風雪の平ヶ岳から会津駒ヶ岳、南会津の山巡る山旅（mokomokoさん無念途中リタイヤ！）

2018年05月03日(木) ~ 2018年05月08日(火)

• GPS: 128:00
• 距離: 66.7km
• 登り: 3,822m
• 下り: 4,622m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:30
• 合計: 3:30

11:30 鳩待峠
12:30 13:00 山ノ鼻
15:00 宿泊地

2日目

• 山行: 10:30
• 休憩: 1:00
• 合計: 11:30

5:00 宿泊地
7:20 7:30 ススヶ峰 手前
8:40 8:50 赤倉岳
10:00 10:20 スズヶ峰
11:30 11:40 ジャンクション・ピーク(ＪＰ)
12:50 13:00 白沢山
14:10 平ヶ岳
16:30 ジャンクション・ピーク

3日目

• 山行: 9:40
• 休憩: 0:10
• 合計: 9:50

6:40 宿泊地
10:00 景鶴山
11:10 与作岳
14:20 東電小屋
15:00 15:10 元湯小屋
15:10 段吉新道
16:20 温泉小屋・三条ノ滝・御池方面分岐
16:30 幕営地

4日目

• 山行: 8:12
• 休憩: 1:14
• 合計: 9:26

6:40 幕営地
7:28 裏燧橋
7:40 天神田代・渋沢温泉分岐
9:08 上田代
9:26 御池田代
9:38 10:42 御池登山口
10:54 大杉岳登山口
12:50 13:00 大杉岳
14:12 電発避難小屋
16:06 幕営地

5日目

• 山行: 1:55
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:55

11:35 幕営地
11:40 大津岐峠
13:30 駒の小屋

6日目

• 山行: 6:50
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:00

6:40 駒の小屋
6:50 会津駒ヶ岳
9:20 三岩岳
9:40 10:10 避難小屋
10:30 10:40 めまうだ湿原(三岩大池)
11:20 11:40 窓明山
12:50 13:00 家向山分岐
14:20 国体コース入口(旧道)
14:40 窓明の湯

天候

1日目（5月3日）曇り
2日目（5月4日）朝のうち晴れ、曇り、アラレ後吹雪、夕方より晴れ
3日目（5月5日）朝のうち薄曇り、のち晴れ
4日目（5月6日）晴れ夕方薄曇り、夜中雨
5日目（5月7日）雨
6日目（5月8日）朝の晴れ、のちガス

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

鳩待峠待合所から鳩待峠　980円
タクシーを呼んでくれたお陰で早く着いた。

コース状況／危険箇所等

1日目
一カ所、沢を渡る所があった。石伝いに渡れたが、水量によっては怖いかも。
2日目
赤倉岳の山頂付近の稜線は痩せている。
3日目
景鶴山は痩せ尾根と今にも崩れそうな残雪で嫌らしい。与作岳から少し下ると藪が出てきた。藪を回避するための雪の片斜面をトラバースする場面が多数有り、滑落に注意したい。
4日目
特になし
5日目
会津駒ヶ岳の小屋直下の富士見林道は痩せ尾根で夏道と残雪でいやらしい箇所があった。
6日目
尾根が広いところあるので、ガスったら面倒くさがらずコンパスで方向を確認した。
　　　　　

その他周辺情報

○山の鼻の至仏山荘は営業中。
ビール、日本酒、ワインなど何でも揃う。食堂もやっていた。
御池は自販機があった。食堂も営業（11：00〜？）していた。

○駒の小屋は完全予約制で素泊まりのみ。料金は３０００円。暖かい布団と毛布。トイレは別棟
ビール、日本酒、５００円。オリジナルグッズあり。

○下山後の入浴は、窓明の湯を利用。６５０円でシャンプー、ボディーソープ、ドライヤーあり。コインロッカーがある。２００円入れて、出し入れ自由で、１００円返却されるシステム。

○会津高原尾瀬口駅の売店の食堂は１６：００まで
改札ちかくの食堂「ふるさと」は営業していた。

写真

5/3 11:06

鳩待峠休憩所
食堂も営業していた。

5/3 11:07

名物の花豆ソフトが食べたかったが、我慢した。

5/3 11:28

350缶　320円、　500缶　430円

5/3 11:39

木道に雪があると、とても滑りやすい

5/3 11:56

木道の焼印

5/3 11:58

木道橋を渡る

5/3 12:32

山の鼻

5/3 12:39

至仏山荘
パラダイス！

5/3 12:40

350缶　460円
山奥に入ると値段が上がる

5/3 12:41

気温16℃。暖かい。

5/3 12:44

天気が悪かったら、山の鼻でテントの予定だった。
誘惑に負けて赤ワインとビールを購入。
天気が良い（といっても曇りだが）ので、後ろ髪引かれて先に進むことにした。何でも揃う夢の世界です。お金があれば・・・。

5/3 12:56

尾瀬植物研究見本園、辺り？
踏み抜き注意

5/3 12:59

山の鼻を振り返る

5/3 13:08

猫又川の上流を目指す

5/3 13:27

渡渉ポイント。他にもっといい場所があると思う。

5/3 14:03

さらに進む

5/3 14:32

さらに進む

5/3 14:39

進む

5/3 15:40

テン場。近くに雪解け水が流れて水取が楽だった。

5/3 16:44

入山祝いで焼き肉

5/3 16:54

肉を食べて元気を出すよ。

5/4 5:27

2日目。珍しく早く出発できた。
至仏山は存在感あり

5/4 5:48

天気良く最高

5/4 6:23

尾根で6人パーティーが出発準備していた。

5/4 6:35

もうすぐ稜線に上がる

5/4 6:38

稜線直下の穏やかな雪面

5/4 6:41

至仏山、あんたは本当にデカイ

5/4 6:49

稜線を進む

5/4 6:58

朝のうちははっきりと見えた

5/4 6:59

赤倉岳ピストンに最適なベースを探しながら登る。

5/4 7:35

マイナー12名山の一つ「赤倉岳」を単独で目指す。
不調のmokomokoさんはテントを張ってテントキーパー。

5/4 7:48

ススヶ峰

5/4 7:53

赤倉岳を見据える

5/4 8:00

別角度から

5/4 8:01

山頂は更に先に延びている尾根の先であり、今見えるのは山頂ではない

5/4 8:04

天気が悪くなってきた。
至仏山にガスがかかってきた。

5/4 8:18

雲行きが怪しい

5/4 8:21

スズヶ峰を振り返る。その後見えなくなる。
そして短時間アラレが降り注ぐ。

5/4 8:26

やや尖っている稜線

5/4 8:38

山頂を表すのはこの三角点。
マイナー12名山らしくて好きだ。

5/4 8:46

山頂

5/4 9:01

山頂を振り返る

5/4 9:03

帰路は少し天候が回復

5/4 9:18

赤倉岳の南方へ延びる
オミキスズ岩、矢種山方面

5/4 10:18

mokomokoさんの待つベースキャンプに戻ってきた。

5/4 10:28

ススヶ峰の湿原

5/4 10:43

雪面の下はススヶ峰の断崖

5/4 10:44

大白沢山とのJP（ジャンクションピーク）を目指す。

5/4 10:46

目指す

5/4 11:07

大白沢山が見えた。上部は藪のようだ。

5/4 11:08

目指す

5/4 11:44

JPに到着。mokomokoさんはテントキーパー。
雪の降りしきる中、スコップを振るい整地作業。
単独で平ヶ岳ピストンへ向かう。

5/4 12:35

白沢山手前で、朝お会いした6人パーティーのテント。

5/4 14:02

平ヶ岳山頂の計測ポール？

5/4 14:11

平ヶ岳山頂
天気が一番悪い時に到着

5/4 15:13

帰りに立ち寄らせていただきました。

5/4 15:17

越後の山々

5/4 15:21

振り返る

5/4 15:29

マイナー12名山　赤倉岳

5/4 15:29

至仏山とススヶ峰

5/4 15:32

1920mPを見据える。
下った鞍部の樹林帯で丹後山を目指す2人パーティーにお会いした。

5/4 15:32

ススヶ峰

5/4 15:32

ここの登り返しが堪えた

5/4 15:52

会津駒ヶ岳方面。
遠いな、本当に行けるのだろうか。

5/4 16:04

平ヶ岳を振り返る。
あと2時間早く天候が回復してくれればと思った。

5/4 16:10

ズーム

5/4 16:16

正面に大白沢山。
このヤブを越えればmokomokoさんの待つベースキャンプだ。

5/4 16:25

無事に戻ってきました。

5/5 6:36

3日目　スタート
大白沢山の北斜面を巻く

5/5 6:44

大白沢池は雪の下

5/5 6:45

トラバース中

5/5 7:09

本日の至仏山

5/5 7:18

大白沢山を振り返る

5/5 7:22

目指す景鶴山。
ずーと前から気になっていた山だ。遠くからでも分かる特徴のある山。
今回初です。

5/5 7:22

平ヶ岳
今日も時折雪がちらつく

5/5 8:31

西側からは難しそうだ

5/5 8:54

北斜面をトラバース。
途中から、急斜面を登り山頂を目指した。
あれ、山頂の標識がない。
と思ったら、その先に本当の山頂が見えた。
戻ることにした。

5/5 9:10

景鶴山の北の湿原

5/5 9:25

急斜面をトラバース

5/5 9:44

本当の登り口は東の尾根からでした。
単独の方が調度、山頂から降りてきて様子を聞くことができた。

5/5 9:48

最初は雪斜面。
北側は切れ落ちているので注意。

5/5 9:50

さすが300名山。踏み跡はしっかりある。

5/5 9:51

あと少し

5/5 9:52

やったー初の景鶴山山頂。

5/5 10:13

緊張から解放されて。同時に天候が急激に回復
景鶴山を振り返る

5/5 10:23

またまた平ヶ岳

5/5 11:13

景鶴山は存在感あり

5/5 11:14

至仏山

5/5 11:38

与作山からの下りでヤブを避けて嫌らしいトラバース

5/5 12:14

進む

5/5 13:11

うわー。やだね。

5/5 13:12

もう少しで、笹山。ここで単独の方とお話

5/5 14:13

東電小屋が見えた

5/5 14:15

到着

5/5 14:23

尾瀬ヶ原に雪はない

5/5 14:27

東電尾瀬橋

5/5 14:27

橋

5/5 14:27

橋

5/5 14:55

温泉小屋

5/5 15:18

段吉新道を進む

5/5 17:25

途中の小沢が流れる場所で幕営

5/6 6:43

4日目スタート。
本日も晴天なり

5/6 7:52

天神田代

5/6 8:31

湿原

5/6 9:00

上田代の「平ヶ岳を眺望　テラス・ベンチあり」の付近

5/6 9:31

御池田代

5/6 10:47

尾瀬御池ロッジ。
ここでmokomokoさん無念のリタイヤ。
※ここから、写真が変なモードになってしまいました。
暗めに写ってます。

5/6 10:54

大杉林道登山口

5/6 13:16

鳥の巣。小さい。

5/6 14:12

電発避難小屋。

5/6 15:55

稜線

5/6 16:59

大津岐山の山頂にて幕営。
22：00頃から雨が降ってきました。
次の日は1日雨の予報。

5/7 11:41

5日目スタート、本日は雨
※ここから写真復活。
大津岐峠埋まっている
駒の小屋まで約2時間なので、時間調整して山頂を11：30に出発

5/7 11:52

振り返る

5/7 12:35

駒の小屋までは、大きく下って登ってと、遠い

5/7 12:55

最後に痩せ尾根と岩場が出てきて慎重に進む

5/7 13:31

駒の小屋到着。

5/7 14:51

本日の宿泊者は、キャンセルが出ていたためなんと私一人だけ。
管理人御夫妻と親睦を深めることが出来ました。
色々とありがとうございました。
今度はmokomokoさんと二人で行きます。

5/7 14:51

水、大事

5/7 14:51

なんだかほんわかする文字

5/7 16:15

ストーブのお陰であったか。

5/7 16:15

雨が降り続きます。
小屋泊まりで正解。

5/8 6:41

いよいよ、最終日の6日目スタート。天気良し

5/8 6:43

越後の山々1

5/8 6:43

越後の山々2

5/8 6:48

会津駒ヶ岳
折角の写真が、レンズ汚れ。
しっかりしなさい。（泣）

5/8 6:54

気を取り直してマイナー12名山の一つ「丸山岳」

5/8 6:54

大戸沢山を目指す

5/8 7:04

丸山岳方面

5/8 7:13

中門岳は真っ白

5/8 7:33

会津駒ヶ岳を振り返る

5/8 7:44

三岩岳が迫ってきた

5/8 7:51

ヤブっぽいところは樹林帯から巻いた

5/8 8:10

ヤブを振り返る

5/8 8:33

大戸沢岳を振り返る

5/8 9:16

山頂は直ぐそこ

5/8 9:28

三岩岳到着

5/8 9:43

三岩岳避難小屋に到着

5/8 9:44

裏側

5/8 9:44

入口の横が破損

5/8 9:44

正面

5/8 10:17

どこだっけな？

5/8 10:52

保太橋沢

5/8 11:03

花

5/8 11:05

三岩岳を振り返る

5/8 11:37

窓明山　山頂

5/8 11:52

下山
ガスってきたので、コンパスで方向を確認して慎重に進む

5/8 11:58

標高1700mぐらいから夏道が出ていた。

5/8 12:08

下山
ブナ林の斜面に残雪有り　下山方向に注意

5/8 12:58

家向山尾根1493m

5/8 13:27

下山

5/8 13:28

石楠花

5/8 14:23

窓明山登山口

5/8 14:24

保太橋沢

5/8 14:36

萌え

5/8 14:38

窓明の湯
バスの時間が迫り、速攻で入った。

5/9 15:06

最後に駒の小屋オリジナルグッズ
mokomokoさんへのお土産でツキノワグマ

5/9 15:06

手を入れて口をぱくぱくして遊ぶと楽しい。
喜んでもらえました。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

山人

当初の計画では毎度お馴染みの朝日連峰の藪尾根を計画していました。しかし例年になく雪解けが進み折角の長期休暇が藪こぎで終わりそうなので、標高が高いところからスタート出来る尾瀬に今年のGWは行くことにしました。

尾瀬から、奥利根の山々を巡り越後までのルートも候補に挙がりましたが、藪こぎを避けて南会津の山へルートを延ばす事にしました。

天気が良すぎた連休前半に比べて、入山していた連休後半は、全体的に天気が良くなく（不安定）吹雪かれることもありましたが、見込み通り稜線の積雪は例年よりも少ないながらもばっちり残っており、予定通り赤倉岳と平ヶ岳を往復できました。

300名山の景鶴山は人気で多くの方とすれ違いました。

与作岳からの下りでは、雪解けの早さの影響をもろに受けてヤブが結構上の方から出てきて時間が掛かりました。
入山時にお会いした群馬県警の山岳パトロールの方に、例年よりも2mは積雪が少ないので藪こぎになるだろうと言われていましたが、その通りでした。

なんとか予定通り御池に到着したものの、入山前に風邪を引いたmokomokoさんの体調が悪化したためにmokomokoさんは無念のリタイヤ。帰宅することになりました。

御池から大杉岳までの登り返しが暑くて堪えました。
ペースが上がらないままなんとか大津岐峠直下まで進み幕営。なかなかいいところでした。

大津岐峠から駒の小屋まで例年この時期ならば雪堤が続いていると思いますが、今回は所々雪が消えていました。小屋直下の岩混じりの痩せ尾根では雨も降っていたこともあり慎重に通過しました。

駒の小屋から三岩岳避難小屋までは一カ所を除いてきれいに雪が付いていました。雪が切れていたところも西側の樹林帯を簡単に通過できました。

窓明山からの下山道では、標高1700m付近から下は7割ほど夏道が出ていました。
最終日は誰にも会わずに静かな山でした。

移転して新築再開した窓明の湯は内湯のみのこじんまりしたものになっていましたが、新しいだけあってきれいでした。湯加減も良かったです。次回はゆっくり浸かりたいです。
ただ、コインロッカーは入浴料を考えると、返却式でないのが残念です。