黒斑山
- GPS
- 05:28
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 477m
- 下り
- 465m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【往路】 東京駅より新幹線あさまで佐久平駅まで、その後ツアーバスで車坂峠まで 【帰路】 車坂峠より途中、立ち寄り温泉により、佐久平駅まで。その後、東京駅まで新幹線あさまで帰京 ★個人で行く場合 佐久平駅より車坂峠にある高峰高原ホテルまで行くJR路線バスがあるようです。8:35佐久平駅発9:29高峰高原ホテル到着。帰路は16:19に車坂峠の高峰高原ホテル出発。 http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/cntimep01.cfm?pa=1&pc=j0460011&pd=0&st=1 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪がかなり少なくなっているかと思いましたが、車坂峠から軽アイゼンを装着し途中で外すことなく最後まで歩きとおすことができました。 ■<車坂峠〜槍ヶ鞘> 最初は結構締まった雪でアイゼン歩行は楽。その後、日なたはシャーベット状。凍結は少しだけでアイスバーンなし。コース全体の中では勾配があるところですが、この日は快晴で遥か遠くまで眺望がきき、絶景でテンションMax、楽しい登山道でした。 ■<鑓ヶ鞘〜トーミの頭> 一番歩きにくかった。岩の間のドロンコ祭というか、チョコを投入し過ぎた固めの「チョコレートファウンテン」の中にアイゼンを刺して行くわけですが、岩はよけたいし靴はどんどん重くなるし、アイゼンの歯が効くのかな?という感じですが、滑り止めの役目は果たしてくれていました。浅間山のガトーショコラが綺麗に見える場所ですが、ガトーショコラの粉砂糖は消えていました。直前に行った方々のヤマレコ写真で確認するとかなり雪が融けてすべてドロ道に見えましたが、行ってみるとシャーベット状の雪が登山者の運ぶドロで黒くなっている部分も多く、想像よりは歩きやすかったです。 <トーミの頭〜黒斑山> 再び雪道に戻り頂上を目指します。ここからは傾斜は少しゆるやかに。細いところで片側キレているところもあるが細すぎて怖いところはなし。 <トーミの頭〜中道〜車坂峠> 黒斑山山頂からトーミの頭まで戻って、帰路は中道。ずっと樹林帯で往路のような絶景を望むことはできないが、締まった雪、なだらかな下りで歩きやすかった。雪が一旦融けたところがかなり厚めの氷結になった場所が数か所あり、そこは注意が必要。樹林帯を抜けた後、陽当たりの良いところが一部、土道になっていて、上ほどではないけれど再度靴はドロンコに。それでも最後はまた雪道となり靴もきれいになって下山完了。 |
その他周辺情報 | 【あぐりの湯こもろ】 露天風呂から浅間山が見える絶景の湯 http://www.komoron.com/agrinoyu/ 併設のお店には地産地消をの野菜も売っており、お土産に野草の「フキノトウ」と小諸産の「クレソン」を買って帰りました。「フキノトウ」は天ぷらに、「クレソン」はサラダにしようかなと。 【佐久の草笛】 佐久平駅よりすぐ近くの蕎麦屋 https://tabelog.com/nagano/A2003/A200302/20001748/ 並みでも大盛の蕎麦、季節の野菜の天ぷら(山うど)が美味しかった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
軽アイゼン
ストック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
エマージェンシーシート
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感想
黒斑山はベテランの付き添いがあれば初心者向きと紹介されることもある山ですが、多くの人が辿るこのコースも浅間山の存在感と日本アルプスの遥かな山並みを味う豪華版でした。上達してもう少し雪のある時期に再訪してみたい山です。今回は軽アイゼンで行ける山として3月の黒斑山だったのですが、いつかもう少し雪の多い時期に行けるようになれたらと憧れます。
雪山登山をはじめようとする初心者向けの講座に参加したので、この日も雪山登山の醍醐味も味わいながら、次のステップへの準備と身につけるべき基本を復習した1日でした。
雪山も楽しく、講習も面白く、最後のお蕎麦屋さんでの山談義も楽しく、何日も過ごしたように充実した1日でした。講師の先生、添乗員さん、参加者の皆様、素敵な1日をご一緒してくださってありがとうございました。
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【雪山初心者の感想】
1.基本は身についているか?
アイゼン歩行ですが、初心者としてはしっかり締まった雪の方が静加重・静移動を意識しやすいと思いました。トレースの跡がはっきりしている時はトレースより少し前にを心掛けますが、シャーベット状の雪のところは歩行もいい加減になりがちです。講師からトレースを追うときの足を置く場所を再確認させらて、意識すると歩きやすくなりました。1年前に教えられたこと覚えていますが、身についていません。講習に来る時しか雪山を経験しないので難しい。
2.身体記憶なので繰り返しが大事なことを相変わらず実感
身体記憶なのですぐに忘れます。若い頃十分に研鑽を積んでいれば、体力は別として上手に歩けるのかもしれません。年取って山が好きになった自分は上達中とはとても思えませんが、昨年初めて聞いて理解できなかったことが、少なくとも頭では納得がいくようになったと思います(身体でできるかどうかは別問題)。
3.技術も大事だが、体力も体調も大事
前回は体力不足で厳しかったのですが、今回はいくつか改善を試みました。/事、車中で昼食(おにぎり)を済ませ行動中は水と塩分チャージ、1回アミノバイタル、特に水分摂取に気を付けた1週間ほど前に累積標高差1000mほど歩いて急坂に備えた。ただし、気温も高かったため(0度くらい)立ち止まることができたので講習が多かったので楽に歩けたのかもしれず、実際にはどうなんだろう。
【初心者が疑問に、または面白いと思ったこと】
1.雪と泥と岩のミックスの時は、アイゼン装着が標準?
今回は雪が完全になさそうなところはトーミの頭直下のところだ数十メートルだけでしたのでアイゼンは外さずそのまま行きました。歩いてみると土の下にアイスがあったりもしました。初心者の場合、転倒防止のために、隠れた凍結部分を避けつつ標高を下げて来てほぼ泥しかなくなった時に外すべきなのだろうか?
2.樹林帯は凍結が多い?
帰路の中コースは凍結が何カ所かありました。アイゼンが刺さる厚みであれば問題ないですが、かなり厚くて刺さりそうもないところもありました。凍結部分が露出して目に触れている場合は大丈夫ですが、隠れていると要注意な印象でした。
3.登山者はピストンより周回が好き?
ルートは表コースから登って中コースから帰ったのですが、山頂で講師より質問がありピストンで戻るか周回で帰るかが 参加者の意見で決まりました。絶景を望む来た道ではなく、景色のない樹林帯コースに行きたい人が多かったのが面白いと思いました。ヤマレコを見ても黒斑山山頂から戻る場合、ピストンはほとんどなく周回ルートが多いです。赤線つなぎというほどオーバーでもありませんが、新しい道を歩いてみたい人のほうが多いのだなと納得しました。個人で次回行くとすれば下見にもなるし私も周回を希望しました。
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今回の講習メモ
1.アイゼン装着時の歩行
基本はフラットフッティングで二足歩行。片足をしっかり雪面に刺してから次の足を移動する(静加重、静移動)。しっかり刺すのがポイント。
2.トレース泥棒のテクニック
3.逆ハの字
4.ストックを使った方向転換
5.ストックを使った耐風姿勢の練習
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