笹子雁ヶ腹摺山
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- GPS
- 03:10
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 689m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笹子峠からの登りは最初は急です。この登りを過ぎれば、頂上手前の急登まではなだらかな道です。途中道が二手に分かれますが、どちらからも行けます。新道は南側が開けたトラバース道ですが、道幅が狭いところがあるので注意が必要です。 下りは斜度はそこそこありますが、歩きにくい道ではありません。鉄塔のところで予定していた道とは違う道に入ってしまいましたが、しっかりと踏み跡があり、迷うことなく目的地に下りられました。 |
その他周辺情報 | 下山した新中橋に料理屋がありましたが、予約制とのこと。少し歩いた「やまびこ」で下山後のビールとおそばをいただきました。笹子駅周辺は笹一酒造の酒遊館くらいしか飲食できるところはありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
メガネケース
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感想
秀麗富嶽12景、最後に残った1座は笹子雁ヶ腹摺山。最後に残った二つをこのGW期間に制覇してしまおう、ということで、二日連続の登山です。二日間とも家から行けないこともないのですが、ちょうど残った二つが笹子近辺の山でしたから、初日の滝子山から下りてきたところにある初狩駅前の「大和屋旅館」に宿泊しました。この旅館、以前高川山に登った時に見つけて、「こんなところに旅館が…」とちょっと気になっていたのです。宿泊してみるとなんともユニークな宿でした。以下に挙げてみると…
・GWなのに直前でも予約できる!(よかった)
・HPにチェックイン15時からと書いてあるので、「15時」というと「15時は早いから16時で」と言われる。(確かに15時は早いですよね...)
・到着したらいきなり鍵を渡され、自分で部屋を探すシステム。キョロキョロしていると、後からおばちゃんがついて来て口頭で「その奥です」と指示される。(番号だったらわかったんだけど、「ひのき」とかだから自分で探すのは難しい...)
・夕飯時、宿泊客が私一人しかいない(GWなのに)。
・お椀にとろろ昆布と刻みネギが入れてあり、「あとから味噌汁入れてくれるのかな?」と思っていたら、「これ分かりませんか?」と言われ、醤油をかけてお湯をポットから注いで出してくれた。豪快な料理(?)だ。(てかこれ最初から分かる人いるのか?)
・夕飯メニューが市販品や冷凍ものばかりで、作ったものが一品しかない(いんげんの卵とじ)。
・朝食時、宿泊客が2名になっていたのだが、なぜか広い食堂の片隅にある一つのテーブルに二人分並べて食事が置かれている。(なんか気まずい)
・陶器の入れ物に蓋がされているので、茶わん蒸しかな?と思って開けてみると梅干が8個くらい入っている。(塩分取りすぎだろ)
・朝食は、納豆・海苔・梅干・漬物・生卵・佃煮。(って全部市販品やないかーい!)
・食堂に「安全食品の宿」みたいな紙が貼ってあるのだが、安全なのは当たり前である。(作ってないから)
・浴衣200円って書いてあったからせっかく部屋着持って行ったのに、浴衣は最初から部屋に置いてあり、会計時しっかり200円取られていた。(あー、荷物増やしてしまった…)
とまあこんな感じですが、全体的に掃除は行き届いていてきれいだし、ビールは大びん550円と良心的な値段だし、悪い宿ではないですよ〜。皆さんも是非一度体験してみてください。
さて、そんな宿を後にして初狩駅前からバスで新田に向かいます。バス停が道の片側にしかないバス停から乗るのは初めてで、(バス停がない方側だったので)停まってくれるか、ちょっとドキドキしました。バスも空いており、乗った時点では先客は地元の方らしき方が1名だけでした。笹子駅から何組かの登山客が乗ってきて、追分、新中橋、下新田でそれぞれ降りて行かれました。私は終点の新田まで行き、舗装路で登って行きます。途中「矢立の杉」の看板のある所から散策路に入ります。明治天皇の碑を過ぎて一登りすると矢立の杉。木の中は空洞になっており、以前は中に入れたようですが、今は入れません。音声ガイドはゼンマイ式で20回手で回さなければならず、無駄に体力を使わされます。音声ガイドのほかに、杉良太郎の歌のボタンも別にあり、計40回回しました。
杉良太郎さんには歌っていていただいて、その間にさっさと先へ進みます。散策路をずんずん進んでいくと旧笹子隧道に到着。ここに駐車スペースがあり、今日は4台停まっていました。もう一台くらい停められそうです。そこから5分もしないうちに笹子峠に到着。ここから本格的な登山道が始まります。
最初はロープや鎖の設置された急な登りです。ですがこの急登もすぐに終わりなだらかな道となります。もうこの時点で標高1100mを越えていますので、単純な計算では登りはあと200ちょいです。やがて道は尾根道と新道の二手に分かれます。新道を選択しましたが、南側の開けたトラバース道で、ほぼ平坦な道でした。尾根道のほうが楽しかったかな?合流地点ではツツジがきれいに咲いていました。
合流後すぐに鉄塔があり、鉄塔越しにきれいに富士山が見えます。ここから最後の急な登りです。階段が設置されており、危険ではないのですが息が切れます。この登りを登り切ると頂上。これで秀麗富嶽12景制覇です。山頂は狭めで、富士山も木が邪魔して他の秀麗富嶽の山頂ほどきれいには見えません。ただ、ここから少し下ったところにきれいに見えるスポットがあります。ですから、笹子峠ピストンの方も、反対側に少し下ってみたほうがいいです。この日は下ってから行こうと思っていたお店があったので、昼食も用意しておらず、完全制覇の山頂ですが早々に退散します。
下山道は斜度はそこそこあるものの、歩きにくい道ではありません。ぐんぐんと高度を下げ、1188mピークを過ぎてさらに進むとやがて鉄塔に出ます。ここから道を誤り、予定していた道とは違う道に行ってしまいましたが、GPSで確認したところ何人もの方が通られている道でしたので、そのまま下山。途中小さな祠がありました。踏み跡や道もはっきりしており、まったく問題はありません。お墓の裏から前に出て、笹子駅方面に歩こうとしたところで料理屋を発見。予定を変更していってみようかと思いましたが、ちょうどお店の外に出てきた店員さんに聞いてみると、予約制とのこと。結局予定通りそこから少し歩いたところにある、「やまびこ」でおそばをいただきました。甲州街道沿いということもあってか結構混雑していました。初めにビールとつまみを頼んだのですが、すぐに「お食事の注文は?」と聞きに来たので、「あとからもりそばを」と注文し、そろそろ準備をお願いしようかと思った頃に来てしまいました。タイミングを聞いてほしかったけど、まあ、混んでたから仕方ないね。おそばは結構な大盛りでしたよ。ここから笹子駅までは私の足で徒歩25分ほどですから、標準タイムにすると40分弱くらいでしょうか。
笹子駅近辺には笹一酒造の「酒遊館」と「笹子餅」で有名な「みどりや」があります。食事ができるのは「酒遊館」くらい、「やまびこ」から駅までの間にお店は見当たりませんでした。
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