初秋の金峰山〜W通行止
- GPS
- 07:30
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,314m
コースタイム
天候 | ガス後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新しい情報は金峰山小屋のHPで確認できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はあまりないです。 ただ砂走の頭より先は岩場が続くので濃霧や強風の場合は注意。 |
写真
感想
家を出たのは1時半過ぎていたと思う。
はっきり思い出せないぐらい日が経ってしまった。。。
今回は高速を下りてからの時間がかかるということで
出発から高速を利用した。
予定より少しだけ早く登山口である大弛峠に着きそう。
まだ暗い中、カーブの多い林道を順調に走っていたのだけど。。。
なんだろう。
この妙な気分。
よくわからないけど先を急ぐ。
あと数kmで大弛峠に到着するという時、
目の前に「通行止め」という大きな文字と閉ざされたゲートが私たちの行く手を遮る。
えっ? マジ?
道間違ってないよね?
ここしか大弛峠へは行けないよね???
なんで通行止めなのよぉぉぉ〜っ!!! 号(┳Д┳)泣
もしかしてこないだの台風の被害で?????
とにかく携帯で情報を調べたくても電波が入らないので
走ってきた道を引き返す。
どうする?どうすんの?
どうやっても大弛峠には行けないの?
もうすぐ夜が明けるし、どうしたらいいの〜???
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
数km戻ったところで出した結論。
みずがき山荘側から登るしかない。
急いでカーナビをみずがき山荘に設定する。
ここから33km。細いカーブの多い山道を走ることになる。
到着予定時刻は6時50分。
出発が7時なんて、、、、、こんな屈辱的なことはない。。。orz
でもそこまで行かないと目指す金峰山に登れないのだ。
金峰山。標高2,599m。日本百名山の1つ。
3週間前に登った瑞牆山から見えていたお山だ。
瑞牆山の登山口から登るルートもあるけれど、
今回はちょっと楽をして往復5時間ほどで戻って来れる大弛峠ルートで登るつもりだった。
そのつもりで久しぶりに山スカで来たのに。。。
まさかみずがき山荘ルートから登ることになるとは。。。
私、こんな格好で大丈夫なの???
とにかくみずがき山荘まで急ぐ。
出せる限りのスピードで。
頑張りました、わたし。
6時過ぎにはみずがき山荘奥の駐車場に着きました。
「私、走り屋か?」 と思うぐらいの走りっぷりだったと思います。。。
すぐに準備を済ませて出発。
寒いです。
ああ、またこの登山口から出発とは。。。
案内表示では金峰山まで4時間10分。
少しスピードアップで歩きます。
前回ここを歩いた時よりは体が軽い気がする。
テンションは上がらないけど、足取りは軽い。
調子よく登っていたその時、私は見てはいけないものを目にしてしまう。
それは。。。
異常発生した虫ぃぃぃぃぃぃぃぃ〜っ!。(((゜д゜;)))
地面にも岩にもいっぱーーーーい白い虫がウヨウヨしてるぅぅぅぅぅぅ。号(┳Д┳)泣
なにこれーっ!!!!!!!
きもすぎーっ!!!!!!!
もしかして全部上の木から落ちてるんじゃないのーーー??????
ひぃーーーっ!
慌てて走るわたし。 ε=ε=ε=(ノTдT)ノ ワアァァ・・!!
まだ虻とかの方がマシかもーっ!
なんなのあの虫の異常発生ぶりは〜っ!
白くて、体長2センチぐらいで足がいっぱいついててーーーー。
死骸ならまだしもまだ生きてて動いてるっ!
あの足の多さはヤスデ???????
捕まりたい岩にも虫が蔓延ってるのでむやみに触れない。
とにかく急いで異常発生地帯を脱せねばぁぁ。ε=ε=ε=(ノTдT)ノ ワアァァ・・!!
ここまでくれば、もう大丈夫。
でも思い出すと背中がゾクゾクしてくる。。。
帰りもあそこ通らなきゃいけないんだよなぁ。。。
やだなぁ。。。(T-T)
まさかの通行止めの上に気持ち悪い虫の洗礼を受けるとは。。。
ついてない。今日の山行。。。
それに加えて、瑞牆山がガスでまったく見えない。
テンション下がるぅ。。。ダウン
それでも山は登らなくてはならないのです。
虫のおかげか、35分で富士見平に到着。
いつものごとくスルーして先を急ぎます。
富士見平にはトイレがありますが、中はあまり綺麗ではないらしいです。
あと、この先にある大日小屋は無人なのでテン泊代は富士見平小屋で前払いしてくれと書いてありました。
歩くに連れてガスってきました。
今日は眺望は無さそうです。もうあきらめました。
思ったよりずっとなだらかな道が続きます。
ひっそりと大日小屋。
出発して1時間40分ほどで大日岩。
少し青空が出ていますが、ここは風がかなり強いです。
プラス寒いのと、ここからは岩場が多くなるので、決断。
山スカは脱いでレインウェア下を履くことにする。
山スカだと岩場は動きにくい。
強い風を避けながら岩陰でレインウェア下を着る。
今回のようにいつ不測の事態が起こるかわからないので、
今度から替えの半ズボンorズボンも車に乗っけてこようと誓った私。
(全然不測ではないのです。帰ってから金峰山小屋のHPには通行止のことは書かれていました。。。)
大日岩を後にすると風は樹木に遮られてマシになります。
砂払いの頭。
ここから稜線に出るとともに岩場が続きます。
ガスがひどくて周りの景色は何も見えません。
山頂と金峰山小屋との分岐。
山頂へまっしぐら。
まっしぐらのはずがガス欠になったので、ちょっとだけ休んでお腹に補給w
休んでいるとガスがたまに晴れてくる。
そして山頂手前の五丈岩。
立ち寄ってちょっとだけ岩によじ登ってみる。
一番上までは無理でしたw
普段からボルダリングとかやってないと無理ですよね〜。
そして山頂到着。
ガスで何も見えません。
あまり落ちつける場所もないし、風が強いのですぐに金峰山小屋へと下ります。
15分程下ると大きな岩と小屋が見えてきました。
小屋手前の大きな岩の下にはベンチがたくさんあって休憩できます。
小屋に入ると大きな黒いラブラドールがお出迎え。
バッジを購入して、私はトイレを拝借。
ここのトイレは水洗では無く、紙もありません。
小屋の外のベンチでシャリ補給。
温かいお茶も飲んで休憩終わり。
下山します。
登る時はガスが多くてわかりにくかったのですが、
山も色づき始めています。
来週あたりはいい頃合いかもしれない。。。
ちょっとガスが緩んできて、瑞牆山がうっすらと見えてきました。
見たかった瑞牆山。ようやく見えた。
そうしていると青い空が広がってくる。
瑞牆山、はっきり見えた〜♪
こっちから見るとまた違った趣がある。
サイみたいw
山頂付近はいまだガスは晴れず。
下りはWストックで悠々としながらもスピーディに下る。
そして大日岩。
晴れてきたのでまた立ち寄ってみました。
暑くなってきたのでレインウェアも途中で用無し。
登りのときとは打って変わって風も無く、温かいので大日岩の上の方まで上がってみます。
大きな岩の下をくぐって向こうに出ると。。。
また瑞牆山、見えました♪
金峰山の山頂もガスが薄れてきている。。。
大日岩で景色を楽しんで、気分良く下山。
富士見平小屋を通過して、例のビューポイントまで戻ると
登りの時はガスで何も見えなかったけれど、はっきり瑞牆山が見えました♪
ここから先が憂鬱。。。
あの気持ち悪いヤスデの幼虫のような虫たちがウヨウヨしている道を通らなければならない。。。
傘でもさして歩こうかしらと思っていたら、あんなにたくさん蔓延っていた虫がまったくいなくなっていた。
不・思・議。。。だけど、とりあえず助かった♪ v('ω'*v)ピースピース(v*'ω')v
そしてあっという間に登山口のみずがき山荘前。
予定より早く帰って来れてよかったよかった。
すっかり晴れてるし。。。
時間を遅らせたらもっといい景色が望めたのかな〜とも思うけれど、
日帰り族にはこれが精一杯。
体力度 ★★★☆☆
危険度 ★★☆☆☆
整備度 ★★☆☆☆
眺望度 --------- (ガスのため無し。晴れれば眺望良し。)
山スカ度 ★☆☆☆☆
虫集り度 ★★★★★(ヤスデの幼虫のような虫がわんさか蠢いていました。)
※上記は、2011年10月2日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。
大弛峠が通行止めという情報を事前にキャッチできなかったことは深く反省。
山小屋のHPは必ずチェックするべきだと肝に銘じました。
瑞牆山に続き、再びみずがき山荘から登ることになりましたが、
歩き応えはこちらの方があったし、大日岩などで休憩できたのでヨシとします。
それでも虫の洗礼にはまいりました。
ネットで他人の金峰山登山の山行を調べてみると、
過去にも同じ場所で同じ目に遭っている人がいるようです。
大弛峠への道の復旧は見通しが立っていないとのこと。
当分こちらからの登山は無理そうです。
いつかまたお天気の良い日に、大弛峠から金峰山に登ってはみたいな〜。
帰り道、高速で事故渋滞に巻き込まれる。
その後、相模湖〜八王子間で車両火災が起こり、この区間が車両通行止めとなった。
手前の上野原ICで高速を下りるも、高速通行止めの影響で大渋滞。
にっちもさっちも行かないまま、のろのろと走ったり止まったりで
自宅に着いたのが午後8時過ぎ。
当然レンタカーを返すのも遅れた。
往きも帰りも通行止めに悩まされるとは。。。
当分遠出は嫌だと、このとき思った私です。。。
(それでも1週間後にはまた遠出ですが。。。www)
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