鳳凰三山(夜叉神〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳(オベリスク)〜御座石鉱泉)
- GPS
- 28:49
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,111m
- 下り
- 2,430m
コースタイム
夜叉神峠登山口11:15-15:05南御室小屋
<2日目>
南御室小屋6:50-7:40ガマの岩-8:25薬師小屋-08:45薬師岳-09:50観音岳-11:10赤抜沢の頭-
11:20地蔵岳-11:45オベリスク-12:50鳳凰小屋-13:48燕頭山-16:00御座石鉱泉
天候 | 初日:晴れ 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
甲府駅9:00-10:10夜叉神峠登山口 山梨交通 http://yamanashikotsu.co.jp/ この日は、多くの登山者がいてバス4台に増便。全員座れました。 <復路> 御座石鉱泉17:15-17:55韮崎駅 山梨中央交通 http://www.y-c-k.com/tozan.html バス1台でしたが、補助席は使わずに全員座れました。 こちらは、かなりの悪路の林道を通ります。 運転手さんが、出発時にザックを通路に降ろすように指示し、 最後部座席で無視していた登山客に「そんなんじゃ危ないよ」と直接指示してから出発するような状態でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆夜叉神峠登山口〜南御室小屋 ・バス停前の「夜叉神の森」では食事が食べられます(そばがオススメみたいです)。 風呂も入れますが、甲府9:00発便到着時には準備中でした。 ・夜叉神峠までは緩い目の登り。登り易いです。 ・杖立峠付近から岩が目立ってきます。 ◆南御室小屋(泊) ・幕営料500円/人。50〜60幕くらい。 ・携帯電話(au)は小屋からちょっと離れた所で入ります。看板あり。 ・水場は小屋脇に湧水あり豊富です。無料。 ◆南御室小屋〜薬師岳 ・最初登ったあとは緩めの樹林帯が続きます。 途中森林限界を越えたあとは、岩場が出てきます。 ◆薬師岳〜観音岳〜地蔵岳 ・北ア・八ヶ岳を見ながら進むことができます。 ・観音岳までは緩めの稜線、観音岳〜アカヌケ沢ノ頭までは岩場の下り、登り返しがあります。 ◆地蔵岳〜鳳凰小屋〜燕頭山〜御座石鉱泉 ・オベリスクの頂上部はロープが張られた5mほどの登攀。 若干のホールドとロープを使って登ります。 ・地蔵岳から鳳凰小屋への下りは、最初は砂地。あとは樹林帯の下りとなります。 ・鳳凰小屋〜燕頭山あたりまでは緩い目の下りで歩きやすいですが、 ここから先は急坂が続いて疲れます。 |
写真
感想
9月の連休では、東アルプス(甲武信〜金峰山・瑞牆山)、北アルプス(立山〜五色ヶ原)を登っており、
今回の連休は南アルプスにチャレンジ。
先週の土日にも、DNSメンバーで甲斐駒チャレンジしているのですが、ソロでは南アルプス自体は初めて。
歩いたことのない鳳凰三山を縦走し、地蔵岳オベリスクの頂点を目指すことにしました。
■初日
夜叉神峠登山口に10時過ぎに下車も朝食を食べる時間がなかったので、
バス停前にある「夜叉神の森」で食事してから11時過ぎに出発。
(11時10分着の後続便が来てからの登山開始)
15時過ぎに南御室小屋に到着。周りは樹林に覆われていて視界はありません。
この日は予約がないと泊まれない混雑ぶり。
テント場は予約は無くても泊まれますが、到着時点で空きスペースもほとんどなくなっていました。
ギリギリ空き区画があり設営。
■2日目
4時過ぎに左右のテントから物音で起こされます。
急ぐ予定はなかったのですが、起こされる形で簡単に食事をして出発。
晴れていますが、樹林帯の中で展望はあまりありません。
でも朝の苔むした登山道をゆっくりペースで登るのは。気持ち良いです。
途中、ガマの岩に登ると展望が開けます。
初日から展望は望めなかったので、ようやくの眺め!
なかでも富士山のグラデーションは良かったです。
このあとは森林限界を越えて、周囲を眺めながらの縦走となります。
この樹林帯から森林限界を越え展望が切り替わるタイミングってのは登山の醍醐味だなぁと思います。
薬師岳、観音岳と制覇し、いよいよ地蔵岳へ。
サコッシュとデジカメだけを持って、オベリスクの頂点を目指します。
<オベリスク登攀>
裏側からの岩の隙間から近づくルートもありますが、正面にもホールドがあり
正面から突っ込みます。頂上部は6人程で一杯。頂上直下は垂直で5m位。
ロープ(フィックスロープ)がありひとりづつ登ります。
ここで一旦足止め。
先行の登山客が降りるということで、タイミングを待ちます。
いなくなった所で、登頂開始。
登り降りを揃える必要があり、自分が登ったときは、他に40代、50代の方、計3名で一緒に登ります。
40代の方からチャレンジ。40代の方は、地蔵岳は小学生の頃に親に連れられて以来とのことで、
オベリスクの頂点に登ったか記憶にはなかったとのことでしたが、、、あと2mということろで
上部のカカリが見つけられず、「もう、登ったのも一緒てことで降ります!」とのことでした。
続けて、自分。
最初は、体がすっぽり入る岩の隙間に入って
ロープに片手をかけつつ(所謂ゴボウで)登ります。
左面壁はほとんどホールドはなく、右面壁にはホールドが切られているので
左面壁に背中を向けて、右手でロープを掴み左面壁に左手、足をかけて登ります。
上部あがると緩くなり、半身を乗り出す感じになります。
右足をつま先(インサイドエッジ)で登ることに慣れていないと足のカカリが得られず。
ちょっと怖い状態になります。
※後から来た女性が、ここで登れずズルズル引きずり上げられてました。。。
フィックスロープを使えば、難しい壁では無いと思いますが
高度感が抜群で、達成感も得られます。
その後、50代の方も無事に登ること出来て、2人で頂点に立つことが出来ました。
・頂上部からグルッと見回します。
・オベリスク周囲をグルッと(高度感あり)
オベリスクから下りた後は、鳳凰小屋方面に下ります。
本来は、ここで1泊の予定でしたが、、到着時点(13時ちょっと前)で
すでにテント場には多くのテントが張られており、昨日以上の混雑が予想されるとのことで
幕営場所を指定されるとのこと、、、ゆったりテン泊を期待していたので、、
地図のコースタイムを見て、このまま下山をすることにしました。
当初の計画では青木鉱泉からの下山を目指していましたが、
小屋前の時刻表を見ていると、小屋親父に御座石鉱泉側ルートを薦められ(バスの最終が遅いのが理由?)、ルートを変更。
あとは、ひたすら下ること3時間。16時に御座石鉱泉の登山口に到着しました。
コメント
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t-kinjou様 はじめまして、こんばんは。
(以前フォト蔵のメルヘン街道をみて、
コメントしたかもしれません。)
アカヌケ沢から地蔵ヶ岳に下りてこられた時、
強引にカメラのシャッターを押していただいた方でしょうか?
時間がドンピシャデで、カメラも同じようだったので
もしやと思っています。
そうでしたら、この場でお礼申し上げます。
写真を拝見して、やはり稜線泊まりで、
視界のいい時間に歩くべきコースですね。
白峰三山方面の写真を見ながら、この風景が見たかった
と後悔しております。
それにしても、オベリスク登頂はすごいですね。
近くによったのですが、恐れ多くてすぐに降りました。
こんばんは。
あ、地蔵様の前でですね。覚えています。
たしかに、今回天気は午前中まででしたね。
午前中の稜線はいい眺めでした。
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