白馬岳(雪を求めて白馬大雪渓へ)
- GPS
- 09:17
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,828m
- 下り
- 1,819m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スタート地点の猿倉山荘付近は積雪無し。林道途中から雪道となる。雪渓下部は融雪が進行しており、沢の流量多め。スノーブリッジも薄くなっており踏み抜き注意。雪渓上は標高2200mあたりまでは傾斜も緩く歩きやすいが、2200mから上はストックないしピッケル利用が必須。雪質は午前早い時間は溶けた雪が氷化しておりアイゼンが刺さるも気温上昇とともにザラメ状態となり、途端に効きが悪くなるので早朝からの行動が望ましい。 白馬頂上山荘から山頂までは完全に夏道が露出しており山荘でアイゼン脱着して登頂。 |
その他周辺情報 | 八方の湯(利用料800円) http://hakuba-happo-onsen.jp/happo/ 【北陸、新潟方面から】 深山の湯(道の駅小谷併設)がおススメ。利用料660円。レストランで500円以上の食事をすると半額の330円。 http://www.otarimura.co.jp/original3.html?mode=pc |
写真
感想
5月も下旬となり雪山も終盤。
貴重な晴れ予報の日曜日、たっぷりな雪と戯れる事が出来る日帰り圏内はどこか?
直感的に白馬大雪渓が思い浮かび、早朝3時に自宅を出発。途中、富山〜新潟県境に差し掛かるところで雨が激しく降り始めるも気にせず長野入り。猿倉山荘に到着した5時半にはすっかり雨も止み、森の中は清々しい朝の空気感に包まれ、否が応にもこれからの山行に期待が高まる。
猿倉山荘玄関脇のポストに登山届を出し、午前6時ちょうどに出発。林道序盤は日陰の一部を除き夏道。やがて1kmほど進むと雪道に変わり、砂防堤の渡渉ポイントを速攻通過していよいよ待望の雪渓歩きがスタート。
デブリランドを想像していたが意外にも白馬尻手前の1箇所のみで雪渓上はずっとフラットな感じ。表面は溶けた雪が薄く氷化しててザラメ状態な割にはグリップも効き、標高2100mあたりまではチェーンスパイクで快調に歩行。それが仇となりアイゼン履くタイミングを逃し、傾斜がキツくなった2200mあたりでいよいよスパイクの爪が刺さらず足元が崩れ停滞。滑落の2文字が頭をよぎり、慎重に30mほど先の岩場に取り付きようやくアイゼン装着。
ホッとひと息つき、以後はガシガシ直登で白馬岳頂上宿舎まで。山頂に近づくにつれて風も強まり(体感的に風速15mほど?)、背中を押される様な感じで白馬山荘に到着。建物脇でアイゼンを脱ぎアタック開始。20分弱で着いた山頂からの景色は遠く能登半島や白山まで見渡せ、雪を抱いた立山連峰が眼前に広がる様はまさに絶景。
下りもダイナミックな雪渓歩きを充分に堪能しながら思う存分雪と戯れ、麓では鳥のさえずりに癒されながらの森林浴と最高に贅沢な一日を過ごせた。今度は「花の白馬」も訪れたい。
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