秋の牛ノ寝通りを小金沢山へピストン
- GPS
- 09:07
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,434m
- 下り
- 1,412m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 未確認 ■道の状況:(松姫峠〜榧ノ尾山)平坦な尾根歩きで特に問題個所なし (榧ノ尾山〜石丸峠)標高差500mの登りだが、急登は少なく歩きやすい (石丸〜小金沢山)小金沢山の登りは踏み跡細く、行く手を見失い易いので注意 ■入浴:小菅村の「多摩源流 小菅の湯」 600円/一人 アルカリ泉で湯上がり感が良い |
写真
感想
去年の秋に大菩薩嶺に登った時の事前調査で気になった「牛ノ寝通り」
先週末のsumikoさん達の記録(→ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-145401.html)を見て、早速同じコースで小金沢山を往復することにした。
(他のコースを調査する時間もないし)
小田原から2時間強、5時過ぎに松姫峠の駐車場に着くと平日なので思った通り1台も止まっていない。
いつもどおり車の中で簡単に朝食をとり、6時過ぎに登山口を出発。
多分ほとんど人はいないコースで熊が気になるので、熊鈴を大きめに鳴らしながら進む。
登山口から100mほどひと登りすると、あとは小さなアップダウンがあるものの標高1,300m台の平坦な登山道がずっと続く。
長丁場なのでできるだけ抑えて歩きたいところだが、初めての道でどれくらいかかるか読めず、どうしても時計を気にしながら歩いてしまう。
道は牛ノ寝の尾根の明るい木立の下を辿る。落ち葉が一面に敷き積んでサワサワと音を立てる。
葉っぱは色づいているもの、これからのものとまちまちだが、紅葉の中心は既に1,300m付近より下へ移っているのではないかと思う。
平坦な道を2時間ほども歩くと榧ノ尾山(かやのおやま)で、ここからやっと峠への本格的な登りが始まる。
既に結構な距離を歩いた後の登りなのでちょっと気が重いが、道は枯葉でフカフカ、大した急登もないので思いのほか楽に石丸峠に到着。
ここまですれ違ったのは一人だけ。
まだ10時前なので、日のあるうちに下山できることは確実になり少し余裕ができる。
石丸峠からは南アルプスの展望が良いが、昨年と違いまったく雪がなく残念。
狼平へ一旦下ってから小金沢山への登りにかかるが、ここから山頂までが今回のコース唯一最大の難路だった。
踏み跡は細く、途中から岩棚に沿ったり、木の根を渡るような場所が続き、稜線に出ても木々の狭い間を抜けながら進む。
少し脇見をするとすぐに進路を見失う。周囲を良く見て注意深くリボンを探していく必要がある。
頂上直前で仲間で登っているらしい10人ほどの団体を追い越す。
ここまでずっと一人だったので挨拶を交わすとなんか嬉しい。
頂上で記念写真を撮ってあげて、お礼代わりにドライフルーツなどをごちそうになった。
小金沢山の頂上は木立で半分くらい視界が遮られるが、富士山の展望は素晴らしい。
歩いて来た牛ノ寝通りも眼下に眺められる。
ここで休憩して昼食を摂り、11時ちょうどに下山開始。
登りと同様に歩きにくい道を下っている途中に3、4組とすれ違う。
狼平から登り返して石丸峠を12時前に通過。
この調子なら3時頃には登山口へ戻れるだろう。
牛ノ寝通りは午後になって日の光がやや後方から射すようになり、色づいた葉を裏から照らすので紅葉が凄く映えるようになった。
1,600〜1,700mくらいから次第に赤や黄色に染まった木が出てくる。
榧ノ尾山まで下りてくると紅葉は一段と増す。
この尾根は大きな背の高い木々が多いので、横を見るより上を向いて頭上の葉っぱを見ると、赤、黄、緑のハッとするほど美しい組合せがあって驚く。
注意して足元を見ると、道に積もる枯葉も高度が下がるにつれてその種類や量がだんだん変わってくる。
長い長い牛ノ寝通りなのに、きれいな色の木々を目にするとどうしても撮影したくなってさらに時間がかかる。
結局石丸峠からの下りも登りと同じくらいの時間がかかって3時15分に登山口に戻る。
石丸峠から下山するまでは誰ともすれ違うことはなかった。
登山口の駐車場にも自分の車以外には小菅村役場の車1台しか止まっていなかったので、ほかに登った人もいなかったようだ。
GPSの記録では往復で沿面距離が25kmとひどく長く、腰が痛くなった。
今回は時間のプレッシャーと熊の不安があって、あまり余裕なく歩いてしまった。
このルートをもう一度歩くとしたら、
1)上日川辺りから石丸峠へ登って牛ノ寝通りを下りのみに使い、小菅へ下山して入浴&宿泊。
2)単独ではなく、仲間や家族と歩きたい。
と思った。
※ Tadが所属する「山岳写真ASA」のHPはこちら ---> http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/
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