大江山迷走@尾瀬(XC)
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,268m
コースタイム
0645 三平峠手前で夏道離脱
0900-0915 檜高山
1015-1200 大江山
1245 上曲沢cont1500
1330-1345 沼山峠休憩所
1445 長蔵小屋
1600 三平峠
1730 大清水着
天候 | はれ。風もほとんどなし。 片品村はさくらの季節。 前橋・熊谷で真夏日。 朝の大清水は+4℃ アイゼンはDEPO。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大江山からの下りで大チョンボ。 大江沢に入るつもりが、上曲沢を下降。 自業自得のアルバイト、conta300登り返し。 当初は治右衛門池とタソガレ田代へ周回するつもりだったのだが・・・。 ●大清水〜三平峠 一ノ瀬までの雪は、帰りにはかなり消滅。沢靴履いてシートラで帰還。 夏道は若干埋まっているが、明るければ迷わない。 conta1700からスキー登行開始。 ●三平峠〜大江山 早稲沢経由で稜線にあがる。快調。 檜高山、頂稜の直下で5mほど雪が途切れる。笹藪漕ぎ。 檜高山北のコルから大江山までは快調に飛ばず。XC適地。 ●大江山迷走(上曲沢源流) 1700のナナシ田代までは快調。 その後、谷が狭まるが、雪国の沢はこんなもんかと勝手な解釈。 1650から沢の音が聞こえだして、ところどころ開口。のどを潤す。 1550の屈曲は完全に開いていて通過困難。右岸小尾根を乗越し。 1500の滝マークで、初めてロストを認識。地図の切れ目手前で気づく。 左岸側・1663に至る急な尾根が、雪べったりだったので登り返し。 肩までツボ足で上がって、沼山峠休憩所までスキー登行。 ●沼山休憩所〜大江湿原〜長蔵小屋〜三平峠 沼山峠周辺は赤リボン豊富で歩きやすい。素敵なところ。 大江湿原を流れる川は、部分的に露出。木道の橋をわたる。 長蔵小屋からは湖畔の水際を行く。来週はキビシイかも。 三平峠への登りはリボン有り。積雪も十分でしばらくは快調そう。 |
写真
装備
個人装備 |
Fischer E89 190cm(フルエッジ・ウロコ細板)
キッカーシール・グリップワックス
沢靴ハイパーV・ネオプレン靴下
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感想
写真・感想のちほど。
XCスキーを履いて尾瀬の森を散策。歩くほどに変化を見せる林相にウキウキする。細板を走らせると、鳥のさえずりが頭上に聞こえる程のスピードがでて笑える。歩幅が2,3メートルにもなるんだもの。小淵沢田代の手前はカンバの単相。雪の白さに負けないくらいのカンバの白さ。どの樹も水をいっぱい吸い上げてはちきれそう。大江山のあたりは、カンバもタンネもやけに細め。昭和の終わりまで伐開が盛んだったのだろうか。点在する湿原の周りは、比較的大きめの樹木が目立つ。重機が入り込めないせいだろうか。
大江山でラーメン食べて昼寝。春の日差しが雪を解かすのか、時折、笹や小枝がはぜる音が聞こえてくる。どこかに木地師とかが暮らしていそうな雰囲気。そういえば、先日『雲・奔る』を読んだ。荘内藩士、雲井龍雄は戊辰戦争の折、沼山峠を越えて上州沼田藩に助力を求めに出向いたという。雪深い国の昔昔のお話し。河合継之助といい雪国の人は義理堅いのか。時流に乗りきれない生き方が良い。
昼寝のあと、尾瀬沼から先の池巡りのことばかり考えていたら、磁石もろくに見ずに下り始めてしまった。地図は何度か見たのだけれど。やはり下りはじめは方角を確認しないと痛い目に遭う。春山でよかった。先週みたいなお天気下り坂の時は日帰りロングには向かないな。池巡りはまた来年のお楽しみ。
<メモ>
久しぶりにひどい筋肉痛:尻・ふくらはぎ・前腕。走りすぎ?
クロカン板:センター49mmは不安定。190も長すぎ。60mm×175くらいがいいかも
キッカーシール:長さ55cmでちょうどよかった。プレートは改良したほうがよさげ。
コメント
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はじめまして。
GWに鳩待峠〜アヤメ平〜大清水のスキー縦走を予定している者です。
白尾山から三平峠経由で大清水に下山するか、直接尾根伝いに一ノ瀬に滑り降りるか迷っておりました。後者の場合、登山道はありませんので、途中で雪が切れると面倒なヤブコギになってしまいます。
こちらのレポートで一ノ瀬付近の積雪の状況がよく分かりました。
あと、1週間でどれくらい雪溶けが進むかは微妙ですが・・・・
ありがとうございます。
らっこさん、初めまして。
プロフ拝見しました。南東北でのテレと沢!!良いですね
白尾山〜三平峠は数年前の多雪の年に歩いたことがあります。いいところですよね。
今回行った感じだと、三平峠への夏道でも、スキーを履けたのはcont1700mから、雪のあった早稲沢のコルが1750、上曲沢は1650付近で登返しの雪面はかなり限定的でした。帰りに眺めた時は、冬路沢左岸林道付近の斜面もほとんど雪はなかったので、直接一ノ瀬へ下ると半分以上スキーを担ぐことになるんじゃないかと思います。
大清水平〜三平峠間は、まだしばらくは雪が繋がってそうなので、遠回りでも楽かもしれませんね。今回、XCブーツ保護と木道スリップ対策&アプローチ用に、沢靴とネオプレン靴下を持っていきましたが、あって正解でした。
ブログの方も拝見しました。
3月に自損事故とのこと。私も12月に自損事故を起こしたばかりなので心中お察しいたします。人に怪我させてしまう可能性が高いので、山よりもクルマの方が怖いですよね。
ところで、ボレースイッチバック。年明けにヤフオクに出してましたが売れ残ってます。よかったらいかがでしょう??
詳細なご説明ありがとうございます。
やはり、雪不足で辛いようですね…
今回、2年ぶりに山に行く相方も居ますので、素直に富士見下に下山しようと思います。
スイッチバックの件は残念です!
手元にあった予備機を一昨日付けたところです。チョット前なら妻のスイッチバックを探していたのですが残念です。
沼山峠付近のタンネにつけられた赤ペンキが3〜4mの高さでしたので、ひと昔前に比べると、もう尾瀬でのスキーツアーはかなり限界な時代ですかね。恐るべし温暖化
4/29に鳩待峠から至仏山日帰りの予定です。今度は130cmのショートXC板で行くので見かけたら声かけてください
29日であれば同じ日に鳩待峠にいらっしゃいますね。
我々は、テント装備を背負った2人組でウロコ板です。
私は、タヌキの尻皮をしてます。宜しくお願いします。
今朝、相方から連絡があり、奥さんの親御さんが亡くなってGWは帰省するようです。
先ほどまで途方に暮れてました…
でも、元々共同装備は有りませんし、クリティカルなルートではありませんので、ソロで行こうかと決断しつつあります。
あらら。相方様におかれましてはご愁傷なことと・・・。
今日は雨でしたね。至仏も下まで雪がつながっているかどうか。
今日の昼休みに戸倉のタクシー会社に電話したついでに雪の具合について聞いたのですが・・・・かなりヤバそうです。
4/29に予定通り行ってきました。
かなり、雪が少なかったです。(平ケ岳にしなくて正解でした。)
鳩待峠の小屋裏で2〜30cmくらいですね。
横田代もアヤメ平も木道が出ています。
白尾山から一ノ瀬方面も覗きましたが、尾根末端の台地手前で雪が切れそうですので、富士見下に下山しました。
テントと豪華夕飯も背負って行きましたが、早すぎて日帰りで抜けました。
田代平の手前(c1700m)辺りから雪がまったく無くなり、板を背負ってプラブーツで下山でした。
まあ、天気と景色は最高に良かったので、全然後悔はありません。
レポです。よろしければご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/raccojp/archives/5522561.html
らっこさん、ごぶさたしてます。
いま記録の方、見てきました。
お天気よくて、気温も高めなGWでしたね。
重荷での木道歩き楽しまれた(???)ようで何よりです。
これから先、年々いけるところが限られてくるんでしょうか。
2〜3月がベストシーズンになるのかぁ。
これから沢シーズン。
南会津はちょっと遠いけど機会があればご一緒させて下さいませ
ぜひ、良い沢、雪山、藪山があればお誘いください。
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