デビュー山行は魅力満載ルートで! 武奈ヶ岳(西南稜と小川新道)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
12:00コヤマノ分岐 - 12:35中峠 - 14:00奥ノ深谷出合14:15 - 15:00牛コバ -
16:20坊村駐車ポイント
※所要時間には、途中の休憩時間などを含んでいる。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
坊村駐車場に車をとめて明王院前より出発。すぐに急登になる。スギ木立から自然林へぬけると急坂は少なくなるがしばらく行くとまた急登になり周りが低木に変わると御殿山に着く。ワサビ峠に下り、登り返すと西南稜の雄大な姿が一望できる。手前のピークに出ると山頂は目前。山頂からは360°のパノラマが広がる。下山はコヤマノ岳から中峠へ下る。「シャクシコバの頭」に一旦登り、小川新道と呼ばれる尾根道を歩く。尾根が終わり、ケルンから谷間へ下って右手の植林地に入り、奥ノ細谷の登山道へ出る。登山道を登り大橋へ。奥ノ細谷をわたる時は(橋がなかったので)石から石へと渡れる場所を選んで渡るが簡単ではなく、十分注意が必要。(今回約1名、実際に足を滑らせて川へ落ちてしまったので^^;)(増水時は靴を脱いで川に入り渡る覚悟が要る)谷間の道(小さな沢)は滑りやすいので気をつけること。牛コバに出ると林道歩きになる。途中、三ノ滝を見るには急坂を下っていく。林道を大きく曲がりながら下ると明王谷林道入り口に出る。 |
写真
感想
・・・だから私に企画をさせると体力無視の無謀なプランになりますよと、わかっていたでしょう?
でもでも欲張っちゃいました。
標高差900mの直登、光と風と色に包まれての稜線歩き、ルートファインディングの必要?な尾根下り、橋のない川の渡渉、e.t.c.
この満腹ルートに登山初めてのsweetpeaさんをぶつけるミスマッチ!
前回のシューズ試し履きの阿武山歩きで、この人はそこそこの関門は笑ってクリアしそうなオーラが感じられ(出まかせです)、ならば! と山が一番楽しく感じられるルートを考えてみました。
(武奈ヶ岳を好きな人って本当に多いですよね)
標高300mからいきなり700m以上のほぼ直登。
あとから「あそこはきつかった!」と言っていましたが、会話しながらしっかりクリア!
山を感じることに経験の差は関係なしの西南稜、山頂に立つ喜びもしっかり味わってくれました。
下山ルートはコヤマノ岳を経て中峠から小川新道。
他に比べて道が不明瞭なこのルート、9月に下見をしているので迷うこともないのですが、赤テープを探しながらルートを辿るのも山歩きのひとつの魅力かなと・・・
中峠の手前で向こうから歩いてくる子供づれのパパさん。
「ほら、子供を連れて山歩きですよ」と言いかけてあっと気付いたutaotoシスターズ!
なんだかアイドルの前に立ったファンの心境で「utaotoさんですよね・・・」と声をかけ、誰かと訝るファミリーに「むっしゅです」と名乗ります。
(monsieurと「むっしゅ」が結びつくか、かなり不安を感じながら)
反対方向へ向かいながらの短い挨拶でしたが、もう舞い上がってしまいました!
比良で会える予感はずっとあって遅かれ早かれとは思っていましたが、こんなにうれしい出会いになるとは!
奥ノ深谷の渡渉点で、前日の雨で増水した川を前に思案します。
自分ひとりなら岩伝いに飛んで渡るのはそれほど苦労はないけれど、ここは男性たるもの、本領を発揮すべきと腹を決めます。
先に荷物を対岸に移して身軽になると、硬い股関節を無理やり開いて流れを跨ぎ、sweetppiaさんが飛び移るのをかっこよくサポートする絵を頭に描きながら手を伸ばします。
sweetpeaさんが少しよろけたような気がした次の瞬間、足が滑って体は急流の中へ! 一瞬後には岩の上に戻っていましたが、その一瞬へそから下は水の中にあり、悲惨な光景の主役になってしまいました・・・
もっと悪いことに、周りには同じように渡渉点を探していた人たちがこちらを見ていたんです。
「ここから渡れますよ」とは言えませんでした・・・
数々の関門をクリアして、元気に下山するかと思われたその最後に、意外なところで本日の最難関が待っていました。
牛コバに向かう途中の斜面を水平に横切る山道。
sweetpeaさんにとって、なんとここが最も恐怖を感じるポイントだったのです!
なんだかんだがあって(なきゃ面白くないのですが)、どうにか無事にデビューを果たしたsweetpeaさんに大きな拍手です(やんややんや)
「山へ行きたいけど、シューズもリュックも服も持ってないし、体力も付けないといけないし・・・」で始まった今回のデビュー戦。
「あれこれそろえる前に、まずは体を山に連れて行ってあげましょう」
とアドバイスにもならないようなアドバイス。
シューズとウェアは購入したけど、あとは持っているものでカバーしながら見事にできましたね。
山はいろんな顔を見せてくれますが、いつも笑顔でとはいかないのが山です。山で過ごすことのリスクはゼロにできないもので、少しずつ山の環境を体験しながら、自分の身を守る備えを考えていきましょうか。
デジイチ、羨ましかったです・・・
今回がほぼ初めての登山でしたが、途中リタイヤすることなく、無事に歩ききることができて本当に充実感・達成感でいっぱいです。
体力に自信がなくて…実質8時間?!も歩けるなんて、とても思っていませんでした。今もまだ、感動の余韻が続いています。
いつか体力をつけたら山に登りたい…と夢見ていた(=はるか遠い夢だと思っていた)私の背中を押してくれて、この山行計画を立て、…色んなことを教えながら
手助けしながら…同行してくださったmonsieurさんに心から感謝の気持ちでいっぱい…(;_;) 本当にありがとうございました。
実は前日の夜まですごい雨だったので、私はすっかり雨天中止だと思っていたのですが…(^^);
「明日は大丈夫。行きますよ〜!」とmonsieurさんに言われてびっくり。
実際に朝からはお天気になり、行ってみるとほんとに山道はじゅくじゅくしていなくて、すごい!と思いました。
前日の雨空からは想像できないほどさわやかに晴れわたり、山デビューを飾る最初の山行きにこんなにも天候に恵まれたことは、とても感謝でした。
はじめの急な登りは2時間あまり?!なかなかきつかったのですが、山デビューが嬉しくて嬉しすぎて…(最初はまだスタミナもありますし)気力で登れました。
ややゆるやかな広めの道に変わり一安心。そうこうするうちに西南稜の雄大な姿が一望できるハイライトなコースに出て、手前のピークでもう大感激でした!!
濃い緑の針葉樹とほんの少し色づいた木々の混ざり合った色合いと…なだらかに続く山々の美しさに圧倒されていました。
清々しくさわやかな初秋の風に吹かれながらなんともいえない満たされた心で歩きました。
いよいよ頂上につくと、感激もひとしお! どちらを向いても雄大な景色が見渡せる…360度の大パノラマが広がり、スケールの大きな景色は本当に圧巻でした。
山頂で淹れてもらった熱いお茶のおいしかったこと、お腹もすいておにぎりもパクパク…気分は最高!
もうず〜っとここに居たい下りたくないな〜と思いましたが(笑) いよいよ出発です。
山を知らない私は、下りるのはラク…と思っていましたがとんでもないですね。
帰りは変化に富んだ冒険の道?!の連続!ぶつけたり落としたりしそうなデジイチを持ってもらったり手助けしてもらいながら(←ほんとに感謝^人^)下りていきました。
流れのはやい橋のない川を渡らないといけないなんて「え?そんなの無理〜!(>_<)」と思いましたが何とか手をとってもらって石から石へ飛んで渡り、
今度はまた切り立ったような傾斜のきつい側面(岩になっている)をロープを持って水平に渡る道など、またまた「え〜?!ここは無理〜!」を連発してしまい…(^^);
monsieurさんには大変お世話おかけしてすみませんでした。m(_)m でもアドベンチャーな道、とても楽しかったです。
そうそう、下山の途中、utaotoファミリーに出会えたことにもびっくり!嬉しかったです。
思わず「一緒に記念写真撮らせてもらっていいですか?」とお願いしましたが、
こころよく写真を撮らせて下さってありがとうございました。この度はそんな出会いもほんとに楽しくラッキーでした。
かなりのゆっくりペースでバテないように随分配慮していただいたおかげですが、ほぼ予定通り無事に下山でき、自信につながって、また登りたい!と今からもう、
ますますワクワクしています!!
山はすべてを受け入れてくれて…何もかも包み込んでくれるよう…大自然のエネルギーをいっぱいいただいて本当に充実した幸せな一日でした。
ビックリ山行中での出会いの翌日、娘達は母に山でmonsieurさんにお会いしたことを必死に話しておりました
(どうやら突然の出会いで恥ずかしかった様を伝えてたようです・・・)
それにしてもsweetpeaさん、初めての登山で武奈ヶ岳とは
西南稜からコヤマノ岳に奥の深谷と、比良の魅力満載のコース設定、こちらはさすがmonsieurさんですね
sweetpeaさん、是非次の機会は東側、八雲ヶ原や金糞峠を通って登ってみてください
また違った魅力があるんじゃないかと思います
それでは、また比良でお会いできる日を楽しみにしております
sweetpeaさん はじめまして!
私も武奈ヶ岳が大好きで、この一年で6回登っております。
これからの紅葉、そして積雪してのスノーハイクが待ち遠しいです
写真はデジイチで撮影されている様ですが、奥行き感がコンデジとは違いますね。。 また物欲が出てきそうです(笑)
utaotoシスターズみたいに目立てば良いのですが、きっとヤマレコのメンバーも知らず知らずに擦れ違ってるんでしょうね。
(私も8月に蓬莱山でシスターズに遭遇しております)
また比良でお会いしましょう
武奈ヶ岳でデビューって、ちょっといいと思いませんか?
シューズを買いに行った店で、店員さんに「どんな山を歩くのですか?」と聞かれ、「武奈ヶ岳・・・」と言ったときの店員さんの表情は面白かったですよ
こんど大峰に行かれるのですか?
夏の台風被害で今年は行けないものだと思ってあきらめていたのですが、ルートはあるんですか?
行けるなら行きたいと思っているので・・・
あの枯れ木がそう見えたのには、きっと訳があったのでしょう
山の楽しさ、辛さ、予期せぬリスク(笑)があることを身を持って教えられたようで。
それにしても、sweetpeaさんの最後の一行、感心しました。
良いアンテナを持っているようで。
monsieurさんも連れて行った甲斐があるのでは。
良い面を伸ばしつつ、山歩きの経験を積んでいかれると良いですね
コメントありがとうございます。
3人にお会いした時には、まるでTVに出ている人に出会ったみたいにハイテンションになってしまって… 大変失礼しました。(笑)
ほんとに娘さんたち 可愛かったです。
小さいのに、ハードな山道をほんとによく頑張りますよね〜すごいです。
おススメの東側、八雲ヶ原や金糞峠を通って登るルートもぜひまた挑戦してみたいと思います。
また山でお会いできたら嬉しいです
コメントありがとうございます。
武奈が岳、何度も登っていらっしゃるんですね。
秋が深まって木々が色づく頃も雪の季節もまた素敵なんだろうなあと想像しています。 ぜひまた違う表情の武奈が岳を訪れてみたいです。 (雪の時期は無理かも )
山登りもはじめてですが デジイチも買ったばかりで、まだ使い方がよくわかっていないのですが とにかく楽しくてワクワクしています。
山ですれ違った時わかるようにヤマレコのバッチ かワッペンみたいなのがあったら声をかけあって楽しいかもしれませんね。
お会いできる機会を楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
ほんとにこの度は初挑戦でドキドキでしたが、 山の楽しさを味わわせて貰って感謝でした。
ここで皆さんのレコ や写真 も見せてもらいながら、また色んな山に登りたい!ととにかくワクワク しているところです。
心のアンテナを澄ませて山からいろんなメッセージを受け取っていけたらなぁと思います。
今後ともよろしくお願いします。
デビュー戦は無事クリアされましたね
sweetpeaさん、良く付いてこられました
急流に落ちてしまうあたり、人によっては「もぅお山はヤダ」となりそうですが、
monsieurさんのフォローが良かったのでしょうね
これから、欲しい山道具が増えたり、行きたいお山が増えて、悩みも増えますが
ハマっちゃってくださいね
pippiさんのコメントを読んで、あれ ???と思って
レコを読み返してみると、 確かにsweetpeaさんが落ちたように読めますね
(ひょっとして、todokitiさんもそう理解されていましたか?)
よろけたはずの彼女は無事に対岸に渡り、支えたはずの私が水の中でした
人生はこんなものですかね
ちゃんとmonsieurさんが水に落ちたと理解してますよ。
sweetpeaさんを落とさなかったのだから、大役を果たされたのは立派です
でも、monsieurさん、まさか自分が落ちるとは思ってないでしょ?
なので、予期せぬリスクと言うことで
いろんな意味でGJです
返信遅くてすみません
プロフのにわとりさん可愛いですね。イラストレーターさんなのでしょうか?
ほんとこれから ハマっちゃいそうです。また色々教えてくださいね。
ハプニングは上記のコメントの通りなんですが
monsieurさん、先に向こう岸に を置いてきてくれた後、私を助けるために戻ってきてから落ちちゃって ほんと申し訳なかったです。
でもそのまま、次に渡ろうとしていた登山者のフォローもしてあげてカッコよかったんですよ。
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