: 19:34
• 距離: 34.5km
• 登り: 1,993m
• 下り: 2,001m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:43
• 休憩: 0:51
• 合計: 9:34

距離 14.4km 登り 976m 下り 898m

8:37 浜金谷駅
8:45 金谷海浜プール
8:47 浜金谷駅
8:56 8:58 自然歩道・車力道分岐 下部
9:04 車力道入口
9:09 車力道上り口
9:33 9:37 石切場跡
9:39 9:44 東京湾を望む展望台
10:21 10:27 鋸山
10:43 10:44 鋸山東の肩
11:05 11:10 鋸山林道口
11:55 12:09 小鋸山
12:38 白狐峠
14:13 14:14 スイセンピーク
14:26 14:39 嵯峨山
18:11 横根峠

2日目

• 山行: 9:03
• 休憩: 1:09
• 合計: 10:12

距離 20.1km 登り 1,048m 下り 1,140m

7:13 横根峠
8:19 山中バス停
10:26 10:58 木之根峠
13:51 14:11 三郡山
14:27 三郡山入口
15:11 15:12 請雨山
15:55 16:11 安房高山
17:25 長狭中前

天候

2/23　くもりのち晴れ
2/24　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

【往路】
JR内房線 浜金谷駅下車
(＝鋸山登山口の最寄り駅)

【復路】
長狭学園→(タクシー)→鴨川駅
※長狭街道と国道410号線の交差点(コンビニあり)にタクシーを呼びました。迎車扱いで約3,600円でした。
★鴨川タクシー
http://kamotaxi.com/

※同区間はバスもあります。時間が合えばこちらで!!
★鴨川日東バス
長狭・金谷線　(浜金谷〜鴨川を結んでいます。)
http://www.kamogawanitto.co.jp/wp-content/uploads/nagasa-kanaya-jikoku.pdf

コース状況／危険箇所等

★郡界尾根
全体的に明瞭な登山道ではありません。時々赤テープや補助ロープも見受けられたとはいえ、やはり足元の悪い場所は続きます。自己責任で歩いてください。


※当レコは、私自身の備忘録の意味も含め、細かく載せましたが、正しいルートとは断言できません。ご参考まで…。(下記写真の【△】は少々ロスした場所です。)

※郡界尾根はヒルも生息するエリアです。歩く季節もご注意ください。

その他周辺情報

★手打そば処　こぶし
横根峠にあるアットホームなそば処。冬でも冷たいそばを食べに来る人が多い模様。また自家製の辛味大根を使った「辛味大根そば」は本当に辛かったけど…、美味!!
・営業時間：10-19時
・公式HPはなく、以下は食べログ
https://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12012104/

写真

2/23 8:38

【2018.2.23】
8:40　東京湾からスタート！
今回は久々に学生時代の山仲間と。行くぜぃ！

2/23 8:46

浜金谷駅周辺から「鋸山登山道」の標識が多数。

2/23 8:51

8:51　ここは、階段を登れば「観月台コース」、左の道が「車力道コース」。(我々は後者を選ぶ。)

2/23 9:10

車力道。かつては女性が荷車で石材(房州石80kg×3本＝240kg!!)を運び出していたとか。

2/23 9:14

いつ頃の石材だろ？　苔生していて、イイ感じ。

2/23 9:24

9:24　登り切ると、どーんと聳えていた！　ここから少し寄り道して、

2/23 9:26

切通し。声が響く。

2/23 9:28

ラピュタを思わせる…！

鋸山がこんなロマンのある場所だったとは!!

2/23 9:43

さらに長〜い階段を登る。

2/23 9:49

地球が丸く見える展望台！

2/23 9:50

地球は丸く見える、らしい。。。

2/23 9:59

ガスが幻想感を増すのは、いつもどおり!?

2/23 10:13

10:13-10:30　鋸山は、房州低名山!?(笑)

2/23 10:14

チーバくん。横から見ると、千葉県の形をしているそうな！

2/23 10:41

林道口まではよく整備されている。

2/23 10:48

本日のルート。

2/23 11:00

11:00　林道口。鋸山として整備された道はここまでだと思われる。

2/23 11:04

【△】取付き点がわからず、林道口から少々下った場所から登ってみた。(おそらくこことは別の場所(林道をさらに歩いた場所!?)に、もっと取り付きやすい場所があると推測…。)

2/23 11:07

【△】ひとまず尾根を目指す。

2/23 11:13

【△】この杭が郡界尾根を表していると思われるので、正解!?　しかし、もう少し歩き続けると

2/23 11:14

赤テープのある歩きやすそうな道に合流。(なので、どこかに正しい取付き点があったのだろう…。)

2/23 11:17

いかにも尾根道！

2/23 11:24

補助ロープも備え付けられていた。ありがたい。

2/23 11:31

11:31　切通し。
ここ、飛んで越えたらカッコいいけど…。

2/23 11:32

この幅、3m弱はあるので、

2/23 11:33

ここは無難に下って登る・
(当たり前か…^^;)。

2/23 11:35

急傾斜で捕まるところがないときに、お助けロープはひと安心。

2/23 11:36

足場の悪い場所は慎重に。

2/23 11:41

岩場を垂直に下ることも。

2/23 11:41

妙義みたい!?

2/23 11:49

ここを登り切れば、

2/23 11:56

11:56-12:00　小鋸山

2/23 11:59

さらに急傾斜を下れば、

2/23 12:06

急に広々とした空間！　秋は草紅葉が綺麗なんだろうなぁ。。。

2/23 12:11

12:11-12:35 ランチタイム。

2/23 12:21

晴れた♪

2/23 12:31

来ました、房総のグランドキャニオン☆

2/23 12:33

白狐峠。気持ちいい♪

2/23 12:40

自然に？　人工的に？
時間があれば下りてみたかったかな〜。

2/23 12:42

【△】で、ここも取付き点がわからず、登れそうな所を探し、

2/23 12:47

【△】堪えて登る！

2/23 12:49

【△】登り切れば歩きやすく、

2/23 12:51

【△】赤い杭も出てくるのだが…

2/23 12:52

12:52　この目印がある場所に合流…。正しい取付き点があったのだろう。

2/23 12:53

気を取り直して、Go!!

2/23 13:32

13:32　かわいい標識

2/23 13:34

13:34　この「嵯峨山」を見落とさないように。ここで90度曲がる。(一応、前進しないように、ロープも張ってある。)

ここです！

2/23 13:35

再びトラロープ。心強い。

2/23 13:37

登山道(!?)に合流。嵯峨山だけを登る人は、ここを右手(小保田方面)から登ってくる。

2/23 13:40

13:40　鉄塔。右奥が嵯峨山。

2/23 13:42

しばらく登り。

2/23 14:06

2/23 14:07

振り返れば東京湾が見えた。

2/23 14:09

14:09　スイセンピーク

2/23 14:09

スイセンは…。うーん…。

2/23 14:10

嵯峨山を目指す。

2/23 14:17

×紅葉
〇花粉

ヘックション!!

2/23 14:24

14:24-14:35　嵯峨山
展望なし。

ここを登山道どおりに(＝写真の左方向へ)下れば山中温泉方面に出るが、郡界尾根は山頂標識の右手尾根に延びている。

2/23 14:45

急傾斜。

2/23 14:56

まだまだ下る。

2/23 15:09

15:09　林道に出るが、できるだけ尾根沿いを歩く。

2/23 15:21

藪っぽい所もあるけれど、

2/23 15:26

時折赤テープもあり。

2/23 15:33

15:33　この分岐。左手は行き止まりだけど、

2/23 15:32

スイセン畑だった！

2/23 15:34

15:34　再び林道に出る。

山中温泉方面に向かう人は、おそらくこの林道を左手に進むのであろう…。

2/23 15:35

我々はあくまで郡界尾根を狙いたいので、この林道を少々右に進み、すぐに山道に入る。

2/23 15:37

しかし、せっかく登っても、

2/23 15:41

すぐにまた林道に出てしまうことも。

2/23 15:56

2/23 16:13

しばしば身のこなしが要求される。

2/23 16:24

16:24　263ピーク付近を目指している頃

2/23 16:54

16:54　だんだん西日が傾く…。

2/23 17:04

17:04　188ピーク
ピークとは呼べないけど(ただの通過点)、三角点が潜んでいた。

2/23 17:07

一度林道に出る。スイセンが夕焼けに照らされていた。

2/23 17:07

2/23 17:15

17:15　だんだん荒れてくる。

2/23 17:17

しかし前進あるのみ。

2/23 17:21

17:21　日が暮れる…。

2/23 17:26

2/23 17:41

【△or×】17:41　ヘッドランプを出すが、郡界尾根沿いを進んでも、足場が不明瞭。尾根からはずれるが、少しでも緩やかで、車道に早く出られそうな場所を選んで下る。

2/23 18:16

18:10　横根峠
この界隈をウロウロしつつ、辿り着いたのが「手打そば処　こぶし」。ここで、ココロ温まる話が…。(→感想欄に書きます！)

2/23 18:49

店内は温かく、冷たい辛味大根そばを美味しくいただく。ちなみに自家製の辛味大根は、本当に辛かった〜(ワサビのような辛さ!!)

2/23 20:49

R、おめでとう!!　

いくつになっても、こういうことができる間柄でいたいものです!!

2/24 5:43

【2018.2.24】
朝からご飯を炊き、たっぷりのおでん！　Kちゃんは山の会のコッヘル(5〜6人用)を持ってきてくれた。このサイズ、山用品店ではもう見かけないし、懐かしい〜☆

2/24 6:29

房総は温かいと思っていたのに…、外はマイナス4℃。

2/24 6:55

アイスプラントみたい!?

2/24 6:46

そば屋のご主人は毎朝6時に起き、そばを捏ねていた。

2/24 6:54

そば屋前には河津桜。まだ二分咲きだけど、

2/24 6:55

春を愛でる。

2/24 6:58

【△】6:58　まずは津森山を目指す。地形図どおり、郡界尾根と思われる場所から登るが

2/24 7:01

【△】行き詰まる。左側が尾根だが、ヤブすぎる。

2/24 7:08

【△】一度車道に戻り、

2/24 7:09

7:09　そば屋の向かいにある道を入ってみる。

2/24 7:27

7:27　坂道を登り切り、建物の脇の笹やぶの先に、

2/24 7:28

道はついていた。

2/24 7:31

しかし、だんだん道と呼べなくなる…。

2/24 7:39

・・・

2/24 7:45

7:45　無情にも、杭はある。

2/24 7:48

ヤブ。無我夢中。

2/24 8:05

。。。

2/24 8:07

8:07　下り切ったが、この川を渡れない…。

しかも1時間かけてこれしか進めないのであれば…、素直に津森山はあきらめることにし、林道を長狭街道方面に進む。

2/24 8:11

畑の中の道。なんて歩きやすい☆

2/24 8:14

菜の花！　これぞ春の房総!!

2/24 8:16

8:16　山中バス停からもみじロードに入る。

2/24 8:18

志駒川渓谷

2/24 8:19

道端にフキノトウ

2/24 8:36

8:36　分岐

2/24 8:37

もう少し北に行けばハイキングコースがあるようだが、時間も押しているので、しばらく林道を進む。

2/24 8:39

林道で距離を稼ぐ！

2/24 9:24

Kちゃん、何気に美味しそうなものには目がない。

2/24 9:27

黄色いスイセン！

2/24 9:28

梅！

2/24 9:28

満開だった！

2/24 9:29

河津桜かな？　こちらも満開！　日当たりがいいんだね〜。

2/24 9:39

【△】9:39　183mポイント付近の林道を左手に。この林道は地形図に全く載っていないが、尾根沿いの道と思われた。

2/24 9:51

【△】9:51　何気なく右手を見れば黄色テープが。しかし林道(下り)は続くので、歩き続けてみると、どんどん尾根から離れていく…。

2/24 9:57

【△】9:57　というわけで、結局、引き返す…。

2/24 9:58

【△】再び、例の黄色テープポイント。ここから尾根に取り付く。

【△】地形図でいえば、ちょうど真ん中あたりにいる。

2/24 9:58

【△】ここ、トラロープもあった。

2/24 9:59

登り切ってしまえば、尾根沿いに明瞭な道があった。もしかすると、183mポイントあたりに、取付き点があったのかもしれない。

2/24 10:02

歩きやすい時は、こんなに歩きやすい。

2/24 10:06

先頭を歩くRいわく、林道に出た瞬間、マウンテンバイクに出くわしたとのこと。向こうもビックリだったろうね。

2/24 10:07

10:07　ここから出てきた。そうそう、今回は郡界尾根らしく「鴨川市」等の境界標識をたくさん見た。

2/24 10:07

【△】すぐ向かい側の道に入る。

2/24 10:09

【△】車が通れるくらい広いのに、この先で結局は行き詰まる。(民家(別荘!?)があったので、道もこんなに広かったのかも。)

2/24 10:11

【△】とりあえず尾根を目指して登る。

2/24 10:15

【△】登り切れば、赤い杭が。

2/24 10:17

そして再び、尾根道に出た。となると林道には他に正しい取付き点があったのかも。。。

2/24 10:21

10:21-10:45　木之根峠
ここ、尾根を左に巻く道、右に巻く道、真ん中(＝尾根を登る道)の三択だった。

2/24 10:22

【△】休憩場所探しついでに、左に巻く道を歩くが、荒れているので引き返す。

2/24 10:24

こちらは尾根を右に巻く道を少し進んだ場所。峠はよく風が抜けるので、

2/24 10:31

ここで休憩♪

2/24 10:40

見た目はとっても酸っぱそうなのに、とってもあまかった。名前はなんだっけ？

2/24 10:53

10:53　休憩後、尾根を右に巻く道を歩くが、崩れかけていたので、再び峠に引き返し、尾根を登ることにした。

2/24 10:56

どんどんヤセ尾根になり、足場も崩れそうだったが、なんとか進む。

2/24 11:08

登った分は、下る。

2/24 11:21

11:21　林道に出た。

ここ。

2/24 11:23

右手側が183mポイントから続く林道だと思われる。左手の林道は長狭街道に下るよう。

2/24 11:23

我々は林道の向かい側を突き進む！

2/24 11:26

たまに人工物が出てくる。

2/24 11:34

富山？　伊予ヶ岳？

2/24 11:36

2/24 11:51

11:51　「山」？

2/24 11:57

11:57　ここにも「山」!?

2/24 12:16

2/24 12:17

なんじゃ？

2/24 12:19

12:19　こういう小さな祠、何度か見かけた。

2/24 12:36

12:36　ここにも…。

2/24 12:48

2/24 13:10

13:10　林道に出る。この辺りは、郡界尾根と林道が重なっているのではないかと思われるが、

2/24 13:14

せっかくなので、少しでも山道を。

2/24 13:16

林道とほぼ平行に歩く。

2/24 13:21

2/24 13:36

13:36　林道に出てしばらく歩くと、三郡山への標識あり。登ろう！

2/24 13:39

2/24 13:54

13:50-14:10 三郡山。
君津市、富津市、鴨川市の境界で、苺大福をもぐもぐ。(眺望なし。。。)

2/24 14:06

雲T！

2/24 14:22

再び林道。

2/24 14:28

しばらく歩くと

2/24 14:47

14:47　請雨山への分岐。ここも登る。

2/24 14:57

なんと最後は石段…。

2/24 15:00

登り切れば、鴨川を一望！

2/24 15:00

愛宕神社。鳥居は今年の1月に立て直された模様。

2/24 15:03

お参り。
さらに奥まで歩くと、似たような祠がある。

2/24 15:04

なんとなく、カッコいい根っこ。

2/24 15:05

2月でも常緑樹。

2/24 15:18

ここで下山。と思いきや…。

2/24 15:36

15:36　最後に欲張ってもうひと山。ここにザックをデポし、空身でGo!!

2/24 15:38

ブナ科のスダジイ。ブナでも落葉しないんだね？

2/24 15:42

ここが山頂かと思ったら、祠があるだけ。

2/24 15:45

鴨川市中心部が見える。

2/24 15:46

空身だと軽快♪　さらに歩けば、

2/24 15:49

15:49　今回の最高峰、安房高山！　364m!!

2/24 15:49

右足くん、2日間本当にがんばりました!!　(左足もね〜。)

2/24 15:52

近道になりそうな場所を下るが、めっちゃ急!!

2/24 16:02

16:02　林道にでる直前。Kちゃんはお尻から下る！

2/24 16:03

Rはジャンプする。そのくらい、足の乗せ場がない斜面…。

2/24 16:05

偵察。今回の続きは、ここを右折した場所から始まるのかなぁ。

2/24 16:20

16:20　ザックを拾い、「大作」方面を下る。ごく普通の登山道。

2/24 16:43

西日が傾く。日も長くなったねぇ。

2/24 16:48

16:48　国道に出た〜。なんとも微妙な看板が目印。さぁ、最後はバス通り(長狭街道)まで歩くぞ!!

2/24 17:11

いい2日間でした。R＆Kちゃん、ありがとう！

2/24 18:01

その後、タクシーの運転手さんおススメのお店まで運んでもらう。

2/24 18:19

地魚食べ比べ☆
美味しくて、でも疲れてて、温かくて、眠かった〜。

撮影機器：

TG-850 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

wildwind

★RBV山行
今回は久々に学生時代の山仲間と予定を合わせられた！

計画段階では、以前郡界尾根を思うように歩けずリベンジを果たしたいRが、webで情報を集め情報共有をしてくれた。となれば安全係のポジションだ。またKちゃんは「食料係やります！」と挙手。こうして係分担が決まっていく感覚が懐かしく、嬉しく、頼もしく…。職にあぶれそうな私は、かろうじての装備係＆気象係、そして記録係(＝ヤマレコ)を頑張ることにした！


★郡界尾根
安房と上総の境界となる郡界尾根。明瞭な登山道が続くわけではないが、古来から歩く人がいることは確かであり、ずっと気になっていた。しかも滅多に行くことはないであろう千葉県の山！(笑)

当初は2日間で房総半島を横断する予定だったが、道迷いをしながらの山歩きは、なかなか思いどおりには行かなかった。また実際に歩いてみて、web上の山行記録の多くが、郡界尾根を通して歩くわけではなく、日帰りで要所要所の山を狙っているのもよくわかった。郡界尾根は長狭街道にありバスも走っているので、次回は軽装備で集中して歩いて、日が暮れたら街に下りてビジホ泊まりもいいね、なんてR達とも話したり。

結局、今回は郡界尾根を歩き通すことはできなかったけれど、房総の山を歩いたという手応えはあったし、続きはまた今度！という楽しみも増えた♪　(それにしても今回は、久々に2日間朝から晩まで歩いたよなぁ…。)


★ココロ温まる山旅
日没後。県道沿いの横根峠。快適にテントを張れそうな場所を探してみたものの、見つからず…。そんな中でぼんやりと灯るのは、まだのれんのかかっている一軒のそば処。

「すみません、もしよければ駐車場にテントを張らせていただけませんか。」
「それはいかんなぁ。」
「ですよねー…。ではこの辺りでテントが張れる場所はありそうですか？」
「佐久間ダムならキャンプ場はあるけど、この時期はやっていたかな。。。」
「歩いて行ける場所ですかね？」
「車ならすぐだけどな。ただもう遅いし、寝るだけならうちに泊まっていきなさい。」

えーーーーーーー!!　というわけで、たいへん恐縮しつつも、御恩は素直に受け取らせていただくことにした。それにしても、店内は暖房がよく効き、水やトイレの心配もなくなり、お座敷の畳の上にシュラフを広げられるだけで幸せなのに、ご主人や奥様からは「君たちは毛布も要らないのか？　遠慮なんかしなくていいのに。」「私らは2階で先に寝るけど、好きにしていなさい。」「朝は先に起きてもストーブはつけなさいね。」と至れり尽くせりのおもてなしが…(泣)。

初めての房総の山奥で、こんなにステキな思い出ができるとは思いもよらなかった。今思えば、初日に横尾峠までしか歩けなかったのは、そば処のご主人と奥様との出会いのためだったのかもしれない。

翌朝も笑顔で送り出してくださったお二人のお陰で、ステキな山旅にもなった。今度はぜひ「そば打ち体験」をしに、再びここを訪れたい。

wildwind

コメント

ポピー🦉popie

うるっ( ；∀；)
上から順番に読んでいって、途中の写真のお蕎麦屋さんでココロ温まる話が・・も書いてあって何？何？と思ったけど、写真がたくさんあるし(笑)ゆっくりと見ていたら、感想欄まで読み進めた時はすっかり忘れてました💦
が、最後の最後でうるっときました〜(´；ω；`)
とても素敵な山行でしたね*\(^o^)/**/

wildwind

Re: うるっ( ；∀；)
まずは、この地味〜なレコにコメントいただき、ありがとうございます！　(popieさんのレコはいつも華やかですしね。)

お蕎麦屋さん。脱サラして房総に移住して16年だと言ってました。とても気配りのきくご夫婦で、どんな客にも温かく出迎えてくださるのでしょう。しかもお蕎麦も美味しいし、また行きたいと思わせてくれるお店が増えると嬉しくなります♪😃

こういうのが山旅のいいところですね⭐