大滝山 人形山 マルツンボリ山周回


- GPS
- 13:40
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,915m
- 下り
- 1,904m
コースタイム
- 山行
- 13:22
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 13:40
2:35 登山開始
3:56 P681
7:08-7:16 大滝山
9:11 カラモン峰
10:10-10:15 人形山
10:50 梯子坂
11:34 宮屋敷跡
12:16 P1500
12:47 P1332
12:37 マルツンボリ山
15:52 田向
16:06 駐車地点
天候 | 霧のち曇時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪解けが進み下部はグサグサ雪。特に人工林の中は踏み抜き多し。 大滝山まで薄らと新雪が積もっていたが沈む雪と霧に苦戦。 稜線上(大滝山〜梯子坂)はカチカチになったが新雪吹き溜まり、雪庇、クラックなどそれなりに手間がかかった。 梯子坂からは快適な稜線歩きが続く。下り基調だが、長く、アップダウンがあるので体力勝負。宮屋敷からマルツンボリ山経由は冬期限定ルート。 |
その他周辺情報 | 温泉:五箇山温泉(五箇山荘)、くろば温泉などあり |
写真
感想
昨年末に人形山と三ヶ辻山へ登山した時から、大滝山・人形山周回を考えていた。
中根平に至る林道は工事が多く、人形山は遠い存在になりつつある。
田向集落起点であればマルツンボリ山に伸びる尾根も含めると一つの大きな周回ルートになる。今回、積雪期限定の大滝山・人形山・マルツンボリ山の新しい周回ルートを踏破することにした。
・大滝山まで 大滝山山頂までの標高差は約1200m。約5僂曚匹凌契磴世下は沈む雪。出だしの人工杉の斜面では踏み抜きが多発して難儀した。スノーシューを装着してからもペースが上がらない。仕舞いには濃霧も出てきた。カチコチ斜面を期待していたが、とりあえず大滝山を目指す。標高1180m付近で勾配が強まりアイゼンに履き替えで超えるが、沈み込みが激しく脚力消耗。再びスノーシューへ。
・大滝山〜人形山 風がなく霧。まだ時間的余裕があるので、人形山を越えて宮屋敷跡まで進むことにする。気温は-7℃。稜線上の左側には雪庇が発達。右は樹林。
しばらく標高1500mの稜線歩き。濃霧で視界悪い。カラモン峰手前で標高を上げるが、ここで雪の塊に行く手を阻まれる。左は崖、右は急斜面で切れ落ちている。
安全地帯へ戻りアイゼンに履き替え。右の急斜面をトラバースするが深い雪の斜面が50mほど続く。そこを超えると雪が固くなったのでアイゼンのまま稜線を進む。カラモン峰から霧が晴れ日差しがでる。クラスト斜面と新雪の吹き溜まりが交互に現れ、雪が少ないところを選んで進む。小さな雪庇が連続する。
急に人形山がガスの間から見え、青空が広がる。北アルプス、白山も見えたがすぐに雲に覆われる。寒気が絶えず入ってきているようだ。三ヶ辻山は雲の中。
意外に早く人形山に到着。積雪で真っ平な平原の山頂。氷をまとった案内板の写真を撮る。人形山を後にすると雪が腐っていたので、スノーシューへ履き替え。
・人形山〜マルツンボリ山
雪庇が発達する小ピークは南から巻くが大きなクラックが行く手を遮る。
慎重に乗り越えると梯子坂乗越。ここは木々もすべて雪の下で歩きやすくなっていた。梯子坂を一気に下り、P1601を乗り越え、緩やかな登り返しで宮屋敷跡に至る。
たいぶん疲れが溜まり、ちょっとした坂で心拍が上がる。この辺からまたガスが濃くなる。予定通り、マルツンボリ山へ向かう。ガスが出てきたが、宮屋敷跡からも見通しのよい尾根が続く。
利賀方面へ向かう尾根からマルツンボリ山に向かう尾根に入る。スキー場のように広い平原が続くが、ガスがかかり展望は利かない。なければ最高の斜面だろう。
宮屋敷跡に上がってくる夏道(中根ルート)に比べて、距離は長いが緩やかに高度が変化する。マルツンボリ山まで数回の登り返しがあるが、尾根の見通しはよい。
ただし、距離が長いので体力は必要。マルツンボリ山からブナの樹林帯に入る。
急勾配の林ではルートを外さないように注意(ルートファインディング要)。
やがて林道に出て左へ曲がる。長い長い林道歩きだが、体力を温存できた。雪が腐り強い日差しだった。
やがて林道を外れ、田向集落へ向かう。ここも尾根を外さないことが肝。
最後の杉林はさらに急坂となり、ツボ足に切替。踏み抜き覚悟で下る。
やがて、神社近くに出てくる。後は、駐車地点までトボトボ歩いて終了。
大滝山から人形山の稜線は予想よりも変化に富み大変であったが、狙い通りの素晴らしいルートであった。
大滝山、人形山、マルツンボリ山、通常は麓からピストンの山行が多いので、一度に三倍の楽しみを味わえます(天候が良ければ)。
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