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Yamareco

記録ID: 1405000
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雪山ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

黒斑山

2018年03月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
Collina2016 その他15人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:28
距離
6.1km
登り
477m
下り
465m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:28
休憩
0:43
合計
5:11
9:56
44
10:40
10:40
31
11:11
11:18
41
11:59
12:00
17
12:17
12:34
18
12:52
13:10
16
13:26
13:26
101
15:07
車坂峠
車坂峠から出発する周回コースです。コースタイムは休憩込みで4時間程度だと思いますが、途中、雪山歩きの講習を何回か行っているため、約5時間かかっています。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
★今回はツアーの登山教室に参加
【往路】
東京駅より新幹線あさまで佐久平駅まで、その後ツアーバスで車坂峠まで
【帰路】
車坂峠より途中、立ち寄り温泉により、佐久平駅まで。その後、東京駅まで新幹線あさまで帰京
★個人で行く場合
佐久平駅より車坂峠にある高峰高原ホテルまで行くJR路線バスがあるようです。8:35佐久平駅発9:29高峰高原ホテル到着。帰路は16:19に車坂峠の高峰高原ホテル出発。
http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/cntimep01.cfm?pa=1&pc=j0460011&pd=0&st=1
コース状況/
危険箇所等
雪がかなり少なくなっているかと思いましたが、車坂峠から軽アイゼンを装着し途中で外すことなく最後まで歩きとおすことができました。

■<車坂峠〜槍ヶ鞘>
最初は結構締まった雪でアイゼン歩行は楽。その後、日なたはシャーベット状。凍結は少しだけでアイスバーンなし。コース全体の中では勾配があるところですが、この日は快晴で遥か遠くまで眺望がきき、絶景でテンションMax、楽しい登山道でした。
■<鑓ヶ鞘〜トーミの頭>
一番歩きにくかった。岩の間のドロンコ祭というか、チョコを投入し過ぎた固めの「チョコレートファウンテン」の中にアイゼンを刺して行くわけですが、岩はよけたいし靴はどんどん重くなるし、アイゼンの歯が効くのかな?という感じですが、滑り止めの役目は果たしてくれていました。浅間山のガトーショコラが綺麗に見える場所ですが、ガトーショコラの粉砂糖は消えていました。直前に行った方々のヤマレコ写真で確認するとかなり雪が融けてすべてドロ道に見えましたが、行ってみるとシャーベット状の雪が登山者の運ぶドロで黒くなっている部分も多く、想像よりは歩きやすかったです。
<トーミの頭〜黒斑山>
再び雪道に戻り頂上を目指します。ここからは傾斜は少しゆるやかに。細いところで片側キレているところもあるが細すぎて怖いところはなし。
<トーミの頭〜中道〜車坂峠>
黒斑山山頂からトーミの頭まで戻って、帰路は中道。ずっと樹林帯で往路のような絶景を望むことはできないが、締まった雪、なだらかな下りで歩きやすかった。雪が一旦融けたところがかなり厚めの氷結になった場所が数か所あり、そこは注意が必要。樹林帯を抜けた後、陽当たりの良いところが一部、土道になっていて、上ほどではないけれど再度靴はドロンコに。それでも最後はまた雪道となり靴もきれいになって下山完了。
その他周辺情報 【あぐりの湯こもろ】
露天風呂から浅間山が見える絶景の湯
http://www.komoron.com/agrinoyu/
併設のお店には地産地消をの野菜も売っており、お土産に野草の「フキノトウ」と小諸産の「クレソン」を買って帰りました。「フキノトウ」は天ぷらに、「クレソン」はサラダにしようかなと。
【佐久の草笛】
佐久平駅よりすぐ近くの蕎麦屋
https://tabelog.com/nagano/A2003/A200302/20001748/
並みでも大盛の蕎麦、季節の野菜の天ぷら(山うど)が美味しかった。
車坂峠に到着。ありがたいことにすぐに雪があり、ここでアイゼンを装着して歩きだせました。今日は夕方まで富士山が顔を出していました。画面、中ほどに白く見えるのが富士山。
2018年03月18日 09:46撮影 by  iPhone SE, Apple
2
3/18 9:46
車坂峠に到着。ありがたいことにすぐに雪があり、ここでアイゼンを装着して歩きだせました。今日は夕方まで富士山が顔を出していました。画面、中ほどに白く見えるのが富士山。
坂を登って斜面に出たところ。雪は春山に近くなっているけれど青空は冬山ブルー。
2018年03月18日 10:57撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
3
3/18 10:57
坂を登って斜面に出たところ。雪は春山に近くなっているけれど青空は冬山ブルー。
2月なら樹々もすべて雪を被っていたのでしょう。それでも、地面に雪があり、見かけよりも冬を楽しめる。
2018年03月18日 10:57撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
3/18 10:57
2月なら樹々もすべて雪を被っていたのでしょう。それでも、地面に雪があり、見かけよりも冬を楽しめる。
途中、開けたガレ場より
2018年03月18日 11:14撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
1
3/18 11:14
途中、開けたガレ場より
表コースは標高を上げてくると遠くまでいろいろな山が見えるので急坂でも癒されるコースです(絶景がないと寂しいでしょう)
2018年03月18日 11:22撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
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3/18 11:22
表コースは標高を上げてくると遠くまでいろいろな山が見えるので急坂でも癒されるコースです(絶景がないと寂しいでしょう)
北アルプスをはじめ今日はここから望める限りの山々がほぼ見える感じです。
2018年03月18日 11:22撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
3/18 11:22
北アルプスをはじめ今日はここから望める限りの山々がほぼ見える感じです。
絶景過ぎて前に進めない。この写真の左の木よりもさらに左に槍ヶ岳も見えたのですが。山座同定が楽しい!
2018年03月18日 11:49撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/18 11:49
絶景過ぎて前に進めない。この写真の左の木よりもさらに左に槍ヶ岳も見えたのですが。山座同定が楽しい!
槍ヶ鞘からの浅間山。残念ながらガトーショコラの粉糖は融けてしまった模様。
2018年03月18日 12:08撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
3/18 12:08
槍ヶ鞘からの浅間山。残念ながらガトーショコラの粉糖は融けてしまった模様。
同じく槍ヶ鞘より
2018年03月18日 12:09撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
3/18 12:09
同じく槍ヶ鞘より
トーミの頭より
2018年03月18日 12:21撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
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3/18 12:21
トーミの頭より
ここからの浅間山が素敵。黒斑山と言えばここからの1枚で決まり。
2018年03月18日 12:32撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
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3/18 12:32
ここからの浅間山が素敵。黒斑山と言えばここからの1枚で決まり。
これから先は雪がない?
2018年03月18日 12:32撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
3/18 12:32
これから先は雪がない?
黒斑山山頂到着。日曜日だし晴れだし山頂標識は大人気。人が入らない写真を撮るのは一苦労。ちなみに自分も標識と一緒に撮ってもらったので何も言えません。
2018年03月18日 13:02撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
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3/18 13:02
黒斑山山頂到着。日曜日だし晴れだし山頂標識は大人気。人が入らない写真を撮るのは一苦労。ちなみに自分も標識と一緒に撮ってもらったので何も言えません。
山頂からは中コースを通って途中講習をしながら下山しました。
2018年03月18日 13:57撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
3/18 13:57
山頂からは中コースを通って途中講習をしながら下山しました。
新幹線待ちの佐久平駅近くの「佐久の草笛」というお蕎麦屋さんで夕食を取りました。写真は野菜天ぷら付きのざる蕎麦。その他に季節の野菜(この日は山ウド)天ぷらを注文しました。山うどは香り高く春の味。蕎麦は普通盛りなのに量が多くてびっくり!佐久平に来たらぜひ再訪したいお蕎麦屋さんでした。
2018年03月18日 18:25撮影 by  iPhone SE, Apple
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3/18 18:25
新幹線待ちの佐久平駅近くの「佐久の草笛」というお蕎麦屋さんで夕食を取りました。写真は野菜天ぷら付きのざる蕎麦。その他に季節の野菜(この日は山ウド)天ぷらを注文しました。山うどは香り高く春の味。蕎麦は普通盛りなのに量が多くてびっくり!佐久平に来たらぜひ再訪したいお蕎麦屋さんでした。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック 軽アイゼン ストック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ エマージェンシーシート

感想

 黒斑山はベテランの付き添いがあれば初心者向きと紹介されることもある山ですが、多くの人が辿るこのコースも浅間山の存在感と日本アルプスの遥かな山並みを味う豪華版でした。上達してもう少し雪のある時期に再訪してみたい山です。今回は軽アイゼンで行ける山として3月の黒斑山だったのですが、いつかもう少し雪の多い時期に行けるようになれたらと憧れます。
 雪山登山をはじめようとする初心者向けの講座に参加したので、この日も雪山登山の醍醐味も味わいながら、次のステップへの準備と身につけるべき基本を復習した1日でした。
 雪山も楽しく、講習も面白く、最後のお蕎麦屋さんでの山談義も楽しく、何日も過ごしたように充実した1日でした。講師の先生、添乗員さん、参加者の皆様、素敵な1日をご一緒してくださってありがとうございました。
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【雪山初心者の感想】
1.基本は身についているか?
アイゼン歩行ですが、初心者としてはしっかり締まった雪の方が静加重・静移動を意識しやすいと思いました。トレースの跡がはっきりしている時はトレースより少し前にを心掛けますが、シャーベット状の雪のところは歩行もいい加減になりがちです。講師からトレースを追うときの足を置く場所を再確認させらて、意識すると歩きやすくなりました。1年前に教えられたこと覚えていますが、身についていません。講習に来る時しか雪山を経験しないので難しい。

2.身体記憶なので繰り返しが大事なことを相変わらず実感
身体記憶なのですぐに忘れます。若い頃十分に研鑽を積んでいれば、体力は別として上手に歩けるのかもしれません。年取って山が好きになった自分は上達中とはとても思えませんが、昨年初めて聞いて理解できなかったことが、少なくとも頭では納得がいくようになったと思います(身体でできるかどうかは別問題)。

3.技術も大事だが、体力も体調も大事
前回は体力不足で厳しかったのですが、今回はいくつか改善を試みました。/事、車中で昼食(おにぎり)を済ませ行動中は水と塩分チャージ、1回アミノバイタル、特に水分摂取に気を付けた1週間ほど前に累積標高差1000mほど歩いて急坂に備えた。ただし、気温も高かったため(0度くらい)立ち止まることができたので講習が多かったので楽に歩けたのかもしれず、実際にはどうなんだろう。

【初心者が疑問に、または面白いと思ったこと】
1.雪と泥と岩のミックスの時は、アイゼン装着が標準?
今回は雪が完全になさそうなところはトーミの頭直下のところだ数十メートルだけでしたのでアイゼンは外さずそのまま行きました。歩いてみると土の下にアイスがあったりもしました。初心者の場合、転倒防止のために、隠れた凍結部分を避けつつ標高を下げて来てほぼ泥しかなくなった時に外すべきなのだろうか?

2.樹林帯は凍結が多い?
帰路の中コースは凍結が何カ所かありました。アイゼンが刺さる厚みであれば問題ないですが、かなり厚くて刺さりそうもないところもありました。凍結部分が露出して目に触れている場合は大丈夫ですが、隠れていると要注意な印象でした。

3.登山者はピストンより周回が好き?
ルートは表コースから登って中コースから帰ったのですが、山頂で講師より質問がありピストンで戻るか周回で帰るかが 参加者の意見で決まりました。絶景を望む来た道ではなく、景色のない樹林帯コースに行きたい人が多かったのが面白いと思いました。ヤマレコを見ても黒斑山山頂から戻る場合、ピストンはほとんどなく周回ルートが多いです。赤線つなぎというほどオーバーでもありませんが、新しい道を歩いてみたい人のほうが多いのだなと納得しました。個人で次回行くとすれば下見にもなるし私も周回を希望しました。
******************
今回の講習メモ
1.アイゼン装着時の歩行
基本はフラットフッティングで二足歩行。片足をしっかり雪面に刺してから次の足を移動する(静加重、静移動)。しっかり刺すのがポイント。
2.トレース泥棒のテクニック
3.逆ハの字
4.ストックを使った方向転換
5.ストックを使った耐風姿勢の練習

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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