谷川岳西黒尾根から赤谷川源頭 万太郎山
- GPS
- 12:13
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,136m
- 下り
- 2,260m
コースタイム
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 12:02
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
YSHRさんから「地獄メンバーを紹介します。」というパンチの効いた紹介をいただき、ご近所の先輩さんと山スキーへ
西黒尾根から谷川岳、赤谷川源頭、万太郎山を経由して毛渡沢へ
1人ではまず行かなかったルートだ
西黒尾根登山口から開始
いきなりカリカリ斜面をジグを切って登っていく、真っ暗の中、頭の上ではゴーゴー風が唸る
少し気が重い
西黒尾根は登山初めて2回目に登った思い出の場所、
その時買ったザックは後々BC用のザックだということを知り、
今でも使っている。非常に使い勝手がいい
尾根を上がっていくと細くなり、雪のカリカリ度が増して厄介、クトーの置き場に気を使う
岩場にぶつかったとき岩に氷が付いていたので自分は板を脱いでブーツで上がり、そのあと板を履き直す
先輩はクトーで登れたようだ
ラクダのコブあたりの急斜面で危険を感じ、自分はアイゼンへ変更、先輩もしんどそうだった
硬い斜面はクトーを確実に噛ませば問題なく、どのルートを取ればクトーで進めるか考えることはクライミングに似ているとのこと、その発想はなかった。
場所によってはアイゼンに変えたほうが安全で時間もかからないが、スキーで歩き通すというこだわりがあってもいいなと思った。
しかし、先輩のスキー歩行について行けそうにないのでその後はアイゼンで進む
周りは雲で景色のない中、黙々と進む、
風がグローブにとブーツに当たって冷えてくる。-10度くらいだったようだ
春の気分できたのに普通に冬・・
トマノ耳を通過しオキノ耳へ、谷川岳登頂、さっさと写真を撮ったら冬季小屋へ、休憩して冷え切った体を温める
しっかり休んだら一旦下ってからオジカ沢の頭へ、ヒールフリーで滑り出すが硬い雪と笹薮が厄介で進みは遅い、先輩は何の問題もなくするするする進む
先輩は山スキー部時代にプラブーツ+ジルブレッタで鍛えられて慣れてるとのこと
ここでもついて行けそうにないのでアイゼンに変える
オジカ沢ノ頭の手前に小ピークがあり、急斜の硬い雪でスキーでは登れそうにない
左からまけそうな感じだったのでアイゼンの私が先行し、先輩を誘導
しばらくするとオジカ沢ノ頭に到着、周りは雲で景色もないので、少し下ってシェルターで休憩
山の上部は雲が消え始めているが、滑り込む斜面は雲で覆われたままなので取れるまで待機、
30分ほど待ってやっと晴れたのでシェルターから出て滑る準備
滑走のルートは先輩に任せる
すると先輩は東の方角を指差してルートの説明をしてくれた
ふむふむ、ん?あっちは天神平スキー場方面じゃ?帰る気なのかな?
赤谷川源頭は真逆の方向ですよ?と聞くと単に方向を間違えただけらしい笑
改めて滑走スタート、初めは柔らかめの小さなシュカブラを蹴散らして硬い斜面を滑る
斜度もなくフラットなのでゲレンデ斜面みたいだ
下部に行くと少し新雪があり楽しかった
最下部に下りずに右側の斜面をトラバース、長い長いトラバース
先輩に先行してもらったのでだいぶ楽させていただいた
硬い雪で斜度のキツイところをトラバースする箇所もありドキドキだった
斜面の下は川になっており、雪解けした口がぽっかり空いている
しかしこの周りは絶景だトラバースでスイスイ進むのがもったいないので写真撮りまくる
トラバース終点手前でかなり大きな穴が空いてる箇所あり、
スキーでのトラバースを終了し、シールに変えて穴の上を通過、万太郎山への尾根を登る
硬い雪の上にうっすら雪が乗っており、たまにスリップする
上部に進むと笹薮と硬い雪になる
最後の登りも楽できない
万太郎山到着!360度晴れ!
朝のガスガスの冬のような天気が嘘のようだ
スキーモードに切り替えて毛渡沢への滑走スタート
あとで気づいたがこの時TLT5ブーツのタンを入れ忘れていてブーツの中で足が動きまくりだった、今後は気をつけよう
笹薮の中を滑り始め、これから滑るルートの下見、
下部の台地を右側に降りることにした
一旦藪のない斜面の起点に移動し滑走スタート
斜度のある硬い斜面、たまに柔らかい雪も混ざって厄介すぎる
わたしはビビってブレーキかけまくり
先輩は問題なくスイスイおりて行く
うーん滑りが上手くなりたい!
だいぶ待たせてしまったが何とか毛渡沢へ合流
ここまで我々がトップだと思っていたが
その先にはトレースが伸びていた
ありがたく使わせていただく
後にトレースの主に追いつき、別ルートから来たこの辺りに何十年も通ってる小屋番の方だった
使いやすいトレースに感謝
電車の時刻に間に合うことが確定したので途中でパン食べたり寝転がったりして30分近く休憩
あとは進みづらい雪の上を手漕ぎ運転しながら毛渡橋へ、車道を歩いて土樽駅まで歩いてゴール
西黒尾根ーオジカ沢の頭で冬山を味わい、赤谷沢源頭ー毛渡沢で春の陽気を味わえる充実した内容だった
また、地獄メンバーの凄さと自分の未熟さを感じる山行だった、まだまだこれからも頑張っていこう
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