蓬莱山から鋸岳を経由して位牌岳(愛鷹連峰)
- GPS
- 08:21
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 900m
- 下り
- 881m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 8:20
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
蓬莱山から位牌岳間はクサリ場が多数ありますが、鎖が古くなっていたり、ハーケンが抜けている箇所がありますので、鎖を過信しない方が良いと思います。一部の鎖は新しくなっていました。 前岳から北尾根取付迄は急な下りです。比較的安全ですが、こちらも油断は大敵です。 |
その他周辺情報 | 今回は車だったのでお店の数は多くはありませんが、大野路で反省会ができました。 |
写真
装備
MYアイテム |
tarancho
重量:0.35kg
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個人装備 |
GPSロガー
歩数計
財布
計画書
地図
コンパス
GPS地図ダウンロード
ヘッドランプ
帽子
バンダナか手ぬぐい
筆記具
保険証(山岳保険証も)
ファーストエイドキット
シェルター
携帯電話
ボトルホルダー
水
時計
非常食
携帯バッテリー(要稼働確認)
ナイフセット
カトラリーセット
タフケット
タオル
テーブル
軍手
ペーパータオル
ウェットティシュ
食料(詳細別途)
クッカー類(詳細別途)
ストーブ(種類別途)
燃料(詳細別途)
ビレイグローブ
スリング
ヘルメット(帽子も)
カラビナ
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感想
本日は、初の愛鷹連峰の位牌岳への山行です。位牌岳は良いのですが、鋸岳を経由するルートなので、慎重になっています。
事前にヤマレコでルートを調べましたが、なかなか厳しそうな道程です。経験者と登るのですが、そんなに甘くなさそうと感じました。そんなわけで、少し緊張しながらのスタートです。
【松永くん】
山神社に松永塚がある。そこの看板が、なかなか深い。
以下に転記します。
----- ここから ----- ここから ----- ここから ----- ここから -----
昭和三年十月十七日の日本晴れに、静岡商業生、松永敏男君は学友風間君と共に愛鷹山頂に遊ぶ。
この時、突然の地震が発生、此れを景気に大暴風雨に遭遇、慌てた二人は、位牌岳の原生林に迷い込み右往左往やっと鋸岳を超えた所で力尽き果てた松永君は風雨の中で休んだままに息絶えてしまった。
この悲惨時に、登山道さえあったら・・・と、愛鷹六峰に亘る登山道の企画、設営の中心となったのが当時の県立御殿場実業学校通学中の須山学生団、勝又清士・勝呂志三・桜井金次郎・宮崎文平・杉山文雄・土屋秀男の六氏だった。
魔の愛鷹への重曹・横断コースの設営は苦難の連続だったかが、村民一致の協力・応援を得て完成する。
昭和十三年には、越前から見た「富士山」が五十銭紙幣図として日本中に紹介されて登山者が増加。
さらには、平成の世になって須山地区民多年の宿望だった「富士山須山口登山歩道」の再興をも導いた。
顧みれば、それから七十余年未だ遭難者尽きず。
愛鷹山の開祖となった松永君。登山道の開祖となった六氏の在りし日を偲び。只管登山者の安全を祈願して止まない
----- ここまで ----- ここまで ----- ここまで ----- ここまで -----
「顧みれば、それから七十余年未だ遭難者尽きず。」で唸ってしまいました。
丁度、丹沢で遭難事件があったばっかりだし…
誰にでも起こる可能性があるわけだし…
次は自分かも…
なんて事を読みながら考えていたのでした。
皆で、位牌用にならないように…っと言いながら写真撮ってましたね。
【割石峠迄】
駐車場から割石峠迄の道は、やや荒廃した感はありますが、基本的に歩きやすい山道です。いや、伏流水の川の上を歩く為、石だらけなので、歩きやすいわけではないですね。
でも、道標もありますし、ケルンや、テープもありますので、迷う事は少ないと思います。勿論、分岐やピークでは方向確認を忘れずに。
石割峠に到着すると、岩と岩の間から駿河湾が見えます。この岩と岩の間を登って来る人もいるそうです。なかなかハードなルートですね。
あまりにも景色が良いので、もう、ここがゴールで良いと思えます。
目的地は位牌岳なので、進みます。
【蓬莱山から鋸岳】
石割峠から少し進むと、「ご遠慮ください」の看板。この看板はレコで何度も見ました。ちょっと緊張感が増します。でも、何故か皆笑っているんだけどね。
ここからヘルメットを装着。スリングも出そうか迷ったけど、過去のレコを読んでみると、そもそも鎖にはテンションをかけられないという事だったので、取り敢えず様子を見る事にしました。
ここから、鋸岳迄はあまり写真を撮る余裕がありませんでした。基本的に、鎖場とトラロープの連続で、足場も少ない為、緊張の連続です。一番怖いのは、ハーケンや、ロープの支柱が抜けている箇所があり、迂闊にテンションをかけられない事です。
慎重にトラバースし、鋸岳に到着です。しかし、山頂の看板も標柱もありませんでした。下に「鋸」の文字が書かれた朽ちた板が(^^;
【鋸岳から位牌岳】
鋸岳から暫らくは平坦な山道が続きます。その後、また、鎖場の連続になるのですが、前半程の緊張感はありませんでした。慣れちゃったかな。
同行者が一ヶ月位前に通った時は、鎖が途切れていて、トラバースに苦労する場所があったようですが、その部分は補修されていたようです。
それにしても、このルートは、進むにつれて、富士山が良く見えるように、なってきます。
クサリ場の後は急登が続き、間もなく位牌岳です。
【牡蠣パスタ】
以前にやってから、お気に入りになった牡蠣パスタが、本日の昼食です。レシピは過去に書いているので省略です。
記録ID: 1427811
に書いています。だが、しかし、今日は葱を入れるのを忘れてしまったのでした。
それにしても、今回はヤマメシじゃないのに、豪華なお昼ご飯でした。
写真が撮れてないけど…
【膝が…】
前岳からの急勾配を下山中の事です。
今回も案の定、膝に痛みが出ました。膝だけじゃなくて、捻挫した足首にも痛みが出る事があったので、捻挫を庇う事によって、膝に負担をかけているのかもしれないですね。
そして、下山すると痛みが消えるんだよね。
──2019.6.4 追記
2019.6.2に割石峠から愛鷹登山口への道を歩いた。「百十三戸共有境界」の石碑に勝田三平の名が掘られていた。写真を比較すると違いが良くわかるね。
…って書いた後に気が付いたんだけど、此方は表側から撮っている写真じゃなかったよ。
この時のメンバーは
・ KBちゃん
・ ITさん
・ SOさん
・ CYちゃん
・ YRちゃん
・ KRちゃん
・ 私
の7人でしたね。忘れないように追記しておきます。