小塩山〜南の谷〜大原野森林公園東尾根ルート〜ポンポン山〜水声の道
- GPS
- 09:20
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,197m
- 下り
- 1,171m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 9:20
保護エリアでの観察で滞在している時間は休憩時間としてカウントされています。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
高槻市営バス - 原立石〜JR高槻駅北 220円 実際には車で南春日町バス停まで送ってもらっています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■南春日町バス停〜小塩山 大原野神社の鳥居の手前で左折して、正法寺の境内を抜け、右折して天皇陵道に合流。 分岐にて右に進み、その先の防獣ゲートを抜けて少し進むと、沢沿いの道が右から合流して来ます。 大原野神社前の道をそのまま進んだ場合、防獣ゲートを通過して左折すると、ここで合流する事になります。 合流後、少し進むと橋があり、これを渡るか、すぐ先で渡渉します。 この後、進路以外の踏み跡があったりするけど、常識的な対応で問題ないはず。 二度の舗装路との合流後は進行方向に注意でしょうか。 二度目の合流の後、登り始めてすぐの辺りは右側が切れ落ちているので注意が必要。 その後はやや進みにくい所もあるけど、登りでは問題なし。 府道出合でそのまま直進すると、炭の谷やNの谷の保護エリアがあります。 再び舗装路に出合い、道なりに進むと分岐があり、左は淳和天皇陵への参道で、右は御陵の谷の保護エリアに通じています。 ■小塩山〜南の谷〜大原野森林公園森の案内所 小塩山山頂から少し東に進んだ位置から車道をショートカットして進む天皇陵道を下ります。 右側に目立たない標識のある地点で右折、少し進むと斜面が崩落している箇所があり、ロープに沿って迂回します。 落葉などで少し滑りやすくなっているので、注意しましょう。 関電の標識がある地点で左折し、すぐそこの地点から南の谷へ降下開始しますが、この取り付きは分かりにくいかもです。 少し下った後、左に方向転換し、以降は沢沿いの道となり、所々で渡渉をしつつ進みます。 特に危険な谷ではないけれど、一般の登山道ではないので、それを認識した上で歩くかどうかの判断を。 下り終えると尾根ルートと合流し、すぐに小塩山登山口に着きます。 目の前に大原野森林公園の入口があり、少し歩くと森の案内所です。 ■森の案内所〜大原野森林公園東尾根ルート〜ポンポン山 東尾根ルートの道は明瞭で、大原野森林公園の範囲内では標識も豊富です。 登り始めは急斜面ですが、その後は適度なアップダウンのある道が続きます。 東海自然歩道などへ下る分岐を見送って進むと縦走路に合流し、右折。 ここからは明瞭な道で、標識も豊富です。 カタクリの保護エリアは山頂の手前にあります。 ■ポンポン山〜水声の道〜神峰山口バス停 来た道を少し引き返し、写真78の地点で右折、その先の標識に従い、川久保渓谷方面へ。 水声の道は沢沿いの整備された道です。 その先は渓谷沿いの林道となり、道なりに南下すると川久保に至ります。 途中で標識に従い神峯山寺方面へ進み、東海自然歩道に合流します。 そのまま下って行くと神峯山寺を経て、神峰山口バス停へ至ります。 なお、今回は一つ先の原立石バス停まで進んでいます。 以上、過去のレコの記述を部分的に改変した上で掲載しています。 |
その他周辺情報 | トイレ - 大原野神社の駐車場、大原野森林公園の森の案内所、神峯山寺 |
写真
感想
前回の下見を兼ねての山行に続き、今回も小塩山とポンポン山のカタクリの観察へ。
昨年は両親もカタクリを堪能し、今年も同様にと行きたいのだけど、父は体調が万全ではなく、負荷の大きな運動は自重しており、今回は母のみの参加です。
多少の不安はあり、途中で予定を短縮するなど、色々と想定した上で当日を迎えました。
以下、いつも通りに長文です。
いつもならバスで到着となる南春日町バス停ですが、今回は車で送ってもらい、ここからログ取りを開始して、スタートです。
大原野神社の駐車場にて母と合流し、トイレを済ませた後、正法寺を抜けて登って行きます。
順調に登って行くと、アケビの花を発見、これも開花が早いのかな?
カエデが群生する辺りは新緑が何とも美しく、足を止めて見入ります。
府道出合に到着し、休憩は必要ないとの事なので、保護エリアに向かいます。
今回は池の谷はパスして、残りの谷へ。
炭の谷の保護エリアに着くと、まだ係員の方もおられず、一番乗りのようです。
ゲートは固く閉ざされており、ロープをほどいて、中へ。
エリア内を下って行きますが、寒さの影響か、ほとんどのカタクリが花弁を閉じています。
何とか開いているのを見つけて撮影し、一番下まで下り切ってから登り返し。
二番手の方がすでにおられ、ご挨拶。
crybabycryさんだったようです?
炭の谷を後にして、Nの谷へ。
こちらには係員の方がすでにおられ、前回は炭の谷におられた方が顔を覚えて下さっていたので、少しおしゃべり。
保護エリア内は炭の谷と同じような感じで、花弁が開いているカタクリはほとんどなし。
Nの谷を後にして、最後の御陵の谷へ。
こちらも同様の状態で、どうしようもなし。
独りだけで小塩山の山頂を踏み、下山の途に就くべく移動。
いつものように天皇陵道を少し下って行き、目立たない標識地点にて右折。
崩壊地を迂回して行きますが、母が一緒なので、滑らないようにと気を配ります。
写真34の分岐で左へ少し進み、そこから南の谷へ下ります。
下り口付近にツバキが咲いており、母から写真を撮っておいてとのリクエストがあり、撮影。
撮影後に振り返ると、母の姿はなく、慌てて周りを見回すと、P604方面へ進んでいます。
「そっちじゃないよ!」と呼びかけ、事なきを得ました。
せっかちさんなので、こういうのを心配していたのですが、姿が見えるうちに気付いて良かった。
気を取り直して下って行くと、カタクリの葉が目に入るようになり、花もありますが、こちらも花弁は閉じられています。
前回時に石で防護したカタクリは姿を消しており、がっくりと落ち込んでしまいます。
カタクリを気にしつつ下って行きますが、花は前回と同じ程度しか目に入らず。
母との同行なので、普段よりも安全面に配慮して下って行き、支谷を通過。
再び違う方向に進もうとするので、呼び止めます。
その後は問題なく進み、開花が進みつつあるニリンソウを観察したりしているうちに沢沿いの道を下り切り、登山口に到着です。
すぐそこの大原野森林公園の森の案内所にて昼食です。
今回は東尾根ルートでポンポン山山頂へ向かいます。
いつもの急斜面を登って行くと、タムシバやヤマザクラなどがきれいに咲いており、目を楽しませてくれます。
もう少しで登り切るという辺りで小さな柴犬がいきなり登場、やはりかわいい。
この辺りはコバノミツバツツジが大量に咲いており、思わずうっとり。
まだつぼみが多そうだったので、満開時にはさらに美しくなるんでしょうね。
東尾根ルート名物の松の尾根は順調に世代交代が進んでいるようで、幼木の背丈はとっくに自分を追い越してしまっています。
この辺りは展望もあり、良い感じ。
P619の紅白鉄塔を通過、その後も順調に進み、縦走路に合流。
ポンポン山の山頂方面へ進んでいると、男女ペアが歩いて来られ、ご挨拶。
どこかで見かけた事があるようなと思いつつすれ違い、「もしかして」と思いながら後姿を見送りました。
Yottieさんとmifoさんだったようです?
カタクリの保護エリアに到着し、ゲートを開閉して、エリア内へ。
背後の登山道を中国語らしき言葉で賑やかに会話する団体さんが下って行きます。
カタクリの存在を知らないのか、そのまま通り過ぎてくれて助かりました。
午後に入り、朝よりは気温が上がっているはずなので淡いながらも期待していましたが、カタクリは花弁を開いています。
ようやく期待通りの光景が目の前に広がり、観察と撮影に励みます。
思っていた以上に開花が進んでいるとの印象で、次の週末だとピークは過ぎていそう。
最後の最後で何とかカタクリを満喫して、先へ。
素直に山頂へ向かわず、出灰方面へ通じる巻き道へ進み、そこでカタクリの花を発見。
まだつぼみだったけど、見つけられて良かった。
山頂は多くの人で賑わっており、パン休憩後に下山です。
分岐にて川久保渓谷方面へ進みます。
水声の道は整備された道で面白味には欠けるけど、人があまりおらず快適に通行できます。
その先は渓谷沿いの林道となり、少し退屈に感じつつ下って行き、分岐にて本山寺の駐車場方面へ。
駐車場の少し南ぐらいで東海自然歩道に合流し、そのまま南下して行きます。
退屈な舗装路歩きをミツバツツジの花に慰められながら進むと、神峯山寺の山門前に到着。
もちろん寄らずに先へ進み、神峰山口バス停ではなく、原立石バス停に到着し、この日も無事にゴールです。
前の週に続いての小塩山とポンポン山でのカタクリ観察、今回は母との山行でした。
気温が低かったせいで、小塩山ではカタクリの花弁がほぼ開いておらず、期待していたような光景は見られず。
大原野森林公園の東尾根ルートはミツバツツジがたくさん咲いており、思わず言葉が漏れ、また来年も見に来たくなるぐらいでした。
最後のポンポン山の保護エリアでは何とか開花したカタクリを見る事ができ、一安心。
無事に最後まで歩く事ができたし、母も満足してくれたはず。
来年は父もきちんと歩く事のできる状態になって、両親揃っての山行になると期待しつつ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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健脚ですね
いつものvgさんに比べたら、短い距離だけど、
17勹曚辰瞳觜愁蓮璽匹と…。
だけど、寒い週末で日差しも少なかったせいか
カタクリはペリカン状態のが多かったようで残念でした。
やっぱりカタクリは反りかえってる方が良いように思います。
南の谷、二輪草も咲きかけてきましたね。
来週位、また行ってみても良いなと思ったり…。
だけど石で囲ったカタクリがなくなっていたのは悲しいですね
鹿ならまだ仕方ない、人間なら許せないな、と思います。
来年は、お父上も一緒に行けます様に、私も祈ってます。
そうですね、年齢を考えると健脚でしょう。
odさんには負けますが。
登りはやはりしんどいようで、止まって息を整えつつ進む感じだけど、平坦な道だとスタスタと進んで行きます。
これまでの両親との山行では、写真を撮っている間に置き去りにされてしまう事がよくあり、下りや平坦な道ではじっくりと撮影できません。
せっかちさんなので、先へ先へと進んでしまう傾向があって、今回のように父がおらずに母だけという状況で置き去りにされると良くない事態を招きかねず、心配していました。
姿が見えなくなった時は焦りましたが、早めに気付いたので何とか問題なしでした。
小塩山のカタクリは残念な状態でした。
係員さんによると、気温は5℃との事で、冬に逆戻り状態だし、仕方がないですよね。
ポンポン山では何とかカタクリらしい姿を見られたので、良しとしておきます。
南の谷は距離も程々でゆったり歩く事ができるし、良い谷ですよね。
ニリンソウは少しずつ開花が進んでおり、ピーク時にどれぐらい咲くのか知りたいです。
どういう理由でカタクリがなくなったのかは分からないけど、人為的なものでないと思いたいです。
自然の風景の中でこそ、本来の美しさを感じられるはずですよね。
どうも弱気な発言が漏れがちな父ですが、大丈夫なはずなので、易しそうな山から徐々に慣らして行けるよう、力添えできればと思っています。
お心遣いの言葉、感謝です。
village-greenさん〜
ポンポン山のカタクリを楽しんで釈迦岳へ向かっている途中ですれ違いましたね‼ 森の案内所でもすぐ近くのテーブルでしたね。
やはり釈迦岳への縦走路ですれ違ったので、やはり東尾根ルートだったのですね。うちは西尾根ルートでした。
お母様とご一緒ってむっちゃ親孝行ですね‼うちの親は天王山も歩けないと思います😅
またお会いしましょう‼
レコを見させてもらって、おそらく間違いないとは思ったけども、やはりYottieさんとmifoさんだったのですね。
森の案内所では気付いていなかったのだけど、そう言えば、そうだったかも知れないという感じです。
老ノ坂峠から京都西山を縦走されたんですね。
大枝山への登り始めの辺りの尾根はお気に入りなんですが、ミツバツツジと新緑で彩りが鮮やかで、さらに良い感じになっていますね。
小塩山のカタクリは寒さのせいで開いていなくて、残念でした。
でも、ポンポン山では良い感じで開いていましたよね。
花を下から見上げると、飛んでいるように見えたり、ふわりと浮かんでいるように思えたり。
何だか楽しい気分にさせてくれる花です。
ミツバツツジもそこかしこに咲いていて、目を楽しませてくれましたし。
両親からの影響で山歩きを始めたので、年に何度かは一緒に歩いています。
母と二人だけというのは今回が初めてで、心配もあったのだけど、ちょっとした出来事のみで無事に歩く事ができました。
色々と苦労をかけて来たはずなので、少しでも親孝行になればという思いはあります。
またどこかでお会いできると良いですね。
今後もよろしくお願いします。
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