岩手山（御神坂コース）【圧倒的迫力！残雪期の憧れ】

2018年03月27日(火) [日帰り]

• GPS: 07:25
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,586m
• 下り: 1,567m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:03
• 休憩: 1:18
• 合計: 7:21

距離 12.3km 登り 1,586m 下り 1,586m

5:54 岩手山御神坂登山口
6:33 6:38 切接
7:04 わらじ脱ぎ場
7:33 7:43 大滝展望台
8:23 8:39 笠締
9:37 9:38 鬼ヶ城分岐
9:43 9:44 不動平避難小屋
10:16 焼走り分岐
10:20 11:00 岩手山
11:04 11:05 焼走り分岐
11:19 不動平
11:26 鬼ヶ城分岐
11:58 11:59 笠締
12:30 12:32 大滝展望台
12:44 わらじ脱ぎ場
12:50 12:51 切接
13:15 岩手山御神坂登山口

切接とワラジ脱場はどこだかよく分からなかったので、時間が合っているか不明です

天候

快晴
展望は朝のうち春霞
11時前には鳥海山まで見えるほどクリアーに

アクセス

利用交通機関：

自家用車

☆アクセス、駐車場
▽岩手山御神坂登山口駐車場
・「道の駅にしね」より19km
・高速の最寄りは、東北自動車道・滝沢ICで、16kmほど
・本日は凍結等一切ありませんでした
・6台ほど停められるスペースが除雪されてあります
・本日は5時40分到着時で先行1台、13時15分帰着時で計2台（朝の先行1台はまだありました）

コース状況／危険箇所等

☆道の状況（2018年3月27日現在）
▽駐車場⇆切接⇆ワラジ脱場付近
・駐車場からは、最初治山ダムの右岸を行き、森に入ったら北方向に進みます
・切接とワラジ脱場の中間辺りでワカンにしました
・この時期、雪解けが早いためトレースはあっという間に消えてしまいます。本日は土日のトレースが僅かに残っていたため、最初はそれを辿りましたが、途中で見失いました
・テープは、途中で見失う程度の間隔でしかありません
・下りはかなり適当に駆け下りてきたので、変なトレースをつけてしまったかもしれません
▽ワラジ脱場付近⇆大滝展望地⇆笠締
・ワラジ脱場からしばらく登ると、東側が切れ落ちた快適な稜線歩きとなります
・大滝展望地からは急登もあります
・笠締の岩峰は西側を進むのが夏道のようです。本日もそうしました。雪が溶けて溶岩石が露出している箇所の方が多い状況です。アイゼンワークは確実に
▽笠締⇆鬼ヶ城分岐⇆不動平避難小屋
・雪と溶岩石のミックス。冬道のトラバース路もありますが、腰まで踏み抜く箇所もありました
・鬼ヶ城分岐から避難小屋までは雪の斜面を急降下します。細いクラックが何本も入っていましたので、念のため素早く通過しましょう
▽不動平避難小屋⇆岩手山山頂
・お鉢までの登りは辛い
・お鉢はそれなりに風が強いので、事前に風対策をしておきましょう
・本日は時間の関係で、お鉢巡りはしませんでした

☆登山ポスト
夏道登山口にありました

その他周辺情報

☆登山後の温泉
♨網張温泉 温泉館・薬師の湯
・網張温泉には、網張五湯と呼ばれる五つの施設があるそうですが、薬師の湯以外は外来入浴は14時まで
・茶褐色の硫黄泉は珍しいのでは？当然掛け流し
https://www.qkamura.or.jp/iwate/oneday/

♨碇ヶ関温泉会館
・青森県碇ヶ関にある温泉施設です。本日は弘前で車中泊のため、ここまでやってきました
・石鹸・シャンプー等の備え付けはありません（券売機で購入できます）
・ドライヤーは有料です
http://www.city.hirakawa.lg.jp/docs/2010100500261/

☆その他の観光地
▽小岩井農場
・ソフトクリームを食べたかったのですが、入園しないと食べられないのでしたっけ？ソフト専用のショップがあったように記憶していたのですが、見つかりませんでした
・カップルばかりだったので入園料を払って1人でソフトクリームを食うのは気が引けたのでやめました
・少し離れたところの一本桜は必見（咲いてなくても）
https://www.koiwai.co.jp/makiba/

写真

3/27 4:45

車中泊した道の駅にしね
この時間で0℃

3/27 5:16

途中、岩手山がトワイライトの中、浮かんでいた
久々緊張してきた

3/27 5:51

御神坂登山口駐車場
先行1台（下山時もまだありました）

3/27 5:54

どこから入るのか分からん・・・
結局、夏道から森の中に迷い込んでしまいました

3/27 5:59

なんとか復帰
赤松とほんのり染まった岩手山

3/27 6:32

しばらく森の中を登って行きます
ピンクテープはありますが、間隔が広く、一度見失うともうその後はない
トレースもうっすら

3/27 6:45

切接とワラジ脱場の間でワカン装着

3/27 6:48

素晴らしい木々が立ち並んでいます

3/27 7:01

見事なアート

3/27 7:12

ブナは特に素晴らしかった

3/27 7:22

自然のオブジェ

3/27 7:27

なんと素晴らしい稜線！

3/27 7:41

大滝展望地にて

3/27 7:34

これが大滝かな？凍っています

3/27 7:54

青空と白

3/27 8:08

踊る樺の樹

3/27 8:41

笠締の岩峰群
左側（ロープが張ってある）を行きます

3/27 8:45

ここのトラバースもイヤだった
モモまで埋まるし
深いところでは腰まで落ちた

3/27 8:55

振り返り、歩いてきた尾根道
中央には治山ダム（駐車場）見えます
随分登ってきました

3/27 9:21

真後ろには2つの真っ白な山が
後に月山と鳥海山であることを知る

3/27 9:33

秋田駒ヶ岳

3/27 9:37

鬼ヶ城分岐に到着

3/27 9:40

分岐から一旦下ります
岩手山山頂が見えました

3/27 9:42

鬼ヶ城分岐を振り返る
見事な斜面ですね

3/27 9:43

ド迫力の岩手山
不動平避難小屋は埋もれています

3/27 9:44

不動平避難小屋
1階のドアはまだ半分埋まっています

3/27 9:45

御苗代湖方面
秋に歩いた懐かしのコース

3/27 9:56

お鉢への登りは地味にキツイ

3/27 9:58

鬼ヶ城と秋田駒ヶ岳

3/27 9:58

ゼブラと鬼ヶ城と秋田駒ヶ岳
最高の展望だ！

3/27 10:04

この時期にエビのシッポを見ることができるとは

3/27 10:04

右奥が山頂です

3/27 10:14

妙高岳
お鉢巡りをするか思案中

3/27 10:15

御苗代湖
見れば見るほど不思議な形です

3/27 10:18

御苗代湖を中心に
左奥は秋田駒ヶ岳、中央に黒倉山・姥倉山、右が赤倉岳
そして右に伸びるのは裏岩手縦走路！

3/27 10:33

盛岡のT様に撮って頂きました
山座同定もありがとうございました

3/27 10:34

反対側も

3/27 10:42

赤倉岳を中心に、三ツ石山から八幡平まで
今年は樹氷が全然ダメだったみたいですか

3/27 10:42

奥の雲海に浮かぶ山は森吉山

3/27 10:48

月山・鳥海山・秋田駒ヶ岳
右端にはT様も

3/27 10:49

鳥海山

3/27 10:49

月山

3/27 10:49

秋田駒ヶ岳とT様
なんとこの後戻ってこられて、「一緒に撮った写真を送るからアドレスを」と
この度はありがとうございました

3/27 10:49

雲海に浮かぶ早池峰

3/27 10:50

焼走り溶岩流

3/27 10:51

では下山しましょう

3/27 11:01

逆トレースと秋田駒ヶ岳

3/27 11:01

何度見てもカッコいい
裏岩手縦走路は憧れです

3/27 11:04

この景色も見納め
秋田駒ヶ岳、鬼ヶ城、御苗代湖

3/27 11:07

エビのシッポに覆われた石仏と

3/27 11:08

鬼ヶ城と秋田駒ヶ岳
月山・鳥海山も

3/27 11:11

お鉢と雲海に浮かぶ早池峰

3/27 11:24

鬼ヶ城分岐への登り
細いクラックも入っていました

3/27 11:53

カエル岩？

3/27 12:02

笠締のトラバース

3/27 12:34

雪庇崩壊は時間の問題？

3/27 12:36

登りでも撮った自然のオブジェ
かなり雪が溶けたのがわかります

3/27 12:37

マツボックリ

3/27 12:43

御神坂の主まで戻ってきました

3/27 13:13

大好きなスリットダム

3/27 13:16

駐車場に帰着！疲れたけど、なんと充実した登山だったことか

3/27 14:04

ずっと入ってみたかった網張温泉へ

3/27 21:20

スキー場もあって結構混んでいた
当然内部は撮れなかったので、資料画像をお楽しみ下さい
茶色かったけどなー

3/27 14:39

なんだか凄い温泉だということがわかります
ph4.1の単純硫黄温泉（硫化水素型）

3/27 15:30

小岩井農場の一本桜と岩手山
当然まだ咲いていませんが
素晴らしい景色です

3/27 16:18

岩手山SA（下り）にて、岩手山メロンパン

3/27 17:51

本日は青森まで移動します
碇ヶ関で下りて、碇ヶ関温泉会館へ

3/27 19:04

道の駅いなかだてにて車中泊
さて明日は、、、

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

Kazu405

西吾妻山登山終了後、嫁君と別行動となり、私は一人、北へと向かいます。

積雪期の岩手山に登ってみたくずっと検討していたのですが、なかなかそんな機会も訪れず。
忙しい期末に、無理矢理休みを取らされるような形となった今回の連続休暇ですが、残雪期の憧れを叶えるには願っても無いチャンスとなりました。

残雪期岩手山を検討するにあたって、コース選びは前日まで悩みました。
登ったことのある「焼走りコース」「鬼ヶ城コース」以外でとなると、この時期「馬返しコース」か「御神坂コース」となります。
「馬返しコース」は駐車場の状況がよく分からず直前まで保留していたところ、3/24の「御神坂コース」のレコがアップされました。
駐車場の状況、積雪の状況、危険箇所等、全てを網羅的に説明してくださった素晴らしいレコに後押しされ、「御神坂コース」に挑戦してみることに（rinrinrinrinさん、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます）。

駐車場からのルートにいきなり迷うも、治山ダムを過ぎ、徐々に変わっていく植生を楽しみながら登っていくと、大滝の大展望へ。
鬼ヶ城の稜線も見え、秋に歩いたあの超絶に素晴らしいコースを思い起こします。
そこから先は、急登に岩場に、なかなか大変な道のりでしたが、鬼ヶ城分岐に立った瞬間に目に飛び込んでくる岩手山の圧倒的な姿に、暫しその場を動けずに見入ってしまいました。

山頂では、盛岡のT様とお話しし、周囲の山々全ての名前を教えていただく。
4/15には八幡平アスピーテラインが開通するとのことで、今から楽しみにしておられるとのこと。
私も八幡平のドラゴンアイを見てみたいので、いつになるか分からないけどGW頃に訪問したいですね。

T様にお聞きするまでは、秋田駒ヶ岳のことを「あれは早池峰かな？」とか思っていたりと、今回で3度目の岩手山にも関わらず我ながら全く覚えられないことを恥ずかしく思いながら、周囲の山々を長時間見入ってしまいました。

昨年は早池峰・月山・鳥海山にも登っており、一昨年の紅葉シーズンには三ツ石山も歩いています。
あの素晴らしき北東北の山々を再訪することを心に誓い、長い道のりを下って行きました。

コメント

rinrinrinrin

ようこそ岩手へ
はじめまして、こんばんは。
今回は、私ごときのレコを参考にして頂き大変恐縮です
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

岩手山も勿論ですが、裏岩手縦走路や烏帽子岳（乳頭山）から秋駒への縦走も良いですよ
その他にも一杯素敵な山がありますので、
是非またお越しください

Kazu405

Re: ようこそ岩手へ
rinrinrinrinさん、こんにちは！
コメント頂きありがとうございます。
そして、この度はありがとうございました。
おかげさまで素晴らしい岩手山を堪能できました。
東京から岩手はやはり遠く、来れても2年に1度程度だと思いますが、全てのコースを歩いてみたくなりました。

裏岩手縦走路も秋田駒も、眺めているだけで魅力的なので、実際歩いてみればどれほど素晴らしいことか、、、レコで妄想させて頂きます。
ありがとうございました！