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Yamareco

記録ID: 1461358
全員に公開
講習/トレーニング
日光・那須・筑波

岩登りトレーニング (御岩山)

2018年05月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
tanakaa その他14人

コースタイム

日帰り
山行
1:09
休憩
5:46
合計
6:55
9:40
37
スタート地点
10:17
16:03
32
岩山トレーニング場所(御岩山)
16:35
ゴール地点
勤労者山岳連盟(労山) 茨城県連は、この場所を岩山トレーニングに利用することについてあらかじめ関係機関の許可を頂いています。 GPSルートはあえて示しません。
天候 晴〜曇
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
初参加でしたが、この壁のさらに左側の壁を登りました
2
初参加でしたが、この壁のさらに左側の壁を登りました

装備

個人装備
クライミング用品 借りた物: クライミングシューズ ハーネス エイト環 ATC (Air Traffic Controller) + 環付きカラビナ デージーチェーン 115cm? + カラビナ(セルフビレイ用) チェストハーネス用スリング カラビナ数個 ヘルメット 自分の物: スリング 150cm x 1 120cm x 1 60cm x 2 環付きカラビナ x 1 カラビナ x 2
備考 手持ちのヘルメットを忘れた

感想

勤労者山岳連盟(労山) 茨城県連 の岩トレに初参加しました。

昨年11月に同山岳連盟傘下の「つくばね山の会」に入れていただきました。
折角ですから、○○教室と名がつくこの会のイベントには参加しようと思って入ったところです。

毎月開催の岩トレには興味津々でしたが日程が合わず、今回ようやく参加できました。...というか、今回は見学のつもりでしたが、初心者講習となり、ベテラン3人がかりでみっちりと実地訓練付きで教えて下さいました。

3時間ほどの講習で、5mほどの壁で3回の登りとクライムダウン、懸垂下降、ビレイ、8mほどの壁で1回岩登りと懸垂下降を教えて頂きました。

まさか自分が岩登りや懸垂下降をこの年で初体験するとは! 
この場に行くまでは夢にも思っていませんでした。
新たな知識を教わって体験して楽しい一日でした。はじめてにしては、すぐにきれいにできるようになったとほめていただき、それもあって大変に楽しい時間でした。 本当にありがとうございました。

講習の内容(備忘録)

1. 装備
まず、シューズ、ハーネス、スリングのチェストハーネス、ヘルメットを装着。
ハーネスのギアラックにATC、エイト環、カラビナをジャラジャラ、チェストハーネスに余分なスリングを。

2. セルフビレィ
ハーネス正面のビレイループに環付きカラビナを付ける。その環付きカラビナにセルフビレイ用のデージーチェーンとカラビナを付けておく。デージーチェーンを短くしたい場合はカラビナを2個使い、縫い目がほどけた場合にカラビナが脱落してしまうことを回避する。

生木なら根本の側、動かない岩などにスリングをかける。
デージーチェーンの先のカラビナを引っかける。

上りはじめと、上り終わりで、それぞれセルフビレィを行う。

3. ロープをハーネスに装着する
ロープの先端が地面につく程度にして、ヘソの高さでロープを持つ。
ロープのその位置で、ロープ1本のエイトノットを作る。
ロープの先端をハーネス正面のビレイループと同じ経路に通す。
ロープの先端を使って、元のエイトノットをひも2本の結びにする。
ロープの余った先端をフィッシャーマンズノットにして始末して、ほどけることを防ぐ。

4. クライミング、クライムダウン
ロープで確保して貰いながら、5mほどの壁の登りと下り
三点で支持、次の足の位置を見つける、体重移動する、乗る。

つま先立ちは筋肉疲労を招く。
岩に沿うように足を置くとガニ股になり、自由な移動を妨げる。
岩に正面向きに足を置いてかかとを下げ気味にすると、疲労が少ない。
体を岩から離すと足元がよく見える。
余分な力が入らない美しい姿の移動を心がける。

必要に応じて「テンション」や「ストップ」、「降ります」と声をかける。
危ないときは「テンション」と声をかけて、万が一の落下の落差を最小限度にする。

登り切ったところで、セルフビレィを行う。

5.トップが設置したスリングとカラビナの回収。
上り途中に実施。
・回収したスリングやカラビナをチェストハーネスにかける。

6. 懸垂下降
左利きなので、ハーネス左側のギアラックのカラビナにエイト環の大きな環を付けておく。

エイト環の準備
・ビレイヤー側のロープが自分の体の外側になるようにセットする。
・エイト環を取り落とさないよう、常に体から離さない手順で操作する。

(ロープの自分側が左、相手側が右になるように持つ)
左側のギアラックについたエイト環の大きな環に、ロープをつまんで上から入れて、下から引きだしてネックにかける。
エイト環の小さい環をハーネス正面の環付きカラビナに付ける。
左側ギアラックのカラビナからエイト環を外す。

ロープのたるみを調整する。

上まで登る。セルフビレィ。「ビレイ解除」と下に声をかける。

エイト環のロープを調整する。
(私が楽な手で)エイト環の上を右手、エイト環の下を左手で持つ。「降ります」とか「ダウン」とか声をかける。

ロープで確保して貰いながら懸垂下降をはじめる。
ロープに体重を預けて、岩を歩くように静かに下降する。
消防士のようなジャンプを繰り返す下降はしない。(余計なテンションがロープにかかることを防ぐためだと思う。)

降りきったら一度しゃがんで、ロープのたるみを作る。
セルフビレィ。
エイト環からロープを外す。

7. ATC を使うビレィ

ATC の準備
左利きなので、左側のギアラックのカラビナにATCを付けておく。

まず、セルフビレィをする。

ATCにロープを通してから、ハーネス正面のビレイループについた環付きカラビナに取り付ける。

ロープの自分側の端から約1.5mの位置に大きめの結び目を作る。終端に気付かずにロープを送り、ビレイ不能になるのを避けるため。

突然荷重がかかってはね飛ばされても自分が転倒して岩に正面衝突して怪我することのないよう、セルフビレイのスリングにゆとりのたるみを持たせ、かつ適切な距離で岩に向かう位置に立つ。

ビレイする間は、常にどちらかの手でロープを持ち、適切な早さでロープを送る。

ロープの引き方
右手でATCの上、左手でATCの下を持つ。
右手でATCの上のロープを持ったまま、片膝を前に進め、同時にATCの下の左手を前に押し出してロープを引く。
右手でATCの上のロープを持ったまま、片膝を戻しながら、左手を下に下げる。
左手はそのままの位置でロープをつかみ、右手はATCと左手の間に移動させてロープを持つ。
右手でロープを持ったまま、左手をATCの真下に移動してロープを持つ。
左手でロープを持ったまま、右手をATCの上にする。
これを繰り返す。

「テンション」や「ストップ」と声がかかったら、対応する。

ビレイ中に急に荷重がかかり、前に飛び出す体験も。人の重さを支える立ち方の重要性を実感させられた。

「ビレイ解除」と声がかかったら、次の行動まで待機。

「ダウン」と声がかかったら、ロープを繰り出していく。

8. その他
(使い終わったカラビナをギアラックに取り付けたら、次に使いやすいように、回してゲートを外に向けて置く ?)

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