巻機山〜米子沢
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- GPS
- 07:57
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,520m
- 下り
- 1,517m
コースタイム
天候 | 晴れ/風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
米子沢の上流部斜面はアイスバーンでした。 1000以下は、所々沢が口を開けています。 |
その他周辺情報 | 金城の里にて日帰り温泉有り |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
アイゼン
ピッケル
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感想
巻機山は、夏に米子沢を登っているのだがその際に沢登りの為にピークを踏まずして下山していた為今回が初ピークを狙う計画をたてる。
仕事の関係で出発は夜中になってしまったが福島からだと約5時間かかるので行動時間を考えるとできれば前泊をしたい。
今の時期は、国道291号線にある西谷後バス停車(5-10台)からが登り始めとなり登山BOXもある。
バス停に着いたがまだ日が出ていない為、日の出まで少し仮眠をとり日の出と共に準備を始める。
バス停より桜坂駐車場までは、夏であれば細い道路となっている場所を歩くのだが途中の橋は中央部分のみ雪が残っているだけなのでもう少し遅くなると橋は板を脱ぎ歩く事となるだろう。
桜坂駐車場にある料金所(プレハブ)は、冬の為なのか撤去されていた。
ここからが本格的な雪山登山となる。
雪で夏道は埋まっているのだが沢を登った際のログや地形図、赤布を頼りにゆっくりと雪の状態を確認しつつ1箇所目の急登箇所(井戸の壁)へと向かう途中に別クループのテントが3張りぐらい程あり朝食を作っていた。
井戸の壁なのだが、沢登りでは下りだった為そこまで急こう配だとは感じなかったのだが今回は、残雪期の登りとなる。
井戸の壁は、アイスバーンとなっておりスキーアイゼンを使いゆっくりと足元を確認しつつ登って行く。
スキーアイゼンは、刺さるのだが思いのほかアイゼンが効かずにキックターンができる場所を探しながら登って行くの。
途中で後続の方が、スキーアイゼンなしで登って行くのをみて自分の技術力がまだまだだと痛感した。
井戸の壁を登りきり尾根を歩き標高1300m辺りまで来ると木々が徐々に少なくなり日の当たる場所では徐々に雪が緩んではきているのだが風が強いので日陰の場所はあまり期待が出来そうにもない。
標高1400mまで高度を上げ目の前にニセ巻機山と共に2箇所目の急登が出てくる。
ニセ巻機山、周囲の山々の景色が福島にはないぐらいに雄大で圧巻の景色が見られる。
ここまで来てしまうと風を遮るものがなく、急登を登る時に板を担いで登っているのでストックとキックステップでゆっくりと登りニセ巻機山を目指す。
急登箇所だが他の方々の足跡がたくさんあるのだが今回は雪が緩んでおり自分に合う足跡を使いながら登ったのだが早い時間ならまだ凍っている恐れがあるのでアイゼンを履くのをお勧めだろう。
ニセ巻機山までくればもうピークはもう少しである。
ニセ巻機山と巻機山のコルにある避難小屋にて小休憩をし、ピークを目指す。
ピーク付近は雪付きが少なく岩が出ている。
とりあえず、ピークを踏んだので目標を達成できたので次は、下りのルートを決める。
ピストンまたは米子沢の2択なのでが、登ってくる際に沢の雪付の状況、デブリ跡、雪庇の張りだし箇所、メンバーの体調を考慮し米子沢を滑り降りる事とする。
自分ごとではあるが登り、滑りと共に多く山スキーに行っているのでちょっと難しい、初めての山行には気を使わないのでみんなの意見など多く話し合えるので誤った判断をするリスク低減するにはベストメンバーである。
事前情報だとデブリがあり沢が一部露出している場所があるので場所がはっきりとわからない為、先行者を作り後者に合図をし滑走の繰り返し滑り降りる。
沢に降りるまでは、日が照っているのだが風が強い為かアイスバーンとシュカブラのコラボ、沢自体はザラメ状、斜面はアイスバーンだった。
上流部を滑走しているとデブリ跡が多々あったのだが斜面より落ちたのではなく木々に着いていた雪が落ちそこから斜面に着いていた雪が一緒に落ちているぐらいで全層が崩れている訳ではない。
途中支沢が雪解けの水が流れており中央を滑ると沢へ落ちたら積雪の量を考えるとあがってくる事は、まず無理だと思う。
デブリに新しい雪がうっすら積もっておりターンをする時以外は邪魔にはならない。
1040m付近で雪が途切れており右岸を板を外し降りる。
1300mぐらいより隣の尾根へと上がれば板を脱がずに下れると思うので次回に繋げたいと思う。
高度を下げて行くと段々と雪が水分を多く含み板が滑らなくなり沢も所々口を開けている。
最終的にはザラメではなくボタン雪のように水分を多く含んだ雪で握ると水が出てくる。
米子沢入渓ポイントの砂防堰上流部より作業道へ抜け桜坂駐車場(料金所側)へと向かいそのままゆっくりとバス停まで行き今回の山行も無事に終わる。
全体的に雪質は、悪かったが夏も冬も同じ米子沢を登り下り両方の経験がこれからのまた山への力となる。
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