日光白根山 北面中央リッジ お手軽お手頃なマイナーアルパインルート
- GPS
- 09:03
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 896m
- 下り
- 895m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチには沢沿いの冬道を使いましたが、落石危険箇所と三俣での道迷いに注意です。三俣は一番右の沢に入り途中から一本左の沢へ小尾根をトラバースします。 白根山北面は中央リッジに向かいダイレクトに詰めますが踏み抜きまくりです。ってか今年は雪が緩みまくってます。 中央リッジは浮石が多く、ロープの擦れによる落石が頻発します。残置無しなのでプロテクションは全てNPです。カムやスリングを多用しました。 |
写真
感想
超マイナーなアルパインルートを嫁さんと3年振りに再訪してみました。
まともなクライマーは相手にしないショボルートで、こんな所誰も登らないらしく残置支点等一切有りません。と言う訳でオールNPで全ピッチリードしましたが、それがこのルートの魅力的なところかなと思います。
グレード的には掘銑個度なので楽しく登れるルートで、浮石の多い箇所でのロープの流れ、プロテクションの決め所や終了点をどう作るか等、色々考えるのが楽しい良いルートだと思います。
前回登った時は30mロープで今回は50mを使用しました。その為ピッチの切り方が異なっています。また、グレードの感じ方もメンタル的に1回目よりも余裕が出来た為か簡単めに感じました。
1P、40m、掘銑
北面を中央リッジに詰め、斜めに掛かるルンゼを渡った先のチムニー状が1Pのスタート地点です。下部が核心ですがピナクルやトンネル状にスリングが掛けられ、カムも使えます。上部はザレ斜面から氷のルンゼ状になり、ルンゼの途中に有る左側の岩にスリングとカムで終了点を作りました。
2P、40m、
ロープは要らない感じですが、コンテに替えるのも面倒なのでスタカットで。ルンゼの続きからザレの斜面になり、岩壁の基部で終了です。終了点はピナクルからスリングで作りました。
3P、30m、
正面に見える岩壁を登ります。左側のクラックが弱点で今回はここを登りました。カム使えます。すぐ右隣にチョックストーンのチムニー状が有り、まるで赤岳主稜の1Pそっくりです。多分鍵未詫りそうなのでそちらも面白そうです。岩壁を抜けると草付き斜面から気持ちの良い草原広場に抜けます。終了点は右側に見えるルンゼ頭のピナクルにスリングで作りましたが、正直微妙なので左側の岩も探ったら良かったと思いました。
ギア類は大体以下の通りです。カムとスリングが活躍しました。ナッツ、ヌンチャク、ピトン類は今回出番無しでした。
カム キャメロットC4 #0.3〜#3 計7
カム キャメロットC3 #1〜#2 計2
ナッツ #1〜#9 計9
スリング ダイニーマ120cm 4
スリング ダイニーマ180cm 1
捨て縄(自作スリング兼用120〜180cm) 4
ヌンチャク 3
アルパインヌンチャク 1
ピトン 2
イボイノシシ 1
ビレイ器とかエイトカンとかカンツキ 適量
おまけ、前回の北面中央リッジの記録はこちらです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-623751.html
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