老いた母と歩く高尾山



- GPS
- 03:20
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 206m
- 下り
- 473m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.takaotozan.co.jp/timeprice/lift.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
<高尾山の通行規制について> 今回歩いたコースは、歩きやすく、危険な場所はありませんでした。 台風等による自然研究路の通行規制に関するお知らせは下記URLです。 http://www2.ocn.ne.jp/~takao-vc/ 10/19の情報では、下記の自然研究路は、通行止めです。(復旧見通しは未定) 2号路:北側の一部(1号路霞台園地付近交点⇔蛇滝コース交点) 3号路:全線(土砂崩れのため) 4号路:いろはの森コース⇔山頂(工事のため) <スズメバチの巣> 1号路途中に、スズメバチの巣があるので注意という場所がありました。 |
写真
感想
前回、母と山歩きをしたら、ことのほか喜んでくれたので、
仕事が休みになった平日に、高尾山に行くことにしました。
人が多いイメージの高尾山ですので、人気の稲荷山コースや
6号路は敢えて避けて、人が少なめの道をゆっくり歩くことに
しました。
登りは、エコーリフトに母と一緒に乗りました。
高齢者はケーブルカー利用がいいと注意書きがあったのですが
ちょうど出たばかりで待ち時間が長かったことと、母がこの
リフトに乗ったことがないと言うので一緒に乗ってみることに
しました。
危険がないように手をつないで乗るエコーリフト。
普段、手をつなぐことがあまりないので、お互い、ちょっと
気恥ずかしく、不思議な時間でした。
母は、少し揺れが怖かったようですが、楽しんでくれたようです。
エコーリフトの山上駅では、景色を見ながら、温かいココアと
クッキーをいただき、少し休憩しました。
朝早くから、山の整備をしてくださっている方がいらして、
ありがたく思いました。
とても高尾山らしい1号路を進んでいくと、高齢の方々から、
外国人の旅行者、遠足の子供達まで、様々な人が歩いていて、
とても賑やかでした。
小さい子供達が元気いっぱい遠足をしている姿を見るのも、
母には嬉しかったようです。
「こんにちは」の挨拶に、外国の方々が「こんにちは」と
挨拶を返してくれるのも嬉しい驚きでした。
平日のためか、人の行列はなく、並んで歩くことができました。
母は何度も来たことのある懐かしい場所をまた歩けたことが
とても嬉しかったようです。
ちょうど開催されている「高尾山スタンプラリー」のスタンプを
押すのも楽しいようでした。
山頂トイレは工事中でしたが、5号路にたくさん仮設トイレが
用意されていました。
もみじ台の茶屋、細田屋さんでお昼休憩し、ゆっくり下山。
母の膝の調子がよさそうで、歩きたいというので、1号路から
下山することにしました。
あいにく天気が曇りがちで眺望も悪く、紅葉もまだまだでしたが
道ばたにささやかに咲く花々が可愛らしかったです。
登山道がとても整備されているので、通行止め区間があるものの
安全に楽しく歩くことができました。
関係者の方々に、深く感謝いたします。
kisaragiさん、こんにちは。
お母様と一緒の山行き、素晴らしい親孝行ですね
自分ももう少し母を大事にしなければならないと
思いました。
近くに住んでいるのにたまにしか連絡もしないので
寂しい思いをさせているのかもしれません。
山行きは無理でも温泉にでもいってみます。
これからもお母様と山行き楽しんでください。
「親孝行、したい時には親はなし」ってよく言いますが、すばらしい企画ですね。お二人のいい想い出づくりになりましたね。私も見習わねば・・・。
これからもお母さんあっちこっち連れていってあげてください。
kisaragiさん良い事ですね、私も同じ様に痴呆になりかけのお袋を車に乗せて出かけましたよ、
足も弱っていましたがユックリ後ろに手で支えてそれでも歩きましたよ、
一番の困りは何処かのお店で食事をすると誰にでも聞こえるような声で味を甘いとか塩っぱいとかはまだまし、
自分の口にあわないと「マズイ」とい言い、こちらはお店の人には小さくなっていましたよ、
それでも出来るだけ出かけるようにしてましたよ、贅沢ではなかったですが喜んでいましたよ、
staygold さま、コメントありがとうございます。
もともと山歩きが好きな母で、若かった頃は色々な山に
一人で歩きにいっておりました。
最近、出かけなくなったなぁと思っていたら、高齢の為、
電車の乗り方がわからなくなっていたようでした。
足も丈夫で、体調もいいので、母の老いに気付かず…。
山に行かないのではなく、行けなくなっていたようです。
ちょっとしたきっかけで、始めた山歩きなのですが、
喜んでくれる姿は、本当に嬉しいものですね。
山の木々の匂いや、高尾山の清浄な雰囲気に癒された
一日でした。
お母さんと一緒に登山なんて羨ましいですね
母は4年前に他界しましたが、母は田舎育ちで足腰は丈夫でした。
生前に一度でも・・・と少し悔やまれます。
お母さんを大切にしてください
ShuMae さま、コメントありがとうございます。
久しぶりに一緒に食事をした母の老いに気付いた時、
正直、時間が少なくなっていることに気付きました。
食が細くなり、同じ言葉を繰り返す小柄な母です。
お天気と体調がいい時に、また歩きたいと思っています。
naiden46 さま、コメントありがとうございます。
お母様と一緒に歩く時間を、喜んでいただけて良かったですね。
私も、山では支えたり手を引いたり、母が元気な時にできなかったことが、
自然にできるのが、ありがたく思っています。
お互いにやっぱり少し、恥ずかしかったりするのですが、
「転んで怪我したら来られなくなるからね」と言いながら
手をつないで歩きました。
実際、転んで怪我をしたら背負って下山を覚悟の山なので
手を引くのは簡単で安全なことですよね。
母が繰り返す言葉は、いつもほとんど同じで、
「また山に来られるなんて嬉しいわ」
「本当に、自分の足で歩けるのは幸せなことね」
「下りは転びやすいから、小股であるかなきゃ」
それから、昔一緒に歩いていた山友達の話など…。
母が若い頃に登っていた山と比べると、本当にささやかな
平坦なルートばかりなのですが、怪我をしないように
気をつけて歩きたいと思っています。
認知症の症状がこれからどう進むか不安ではありますが、
喜んでもらえるうちは、できるだけ機会を作りたいと思います。
高尾山は、無理なくのんびりと歩くのに、ちょうど良い山です
時間が許す限り、一緒にあるいてあげて下さいね
sasurai さま、コメントありがとうございます。
お母様の世代の方々は、きっとたくさん歩いて、鍛えて
いらしたのでしょうね。
足腰が丈夫なのは、母の今までの貯金なのかもしれないと、
感じるほど、きれいな歩き方をする母です。
食が細く、体力が落ちているはずなのに、まっすぐ歩ける母に
尊敬の気持ちを持つようになりました。
生き方を背中で教えられている感じです。
take77 さま、コメントありがとうございます。
私も以前から高尾山が大好きです。
ルートを少し変えるだけで、色々な表情を見せてくれて
季節ごとに咲く花々の種類の豊富さに驚かされています。
いい山が近くにあってくれて、本当に良かったです。
kisaragiさん、お早うございます、
>「認知症の症状がこれからどう進むか不安ではありますが」と書いてありましたが私の経験で話をします、
こんな書き方はお叱りを受けるのを覚悟で書きます、認知症になるにはその人によりますが私のお袋には心当たりがあります、
私がガンで退院して家に居る時に買い物から家には全然私はタッチしてませでしたが、
自分にあった食事を作るうちにいつの間にかお袋の仕事を全部私が取り上げてしまい、お袋はやる事がなくなりましたよ、
そしたら認知症がでてドンドン進んでいきましたし、足腰も弱って行きましたよ、
その結果他の人には「お年寄りにはドンドン、コキ使え、出来る範囲は少々危ないことでもイライラしないでやらせなさい」と、
お年なりに自分の仕事が有るのと無いのでは心のハリが違うと思いますよ、「お年寄りはコキ使え」今でも後悔してます
naiden46 さま、コメントありがとうございます。
確かに、思い当たることあります。
祖母が少しふわふわしてきた頃、故郷の父が同じことを言い、
祖母に犬の散歩の日課を頼んで、症状が回復しておりました。
毎日やらなければならない、歩くことが良かったようです。
私もその記憶があるので、母にも…と思ったのですが、
母は犬が嫌いで、便利な都会生活ということもあり、
なかなか思うようにいかないのが現状です。
それでも、できることはできるだけしてもらえるように
工夫していこうと思います。
ガンを患われたとのこと、お体はいかがでしょうか?
私の祖父も同じ病にかかっておりました。
昔と違って今は、いいお薬と治療がありますので、
どうぞお大事になさってくださいませ。
重みのあるご助言に、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
kisaragiさん、こんにちは。
山好きだったお母様ならば、きっとお喜びでしょうね。
昔好きだったからというのもあると思いますが、
子供と行けるというのもうれしいのでしょう。
私も両親と最後に登ったのが高尾山でした。
もう、とても山登りができる体力はないそうです。
そんな父には、父が子供のころからの夢で、
山登りをかなりやったがついに登らなかった山を
私が実現しました。
それは、かなり喜んでくれました。
もう一度、簡単に登れる山に連れて行き、
山を見せてあげたいと思っています。
歩けるうちに、是非一緒に良い思い出を作ってあげて
ください。
登れなくなってからも、人生はまだまだ長いですから。
toratora48 さま、コメントありがとうございます。
そうですね。
「自分の足で歩く」ということは、本当に幸せなことですね。
祖母が、転んで腰の骨を折ってから、車椅子生活なので、
怪我をしないように、自分で歩くことを大事にしたいと
母も思っているようです。
大好きな山ですので、ゆっくり歩きでも、少しの距離でも
母が歩けるうちに一緒に歩こうと、思っています。
toratora48さんのご両親も山がお好きなんですね。
お父様の夢を叶えてさしあげられて、本当によかったです。
山が好きな人だからこそわかる、山の喜びってありますね。
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